触られて気持ち良くなると、無理に我慢せず、声を出すようにもした。
細い声で俺が「あっ・・・」と漏らすと、奥さんは決まって嬉しそうに目を輝かせ、ペニスを握る手に力がこもる。
それがまた俺の気持ち良さを掻き立てた。
俺からも遠慮せずに体を触り返すようになった。
もちろん湯の中でだ。
向こうから触ってくるのに“お返し”するわけだから、拒絶されたことはなかった。
やはり子供というか、どちらかと言えばオッパイの大きな人が好みだったが、よく見たら小さめでも可愛い形の人がいる。
垂れ具合も柔らかさも人それぞれだ。
乳首や乳輪は色も形も大きさも様々だったが、指先で弄っていると、どの女性のも大きく硬くなってくる。
これは発見だった。
さらに大きな発見は、勃起した乳首を刺激すると気持ちいいらしい、ということ。
ある奥さんは、乳首の先端を爪の先で引っ掻いたら、「ひゃっ!」と身を引いた。
指先で弾いたら、「やあん」と気持ち良さそうに目を閉じる奥さんもいた。
乳房全体を揉まれるのが好きな人もいたし、手のひらで全体を揉みながら2本指で乳首をクリクリする効果的なテクニックも習得した。
どんな刺激を加えたら女性が反応するか、学習するのに時間はかからなかった。
慣れてくるとオッパイ以外にも手を伸ばすようになる。
弄られながら「気持ち良すぎて・・・」という感じで甘えながら手を伸ばしたら、案外拒まれない。
尻や脇腹、内股に反応する奥さんが多かった。
当然、オマンコも標的だ。
最初はおっかなびっくり陰毛を撫でる程度だったが、すぐにそれでは満足できなくなり、少しずつ指を進めて地肌に触れてみる。
陰唇に手が触れると、たいていの奥さんは体をビクッとさせるか、「あっ」と小さな声を上げるか、何も言わず太股をよじらせるようにした。
中には小声で、「こらっ、どこ触ってるの」と言ってくる奥さんもいたが、そのまま触り続けて怒られたり、突き放されたりしたことはなかった。
まあ考えてみれば、彼女らもずっと俺に同じことをしてきたわけだし。
陰毛の濃さや形が人によって違うことは、長年の女湯通いで知っていた。
ただ、毛の下にあるのが穴か割れ目かも知らなかったし、穴や割れ目の場所も、陰唇の広がり具合も、随分と個人差があって驚いた。
男の股間にもこんなにバラエティがあるのかなと考えたりもした。
正直、触るだけなら柔らかいオッパイの方が好きだった。
でもオマンコの方が触ったときの反応が大きくて、それも子供の興味を引いた。
しばらく弄ると、湯の中でも分かるくらいヌルヌルしてくる。
乳首をたっぷり刺激した後だと、オマンコを触る前からヌルヌルの人もいる。
『オッパイやオマンコを刺激→気持ちいい→ヌルヌル』
子供なりに、俺の頭の中でこんな図式が完成した。
何人か触ると、個性豊かな中にも基本構造みたいなものがあると分かってくる。
もちろん実際に間近で見たことはなく、指先だけで学習した成果だ。
穴は広い人、狭い人様々だが、子供の指ならたいていすんなり入った。
指を進めると、「そこはダメよ」と拒否する奥さんもいたが、そんな時もすぐそばの肉の突起をしばらく撫でると腿の力を緩めてくれる。
『クリトリス』という単語を知ったのはずっと後だが、その活用法は早くから学んだ。
指を出し入れすると、「あっ・・・あっ・・・あっ」と小さな声を漏らす人も結構いた。
何人目だったか忘れたが、横田さんという奥さんに触られた時のことだ。
料理屋で働く30歳手前のスラリとした美人だが、胸もないし体は今ひとつ。
ただ感度は良くて、肉薄なオッパイから突き出た濃い色の乳首を弄ったら、歯を食いしばるような表情になって息を荒くした。
ボリュームに欠ける乳房に長居できなかった俺は、すぐ下半身に手を伸ばした。
横田さんの股間を触るのは初めて。
濃くて長い陰毛をかき分けて指を這わせると、初めは「こらっ」と軽く睨まれたが、特に怒っている風でもない。
指の腹で全体を愛撫すると、無意識にか脚を少し広げて触りやすくしてくれた。
指先の動きをクリ周辺に集中させてみる。
横田さんのは他の奥さんより大きかったような気がする。
軽く撫でると、皮に隠れていた“中身”が顔を出した。
全て指先の感触が頼りだ。
剥き出しになったクリを指先でつつくと、横田さんは「ウッ・・・」と声を上げ、背筋をこわばらせ、嫌々するように顔を振る。
明らかに胸とは違う反応だ。
俺は面白くなって、細い指先でクリを摘んでこねたり、人差し指と中指を膣に挿し込みながら親指でクリを揉んだりしてみた。
横田さんは口を開けたまま、「はっ、はっ、はっ・・・」と短く息を漏らす。
さらに調子に乗った俺は、2本指を曲げて膣の内壁を引っ掻くようにしながら、親指を細かく左右に震わせて、往復ビンタみたいにクリを弾いてみた。
その時だった。
「はううっっっ・・・!!」
目を瞑ったまま横田さんがいきなり湯船の中で背筋をピンと突っ張らせ、ブルルッブルルッと体を震わせた。
俺の指を飲み込んだ膣が急に締まって浅くなり、中から何かが噴き出したような感じ。
いきなりの変化に俺の方がビックリした。
横田さんは大きく息を吐くと、普段とは逆に小さな俺の肩に頭をもたせかけた。
しばらくぐったりしていたが、呼吸が落ち着くとゆっくりと顔を上げる。
いつもは心持ちきつい感じの目が、その時はトロンとしていた。
「んもう・・・イッちゃったじゃないの・・・」
もちろん俺には何のことか理解できなかったが、何かとてつもないことをしてしまったような気分になった。
といっても、別に怒ったわけではないらしく、彼女は湯船を出るまでずっと片腕で俺の肩を抱きながら頭を撫でてくれた。
銭湯を出て部屋に戻ろうとしたら追ってきた横田さんに呼び止められ、敷地の隅に連れて行かれた。
真剣な表情が少し怖かった。
「さっきみたいなこと・・・私はいいけど、よその奥さんにしちゃダメだよ」
「・・・痛かったの?」
「痛くはないよ。でも、何て言ったらいいかな。変になっちゃうから・・・」
確かにあの瞬間、彼女が“変”になっていたのは分かった。
「う、う~ん」
俺が曖昧に答えると、横田さんは了解したと勘違いしたのか笑顔になって、「そう、いい子ね」と、俺の頬に軽くチュッとして去っていった。
もちろん約束は守らなかった。
そもそも約束したつもりもない。
子供の指先で女に起きた不思議な現象を探求することで幼い俺の頭はいっぱいだった。
誰でも“イッちゃう”ものなのか?
どうすれば“変”になっちゃうのか?
湯船で奥さんたちに悪戯されるたび、俺は片っ端から反撃を試していった。
これがなかなか骨が折れた。
オマンコの形状に個人差があるのは知っていたが、どこが感じるかは本当に人それぞれ。
文字通り“手探り”の連続だった。
横田さんのようにクリを触るとビクッとする奥さんが多かったが、膣の中をこねると気持ちよさそうに声を漏らすおばさんも結構いる。
指先が偶然触れた肛門に反応して、こんな所で感じる人もいるんだと驚いたり。
女の体って複雑なんだなと感心することしきりだった。
強く押し込み過ぎて「痛いよ」と言われ、恐縮したこともある。
刺激されて危ないと感じたのか、「はい、おしまい」と離れる奥さんもいた。
それでも初心者なりに頑張ったら、それなりに成果は出てくるものだ。
3、4人もイカせれば、なんとなくコツのようなものも分かってくる。
こっちは低学年女子に間違われるくらいの子供だし、相手の警戒心は薄い。
奥さんたちからすれば、ちょっとした悪戯の延長のつもりだったんだろう。
湯に浸かってリラックスした状態だし、相手も「えっ?」と戸惑っている間に臨界点を突破してしまった、という感じではなかったかと思う。
オーガズムにもバラエティがあって、小さく何度もイク若奥さんもいれば、刺激しても平気な顔でニコニコしてて、意地になった俺があちこち弄ったらいきなり、「あんんっ・・・!」と爆発したように絶頂に達するおばさんもいた。
ずっとウットリした表情のまま、最後までイッたかどうか分からない人もいた。
山下さんに「随分と立派になった」と言われた俺のペニスだが、実際どれくらいの大きさだったかは、正直よく覚えていない。
男湯には入らないし、学校のトイレで隣の奴を覗き込む趣味もなかったから、そもそも他の男性の性器はほとんど見たことがなかった。
何人かの奥さんが悪戯しながら「ここだけは一人前ね」と言っていたから、同年代の男子よりは立派だったんだろう。
ただ、色は薄いピンクだし、根元はツルツル。
平常時は亀頭の半分くらいが皮に包まれていたはずだから、かなり歪んだ発育の仕方だったかもしれない。
モノが成長するにつれ、触られる快感も日ごとに鋭くなっていった。
最初にお触りした山下さんと、その次に悪戯し合った時だ。
彼女も俺のことがお気に入りらしく、オマンコを触ったのは初めてだったが、「あら、エッチねえ」と言いながら普通に受け入れてくれた。
もっとも、まさか俺が指テクの鍛錬を積んでいたとは思わなかったみたいで、クリと膣の2ヶ所攻めに、「えっ?えっ・・・あっ・・・」という感じで陥落。
ビクビクッと体を震わせてイク姿に、変な言い方だが「可愛い」と思った。
「そんなこと、どこで覚えたの?」
呼吸が落ち着いた後、山下さんは驚いたような表情で呟く。
何も答えずにいると、彼女はニヤリと笑みを浮かべて背後に移動し、湯船の中で後ろから俺を抱き締めると、両手で勃起を包み込んだ。
片手で竿を扱きながら、もう片手で玉袋を揉んだり、指先で肛門をつついたり。
さらに上半身に手を滑らせて、俺の小さな乳首を指先で刺激する。
肛門や乳首を刺激されたのは初めてで、気が狂いそうな気持ちよさだった。
背中には俺が大好きな柔らかいオッパイの感触。
山下さんは耳元で「気持ちいい?」とつぶやき、ペニスを扱く手の動きを速める。
それまでも興奮して何かが込み上げてくるような感覚を経験したことはあるが、この時はその“何か”が臨界点を突破したみたいだった。
「あ・・・あっ・・・」
情けない声が俺の口から漏れた次の瞬間、頭の中が真っ白になった。
体がブルブルッと震え、腰がガクンガクンと痙攣する。
山下さんが後ろから支えていなければ風呂で溺れかけたかもしれない。
尿道から何か出た感じはないから、射精はしなかったようにも思う。
それでも生まれて初めての本格的なエクスタシーだった。
「ふふ、気持ち良かった?お返しよ」
悪戯っぽく微笑む山下さん。
俺は間の抜けた虚ろな表情のまま、(そうか、女の人がイクと、こんな感じになるんだ)と、ぼんやり考えていた。
<続く>
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