結婚して約20年になります。
2人の息子も大学の進学のため自宅を出て都会暮らし、夫婦2人で平凡な生活を送っていました。
夫はまじめで大人しい性格で、特に不満もなく過ごしていました。
子供たちが自宅を出てから、暇を持て余した私はパートに出ることにしました。
特に資格もない私はスーパーの青果の担当として野菜のカットなどをしていました。
同僚の中で一番仲良くなったA子は私より少し年上で、母子家庭でした。
その息子のK太は21歳で、母親を助けるために高校を出てすぐに建築関係の仕事に就いていました。
とてもまじめで、今時珍しいほど好青年でした。
A子の家を訪ねることも増え、K太とも顔見知りになり、職場の飲み会などの帰りにK太がA子を車で迎えに来ることがあり、ついでに私も一緒に送ってもらっていました。
そんなある日のことです。
その日も職場の飲み会があり、K太が迎えに来てくれました。
でも、その日はA子が飲み過ぎてしまい気分が悪くなってしまったので、A子を先に自宅に送り、その後で私を送ってくれることになったのです。
私の自宅まで車で10分ほどの距離です。
その車中で、K太に彼女がいるのか聞くと、まだ付き合った女性はいないと言っていました。
母子家庭で、家計を助けるために大学への進学も諦めて高校生の頃からアルバイトをしていましたから、何となくわかる気がしました。
と同時に、なんだか可哀想な気がしました。
その日は週末で、主人も飲み会で遅くなると連絡があったので、家まで送ってくれたK太に、「コーヒーでも飲んでかない?」とお礼も兼ねて聞くと、喜んでくれました。
息子と同年代のK太と話しているうち、息子たちが自宅を去った寂しさが紛れるような気持ちになりました。
30分ほどの時間でしたが、その日を境にK太との距離が縮まりました。
「いつでも僕を足代わりに使ってください」
お互いの携帯番号とメールアドレスを交換しました。
でも、そのことはA子には内緒でした。
それはK太の希望でした。
それから一月ほど経った頃、主人が出張で3日ほど留守にすることになりました。
主人が出張の時は、高校時代からの女友達と飲みに行くのが恒例でしたので、その日も夜に集まりました。
主婦の集まりは早い時間に切り上げるので、夜の10時頃にはお開きになりました。
お開きになる少し前にK太にメールをすると、『迎えに行きます』と返事がありました。
K太は友達も少ないので、息抜きに家を出るのは苦にはならないと言ってくれました。
K太に自宅まで送ってもらい、またコーヒーを誘いました。
主人も出張でいないので、いつもよりくつろいでいました。
同年代の息子が置いていった小説や漫画本のことを思い出し、K太を2階の息子の部屋に案内しました。
それが間違いの元でした。
部屋の中に入り、漫画を読み始めたK太を残し、私は1階に下りてシャワーを浴びて着替えることにしたのです。
「15分ほどで出るから、ここで読書していてね」と言っておきました。
早めのシャワーを浴び着替えて2階に戻ると、K太はまだ漫画本を読んでいました。
「家に持って返って読んでもいいからね」
そう言うと、「じゃあそうする」と3冊ほど手にとって一緒に部屋を出るときでした。
後ろからいきなり抱きついて、胸を掴んできたのです。
「おばさんが好きです」
K太は呼吸も荒く私を床に押し倒しました。
私は必★に抵抗し、逃げようとしましたが、若い男性の力には敵いませんでした。
あっという間にシャツを脱がされて、ブラを剥ぎ取られて、K太は露わになった胸にしゃぶりついてきたのです。
嫌と思う気持ちは一瞬で消え去りました。
息子と同年代のK太に乳首を吸われているうち、息子がまだ赤ん坊の頃、お腹を空かせて乳首を激しく吸っていた姿が思い浮かび、だんだんとK太に母性が芽生えてきたのです。
激しく胸に吸い付くK太を、愛おしいと思い始めたのです。
抵抗はいつの間にかやめていました。
それに気がついたK太はすぐに、私を押さえる腕の力を弱めてくれました。
K太は、「おばさんが好きです」と「ごめんなさい」を何度も繰り返し言いました。
ふと、K太がまだ女性と付き合ったことがないという話を思い出しました。
K太の初めての経験が、嫌な思い出になるのは避けたいと思いました。
「若いから仕方ないよ。おばさんも悪いから」
K太は驚いて動きを止めました。
「おばさん、僕はまだ童貞なんです。おばさんと初体験したいんです」
その言葉を聞いて、私は決心がつきました。
親孝行なK太を男にしてあげたいと思いました。
「K太くん、わかったよ、でもおばさんには夫も子供もいるの。それにお母さんには絶対に内緒にしたいの。秘密は守れる?」
「約束する」という返事が返ってきました。
私が主導権を握り、K太と結ばれました。
K太の硬くて熱い塊が私の中に挿入されたとき、主人を裏切った罪悪感に襲われましたが、それもK太の腰の動きとともに快楽へ変わっていきました。
その日は危険日ではないと頭で計算し、K太の最初の精液を膣の奥に受け止めました。
何とも言えない快楽と興奮で頭はクラクラし、久しぶりに女の喜びで満たされました。
若いK太は私の体を貪り続け、3時間ほど離しませんでした。
そして夜中に帰って行きました。
それからしばらくK太との関係は続きました。
このままではいけないと思いながらも、まだまだ女の私の体はK太を求めていました。
K太と関係が出来て半年ほど経った頃です。
A子が、「話があるから会って欲しい」と言ってきました。
嫌な予感がしました。
そして予感は的中しました。
A子は私とK太の関係を聞いてきました。
A子はK太の携帯電話を盗み見したそうです。
そのメールで疑いを持ち、私と会う現場も見たと言いました。
もう言い逃れは通用しませんでした。
しかし、意外にもA子は怒ってはいませんでした。
それどころか、「K太を男にしてくれてありがとう」と礼を言われました。
「でも、K太の将来のこともあるから別れて欲しい」と言われました。
そして母親であるA子が知ってしまったことはK太には言わないで欲しいと頼まれました。
それからすぐに私はK太と別れました。
K太も理解してくれました。
いつまでも私と不倫を続けることが出来ないことをK太はわかっていました。
それが去年のことです。
今でも時々思い出します。
A子との付き合いは続いています。
でも、K太の迎えの車には乗っていません。
先月、会社の飲み会の帰り、A子が聞いてきました。
「ご主人と夜の営みはどうなの?」と。
正直に、「忘れた頃に求めてくるぐらいかな」と話すと・・・。
「K太とご主人、どっちがよかった?」
答えに困りました。
私は笑って話題を変えました。
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