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濡れていくビキニ−由衣姉が見せた恥態









- 1. いつも面倒みてくれた自慢の従姉 -






 僕が小学校低学年だった頃、家によく遊びに来ていた従姉がいた。高校に上がったばかりで、名前は由衣。僕はいつも「由衣姉」と呼んでいた。




 僕は家庭の事情で母親しかいなかったので、母が仕事で遅くなるときは、決まって隣町から由衣が自転車で駆けつけ、幼かった僕の面倒を見てくれた。年若いわりに料理も得意で、夕食を作ってくれたりもした。いわば僕にとってみれば、お姉ちゃんのようで、家族に近い感覚だった。




 由衣はよく黒髪を後ろで結わえていた。そのせいか顔が小さく見えた。目鼻立ちがわりとしっかりしていたので、南国育ちかとよく人から聞かれるそうだ。それは由衣が学校で陸上部に所属しているとかで日焼けしていたせいもあるだろう。健康的で艶やかな感じの肌は、若さを表していたと同時に、ちょっとした色気も感じさせた。




 実際すらっとした長身の美人だったので、中学生の頃によく大人の男性からナンパされたことがあるそうだ。




 子どもの僕が見ても、由衣姉が美人だということは意識していた。近所でも評判だったし、近所に住む年上の高校生のお兄さんからも「あの子は誰なの?」と聞かれることがあった。それがちょっとした僕の自慢でもあったのだ。




       *       *       *




 ある日、僕はテレビCMで銀色ラメのビキニを着たモデルさんが浜辺で駆け回っている様子を見て、子供心に「かっこいい」と思った。




 そして何を思ったか、僕はその水着を自分の手でつくって、由衣姉に着てもらいたいと考えたのだ。今思えば笑うしかないが、当時の僕は真剣そのもので、由衣姉に喜んでもらいたい、かっこよく着てもらいと純粋に思ったものだ。




 ただ、僕は幼かったし、水着を布で作るなんて技術も発想もなかったものだから、柔らかい画用紙か何かに、クレヨンを塗って切り抜き、凧糸を通し、見よう見まねで作ったのを覚えている。




 しかもご丁寧にも上下セットで、相当クオリティーの低いものだったとは思うが、僕は喜々として由衣にプレゼントした。




 由衣は怒るどころか、その拙い出来の水着に大笑いして喜んだ。

 そして、純粋な僕の目を見て「試しに着てみようか?」とも言った。

 今思えば、あり得ない話で冗談としか思えないが、そのときの僕は真剣に受け止めた。




「うん、着てみてほしい!」




 さらに僕は純粋な気持ちで、馬鹿げた提案も付け加えた。






「ここで着てみて」




 もちろん性的な興味なんかこれっぽっちもなかった。そのときの僕は、単に女の人はどうやってこういう水着を着用するのか知りたかったのだ。男子だったら、単純にパンツをはくように水着をはけばいい。でも女子にはトップスがある。それはどうやってつけるのか? そこが問題だったのだ。




「でも恥ずかしいなー」




 さすがの由衣姉もそれには笑って快諾してくれなかった。いま思えば、そりゃそうだ。




「やっぱり恥ずかしいのか。じゃあ僕も一緒に脱ぐ?」




 この一言に彼女は笑った。




 ひょっとすると、このときの純粋な僕の発言が、キッカケだったのかもしれない。




 彼女が急に真剣なまなざしになって、フッと笑ったのを覚えている。そのときの表情が大人びていて、僕は少しだけドキドキした。




「じゃあここで着替えよっか」




 由衣はそう言ってくれたのだ。




「うん!」




 僕は興味津々で元気よくうなづいたのだった。

2. 目の前で水着に着替える由衣 -






 由衣は笑ったときの白い歯がきれいだった。それは健康的な小麦色の肌に対照的なせいだろう。よく映えた。




 同じく、僕に背中を向けてTシャツを脱いだとき、よく焼けた肌と真っ白なブラジャー跡のコントラストが印象的だった。




 由衣の背中には色艶がありキレイだと思った。小学生なから女の人の肌の美しさに感動したのは初めてだった。




「由衣姉の背中、キレイだ」




 僕は思ったことをそのまま素直に口にした。いま思えばずいぶんと大人びた台詞だったと思う。




 由衣はピクっと背中を震わせた。




「そ、そう? ありがと‥‥」




 なぜかは由衣は動揺していた。その時の僕に、その理由はわからなかったが。




 肌だけではなく、背中のラインも美しかった。小顔で首の長い由衣は、首筋から腰にかけてのラインがスラリと長く強調された。




 そして腰からヒップにかけて、女性らしい優しいカーブが描かれ、キュッと上がったお尻へと流れていく。




 由衣のはいていたジーンズのウェストには少し余裕があったみたいだが、ベルトがなくとも、形の良いぷりっとしたお尻のおかげでずり下がることもなかった。




 僕に背を向けていた由衣は、目の前でブラのホックを外すと、素早く両腕を抜いた。




 派手な装飾もないスポーツブラだったように思う。ワイヤーがないタイプでも、ピッチリと張り付いていたせいか、取ったあと、背中にはその跡がついていた。




 由衣はくるりと振り向くと、伏し目がちに僕を見て笑った。少し表情は硬かったが、彼女はいつもの笑顔をつくろうとした。




 そして−−




 由衣は大胆にも、胸元を隠していた両手を後ろに回し、僕の前で惜し気もなくバストを見せたのだ。ピッチリとしたブラの跡は、背中にだけでなく、バスト周辺にもくっきりとついていた。それを見たとき、ふだんは人の目に触れることのない部分を、僕はいま見ているという不思議な感覚があった。




 それはお風呂場で見せる母親の胸はまったくちがって見えた。それほど大きいというわけではない。ちょうど由衣自身の手のひらにすっぽりと収まるくらいのサイズで小振りの方ではあったと思うが、その形は円形で、内から膨らませたかのような小気味よい張りがあった。




 自分の母親を見る限りバストはふにゃふにゃと柔らかいものであって、むしろ垂れていた。由衣のそれは思春期特有の青い硬さを保ちながら、ほどよい柔らかさを残している感じだった。




 全体的に小麦色の肌ではあったが、バスト周辺だけ日焼けが及んでいないようで、乳白色の膨らみが二つ、身体から離れ小島のように浮かんでいた。




 彼女は陸上部であるはずで、このような日焼けはしないはずだ。となると学校以外で夏に海やプールへ出掛けたのかもしれない。正確にはその時のスポーツブラには肩ひもがなかったので、おそらく水着のビキニの形に白くなってしまったのだろう。




 そして‥‥白い膨らみの頂点には、鮮やかなピンク色の乳首があった。真っ白な肌に、淡い桜色のアクセント。




 これも母親のそれとは異なっていた。黒ずんだ頂点ではなく、淡い色の乳輪が清らかな印象を与え、まだ幼い蕾であることを象徴していたように思う。




 由衣は上半身裸のまま、今度はわざわざ両手を頭の後ろに組み、ポーズをとった。まるでそれは、僕に秘密の部分を見せてしまったという罪悪感と、その一線を越えてしまった以上、どうせならすべてを見てほしいという興奮気味の期待感が交じっていたように思う。




 表情には決意めいた真剣さと、その緊張感からくる震えが頬に現れていたし、時折、僕の反応を確かめるように、期待のこもった視線をチラチラと送って来たりもした。




 両手を頭の後ろに組んでいることで、由衣の白い膨らみは上下へ伸びやかに変形した。その胸の柔らかさと、小さいながらも男の子にはない肉のボリューム感は、子どもの僕でも感じられた。




「けっこう膨らんでいるでしょ?」




「うん‥‥」




 そう言いながら由衣は、僕に胸を見られているというのを確認してから、後ろ手のポーズを解き、両手でバストをおもむろに揉み上げた。




 さらに彼女は自分の指で乳首周辺をこすり上げた。自分で触れておきながら、少しだけ身を引いて、小さく吐息のような声を漏らした。




「‥‥でもね、ここはまだ小さいんだよ」




 そうやって由衣は、バストの先っぽ、ピンク色した乳首に僕の視線が注がれるのを確認してから、小ぶりのバストを寄せるように集め、両方の頂点を示した。




 由衣のやや陥没気味の乳首は、白い膨らみとあまり境界線がなく、頂点と思わせる場所に柔らかいピンク色のセロファンがピタリと貼られているかのようだった。




 由衣のを見て、子どもながらに僕は、女の子のオッパイというものは、こうして先の方から徐々に形作られ、大きくなっていくものなのかと実感したものだ。




 ここで由衣はようやく僕が作った紙のトップスをつけた。




 やや前屈みになり、背中に手を回しトップスのひもを結わえた。彼女の張りのあるバストがぶら下がるのを見た。やはりそのときの由衣もチラチラと僕の視線がどこにあるか確認しながら付けた。




 視線が自分の胸元に注がれるのを見て由衣は下唇をかみ眉を寄せた。その羞恥というストレスに耐えながらも、同時に来る、くすぐったいような快感に浸っているかのようだった。




 だが一方で僕は、作った紙ビキニを由衣が付けてくれたとき、誇らしい気持ちになったものだ。ただ惜しむらくは由衣の胸を隠すには十分な大きさではなかったこと。




 ボリュームのある由衣の膨らみはトップスからはみ出していた。特に胸元部分だけ日焼けしていなかっただけに、そのはみ出した部分は強調されてしまっていた。




「かっこいい」




 そう僕は褒めたが、由衣は答えなかった。やはり少しはみ出た白いバスト部分が気になっているようだった。




 その姿は自身で見てもエロチックだったのだろう。由衣はトップスを見て恥ずかしそうに頬を紅く染めた。

3. 由衣のスリムジーンズに隠されたお尻 -






「見えるように脱いだ方がいいよね?」




 上半身ハダカになった由衣は、ジーンズのウェストに手をかけながら聞いた。




 僕はそこまで望んでいなかったが、むしろ由衣姉の方が望んでいるように思えて、思わず「うん」と答えた。




 まずはチリチリと、まるで誰かを焦らしでもするかのように、ジーンズのファスナーを下ろした。




 てっきり由衣はそのまま正面を向いて脱ぐのかと思ったら、意外にも僕の方へお尻を突き出した。由衣姉のぷりっとした形の良いヒップが、ピチピチになったジーンズ越しに伝わってくる。




 そのあと一瞬、ためらうような間があったが、「んっ」とかけ声のような息を漏らして、ジーンズを一気に膝の辺りまで下ろしてしまった。




 目の前でスラリと伸びた由衣の両足と、これまたブラと同様に、お尻にピッタリと張り付くシンプルな白いパンティーが現れた。




 由衣はパンティーが露出してしまっているこの状態を味わっているかのように、そのままの状態で停止した。それは僕に「じっくり見て欲しい」と言わんばかりだった。




 その時、僕はまるで由衣姉が懲罰を受けてズボンを脱がされ、お尻を叩かれるシーンを想像した。それだけ由衣の恰好はどこか被虐的に見えた。




 由衣はそこで両足からジーンズを抜き去ってからパンティーを脱ぐものだと思っていた。ところが彼女は下げたジーンズを膝辺りに残したまま、パンティーにも手をかけた。




「パンティーも脱ぐね‥‥」




 そう由衣は小さな声で宣言し、先ほどと同様にお尻を僕の方へ突き出しズルリとパンティーを下ろした。初めぷりっとしたお尻にパンティーがひっかかったが、きゅっきゅっと布地を器用に丸めながら、膝まで下ろした。




「いやぁ‥‥」




 由衣のつぶやきはどこか虚ろに響いた。




 自ら脱いでおいて、なんで嫌がるのか? そのときの僕はそう思った。

 だが、まるでその言葉は、自分自身に向けているようで、僕に対して向けられていないような気がした。




 この辺りから、由衣の様子がおかしくなっていったのを覚えている。




 由衣は中途半端に脱げたジーンズとパンティーを両足からついに抜き去ると、そのままテーブルの上に座った。そして、長い両足を僕の目の前でクロスさせると、まるで僕を挑発するかのように見下ろした。




 テーブルの上に乗るなんて。

 もし僕がやっていれば、「行儀が悪い」と由衣姉から叱られているところだ。




「見たい?」




 由衣はどこかウットリとした表情で僕に聞いた。

 幼かった僕は一瞬、どこが?と思った。由衣はその表情を感じ取ったのだろうか。もう一度聞き直した。




「私のパンティーを脱いだ後の‥‥何も着けてない、その場所が見たい?」




 それは由衣が恥ずかしいと言ったハダカの部分とイコールなのだろうと思った。なんだかいつもとちがう由衣の雰囲気が怖かった。少なくともその時の雰囲気はNOとは言えなかった。




 僕は小さく頷いた。




 由衣も頷くと、テーブルの上に両足をかけて、ちょうどテーブルの上でM字開脚をするような格好となった。




 そこで初めて僕は女性としてのアソコを見た。




 これもお母さんの「それ」とはまるでちがっていた。高校生の由衣にはすでに陰毛はあったが、どこか控え目で薄い印象だった。線に沿って息づく柔らかい毛は、まるで産毛のように見えたし、地肌はもちろんのこと、そのときの僕にはわからなかったが、色素が変わるアソコの境目まで隠れることなく見えていた。




 由衣の秘部は、成熟した女性というよりも、どこか硬い印象があり、割れ目にそって一定の若草が生えていたとはいえ、そこはまだまだ「子供」という印象だった。事実、ぷっくりとした割れ目はピタリと閉じきっていたように思う。




 子供とはいえ、異性にじっくりとアソコを観察されているというシチュエーションは耐え難く、また彼女にとっての被虐心を駆り立てるものだったかもしれない。




 由衣は下唇をギュッと噛むと、顔を逸らし涙目になったが、けっして自ら股を閉じることなく、僕が「もういい」というまで、清純で若い秘密の部分を惜しげもなく公開し続けたのだった。

4. 紙水着を着てのポーズ -






 由衣は僕がつくった紙ビキニすべてを身につけると、所在無げに立った。目は少し涙目で赤く、頬は艶やかに火照っていた。




 そのときの由衣の心境も知らず、当時の僕は、のんきにこう要求した。




「いろんなポーズをとって」




 そのときの僕の発想としては「かっこつけて」くらいでしかなかったが、由衣はちがう解釈をしたようだ。




「いいよ、なんでもする」




 消え入るような声で応じたかと思うと、びっくりするようなポーズをとった。テーブルの上に再び乗ると、体を横たえたのだ。




 そのとき、片方の白いバストが下へ柔らかく変形し、小さな紙製トップスからはみ出そうになった。まだ硬そうで、小さなバストではあったが、その柔らかさは十分に伝わってきた。




 由衣は気がついて直そうとしたが、ついにバストがこぼれてしまった。




「あ‥‥」




 そこにもまた由衣は羞恥を感じたようだ。小さくつぶやいて、手で自分のバストを覆い隠した。急に押しつけた彼女の手によって、バストはやわらかく押しつぶされ変形した。それを見た僕は、どれくらい柔らかいのか触ってみたいと思い立った。




「もしいいなら、由衣姉のオッパイ触ってもいい?」




「えっ?」




 唐突な申し出に由衣は明らかに戸惑っていたが、純粋な僕の目に打たれたようだった。




「いいよ‥‥特別だからね」




 由衣はこぼれた片方のバストからゆっくりと手を退けた。

 目の前に、日焼けしていない白い膨らみと、ピンク色した乳首を再びさらけ出た。

 僕はおそるおそる由衣のバストへ手を伸ばした。そこへ突然、由衣は自身の手を上から添えてきた。僕はびっくりして思わず手を引っ込めた。




「大丈夫だから‥‥触って‥‥」




 うっとりとした口調で僕を見るので、僕はドキドキしながら、再び由衣のバストに手をおいた。




 バストは柔らかかった。少なくとも今まで触ったことのない感触で、自分の身体にはない部分だということがわかった。ふわふわしていたように思う。僕の小さくて細い指にそって、由衣のバストは自在に変形し、よく馴染んだ。




 僕は不器用に手を動かしたとき、たまたま小さなピンク色の乳首が指の間を通り、こすれてしまったようだ。




「あんっ‥‥」




 僕はびっくりした。




「ごめんなさい!」




 そのときの僕には、痛かったのかもしれないと思った。

 しかし、由衣はにっこりと笑うと上目づかいで僕を見て「いいのよ」とうなづいた。




「乳首も触ってみて」




 痛いどころか、由衣からもう一度触ってみてというリクエストが来た。

 僕はもはや拒否できなくなっていて、由衣姉の顔色を伺いながらも、彼女の乳首をやさしく摘んだ。




「うあぁ‥‥」




 由衣姉が不思議な声を上げた。痛いとも、くすぐったいともいえない声。

 どこかうっとりとするような、恍惚とした表情。




 僕は彼女が「喜んでいる」のだと、そのときようやく気がついた。




 なので、僕はさらに彼女の乳首を大胆にもいじくりまわした。

 人差し指で、乳輪をグリグリと回し、爪でやや乱暴に乳首部分を引っかけた。




「ああぁー‥‥」




 やや叫び声にも近い声を上げた。ふだん由衣姉がけっして出すことのない異色の声だった。




 そのとき由衣が突然、ハッとするようにして股下に手をやった。

 僕は何が起きたのかわからなくて、由衣を見た。




「破けちゃった‥‥」




 由衣の顔が急に真っ赤になるのがわかった。彼女は股下を押さえながらテーブルをおり、言った。




「ごめんね、せっかく作ってくれたのに」




「え? どうして?」




 由衣は恥ずかしそうに手をどかした。見ると、紙で出来た水着がびしょびしょに濡れており、破れているのが見えた。




 僕はなぜか慌ててしまった。

 そのときの僕は、彼女がてっきりオシッコを漏らしたものだと解釈したからだ。




「ううん、大丈夫。漏らしちゃったの?」




「‥‥うん‥‥」




 由衣姉は恥ずかしそうに俯いた。




「ごめんね‥‥」




 もう一度、言うと、彼女は破れたパンツ部分を脱いだ。




 僕はてっきり漏らしたものだと思っていたが、なぜか由衣の下半身からは糸を引いていた。その濡れ方はネバネバしているようで、粘性のある液体で濡れていたと思う。




 由衣はまるで悪いことをした子供みたいに、その場でビキニのトップも脱いで、僕に返した。目の前で彼女は再び素っ裸になって立ち尽くした。




 別に僕は由衣姉が悪いことをしたという気持ちはなかったので、なんで?という気持ちでいっぱいになった。




 だが、由衣は立ちつくしたまま、ゆっくりと股を開いた。頬を真っ赤に染め、弱々しい目で僕を上目づかいで見た。




「ねえ‥‥見て‥‥」




 そういうと彼女は、下腹部に両手をやった。濡らしてしまったアソコを隠すのかと思ったら、僕の目の前で、両手の指で、あの小さな割れ目を開いたのだ。




 割れ目から朱色の粘膜が少し飛び出していた。それは自分のオチンチンの皮をむいたときに出てくる先っぽと同じものなのだろうと、幼いながらも推測を働かした。




 ツツっーとまた、糸を引きながら、彼女が開いた秘部から液体が垂れるのを見た。それは止まることがなく、間隔を置きながらポタリ、ポタリと、次から次へと、床に落ちるのが見えた。




「ごめんなさい‥‥ごめんなさい‥‥」




 謝罪の言葉を口にし続けたが、その表情はどこか恍惚としているというか、呆けているように見えて、僕は子供ながらに恐怖した。




「私、お漏らししちゃったみたい‥‥」




 いつも母であり、お姉さんでもある強い心の由衣姉が見せる羞恥と、女の子らしい気弱さが、当時の僕にとって怖くなったのだ。




「大丈夫だよ! 僕は黙っているよ、絶対」




 僕は力強く約束した。




「お姉ちゃんが今日しちゃったことは言わないよ!」




 もう僕は涙目になっていた。怖かったのだ。由衣姉の被虐心を煽り、快感にふけっている姿を、当時の僕は、ここまで気弱になる彼女に、心配と不安の方が強く募ったのだった。




 彼女はここでようやく微笑んだ。

 由衣は裸のまま、僕を抱き上げた。顔に、彼女のやわらかいバストが押しつけられた。柔らかいバストに顔をうずめたとき、なんだか優しいミルクのような匂いがした。




 そのときの僕は、由衣が元気になってくれたこと、そして、二人だけの秘密ができたことが純粋にうれしかったのを覚えている。




       *       *       *




 その翌年の年賀状で「初めて彼氏が出来た!」と書いてあった。「あのセクシー水着のおかげ?(笑)」とも。




 となると、その着替えをしてくれたときの彼女はまだ処女だったわけで・・・

 いま考えると複雑な気持ちになる。




 今は互いに大きくなり、ほとんど顔を合わせることがなくなった。たまに正月とかに、親戚一同で介したときに見かける程度だ。




 今の由衣姉はびっくりするくらい美人になり、スタイルも抜群である。その長身を活かし、大学へ通いながらファッション誌のモデルをやっていると聞く。




 が、あのとき体験したことは今思うと夢のようで、本当にあった出来事なのだろうかと思うことがある。現在、思春期真っ只中の僕は、当時の薄い記憶を一生懸命にたぐり寄せながら、自慰にふけっているのは、誰にも言えない秘密である。



















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