大学に通うようになって地元を離れていた俺は、地元の成人式に出席するために久し振りに田舎に帰った。






俺の育った故郷は人口5000人程度の農村で、村民のほとんどが顔見知りみたいな場所。



小学校と中学校は一つずつしかなくて、その分同級生同士の繋がりはかなり密なんだけど、それでもやっぱり成人式で再会した同級生たちの中には別人に生まれ変わったみたいになってるヤツや、赤ん坊を抱かえたまま出席してる女など、昔のあの頃とは雰囲気が一味違っていた。



懐かしい気持ちや何やら気恥ずかしい気持ちが入り混じった複雑な心境で成人式を終え、その後はみんな一度家に戻り、私服に着替えてから夕方の同窓会へと流れる。






そこで俺の隣に座った女。



最初は誰だかまったくわからなかったのだが、酒が入って皆も会話に積極的になり、俺もまた誰だか分からないながらもその女と話すようになっていた。






宴もたけなわになった頃、その女がついに俺に「ところで◯◯クン、あたしのこと誰か分かってる?」と聞いてきて、ギクリ。



回答に困っていると、その女は「ここ暑いから、ちょっと外の風に当たらない?」と、俺を店の外に連れ出した。



そこで、女は上着を少しだけ捲って腰を露出させ、左脇にある親指の爪ほどの小さなアザを指差した。






瞬時に甦る記憶。






「・・・由佳ちゃん?」






それを聞いてにっこりと頷いた彼女の表情に、俺はかつての彼女を思い出した。






由佳は、俺が幼稚園の頃からの幼馴染だった。



その頃は、早生まれのせいもあって発育の遅かった俺の世話をしてくれた面倒見のいい子で、上着のボタンもロクにとめられない俺を手伝ってくれたり、それを理由にいじめてくるガキ大将に果敢に立ち向かったりと、いつも一緒にいてくれる心強い存在だった。





しかし、小学校、中学校と互いに歳を重ね成長していくうちに、10代特有の気恥ずかしさや、異性とつるむことの抵抗感から、次第に疎遠になっていった。



そうして由佳の存在は、俺の中から徐々に薄らいでいった。






しかし、彼女の腰にある小さなアザだけは、俺の記憶から消去されることなく、しっかりと残っていたのだった。






そして、今。



酒のせいか上気した面持ちで、楽しげに話す彼女の容姿はその当時とは大きくかけ離れていたものの、喋り方や仕草のひとつひとつは昔と変わらないまま。



それはなんとなく俺を安心させた。



店の前にふたりで座り込んで話していたのだが、田舎は人通りが少なく外は静寂に包まれている。



息を潜めて話す二人の会話だけが冬の夜空に響いていた。



どれくらいの間話をしていたのかは分からないが、やがて由佳が「眠くなってきた」と言って俺の方へ体重を預けてきた。



俺は悪い気はしなかったから、そのまましばらくじっとして、互いの体温を共有していた。






しかし、おいしい時間には邪魔がつきもので、そうしているとすぐに店から友達が出てきて、「そろそろ帰るぞ」とのこと。



由佳を起こして店内に戻り、帰りの支度をしてとりあえずその日は解散した。






その夜、部屋で俺が悶々としていると、知らないアドレスからメール。






由佳だった。



共通の友達から俺のアドレスを聞いて連絡をしてきたらしい。



由佳が、もう少し喋りたいというので、このままドライブでも行こうかということになり、俺は家の車を出して彼女を迎えに行くことにした。



さっき飲んだ酒がほんの少し残っていたが、そこは田舎。



お咎めなしは暗黙のルールだ。



悪いなとは思いつつも車を走らせた。






彼女を拾い、当てもなくそこらをうろうろ。



当然のことながら道行く人は誰もおらず、あたりは静まり返っている。



近所の町のちょっとした夜景スポットまで車を移動させ、そこでいろんなことを話した。



昔のことや、それから今に至るまでのこと。



好きな異性の話。






どうやら彼女は彼氏持ちらしく、俺も大学に彼女いると伝えると、少し切なそうな顔をしていた。



やがて話はちょっとエッチな話題になり、いきなり彼女は「◯◯クンって、今まで何人くらい経験した?」と聞いてきた。



彼女は体験したことあるのが、今の彼氏だけらしく、「他の男性のモノがどんな感じか気になる」と言った。






今まで下ネタとか話したことなかったから、俺は少々面食らったが、俺もそういう話は嫌いではない。



その話を聞いて少しドキドキしてきた。



彼女からの意外な言葉を聞いた俺は、女の子と同じ空間で、しかも二人きりで過ごしていることを意識し始め、緊張してきた。






彼女が俺の方を見て、「他の男の人はどんな感じ?」と聞いてきた。






「俺も他の男の人のモノをマジマジと見たことないから分からんよ」



「・・・そりゃそうだね」と笑いながら、まだ俺の方を見ていた。






酒がまだ残っていたせいか、そのあたりから残念ながら俺の意識はうつろうつろとなってきた。



しばらく沈黙が続き、頭がボーッとしてきた俺は椅子を倒して仰向けになりながら、目を閉じた。






「◯◯クン、眠いの?」と彼女が聞いてきたけど、すでに頭が半分夢の中にあり返事が出来なかった。



「◯◯クン、寝た?」と何回か聞いてきたけど、もう一度起きて話すのが少ししんどかったから、寝たふりをしていた。






何分後か、それかもう少し時間が経っていたのか、彼女が俺の頭を撫でるような動作をしていることに気付き、俺は意識を戻した。



それから彼女は俺の耳元で、「◯◯クン?」と話し掛け、俺が寝たかを確認するかのようにじっと反応をうかがっている様だった。



何分後か、彼女は体勢を変えて、再び黙り始めた。






何をしているかと気になり、バレないように薄目を開けると、俺の股間の辺りをじっと見ていた。



俺は、まさかとは思いながらもまだ押し黙って様子を窺った。



やがて、「◯◯クン?」と最後の確認をしてきた。






当然、今さら起きれるはずもなく俺は寝たふり。



俺が完全に寝たと思い込んだ彼女は、意を決して俺の股間に手を伸ばした。



ジーンズのチャックを下ろされ、緊張が走った。



しかしチャックを下ろしただけではモノを拝むことはできない。



ベルトを外そうと躍起になっている彼女が少し可愛く感じられた。



そして、ベルトを外すと、トランクスが少し引っ張られた。



薄目でも、街灯のおかげで彼女がトランクスの窓を広げて覗きこんでいる様子が見えた。



しばらく彼女は、広げた隙間から覗き込んでいたが、街灯の明かりではさすがに暗く、中の全形は見えないようだった。



当然のように、俺のモノはだんだん大きくなってきた。



先がトランクスの窓に引っ掛かるような感じになった。



彼女は、おそるおそる手を伸ばして、その窓をさらに広げて、俺のモノを完全に露出させた。






「ゎ・・・」という小さな声が聞こえた。






しばらく、それに目を奪われるように見つめ、それからいろんな角度から俺のモノを見始めた。






俺はますますは緊張し、寝息を安定させるのに必★になった。



やがて、彼女は指先で俺のモノのいろんな場所に触れ、二本指でつまんだり、手で握ったりして、固さや弾力を確かめだした。



更に彼女は、いきなり俺のモノをこすり始めた。



これには驚き、声を出さないようにするのに必★になった。



彼女は、起こしてはマズイと思ったのか手を離し、今度は俺のモノに息を吹き掛けたり、くんくんと匂いを嗅ぎ始めた。






家に帰って風呂に入った後だから、あまり男性器らしい匂いがしなかったのだろう。



鼻をどんどん近付けて匂うものだから、鼻先が亀頭の側面に当たった。



彼女は「アハ」と小さく笑うと亀頭にキスをした。



たぶん、この頃から彼女も俺の方を気にしなくなったのだろう。



僕のモノの至るところにキスをし始めた。






一通りキスをし終えた彼女は、次に片手でモノを支えながら、モノを舐め始めた。



側面を下から上へ、その逆も同じく、裏スジに至っては舌をレロレロ動かしながら、舐めだした。



カリは何周も舐めた。



舐める音、唾液を飲み込む音が聞こえる。



カリの周回を終え、尿道も舐め終わるとそのまま一気に根元までくわえこんだ。



ン、という声が喉で鳴っているのが聞こえた。



くわえまま彼女は、舌を動かしながら上部に戻ると、そのまま頭を上下させた。



たぶん彼女にも火が点いたようで、激しい動きをしながら袋を握りだした。



興奮と気持ち良さで早い段階でイキそうになったけど、さすがにイッてはマズイと思い、ぐっと我慢していた。



それでも彼女は動きを止めず、搾りだすように吸い上げたり、くわえながらカリを舐め回したりして、本当にイク寸前までいった。






ちょうど、そのタイミングで彼女はフェラをやめた。



ものすごく息が荒れてて、彼女もかなり興奮しているようだった。



呼吸を整えるように、彼女はしばらく黙っていた。



俺のモノを見たり、うつむいたりして、何か考えているようだった。



彼女が考えている間も、置いてけぼりをくらった俺のモノは当然のようにギンギンだった。



しばらくして、彼女はまた俺のモノをくわえこんだ。



待ってました、と目を完全に閉じてあそこに神経を集中する俺。



しかし、今回は彼女の動きがにぶかった。



何かごそごそしながら、フェラをしていた。






おかしいな、と思っていると彼女はフェラをやめた。



あれ?と思い、薄目で見ると彼女は僕をまたぎ、彼女の顔は僕の前にあった。



そして、本当に申し訳なさそうな顔で「ごめんね」と小声で言い、腰をしずめて挿入しようとしてきた。






ここまできたら、もう俺も引き下がれないし引き下がりたくもない。



ジーンズが邪魔なのでパンツと一緒に投げつけると、スレンダーな彼女のおしりを抱えてゆっくりとモノを沈めていった。



既に彼女の愛液で満ち満ちていた膣内は、抵抗なく俺のモノを受け入れる。



愛液を馴染ませた後騎上位を始めた彼女は、勢い良く腰を振った。



もう彼女は声を我慢する様子も無く、感じまくっていた。



俺の上でグラインドする彼女の腰のアザに目がいく。






俺は・・・幼馴染の女の子と繋がってしまった。






なんだかすごくいけないことをしているような背徳感と、刹那的な快楽は、この上ない陶酔を俺にもたらした。



彼女はもう幼い頃の彼女ではなく、ひとりの女になっていた。



そのことが嬉しくもあり、切なくもあった。



ただ夢中で彼女を貫いた。






しばらくして、「あ、イク!」と言った彼女は腰の振りをさらに早め、耐えれなくなった俺はそのまま射精。



それに驚いた彼女は痙攣し始め、イッたようだった。






まだ息が荒いまま後処理をしながら彼女は「ごめんね、全部あたしのせいだから」と僕の頭を少し撫でて言った。



その後、俺たちは長い長いキスをして、狭い車内で互いを求め合った。






翌朝、車内で目覚めた彼女はいつもの明るい彼女に戻っていた。



家まで送る際に、「あたしが言うことじゃないけど、彼女を大事にしてあげてね」と言われた。






その時の表情は、昨夜の考えている時の表情そっくりだった。