高校時代、特になんとも思ってなかった普通の女友達がいた。






とびきり美人ではないが、パッと見は清純な顔立ち。



とはいえ、別に俺は彼女に近づくわけでもなく、高校時代はなにもなく過ぎ去った。



卒業後、同じ大学に進んだが、学部が違ったので基本的に会うことはなかった。



しかし、二年生のある日、たまたま学食で彼女にばったり出会う。



軽く話をして、お互いポケベル(そんな時代だ)を交換して別れた。






その後、そんなに頻繁にベルしてたわけではないが、なにかのきっかけで、彼女が俺の家に来て晩ご飯を作ってくれることになった。



当時俺は他の女の子に叶わぬ片想いをしていて、人恋しい状態だった。



下心がなかったと言えば嘘だったかもしれない。



大学生から始めた独り暮らし、初めて女の子と自分の家で二人きりになる。






でも、彼女は実家暮らしだ。



しかも、高校時代、彼女には彼氏がいた。



家に来たって、別に泊まっていくわけじゃないだろうし、なにもないだろうと、変な期待は押し★していた。






当日、彼女は約束通り家にきて、肉じゃがを作ってくれた。



女の子の手料理の定番に、俺は恥ずかしげもなく喜んで、たらふく食べた。



その後、テレビを見たりゲームをしたりして、やがて彼女の終電近い時間に。



泊まっていって欲しい思いを隠しつつ、「そろそろ終電じゃない?」と言ってみるが、「うん、そだね・・・」と、なんか後ろ髪をひかれるような返事。





バクバクする心臓を押さえながら「なんなら、泊まってく?アハハハハハ」と様子を探ると、「うん・・・」と彼女は小さく頷いた。






うっすら期待していたものの、まさかの展開に俺はわけのわからない状態に。



しばらくまた普通に遊んでいたと思うが、いざ寝る段になって、どうしたものかとあたふた。






当時、俺はずぶの童貞。



4、5人とキスの経験はあり、一度だけ服の上から胸を揉んだことはあったが、基本的に性体験は皆無に等しかった。



女の子と自分の家で二人きり。



今だったら普通に行為に及ぶシチュエーションだ。



だが、当時の俺は何をどう展開させればいいのか分からず、普通に彼女用に床に布団を敷いて、別々に寝る態勢をとった。






電気を消した真っ暗な部屋。



奇妙な沈黙。






寝れない。寝れるわけがない。






どちらからともなく、たわいもない世間話を始めた。



やがて、俺の恋愛近況話に。



前述の通り、俺は叶わぬ恋をしていた。



彼氏持ちの女の子を好きになっていたんだ。



だが、その女の子とある日キスをしてしまった。



彼女からしてみれば、一時の遊びだったのかもしれない。



でも、俺はその事でなおさら彼女が気になってしまい、彼女は彼女でなんとなく俺を避けるようになってしまった。



そんな恋愛話を、なぜだか彼女に打ち明けていた。






「自分のものになるわけじゃないのにキスなんてするもんじゃないよな。苦しくなるだけだ」






なんでここで恋愛相談なんかしてるんだろ。






「考えすぎじゃないかな?たかがキスだよ?」






そういう彼女。






「そうかなあ。俺は結婚するまでセックスとかしたくないし。キスも大切なものだと思う」






なにいい男ぶってるのか、と自分でも思いながら、馬鹿げたセリフを言う。






「キスなんて挨拶みたいなもんだよ。外人とか普通にやってるじゃん」






彼女のその言葉に、俺の中の何かが弾けた。






「挨拶ねえ・・・じゃあ、いま挨拶してもいいか?」



「え?あたしに?」






自分でもバカなことを言ったと思った。






・・・が、言ってしまったからには、やってしまうしかない。



暗やみに慣れた目で彼女の体の輪郭をとらえ、肩を抱き、キスをした。



今までにしたことないくらい激しく舌を絡ませた。






「もう、なにやってんの」






そういう彼女の声は、しかし、小悪魔っぽく笑っていた。



俺はさらにキスを続け、服の上から胸を揉んだ。



大きくて張りがあるが、柔らかい。



恐る恐る、服の下に手を入れた。






ブラジャーの上部から胸の谷間に指を滑らせ、乳首を触る。






「ん・・・」






彼女が熱い吐息を吐く。



俺は、初めて触る乳首の大きさに驚いていた。



いままで自分の乳首ぐらいしか見たことなかったし、女の子の乳首もそれぐらいの大きさだろうと思っていた。






「乳首、大きいね」



「バカ・・・くすぐったいよ」






俺は彼女の服をたくしあげ、ブラジャーを外し、胸の谷間に顔を突っ込んだ。






ドラゴンボールやドラクエで聞いていたパフパフ(´∀`)



これがかの有名なパフパフかー!っと、これでもかというくらい胸の谷間で顔を挟んだ。



いま思い返せばかなりいいおっぱいだったと思う。



Eカップはなかったかも知れないが、Dはあったと思う。






その豊かな胸を揉んでは吸い、吸っては揉んだ。



当時童貞の俺は、マンコよりおっぱいだった。



下にはほとんど触れず、ひたすらキスや上半身への愛撫を続けた。



どれくらい経っただろう。



俺は、震える声を押さえながら、勇気を出して言ってみた。






「舐めて・・・くれない?」



「え?どこを・・・?」






しまった、いきなりすぎたか。






彼女も、フェラチオは初めてだったかもしれない。



ここで嫌がられてしまったら元も子もない。






・・・が、もう後には退けない。



俺は、彼女の手を自分の下半身に導いた。



すると、彼女は小さくつぶやいた。






「あたし・・・下手だよ?」






・・・てことは、他の男のものを咥えたことあるのかよ!



少しばかりショックな思いもあったが、逆に上手いかも知れないと、妙な期待を持った。



そして、自分が未経験だと悟られないように、余裕で当たり前のようにベッドに腰掛け、ズボンとパンツを脱いだ。



俺の膝の間に座る彼女。高まる期待。






初めてのフェラチオだ。






いままでいろんなAVやエロマンガで見てきた官能的な体験が、いままさに俺の目の前で現実になろうとしているんだ。



夢のような至福のひとときがこれから繰り広げられる・・・。



彼女が、ゆっくりと俺のイチモツに顔を近付け、口を開いた。






パク・・・。






(ん・・・んんん・・・?あれ、あんまり気持ちよくないぞ?)






てか、俺そもそも勃起してない!



彼女が本当に下手だったのか、俺が緊張のあまり突発的にインポになってしまったのか、彼女がいくら舐めようが吸おうが、俺のモノは一向に反応しなかった。






焦る俺。






「う・・・気持ちいい・・・」と言ってみるものの、一向に気持ちよくならないし、勃つ気配もない。






しかも、言えば言うだけ白けてしまい、余計に萎えていく。



次第に彼女も疲れてきてしまい、舐めるのをやめてしまった。






「ごめん、なんか気持ちよすぎて、逆に勃たなかったみたい」






そんなわけのわからない言い訳をして、ちょっと気まずい空気の中、その夜はそのまま寝てしまった。






翌朝。



目覚めると、チンコはビンビンに朝立ちしていた。



この役立たずが・・・と思うも、今ならもしかしていけるかも!と、彼女にもう一度舐めてもらう作戦に。



まだ寝ていた彼女の体を少しずつ触りキスをして、夢半分で感じさせている状態に。



寝ながらも熱い吐息を漏らし、体をくねらせる彼女。



その手を下半身に導き、ギンギンに朝立ちしているモノを握らせる。



イチモツは、彼女の手の中で一層堅くなった。



背筋をくすぐる快感が体を駆け巡る。






(よし、いける!)






俺は、少し強めに彼女にキスをして起こした。






最初は彼女はなにが起きているのかよくわかっていないようだった。



が、俺が胸を吸い、首筋を舐めあげると体を仰け反らせ、感じ始めた。



小さな手で、俺のモノをしごかせる。



その度にチンコになにかが流れ込んでいくような快感がめぐった。



俺は再びベッドに座り、彼女を膝の間に跪かせた。



夜と違って、はだけた胸元がよく見える。



視覚的興奮が必要だったのか?






彼女のボリュームたっぷりの白い谷間を目の当たりにして、俺のイチモツはガチガチにそそり立っていた。






パク・・・。






俺のモノが、昨夜と同じように彼女の口内に吸い込まれていく。



途端に、とろけるような快感がチンコを襲う。






「あ・・・気持ちいい・・・」






腰がひける。



が、彼女は俺が感じているのが面白かったのか、腕を腰に回して、動けないようがっちり固めてしまった。






「うわ、うわ・・・」






舌が亀頭をぐるんと舐め回す度に、チンコがとろけていく。






(うまいじゃん・・・てかめちゃくちゃ気持ちいい!)






でも声にならない。



ひたすら、「ああ」とか「うう」とか、意味不明なあえぎ声をあげてしまっていた。






視線を下ろすと、目を軽く閉じた彼女が頭を前後に振りながら俺の肉棒を口に出し入れしている。



唇がカリの上を滑る度、その一点に快感が集まっていく。






高校の頃からの女友達。



決してそんなに近しい仲ではなかった。



少し可愛いなとは思ってたけど、そりゃ何回かオナニーのおかずに使ったことはあったけど、今まさにこうして目の前で俺のチンコをしゃぶることになろうとは。



テストの話とかしてたあの口に、俺の肉棒が出入りしている。



想像していたブラジャーの下のはちきれんばかりのおっぱいが、いま俺の目の前でゆさゆさと揺れている。



そんなことを考えていると、急速に射精感が高まってきた。






「き・・・気持ちいい・・・いきそうだ・・・」






このまま口に出したかった。






だが、拒否されるのを恐れて、口に出していいか聞けなかった。



が、そんな俺の心配をよそに、彼女は口でいかせてくれるようだった。



ますます激しく、頭を振る。



カリと亀頭への刺激が最大限に高まり、チンコがどろどろに溶けて飲み込まれていくような感覚になってきた。






「あ、いく!あ、でる!ごめん!」






そう叫ぶと、俺は大量に彼女の口内に射精した。






一度、二度、三度・・・チンコが彼女の口の中で何回も跳ね、その度に口内の粘膜にあたり、さらに刺激される。



見えないが、なんか音がしたような、どっぷり出た感じがした。



痺れる・・・ひたすらチンコの先端が痺れた。






「んー!」






彼女が高い声で鳴いた。






(苦しいのかな・・・。)






でも、こっちは気持ち良すぎてそれどころではない。



チンコだけが、別世界に行ってしまったようだ。



射精し続ける俺の肉棒をチロチロと舐め、吸い取り、彼女は顔をあげた。






とてつもなくエロい・・・。



その表情は、俺にとって忘れられない。



うっすらと目を開け、口の周りに唾液と精液を付着さぜ潤んだ瞳で俺を見上げる彼女。



高校の女友達。



こんなことになるなんて。



俺はティッシュを取って彼女に渡してあげた。



見えないようにティッシュに出したものの、口を離すときにザーメンが糸をひいた。



俺は全身をかけめぐる快感に酔いしれていた。






彼女はその後も何回かうちに泊まりにきたが、結局付き合うには至らなかった。



社会人になったゴールデンウィーク、暇を持て余して一度だけ彼女に電話した。



が、まるでAVのように、彼女は俺と電話しながら、他の男に抱かれているところだった。



しゃべっている途中に聞こえまいと小さなあえぎ声や、あきらかにキスをしているクチュ音。



こっちの話にワンテンポ遅れて反応が返ってきたり、同じことを聞き返してきたり。



携帯の向こうでセックスしていることに気付いた瞬間、刹那興奮したが、急速に虚しくなった。






高校の時の清純そうだった彼女。



でも、付き合ってもいない俺のチンコを咥えた彼女。



俺と電話しながら、他の男とのセックスに酔いしれていた彼女。



女ってやつはわからん。






・・・が、少しでもいい思いさせてもらった俺は、それはそれでよかったんだと思う。