<スペック>



俺:キモメン、大学生。



ギャルA:金髪、ルーズソックス、ミニスカ、すごい化粧、可愛い。



ギャルB:黒髪ロング、すごい化粧、美人。



ギャルC:豚。






俺は大学から自転車で帰ってるんだが、家まで凄い狭い田舎道があるんだよ。



だいたい横幅2人ぐらいしか入れない狭さね。



まぁ俺が帰宅する時間は遅いから人もほぼ居ないし。






いつも通り颯爽とドヤついて自転車をこいでたら、なんとその道に3人のギャルビッチJKが並んで歩いてたんだよ。



ちなみに豚はギャルビッチ2人の後ろにいた。



で、俺は、自転車置き場で俺の自転車が引っ掛かってとりあえずイライラしてたわけよ。



だから、いつもならそんなギャルにはビビってたんだが、そん時はイライラが勝ってたんだわ。



で、邪魔だからベルを鳴らしたわけ。



そしたら3人とも振り返ったわけだが、そのうちの豚が舌打ちしてどかなかったんだ。



たぶん俺が弱そうに見えたんだろうな。






んで結局どかないから、俺は自転車から降りて、「どいてください」と言ったわけ。



そしたら糞豚が、「は?なんて?」とかほざくわけよ。



だから俺が、「あの、通りたいんでどいてください」と言ったんだが、そしたら3人が爆笑し始めた。






「ウケるんですけどーwww」



「声ちっちゃwww」



「女にビビってんのかよwwww」






みたいな声が聞こえた。



そんな状況で俺はイライラよりもチキンハートが勝っちまったわけだ。



キョドる俺、なんかいつの間にかこっちを見てる3人。



とりあえず早く帰りたかった。






で、「あの、本当にどいてください」と言ったんだが、もうすでに半泣きに近かった。






(これだからギャルは嫌なんだよ、怖いんだよ)と思った。






そしたら気づかれたらしく、3人のうちの1人が、「こいつ半泣きじゃね?」とか言い出しやがった。



もうその時点で、晩飯のことを考えてた。



そしてマジで手が震えだした。



自分の情けなさが本当に嫌になった。



その後もギャルたちの嘲笑は続く。



俺の反論(?)とか、まるで取り扱ってくれない。



そして俺は泣いた。






「う・・・本当すみません・・・通してください」






すすり泣いていた。



自分の弱さとキモさに。



しかしやつらは悪魔だった。






「こいつ泣いてるよwww」



「きもっwwwwww」






相も変わらず罵詈雑言の嵐。



もう俺は泣くしかできなかった。






そしたら豚が、「泣いたって仕方ねーんだよ、てか不審者で通報すんぞ」とか言い出した。






俺はもう謝りまくった。



こんな状況じゃ頭も回らず、ただただ謝った。



そしたら3人のうちの1人が・・・。






「なんか飯奢ったら許してあげる」






とか言い出した。



俺は貧乏学生だから、そんなことはできない。



流石の俺もこれは無理だと思った。



(断ろう、そして謝ろう)と。






「わかりました、奢ります」






断れなかった。






そしたら3人はそれで許してくれることになった。



まぁ地獄からは抜け出したと考えよう。



プラス思考に考えることにした。



しかし、そんなに金がない。






「あの、あんま金ないんで、そんなにいいもの奢れないんですけど」






一応、俺は確認した。






「使えねー男だなwwwだからキモいんだよ」






また罵られた。



そしたらギャルAが、「とりあえずマックでよくね?」と提案してきたので、周りの2人も承諾した。



そしてマックに行くことになった。



そして約10分でマック到着。



やつらは平然とセットメニューを頼みだした。



俺はチーズバーガーと水を頼んだ。



豚はダイエット中とかほざいて、ダブルチーズバーガーのセットを頼みやがった。






「普段はどれだけ食べるのですか?」と聞きたかった。






んで、4人で食うのかと思って少しだけ期待してたが、それはなかった。



ひとつ席をズラされて、俺1人、ギャル3人という分かれ方になった。



とことんだな、と思った。






さっさと食ってトイレという名目で帰ろうと思ってた。



しかし、やつらにそんな甘い手は通じなかった。



豚がポテトを食いながら、「帰ったら許さないから」とか言い出した。



お前は何様なんだよ。



俺は1人でチーズバーガーを食いながら切なくなった。



そして俺がチーズバーガーを食べ終わり、どうやって脱出しようか考えてたら、ギャルAが「こっち、来なよ」と言ってきた。



そこで俺は「はい!」とか言いながら、のこのこ座らせて頂いた。



それで座った矢先、質問攻めを受けた。






ギャルB「てか、あんた何歳?」






俺「20です」






豚「嘘、年上?きんもーwww」






ギャルA「何やってんの?ニート?」






俺「大学生です・・・」






豚「こんなキモいのが大学生とかwキモいww」






ギャルA「何でさっき泣いたの?」






俺「なんか・・・自分が情けなくて・・・」






豚「うわっ、きもっww」






そんな感じの質問攻めをされた。



その時はすでにネガティブではなくなり、むしろ状況を楽しんでた。



化粧はすごかったけどな。



そんなこんなで俺に対する弄りをしていたら10時を回っていた。



そんなこんなで弄られるのも楽しかった。



というより、女の子と話せたのが楽しかった。



流石に時間がまずいかなと思いつつ、それを言わなかったのだが、豚が気づきやがった。






豚「もう10時だけど、みんな帰る?」






まぁ帰るなら帰るで良かったんだが、人生のモテ期を使い果たしたような気がした。



ギャルAとギャルBも、「そうだねー」ということになり、帰宅することになった。



そして帰り道、あの狭き田舎道。



ギャルたちも同じ帰り道だった。






そこへ来て豚が、「さっきあんたここで泣いてたよねwwwキモかったわw」と一同爆笑。






豚に言われたのが腹立ったが、俺も我慢して笑った。



帰り道、俺と豚は後ろ、ギャルA、ギャルBは前というフォーメーションで歩いていた。



やつらの会話は凄かった。



これがビッチたる所以かと納得した。






とかなんとかしてたら俺の家に着いた。



ちなみに俺は1人暮らしなので、ボロいアパートに住んでる。






俺「あ、ここ家だから、じゃあね」






すでにさらっとタメ語が話せるようになっていた。



ギャル3人は、「うわっ、ぼろ屋敷じゃんwwwこわっww」などと言っていた。



俺はアパートに自転車を停め、別れを告げようとしたら、何やら3人でひそひそと話していた。



ひそひそ話が終わり、ギャルAがこっちに来た。






ギャルA「アド教えてよ」






とりあえず俺は突然のことにキョドった。






俺「え?う?」






反応しきれなかった。






そしたらギャルAが、「あんたの番号教えてよ、金ない時に呼ぶから」と。






そういうことだった。



俺はアドレスと番号を教えた。






俺「あ、そっちの番号は・・・?」






さりげなく貰おうとしたが、「いや、教えるわけないじゃん、うちらがかけた時に出ろし」と、相手の番号は分からずじまいで1日が終わった。






そして2日後ぐらいだったかな?



夜7時ぐらいに知らない番号からかかってきた。






俺「はい・・・もしもし?」






?「やっぱ出たwあんた今から飯奢ってよ」






ギャルAだった。






俺「今から・・・?大丈夫だけど」






実際かかってくるとは思ってなかったから、正直テンション上がった。






ギャルA「じゃあサ◯ゼ奢って」






俺は安いところで安心した。



やっぱギャルだ、発想が庶民的だ。






俺「ああ、いいよ。どこに行けばいい?」






ギャルA「駅まで来て」






俺は駅まで全力で自転車をこいだ。



全力坂すること5分くらい。



駅前に辿り着いたが、ギャルたちは居なかった。



俺はキャップを被っていたのでキモさは少し減った(はず)。






待つこと数分。



駅からギャルたちが来た。



しかし前日のメンツと違う。



1人少ないのだ。



そう、いなかったのはギャルBだった。



豚は相変わらずいた。



今回はギャルAと豚ともう1人いたのだ。



それはギャルAの彼氏だった。



みなさんの大嫌いなDQNさんですよ。



もちろん俺も嫌いだ。



金髪チャラ男のイケメンで、なんかデカイしムカついた。



しかも後で聞いた話、読者モデルとかなんとか、まぁそんな糞の話は置いといて、だ。






ギャルA「ごめ遅くなったwなに、キャップとか被るの?」






豚「キモいなぁーwww」






DQN「あ、こいつが昨日の?」






豚「そうそう、これこれwww」






DQN「ちーーっすwww俺、ギャルAの彼氏のDQNでーーすwww飯あざっす!」






俺「ああ、はい・・・」






すでにテンションは最下層だった。



イケメンDQNの登場により、本当つまんなくなった。



豚は置いといて、ギャルAは可愛かったからなぁ。



脚がエロいし。






それが彼氏持ちか・・・。






わかってはいた、わかってはいたが・・・。



DQNがギャルAのエロ太もも見ながらヤッてると考えると、萎えた。



前日は後半楽しかったが、今回はなんか弄られててもつまんないしイライラした。



しかもDQNがまた、ただのDQNじゃない。



そんなに性格がDQNじゃないのだ。



口は悪いが。



その時点でもう負けた気がした。



それに男に奢るなんてのが一番糞だった。



だがそんなことは言えず、へらへらしてた。



豚がちょいちょい俺に絡んできて、気があるのかと思った。



しかしギャルAは見た目の割に意外と優しい。



直接弄ったりはしない。



もちろん笑ってるが。



そんなこんなで夜9時ぐらいになっていた。






DQN「そろそろ帰るかー」






豚「そだねー」






ギャルA「うん・・・」






なぜかギャルAだけちょっと暗かった。



駅からすぐ近くにサイ◯があるので、駅まではすぐだった。



と、駅まで行って、ギャルAと豚は駅から徒歩だということを思い出した。






俺「あ、あれ・・・?みんな電車っすか?」






なぜか準タメ語になっていた。






そしたらDQNが、「ああ、今日ギャルAはウチ泊まるからwww今日おかんがいないしwww」と。






どうやらギャルAはDQNの家に泊まるらしい。



そしてDQNは片親という、しょうもない情報を得た。



同情はしたが。






DQN「つーわけでそういうことなんでwwwゴチになりやしたwww」






ギャルA「うん、じゃあね。俺、豚っち」






豚「うん、バイバイ・・・」






俺「さよならー」






別れ際もギャルAはなぜか少し暗かった。



そして俺はなぜか豚と一緒に帰った。






そして帰り道。



豚と2人という奇妙な光景。



しかし、この時の俺は、豚ですら少し可愛く見えてた。



化粧効果かな。



サシになると、キモいなどの罵倒が少し減って、普通の会話になった。






豚「あんた、よくバックレなかったね」






俺「はぁ、まぁ、仕方ないというか」






なぜか下手に出る俺。






豚「あんたお人好しというか馬鹿でしょw普通は行かないしww」






俺「はぁ、まぁ、なんだかんだ楽しいというか」






豚「あんだけ弄られて楽しいの?wwきもっwwwMなの?www」






俺「はぁ、まぁ、そういうわけじゃないというか」






豚「つまんねぇ反応・・・てかあんた、あの彼氏、どう思った?」






俺「はぁ、まぁ、かっこよかったし、いい人そうだと」






豚「そう見えるんだ・・・あんた弱気だし、内気じゃん?だから、これから言うことは内緒だから」






俺「え?なに?」






豚「だから、今から言うことを誰にも言うなよってこと。わかった?」






俺「はぁ。で、なんすか?」






豚「実はね、あの彼氏、DV彼氏なのよ」






俺「DV・・・?」






俺は想像できなかった。



まず、あのイケメン系DQNがDVするということ。



あと男が女を殴るということ。



どっちも想像できなかった。






豚「しかも暴力的なセックスを要求したり、無理矢理ヤッたり・・・。ああ見えて結構酷いんだよ」






俺「え、なぜにこの話を俺に・・・?」






俺はこの話をされた意図が本当に判らなかった。



そんな事情まで知りたくないし、そこまでの関係じゃないし。






豚「あー・・・なんか愚痴りたかったというか・・・あと、あの彼氏が絡んでる連中とか先輩とか怖い人ばっかでさ、学校とかの子には言いづらくて、どこまでバレちゃうかわかんないし。だからウチとギャルBしか知らないし」






俺「そうですか・・・大変ですね・・・なんで別れないんですか?」






豚「それは・・・女子は色々あるわけじゃん?まぁ近々別れるとは言ってたけど」






正直よくわからん。



面倒くさいならすぐ別れりゃいいのに。



そんなこんなで豚と別れ、俺は帰宅した。



とりあえず面倒事には捲き込まれたくないと思った。






んでその日から何日か経って、またお呼ばれした。



今回はDQNはいなくてギャル3人だった。



今回もまたサイ◯だった。



普通にぐだぐだして終わり。



DQNがいなくて楽しかった。



ギャルBと少し仲良くなった。



ギャルAとも少し仲良くなった、と思う。



んで帰宅してから電話があった。






俺「はい・・・もしもし?」






?「今、大丈夫?」






豚だった。






俺「大丈夫すよ。今日は楽しかったです」






豚「あんた本当キモいなwww」






俺「フヒッwで、なんすか??」






豚「いや、またゴチになったから感謝の電話」






あらあら、うふふ。



豚ちゃんったら意外。



あんたのムッチリ感にエロさを感じてきたよ。






俺「いやいや。わざわざどうも。でも、なんで俺?というか、そんなに金ないの?いや、こんな俺なのにわざわざ誘ってくれて・・・」






奢りだけどな。



なんとなく援交の気持ちは分かったが。






豚「正直、俺じゃなくてもいいんだけどねwお金ないのは本当。でも実際なんで誘うかは・・・うーん・・・」






いきなりドモる豚。



なんだ?



誰か俺に気があるのか?



調子に乗りまくり。






俺「教えてくださいよw」






豚「単純に違う環境の男と遊ばせたかっただけwあんたは男らしくないし弱いから、ちょうどいいんだわwパシり的な?」






パシりか・・・そうかそうか。



それもまた一興。






豚「そうそう、電話した理由、ちゃんとあるの忘れてた」






俺「忘れちゃ駄目っすよw」






豚「実はね、ギャルAが別れない理由の話。この誘いはさ、ギャルAに男嫌いになって欲しくないだけ」






俺「は?どういう・・・」






豚「これは本当に誰にも内緒。わかった?」






俺「はぁ」






豚「まぁ簡単に言うと、ギャルAは高校デビューなんだよねwんで高校デビューでギャルになりましたってわけ」






俺「そうなんだ・・・よくわかんないけど」






豚「それで今の彼氏が初彼でさ、初体験も今の彼氏なわけ。彼氏はチャラ男だから、もう慣れっこだけど」






俺「へ、へぇー」






豚「それで結構テクとか磨いたわけなんだよね、ギャルAは。まぁ要するに、初彼だから別れたくない的な?」






俺「そ、そうかぁ・・・」






正直、反応に困った。



どの道ビッチには変わりはないが。






豚「だから、初っぱなでつまずいて男嫌いになって欲しくないだけなんだよ」






俺「そっか・・・でも高校にも色々いるでしょ?」






豚「うちらみたいなのは俺みたいなタイプと絡むきっかけないし、そうなるとチャラ男系しか男がいないんだよねwww」






俺「そういうもんなんすかねぇ」






豚「相変わらずリアクションキモいwうちら学校でもグループ固まってるし?」






そんな感じで、あとは雑談というか軽く話して終わり。






んで、話はかなり急展開。



夜遅くにギャルAから電話かかってきたんだが、いつもとちょっと違う。



電話越しから色んな声が聞こえてよくわかんなかったが、豚、ギャルAの2人らしく、家に来ることに。



その2人が家に来たのは終電ギリギリだった。



豚は割と冷静だったが、ギャルAが泥酔。



というか、すごかった。






俺「どうしたの?こんな遅くに・・・」






豚「ギャルAが酷い酔い方して、しかもあの糞彼氏が腹を殴りやがった」






俺「は?どういうこと?」






豚「ギャルAとウチとギャルAの彼氏と飲んでたんだけど、お互い結構酔っちゃってさ。それはいいんだけど、帰るって流れになったらいきなり彼氏がギャルAの腹を殴ってね、ギャルAが吐いて。んで、そこから凄くて、ウチらは黙っちゃって。ギャルAは悶絶。んで彼氏がトイレに行ってる間に自転車でここまで来たわけ。ここなら場所もわかんないしね」






俺「やばっ・・・とりあえず、どうしよう・・・?てか、家の人は大丈夫なの?」






豚「こんな状況で家に帰れないし!ギャルAは家の人と仲良くないし!あたしの家も厳しいから今大変なんだよ!」






俺「ごめん・・・」






そいで、そこからてんやわんや。



ギャルAはなんか泥酔だわ大変だわ。



逆に豚は冷静だった。



とりあえず水を持ってきた。



豚は誰かと電話していた。



俺はギャルAを看ていた。



ギャルAの酔い方は酷い。



ちゃんと世話できてるのか謎だった。



豚は電話を終えたが、何やら暗い顔だ。



DQN彼氏か?と思ったが、豚のご両豚だった。






豚「親からだった。『今どこにいんの?帰ってきなさい。最近酷すぎる』って。着歴めっちゃあったし。ウチ帰らなきゃ。でもギャルAが・・・。でも家に泊めるのは無理だし・・・」






俺「どうする・・・?」






豚「あんたの家に泊めてあげて、お願い」






俺「え????いやいや、それはまずいっしょ!!彼氏に★されるし・・・仕方ないけど、親に連絡するしか・・・」






豚「いやいや!こんな泥酔状態で帰したら、もっと大変だから!あんたは男じゃないからなんもしないでしょ?なら問題ないし!」






俺「いや、なんもしないけどさぁ・・・マジでやばいでしょ」






豚「頼むお願い、1日だけ!絶対言わないから!」






俺「俺はいいんだけどさぁ・・・わかった。頑張ってみる」






豚「ありがとっ!頼むよ!じゃね!」






豚は急いで帰っていった。






<続く>