起きてから、服を着て応接間で3人座って話をした。



当然ながら今度は3人とも服を着ており、俺もサヤさんの膝の上ではなく、ちゃんとソファーに腰をかけてた。






ちゃんと服を着た男を改めて見ると、俺の目から見てもびっくりするほど格好良かった。



全身から落ち着いた雰囲気が出ていて、サヤさんと並んで座ってるとホントに絵になる感じだった。



長身のサヤさんが小さく見えるほどだったので、立っているとさらに似合うんだろう。



俺は二人に食ってかかるつもりだったが、さんざんサヤさんに抜かれまくったのと、男の落ち着いた雰囲気とで、すっかり毒気が抜けてしまってた。






男は『K谷』と名乗り、サヤさんを『I子』と呼び、二人は夫婦だと告げた。



(はっきり言って、この時まで俺はサヤさんの本名も知らなかった)



これで付き合ってたつもりだったんだから、今考えると滑稽だ。






ここからの話は、あまり要領を得ず、長くなったのでまとめると以下のようなことだった。






・K谷氏とサヤさんは高校時代からの付き合いで、大学卒業後すぐに結婚したのでもう4年になる。



・K谷氏は、学生時代から真性のゲイであり、女性に性的な魅力を感じることが無い。



・だけど、ゲイであることを肉親を含む周囲に言ったことはなく、当然ながら同性と性行為をしたこともない。



・サヤさんは高校時代からK谷氏にアタックを続け、大学まで同じ大学に入ったほどの入れ込みようで、それはK谷氏がサヤさんにゲイであることをカミングアウトしてからも変わらなかった。



・K谷氏も女性に性的な魅力を感じずとも、サヤさんのことは長い付き合いで人間としては好きだったのと、長男の為に親から結婚を突きつけられることも将来予想できたので、サヤさんとはお互いに合意の上で結婚した。



・サヤさんは、K谷氏の子供がどうしても欲しく、色々と努力(朝立ちを利用したりとか)したが、どうしても射精までに至らず、行為を済ますことが出来なかった。



・サヤさんは、セックスレスによる寂しさを紛らわせる為にネットゲームを始めた。



・K谷氏は、自分がゲイなのをサヤさんに申し訳なく思っていたので、「浮気しても構わない」と言っていたが、サヤさんの方がK谷氏以外と関係を持つことを拒否していた。



・そんな時、たまたまネットゲームで俺とサヤさんが知り合い、気があったこともあって、夫婦の話題は俺とネットゲームの話になった。



・K谷氏の方が積極的にサヤさんに俺とのオフ会を勧めて、会うことになった。



・K谷氏に俺とのプリクラを見せたところ、K谷氏が俺を気に入ってしまった。



・K谷氏は、サヤさんから俺との話を聞くことで興奮し、それがきっかけで初めてサヤさんとの行為に成功した。



・でも、さすがに刺激が足りなくなり、K谷氏の勧めもあって俺とエッチすることになった。



・サヤさんの攻めプレイやテクニックは、すべてK谷氏が教えたものだった。



(これは正直ショックだったけど、サヤさん自身も、俺を攻めるのは嫌じゃなかったとのこと。今までK谷氏以外の男を嫌悪してた彼女にしてみれば、それはすごい進歩だったらしい)






これらの話を聞いた後に、本当は隠し通すつもりだったけど、俺がサヤさんに本気になっていくのを感じて申し訳なく思い始めたので、本当の姿を晒すことに決めたとのことだった。






俺はもう話の間、「ハァ」とか「フゥ」とか、力の無い相槌しか打ってなかったと思う。



サヤさんは話の間、ずっと半泣きだったけど、「俺との行為は楽しかった」とか、「K谷氏と俺のことを話してる時は本当に幸せだった」とか、「俺のことをK谷氏との間の子供のように可愛く思えてきた」とか、もう正直言って、怒っていいのか悲しんでいいのか喜んでいいのか、笑っていいのか泣いていいのか、俺もよくわかんなくなってきた。






一通り話が終わるとK谷氏は、「アル君さえ良ければ」と前置きした上で、今後もサヤさんとの関係を続けてくれないかと言った。



関係を続けるにあたって、K谷氏とサヤさんは、こんな約束をしてくれた。






・俺に彼女が出来るまでで構わない。



・好きな時に家に遊びに来てくれるだけでもいい。



・K谷氏は絶対に俺に手を出さない。






俺はもう、あまりにも生真面目にそういったことを言うK谷氏に対して、恨むどころか愛着すら湧き始めてきていた。



そして、やっぱりサヤさんとの関係を断ちづらいのもあって、「僕は構いませんけど・・・」と言った後で、「サヤさんはいいんですか?」と聞いた。






そしたらサヤさんは、「私はK谷が喜ぶことをしてあげたいし、それにアル君のイクところを見るのも好きになっちゃったから」と小声で言った。






それならということで、俺は、「宜しくお願いします」とK谷氏とサヤさんに言った。



すると二人は、というか特にK谷氏は大喜びといった感じだった。






俺は休みを取ってたので、そのまま三日間、K谷氏の家に滞在することになった。



その後もだいたい一ヶ月に1回~2回、俺の休みとK谷氏の休みが合う日を選んで家の方に泊まりに行ってた。



(K谷氏は、「自分が居ない時でもいいよ」と言ってたんだけど、俺がなんとなく遠慮してしまってた。人間って変なことでも慣れるもんだね)






基本的には俺がサヤさんに攻められ、そのサヤさんにK谷氏が入れて出す(ホントに入れて出すだけ)。



で、それを1回やったら、後は俺とサヤさんのカラミをずっとK谷氏が眺めてるって感じだった。



K谷氏は自分のモノをしごきながら、サヤさんにどこをどう攻めろとか、こうしろああしろと色々教えてて、すごい楽しそうだった。






ある時に俺がK谷氏に、「手ぐらいだったら、やりましょうか?」と言ったことがあった。



(今考えると、ホント慣れって怖いよ)






K谷氏は、「いや、そんなことをキミにはさせれない」と言いつつも、今までに見たことないぐらいモノを反り返らせていた。



その反り返ったモノを見て、俺も勢いで言ってしまったことをちょっと後悔しつつも、サヤさんの膝の上でサヤさんに攻められながら、「触るだけですから」と言って、こっちに来てくれるように促した。



で、ちょっとK谷氏の先の方を恐る恐る握った瞬間、凄い勢いでK谷氏は射精して、俺と後ろにいるサヤさんにまで飛んできた。



K谷氏は顔を真っ赤にして、「ごめん、ほんとごめん」と繰り返して、「濡れタオルを持ってくる」と言って出ていった。






俺は気持ち悪いよりも笑えてきて、後ろにいるサヤさんに、「凄かったねK谷さん」と言ったら、なんとサヤさんは半泣きでふくれっ面になっていた。






サヤさんは、「私は、こんなに苦労してあの人としてるのに、どうして!?」と言って、いつにも増して激しく攻めてきた。



俺の耳を完全に自分の口の中に入れるような感じでねぶり、舐めながら、「もう絶対に許さないんだから、謝ってもだめだからね、あの人をイカせちゃったんだから・・・」と呟きながら、左手の指を俺のアナルにねじ込み、右手で激しく息子をしごきまくった。



俺がもう声を抑えきれずに、「ああ」っと情けない声をあげたため、K谷氏もびっくりして戻ってきたんだけど、サヤさんが、「あなたをイカせた罰としてお仕置きしてるの。黙って見てて!」とすごい剣幕で言うものだから、K谷氏も、「ハイ」と言ってソファーに座り込んでしまった。



(なんかK谷氏もまた勃起してたけど)






もうそれから何時間も、ずーーっと攻められ続けた。



俺がイキそうになると、口に咥えて激しく吸い上げて、全部飲む。



そのままイッても口を離さずに、また勃起するまでしゃぶり続ける。



勃起したら手コキに切り替えて、俺の口の中から目の中(!)まで舐め続ける。



なんか俺を攻めながらサヤさんの股間にも白っぽい愛液がダバーっと流れてる。



恐らくK谷氏のイクところを見てサヤさんも興奮してたんだと思う。



その自分の愛液を手で掬って俺の息子になすりつけ、潤滑油代わりにして、自分の乳首をカリ首のところに擦り付けたり、パイズリしたり、もう全然勃ってもいない状態の息子をありとあらゆる手段で攻められた。






サヤさんは、その間も、「まだだめ、まだイケるでしょ。いい子だから、もっと頑張って」とか言いながら、ついには俺をひっくり返してアナルにまで舌をねじこむ始末だった。






K谷氏も元気になってきて、「裏筋を舌で包んで吸い上げると効く」とか、「手コキする時も皮を使って上下に優しく絞り込む」とか指示し始めて、サヤさんもそれを全部実行したりとか、もうすごいことになってた。



俺はもう疲れきっちゃってなすがままにされてたんだけど、何回目かの勃起をし始めた時にK谷氏が、「もっといい方法がある!」とか言い出して、二人して俺をベッドに縛りつけてしまった。



俺は正直、(ついにK谷氏にやられてしまうかも?)とドキっとしたんだが、ぶっちゃけ、(それもまあいいか)とまで思うぐらい脱力してしまってた。






けど、次にK谷氏がやったことは、俺も、そしてサヤさんも予想にしなかったことだった。



K谷氏は、いきなりサヤさんを抱きかかえて(親が幼児にオシッコをさせるような格好)、仰向けで横たわる俺の上まで連れてきた。



俺は、(すげー、K谷さんってサヤさんを普通にこんな風に抱えれるんだ)って変な感心をしながらぼーっとしてた。



サヤさんは、「ちょっと何をする気?何をするの?」と不安そうな声を上げつつも、K谷氏に抱かかえられるのが満更でもない感じだった。



でも、K谷氏の次の言葉を聞いてサヤさんの顔色が変わった。






「今日は安全日だったよね。アル君にも一回ぐらいさせてあげないと僕も申し訳ない」






「えっ、ちょっと待ってよ、まさか、え?だめよだめだめ、それだけはだめ」






そこまで聞いて俺にもわかった。



K谷氏は、俺の息子をサヤさんの膣内に生で入れる気だ、と。






サヤさんは生挿入だけはK谷氏だけにこだわってた、というか俺には絶対にさせなかった。



子供が出来る云々は関係なく、何かサヤさんにとっての一線だったことは間違いなかった。



実際、3人でするようになってからコンドームをつけて入れることすらもほとんどなくなって、基本的に手や口、胸を使っての愛撫ばかりだった。



俺は息を呑み、否応なく期待してしまった。



そんな俺の気持ちに合わせて、俺の息子もまた全開で勃起してた。






「あああ、ダメ、ダメよ。アル君。抑えて、ね、お願いだから抑えて」






そんなこと言われても抑えれるわけがない。






K谷氏は、「もう、一回ぐらいいいじゃないか。アル君は僕たちの子供だろ?キミの膣内に戻してあげようよ」とか言って、俺の方へサヤさんを抱えてきた。






嫌がってるサヤさんのアソコもダラーッと愛液が垂れてきてる状態で、いつでもすぐに入ってしまいそうだった。



実際、もうサヤさんの抵抗も微々たるものになっていき、俺の上に下ろされた後、膝立ちで動きもせず、そのまま騎乗位の体勢でK谷氏が俺のモノを握ってサヤさんのアソコに添えて、サヤさんの肩を押さえつけて腰を下ろさせた。






俺の息子がサヤさんの膣内に入った瞬間、最初に俺が見たK谷氏に入れられた時と同じような、「あああああっっ」とすごい嬌声をサヤさんは上げた。






K谷氏は呆然とするサヤさんの腰を掴んで強引に上下に揺らした。



サヤさんは声にならない叫びを上げて、ぼろぼろと涙をこぼしながら頭を左右に激しく振ってた。



俺も、もう生まれて初めての生挿入の快感と、してはいけない禁忌を犯してしまったかのような興奮とで動くことも出来なかった。



サヤさんは、「いやっいやっ」と小さな声で繰り返しながらK谷氏のされるがままになっていた。



もうベッドの上は俺のケツの下までサヤさんの愛液でびっしょりだった。






その日、何回もイッてたとはいえ、そんな状況に俺がいつまでも耐えれるはずもなく、俺はK谷氏に、「すみません、イキそうです。サヤさんをどけてください」と言った。



サヤさんはそれを聞くと、急にトーンを落とした声になり、「それだけはダメよ、絶対ダメ、我慢して、お願いだから我慢して!」とはっきりした声で涙をぽたぽた落としながら懇願してた。






「もうダメです。K谷さん、お願いだから抜いてください。俺は動けない!」






俺も半泣きになりながら懇願するも、K谷氏は興奮した面持ちで・・・。






「アル君、彼女は基礎体温もきっちりつけてるし、安全日だから絶対に子供ができることはない、万が一出来たとしても僕たちの子として育てるから安心して膣内に出すんだよ」






そう言って、余計に激しくサヤさんを揺さぶり始めた。



サヤさんは、「ダメッ、ホントにダメッ、膣内に出すのだけはダメッッ」と叫びながら半狂乱で首を振っていた。



やっぱり、そう長くはもたなかった俺は泣きながら、「イキます。ごめんなさい」と言って彼女の中に放出した。



サヤさんは少し遅れて俺の顔を見て、「え、イッたの?ウソでしょ?我慢してるよね」と血相を変えて声を掛け、次の瞬間に俺がホントに膣内に射精したのに気づくと、「あああああああ、ホントに膣内に出したの?!ああ、私の膣内に?!!」と叫んだ。






「あなた、もう出てる、出ちゃってる、膣内に。抜いて抜いて、もう抜いてぇえええ」






サヤさんはK谷氏に抱きついて泣いてた。



そんなサヤさんにK谷氏は、「ちゃんと最後まで絞ってあげないとだめだよ」と言って、そのままサヤさんの腰を押さえて膣内に俺の息子を入れさせたまま、太ももを閉じさせ、腰を抱えて上下させた。



その間もサヤさんは、「ああああ、出てる。出ちゃった」と泣きながら呟いてた。



そして、やっとK谷氏はサヤさんの体を抱えて俺の息子を抜くと、ぼろぼろ泣いてる彼女を床に寝かせた。






俺はぼーっとした頭で二人を見てた。



サヤさんは顔を手で覆って、「ごめんなさい、膣内に出ちゃった。ごめんなさい」と力なく呟いてた。



するとK谷氏は、「ごめん、ちゃんと僕が綺麗にするから許して」と言って、サヤさんの股間に頭を埋めた。



まずありえない光景に俺も、そして恐らくサヤさんもびっくりした。



次の瞬間、またサヤさんの絶叫が部屋に響いた。






「あああああああああああああ、ダメダメ吸ってる、吸ってるの?ダメぇえええええ」






まさかと思ったが、そのまさかだった。



K谷氏は、サヤさんのアソコに口をつけて俺が出した精液を吸い出してる。



サヤさんは身体をビクンビクンさせながら、されるがままになってた。



あまりに大きく身体が跳ねるので、どうかなってしまったんじゃないかと心配になったほどだった。



K谷氏はサヤさんのアソコを執拗に舐め続けて、サヤさんはそのままぐったりとしてしまった。






K谷氏は俺の方を向くと、「ホント申し訳ない、もう二度としないから一回だけだと思って許して」と頭を下げた。






俺はもう黙って頷くだけだった。






翌日、サヤさんはK谷氏にクンニしてもらったことが余程嬉しかったらしく、「安全日になら、また膣内にアル君の欲しいかも?」とか言ってた。



俺は膣出しそのものは感動ではあったが、その後で毎回あの光景を見るのかと思うと、ちょっと遠慮したいと思ってしまった。






こういったことを後で思い返してみるとすごい得な体験だったと思うけど、当時は毎回のように、(もうこんな関係、今回限りでやめてやる!)って思ってた。



なんか自分がこの世で一番不幸なんじゃないかとまで思ってた時期があったよ。



というのも、基本的には俺がサヤさんに攻められ、そのサヤさんにK谷氏が入れて出すっていう、必ず儀式として一回あるこれがマジで精神的にきつかった。



俺とサヤさんがエッチする時は、基本的に彼女がリードしてコンドームつけて、サヤさんが腰を使って俺がイカされるって感じのエッチなんだけど、K谷氏が挿入する時は、俺の時の反応とは全然違ってた。






なんていうかな、K谷氏がすごいテクニックで俺の時と違ったサヤさんになるってのなら、まだ納得できたのかもしれないけど、K谷氏はずっと俺の方を見たまま、ただ入れて腰を動かすだけ。



愛撫どころかサヤさんに触ろうともあまりしない。



しかも俺が感じてないとK谷氏は入れてからでもすぐ萎える。



(実際に何回も、サヤさんに入れた途端にK谷氏のモノが萎えてしまって失敗ってのがあった)






ぶっちゃけ、エッチの時のK谷氏のサヤさんへの対応は、俺をオカズとした自慰行為の道具だった。



むしろ萎えてしまう分、自慰行為以下でしかないような感じだった。



性的な本能を義務感と責任感で無理やり押し★してサヤさんに挿入してる感じ。






それなのにサヤさんは、K谷氏が挿入する時は、その前からすでに頬を紅潮させて、太股にまでタラタラと愛液を垂らしてた。



んでサヤさんは、感じると長めの舌を突き出す癖があったんだけど、K谷さんが入れる時は、その挿入感に合わせてるかのように、唇の端から涎を垂らしながら、舌をだんだんと前へ突き出していく。



俺のを入れる時には、この癖は絶対に出ない。



なんていうか、それを目の前で見てたら、テクニックとか努力とか関係なく、サヤさんの“好きな相手”って気持ちだけで、ここまでの差が出るってのをまじまじと見せ付けられる。



んで、K谷氏に挿入されると、それだけでもうイキそうになるぐらいサヤさんは感じてるんだけど、あまり声を出してしまうとK谷さんが萎えてしまう(最初の頃、これで苦労した)ので、声が出ないように押し★す。



押し★す為に、俺の耳をねぶったり、キスをしたりする。






んで、そういう攻めをしてる時に感じると当然、上で書いたような舌を突き出す癖が出るもんだから、俺の耳や口の中をサヤさんの舌がどんどん奥へ入ってくるのがわかり、サヤさんがどれだけ感じてるかはすぐわかってしまう。



俺も、自分の時のサヤさんとその時のサヤさんを比べて、悔しいやら情けないやら悲しいやら切ないやらでいっぱいいっぱいになる。



でも、俺が感じないとK谷氏が萎えてしまうので、サヤさんは自分がそんなになりながらも必★に俺を興奮させようと愛撫する。



愛撫が激しくなればなるほど、舌をねじこまれる回数が増えて、俺も余計に悲しくなってくるといったループが続いていく。






この時には毎回、(なんで俺がこんな思いをしなきゃいけないんだ)とか思ってしまって、次こそは、もうここには来ないって考えながらサヤさんにねぶられてた。



押し★した声も俺には囁きとしてモロに聞こえてくるし、俺の耳の奥を舌でねぶりながら、「当たってる」とか「来る」とか「出てる」とか漏れてくるものだから、余計に俺は地獄。



K谷氏はイきそうになったら、「そろそろイクよ」と声をかけるんだけど、これは彼的には、(もう少しでイケるから、もっと頑張って俺を感じさせろ)って意味なのよね。



でもサヤさんはそれを聞いただけで身体がふるふると震えだして、自分もイク準備に入っていく。



そして膣内に出されたら、それをめいっぱい味わうかのように舌を俺に突き出してくる。






K谷氏がイッた時は、俺は毎回、半泣きになってたと思う。



で、K谷氏がイッた後は、サヤさんは俺を抱き締めて時間をかけて愛撫を続ける。






「ごめんね」とか「可愛いよ」とか「好きだからね」とか言いながら。






俺ももうさっきまでのやりきれなさをいっぱいにした状態から、一転して延々と大事そうに隅々まで舐られるものだから、感じまくってしまってなすがままになる。



俺がイキそうになると、サヤさんは必ず俺の息子を口に含み、口の中でイカせてそのまま飲んでしまう。



(ティッシュに出したりしなかったのは、今思うと、K谷氏に後でそれを使ったりさせない為だったのかもしれない。それぐらいK谷氏に関しては俺が相手でもサヤさんは嫉妬してた)






俺が完全に疲れきるとサヤさんは、俺を抱き枕のようにして脚を俺の身体に絡ませて抱き締めて寝かしつけてくれ、俺が目を覚ました時もそばに居てくれた。



その時、K谷氏は何をしてるかというと、甲斐甲斐しく3人分の朝食を作ってくれていたり、サヤさんに俺のそばに居てあげるように言いつけて、仕事の書類とか片付けたりしてた。



そんな感じで行為の最中にどれだけ俺が憤っても、その後で散々イカされた上に普段のK谷氏を見るとやっぱり毒気を抜かれてしまい、そのまま一年続いてしまったってのが本当のところ。






実際、K谷氏は、性癖を別にすればサヤさんにもすごい優しかったし、まさに理想の旦那って感じだった。



外見が良いだけでなく、温和で優しく、気遣いも細やかで、俺の仕事の相談とかにも親身に乗ってくれたり色々と助けてくれたりした。






そんなこんなで、こういう関係がその後一年ほど続いたが、サヤさんがついに念願でもあったK谷氏の子供を妊娠して、さすがにエッチ関係は休止に入った。



その後もちょくちょく遊びに行ってたけど、さすがにこんな関係をいつまでも続けるわけにはいかないなと思い始めてもいたので、「これをきっかけにもう終わりにしましょう」とK谷氏とサヤさんに言った。



向こうもある程度はそう思ってたらしく、「そういう関係じゃなくても遊びに来てくれる?」と言って、俺が頷くと喜んでいてくれた。






俺はその後、同じ工場の人の誘いで派遣エンジニアになって、定期的にネット上では話すものの、顔を合わせることはなくなった。



まあ仕事が仕事だけに決まった彼女も未だに出来ず、金だけはあるので、その土地の風俗へ行くって感じ。



だけど、今だにこの頃の思い出で抜くことが一番多いです。






今、考えると3人が3人とも片思いになってたのかな?



そして、行為をすればするほど3人が3人とも互いに嫉妬して鬱になり、それが性行為の激しさに繋がっていってた気がする。






俺の体験談はこれで終わりです。



長々とありがとうございました。