私は東京にある会社に入って2年目の23歳のOLです。



仕事は営業をしています。






私の会社では毎年秋に社員の慰労と親睦を兼ねて、近場ですが社員旅行をするのです。



去年は日光でした。



 












社長、専務、部長といった重役も含めて全員で50名くらいでの宿泊です。



うち女性は20人弱です。



こういった席では女性はマスコットみたいなもんで、重役たちや課長連中の接待をしないといけないので休まる暇がありません。






で、宴もたけなわ、ゲームをやるんですね・・・。



これには裏があってまず、ゲームのパートナーを決めるのにくじを引くんですよ。



男性側は重役、課長など8人で、他の男性社員は権利を持ってないんですね。



女性陣のうち誰が彼らと組むかを決めるくじなんです。



尚1年目の女子社員はくじには参加しません。



2年目からです。








くじと言っても実は男性側の好みと力関係で、初めから誰に当たるか決まってるんです。



相手が決まってゲームの始まりです。



このパートナーはゲームだけのものではないのです。



ゲームだけならば何の問題もないのでしょうが・・・、実は“夜のお相手をする”というお仕事が残ってるんです。



重役と課長クラスには個室が用意されています。



その個室で一夜を共にしなくてはいけないのです。



毎年それが嫌で辞めてしまう人が何人かいるみたいです。



断っても良いのですが(実際断る人もいますが)、その後の査定に響いてくるのは分かりきったことなので、泣き寝入りか辞めてしまうかのどっちかなのです。



そのことを入社1年目の社員はこの旅行で知り、次の年までに覚悟を決めておかねばならないのです。






私は2年目・・・、つまりそういうことです。



同期は4人いますが、私を含めてうち3人が選ばれてしまいました。



他の2人は、絵里と啓子でした。






宴会も9時を回り、みんな酔っ払ってくる頃、まずパートナーの男性が部屋に向かい始めます。



社長、専務、部長、課長・・・次々と部屋に消え、それに付き添うように3年目以降の先輩OL達は慣れた感じで部屋を後にしていきました。



私たち2年組は初めてということもあり、3人で決心しかねていました。






(年に1回だけ我慢すれば・・・)






そう思いながらも、日常的に会社で会う上司達に体を許すのは嫌なものです。



絵里は結構遊んでいたので、かなり決心はついていたみたいでした。



私も、今の仕事に楽しさを感じ始めていたので辞めたくはありませんでした。



でも・・・やはり迷います。



啓子は男性経験がなかったみたいで、ほとんど泣き顔でした。






そんな中で絵里が、「とりあえず行ってみよう」と言いました。



私たちも部屋に向かいました。



部屋は和室の個室で昔ながらのふすま戸、中の音が簡単に外に漏れていました。



先に行った先輩たちの声が中から漏れているんです。






そこで、私たちを躊躇させる出来事がありました。



廊下で男性社員たちが盗み聞きしているんです。



私は部屋に入る気を全く失いました。



でも絵里はさっさと自分の部屋に入ってしまいました。



絵里は本間部長とでした。



それを見るや男性社員が絵里の部屋の周りに寄ってきて聞き耳立ててました。



私は啓子とその場を離れました。



その廊下は異様そのものでした。



先輩たちの悶える声があちこちから沸きあがって、とても聞いてなどいられませんでした。






泣いていた啓子はふと何を思ったか、「部屋に行く」と言い出しました。



廊下に行くと絵里の部屋から歓喜の声が聞こえてきます。



男どもが戸の前で10人ちょっとたかってました。



啓子は隣の部屋に入りました。



啓子は金野課長とでした。






私は、まだ迷ってました。



一晩するくらいなら我慢でもできますが、男どもに聞かれるのは我慢できません。



好奇の目でこっちをちらちらと見ています。



私はその場を離れました。






1時間も経ったでしょうか?



やはり私も決心して自分の部屋に向かいました。



もうだいたい先輩たちの部屋は静かになっており、もっぱら私たちの部屋の周りに人が集まっていました。



啓子のうめきにも似た声と泣き声が聞こえていました。



私はそのドサクサに紛れて奥の自分の部屋に向かいました。



うまく気づかれずに入れたように感じました。






私は杉浦専務とでした。



年は60近いと聞いていました。



彼のいじめ方はどんな女もイカせると評判でした。



でも私は声を出すわけにはいかないと思っていたので必★に我慢しました。



仕事になれば彼らはライバルです。



そんな彼らに弱みは見せたくないですし・・・。






でも、声には出しませんが体は感じてしまいます。



溢れんばかりの快感にカラダ中から汗が出て息を荒げていました。



あそこもぐっしょりでした。



不思議と我慢すればするほど感じてしまうものです。






専務はついに私の中に入ってきました。



思わず声が出てしまいましたが、外にいる男たちのことを思うとすぐに覚めました。



専務は激しく動いていました。



私もだんだん我慢しきれずに声が漏れ始め、そのうち我を忘れて乱れていました。



気づいた時はもう2時近くなっていました。






次の日、先輩に笑われてしまいました。



こういう時は、後から行くより、最初にみんな一緒に済ませた方がいいとのことでした。



後になれば野次馬が一部屋に集中し、一部始終を聞かれてしまうのだとか・・・。



何を言ってるかすぐわかりました。



私の感じている声を多くの男たちに聞かれてしまったということで、それが噂になってるってことなんだなと。



それもそのはず、私は12時以降の記憶がほとんどないのですから・・・。



2時間以上もたっぷりと、男達のおかずにされたようでした。






セクハラってこんなに堂々とやっているところはないでしょ、たぶん。



でも、ウチじゃ当たり前の行事となってるんですよね。



来年は選ばれないことを祈りつつ・・・。



ああ!悔しい!!恥ずかしい!!!