時々思うことがある。



なぜ人妻たちは旦那を裏切り、他人棒に夢中になるのか?



また、そんな奥さんたちは不倫相手とは別な男にも簡単に抱かれているのか・・・と。



私が頂いた奥さんたちのほとんどは、浮気は初めての人ばかりだった。



(本当かどうか定かではないが・・・)



ただ、私と情事を重ねる度に身体が開発されているので間違いはないだろう。






S子もその1人だった。



当時、彼女は38歳。



私より2つ年上だった。



身長は158センチ。



ジャズダンスを趣味でやっているだけにスタイルは外観からしても良かった。



旦那は自営を始めて間もない。



小学校の息子と保育園に通う娘がいた。






もともと彼女は私の部下。



旦那の自営に伴い仕事を辞めたのだった。



考えてみたら、一緒に仕事をしているとき、休みにも関らず会社に出ていた私に合わせて彼女も出てきていて、何かにつけて営業先に一緒に行って欲しいと言われる。



そんな彼女が少しうざく感じていた。



また、ある飲み会の時は私の隣に座り、短めなタイトスカートに綺麗な生足を私に向けていた。



彼女なりに私を誘っていたのだろう。






彼女が仕事を辞めて、何度か仕事の引継ぎもあり、自宅を訪れた。



彼女は体にピッタリとフィットした白のTシャツに腰までのGパン。



引継ぎが一段落すると、コーヒーを入れてくれて隣に座り、彼女の若い頃のアルバムを持ってきた。



アルバムを開きながら説明する彼女。



細い背中を見ると、Tシャツから腰が露わになっている。



しかも、ジーンズと腰の間に隙間ができて白いショーツまで見える。



そしてお尻の割れ目も綺麗に見えた。






「誰もいないの?」






「2階に息子がいるよ。旦那は仕事の準備でしばらく帰ってこないよ」






そんな話をする中、ある写真に目が留まった。



授乳写真と新婚旅行だという水着(ビキニ)の写真だ。



彼女は思わず手で伏せたが、「ナイスバディだね!」と褒めると、満更でもないのか、その手をゆっくりと上げた。



驚いたのは、スレンダーにしては乳がデカいのである。



その日はその写真を頭に焼き付けて帰宅した。






数日後、彼女から会社に電話が来た。



私は、この前のお礼に加えて、「思ったより大きいんだね?」と言った。



彼女は恥ずかしげに、「・・・見る?」と冗談めいた。






「今度、転勤だと聞いたから電話したの。渡したいものがあって」






そう、ちょうど異動時期で私は転勤が決まっていた。



そのことは彼女には言わなかったのだが、別のスタッフに聞いたのだという。






待ち合わせは会社から車で5分の本屋さん。



彼女は白いワンピース。



普段みない格好に少し戸惑った私は、彼女からのプレゼントのネクタイを受け取った。






「ありがとう。大事にするね。お昼時だし、よかったら?」






私はお昼に誘った。






「何食べる?」






一昨日のテンションとは違い、口数の少ない彼女。






「・・・お昼だけでいいの?」






変な質問をしてきた。






「お昼だけであれだったら、カラオケでも?」






答えようのない私は彼女の真意を探った。



しばらく沈黙が続き、交差点を右折して走りだすと・・・。






「・・・私、でもいいです・・・」






一瞬、私は言葉を失い、助手席の彼女を見た。






「・・どうしたの?急に」






意味がいまいちわからない。



でもやっぱり、(そういう事だよね?)と自問自答した。






「・・若いうちだから、今ならまだ見せられるから・・・」






確かそんなことをしゃべっていたと思う。



私は、これまでに彼女との肉体的な繋がりを一度も想像したことなかった。



頭の中を整理しながら聞いた。






「旦那さんは大丈夫?っていうか浮気だよね?」






どうでもいいことを聞く私。






「旦那とはあまりないし、私、旦那以外知らないの。想い出にと思って」






少ない会話を噛みしめながら高台にあるホテルに入った。



ベッドの上でお互い裸になる。



私は彼女を抱き寄せて初めてキスした。



いい身体をしている。



・・・にも拘わらず、勃たないのだ。



何回か入れてみるも、大きくならない。



確か彼女が、「声、出させてくれないの?」と言った。






射精したかどうかも覚えていない。



たぶん彼女は、旦那のほうがまだよかったと思ったに違いない。



その年、帰省の際に彼女と会うことはあったが、車の中ということもあり、手でお互いイカせるだけだった。






翌年、当時の仕事を私も辞めて地元に戻った。



いきなり彼女の自宅を訪ねた。



自宅には彼女しかいない。



驚いた彼女であったが、すぐに2階の子供の部屋に向かった。



寝ているかどうか確かめたのだろう。






そして彼女は無言で部屋のカーテンを閉め、そこに布団を敷いてくれた。