私が処女喪失したのは20歳の大学生の時。



相手は同じサークルで知り合い、付き合い始めました。



付き合い始めの微妙な間柄の時に一緒に映画を観に行った時、手のひらを優しくくすぐられてかなり感じてしまった事もありました。






私は小学生(もしかしたら保育園の時からかな)頃から、自分の性器や性的表現のある文章にすごく興味があって、結構オナニーもしていました。



そう、私は早熟だったんですけど、初体験はこの大学の時まで無かったんです。






エッチな文章やマンガを読むと“濡れる”っていう感じも分かっていました。



ただ、高校までは好きな人がいても振られたり、憧れ止まりだったり、勇気を出して告白したらいきなりキスされちゃって、その後は放ったらかしといった謎の人だったり・・・。



キスはしたけど付き合ってないなんて!



興味本位だったのかな、それとも私が好きになった男性達は変わり者だらけだったのかも?



セックスにはすごく興味はあったけど、オナニーで満足してるとこもあったし、何より体験するなら、私がすごく好きになれる人で、相手も私のことを好きでいてくれる人が良かったから。



一回だけエッチしてヤリ捨てされるのも嫌ですし・・・。






そんなわけで私って、未体験だけどエッチな人間だったのです。






サークル仲間だったから彼の家に何度か泊まったことはあったのですが、付き合い始めて何度目かのお泊りは少し感じが違っていました。



彼氏は照れ屋なのか気を遣っていたのか、さあ寝ようって感じで明かりを消して一緒にベッドに入ってから、だんだんとキスしたり触れてきたりしました。



普段はお堅い感じの人なので、キスされただけでドキドキして胸が痛くなり、下半身が熱くなります。






キスがすごく上手な人で、初めて男性と付き合った私はキスされるだけでとろけるような感じがしていました。



何をされているか意識できないほど気持ちいいんです。



その後に付き合った人とのキスも、気持ちいいことはいいんですが、最初の彼はずば抜けていました。



あくまで優しく、キスだけじゃなく、私の身体に触れる時も、指先が触れるか触れないかの微妙なところでさわさわと動いていきます。






胸は小さいので、恥ずかしくてかなり抵抗しましたけど、「可愛い」って何度も私のコンプレックスの貧乳を褒めてくれたので自分をさらけ出す事ができました。



真っ暗な中、街頭の明かりだけで部屋がぼんやり光っています。



シャツを脱いだ小さな胸を彼は優しくなぞります。



しばらく円を描く様に指でなぞった後、初めて先端を舐められた時はすごくびっくりして、そして気持ち良かった。






「んッ・・・」






アパートですから声を★すのですが、つい漏れていました。






「んぃやっ」






彼の手はだんだん下にさがって、パジャマにしていた短パンに手がかかります。






「いい?」






「ぅん」






聞かれてもはっきりとは答えられず、(嫌じゃない)という事を示すのが精一杯。



脱がせても急には触ってこないで、太ももの辺りをゆっくり撫でています。



その間も胸へのキスは続いています。



パンツ越しにあそこを触られた時は、分かっていたけれどすごく濡れていて、かなり恥ずかしかった。






「いっぱい濡れてるね」



「だって・・・うん・・・気持ちいいもん」






「エッチな◯◯が好きだよ、映画館でも感じてたもんね」



「バレてたんだ・・・」






すごく恥ずかしい思いと共に、この人だったら安心できるってすごく思いました。



初めて人に触られて、自分で触るのとは違った感触が不思議でした。



自分でなら一番感じるところを刺激できるからすぐ“イケる”わけですが、逆に焦らされているような感じがして、すごく感じてしまいます。



でも初めてだし、『もっとこっちを触って』とかは言えません。



もどかしくて声が出てしまいます。






いつの間にか彼も服を脱いで、「(入れても)いい?」って聞かれます。



私ばっかり気持ち良くなって申し訳ない気持ちと、やっぱり怖さより好奇心のほうが勝って・・・。






「うん」






正常位で試みたのですが、全然入りません。



彼氏も経験は私で二人目で、場所が違っていたのか少し戸惑い、私が「ここだと思う」と教えます。



でも入りません。



先っちょだけはともかく、奥へ行こうとすると当たっている部分が引き攣る様に痛い。



こんなに濡れてるのに・・・。



大好きな彼氏を受け入れられない自分が悲しくもあり、でも痛さに負けてこの日はここで断念しました。






次にチャレンジしたのは何日か後。



この時もかなり感じさせられ、入れる時はやっぱり痛かったんですが、彼もこの日は許してくれず、最後はちょっと強引に入ってきました。



私の場合は入った後は楽でした。






「あ、入った!」って、嬉しかった。






ちょっと痛みはあるけど、「動いていいよ」って言えるくらいでした。






この頃は挿入で気持ちいいことはあまり無かったけれど、彼の感じている息遣いとか、抱き締められる幸福感とかで満足していました。



もちろんイクとかもなく。



(今でも触られてイク事はありますが、中イキはありません)



でも終わった後、シャワーを浴びて腕枕で眠る時はとても幸せでした。



いい初体験だったと思います。






やっぱり大好きな男性が現れるまで処女はとっておいた方がいいですね。



焦って初体験しなくて良かったと思います。