里美は里美で、チンコを指でつついたりするのにも飽きたようで、今度は親指と人差し指で輪っかを作り、その中にチンコを通して、いわゆる手コキに近いようなことを始めていた。
俺はその里美の指の感触に思わず息を漏らし、ワレメを探る手が止まってしまった。
「あ、それ・・・」
「これ、いい感じ?」
「・・・」
今考えると、彼女は本で読みかじった程度ながら、エロマンガ方面に偏った俺より、はるかに正確な性知識・・・というより性行為知識があったのだと思う。
ゆえにその知識をもっと実行したいと考えたらしく、「ねえK、湯船から出ようよ。のぼせちゃうし」と言った。
それが言葉通りの意味だけではないと、子供ながら本能的にわかった。
つまりお湯の中ではなく、『床の上で続きをしよう』と暗に言っているんだと理解できたので、俺はすぐに頷き、2人でバスタブから出た。
改めて風呂場の床の上で俺の前に立ったオールヌードの里美を目の当たりにして、すごくキレイでエロいなと思った。
もう2人とも開き直っていたので目線を逸らしたりはしなかったが、里美は女の子の条件反射か、股間部はまた手のひらで隠していた。
俺は反射的に(ずりぃ)と思い、自分も今さらながら手でチンコを隠したが、それを見た里美が、「見えちゃってるよ、Kのカワイイの」と笑った。
俺が慌てて股間を見ると、間抜けなことに皮を被った頭の部分が手のひらからチラリとはみ出していた。
俺はその指摘に狼狽して真っ赤になったと思うが、同時になんだかコソコソ隠すのがバカバカしくなってきて、なんだか男らしくないとも思ったので、思いきって手をどけた。
むろん俺は湯船の中の時と同じく、興奮しっぱなしのチンコはギンギンのまま、里美の方に向かって屹立していた。
「・・・やっぱりお湯の中じゃなくても真上になってるんだ」
「当たり前だろ」
里美も湯の中ではなく、地面の上で勃起したチンコ見るのは初めてなので、興味深げに目線を注いでいた。
「これって、あたしが裸のままだとずっと硬くなったまま?」
「知らねえよ!」
俺は里美の身も蓋もない質問に泡を食ってしまった。
彼女もこれはからかっているのではなく純粋な興味で聞いているはずなのだが、知識にところどころ穴があるせいか、どうしても表現が露骨になる。
俺はちょっとふてくされた感じになり、里美のまだ隠している股間部分に目をやった。
里美は俺のエロビーム全開の視線に気づくとクスッと笑って両手を後頭部にまわし、左右の足を交差させ、まるでグラビアモデルのようなポーズを取り、「どう?あたしきれい?・・・なーんて」と、何かのモノマネのような口調で言ってきた。
(「なーんて」の部分は照れ隠しだったと思う)
その里美の姿は、胸部を背後に反らした分、ただでさえ小学生にしては大きなオッパイが、さらに大きくなったように見え、股間のワレメの見える角度や、濡れたわずかな股間の毛なども絶妙な色気があり、同級生のガキを悩★するには充分すぎるほどだった。
「あ・・・」
その時、あまりの里美の姿のセクシーさに、いきり立った俺のチンコの海綿体に血がさらに流れ込んだのか、手も使わずに、ぷるん・・・と上下に揺れた。
里美は驚いたようだったが、俺の方もびっくりした。
「あははっ、ねえ今、Kのチンチン、『そうです』って返事したみたい」
里美は俺のチンコを指差して笑った。
「そ、そんなこと、ない・・・」
「じゃ、今のは何?」
「よくわかんねえけど、勃起したチンコって時々そうなることがあるんだよ」
俺が答えると里美は、「そうなの?」と疑わしげな顔つきをして、「Kってさ、チンチンの方が本人より正直なんじゃないの?」と言って笑った。
俺は恥ずかしさを誤魔化すため、仕返しとばかりに里美の胸に腕を伸ばして乳房に手のひらでタッチした。
すると里美はキャッと軽く悲鳴をあげると反射的に後ろを向いたので、すかさず俺は背後から里美にふざけて抱きついた。
里美が中腰気味になっていたので俺のチンコが里美の背中にぺったり張り付いて、里美の柔らかく温かい肌とチンコの接触に俺は興奮した。
里美は「・・・ねえ、チンチン、あたしの背中についちゃってる」と、さすがに迷惑そうに言ったが、俺は気持ちいいのでやめずにもっと強く押し付けてやった。
俺が「どうだ」と言うと里美は、「Kのちっちゃ~いチンチンなんか、くっつけられてもたいしたことないもん」と、余裕のある口調で言い、「お返し!」と言って自分の背中を俺のチンコに擦りつけてきた。
ついさっきまで、こんなことをするとは考えてもいなかったのに、今はお互いの身体を触りあってるという状態に俺は、そしておそらく里美も、より興奮を誘われていた。
里美が中腰の姿勢から背と足を伸ばしたため、俺のチンコは彼女の背中からお尻に滑り落ち、里美のお尻の割れ目にチンコが挟まる形になった。
今思うと、これは一歩進めばバックからのナニになってしまうが、もちろん当時の俺と里美にそんな発想はまだなかった。
けれど意識はせずとも、いわゆる素股プレイのような状態になっていて、里美が大きいお尻をチンコに擦り付けてくるたびに俺は快感に満たされ、俺も負けずに擦り付け返した。
「なによ、ちっちゃいチンチン擦りつけてきて」
「うるさい!」
長身デカ尻の里美の圧力はとても強く、俺の小さなチンコは彼女の大きなお尻に飲み込まれたまま体ごとどんどん後退させられた。
俺は里美の猛攻に対して、どこかのエロマンガで見たように、里美のおっぱいを背後から腕を伸ばして揉もうとした。
だが膨らみと乳首に触れたと思った途端、もはや圧力に耐え切れなくなり、俺は背後にペタンと尻餅をついてしまい、仕方なく里美に、「降参・・・」と言った。
里美は倒れた俺に近づき、「まいった?」と言って地面に座った俺の前で中腰になった。
(うわ・・・)
彼女が意図せずとも、俺のほんの目の前に里美の股間がある状態になっていた。
こんな至近距離でワレメを見るのは初めてだった。
「あ」
里美がそれに気づいて反射的に手で股間を隠そうとするのと、激しく興奮した俺の股間の勃起がまたピクリと反応したのはほとんど同時だった。
まさに俺のチンコは、眼前の里美を見上げて、ペコリとお辞儀するような格好になった。
「あ、またチンチン動いた」
そう言って俺のチンコに手を伸ばし、優しく撫でて、「Kは素直じゃないけど、チンチンは素直で可愛い」と憎まれ口を叩いた。
(里美のやつ、俺の弱みを見つけて調子に乗ってんな)
俺はちょっとムッときて、反撃として目の前の里美の股間に手を伸ばしたが、今度は余裕のタイミングで手でガードされてしまった。
「さっきもうさんざん触ったじゃん」
「お前だけズルイじゃねーか」
「そうだけど・・・やっぱり恥ずかしいし」
・・・何を今まさらと思ったが、結局里美は意外にあっさり手をどけてくれたので、俺はそのとき初めて床の上で里美の陰部に触れた。
その後、俺と里美は風呂場の床の上で、最初はお互い立ったままで、次に座りながら触りっこしたが、もっと面白い方法、まだやってない方法はないかと色々と姿勢を変えてモソモソと動きあった。
まず、俺が先ほどの押しくらまんじゅうの時に失敗したことをもう1回やろうとして、里美の背後に立ち、片方の腕を伸ばし胸を揉んだ。
そしてエロ漫画でよく見たポーズをマネして、もう片方の腕を里美の股間に伸ばしてワレメに触った。
右手におっぱい、左手に股間と、何かいい感じのエロさで、なんだか大人になったような気分だった。
(今考えるとお笑い草だが)
「・・・なんかこういうことされるの、すごく恥ずかしい・・・あ、ちょっとK、またチンチンあたしのお尻にくっつけてるし・・・本当にスケベ」
もちろん俺のチンコはギンギンで彼女のお尻に張り付いていた。
そしてオッパイを揉んだりワレメを弄る手の動きに合わせ、里美のお尻にチンコを擦り付けたりしていると・・・。
「・・・あ、いや、それはちょっと・・・さぁ・・・」
そう言って、なぜか里美は極端に恥ずかしがり出して、すぐにやめさせられてしまった。
「今度はあたしにやらせて」
里美はそう言うと、俺の背後にまわって身体を密着させてきた。
むろん俺の背中には(身長差があるので、ケツではなく背中になってしまう)、彼女のおっぱい、そしてワレメと毛がぴったり触れているのを感じた。
さすがに俺みたく擦り付けたりはしてこなかったが、里美は俺の勃起チンコに手を伸ばした。
・・・が、その途端、今度は俺の方がこういう事をされているのが、とてつもなく恥ずかしくなってきた。
「あ、俺もちょっと・・・」
そう言って、結局これはお互いすぐにやめてしまった。
今思うに、後ろに回って相手を攻めるなどというのは、俺たちにはやるのもやられるのも、まだ精神的に早かったのだと思う。
その後も色々試行錯誤したが、やがて2人で互い違いに横向きになって寝転がり、互いの顔の前に下半身がくるような体勢が、今一番お互いに『やってみたいこと』にピッタリだということに気がついた。
「あ、えーと・・・これって・・・シックス・・・シックスナインっていうんだよな。ろくじゅうきゅう」
「・・・なんでそんなこと知ってるの?」
その返事は里美もその言葉を知ってるという何よりの証拠だった。
「いや、マンガとかで」
「やっぱりそういうエッチなマンガとか読むの?」
「たまに立ち読みとかしてる・・・お前は?」
「・・・お母さんが買ってくるレディコミとか」
そう言われても、この時は(レディコミってなんだ?)と、よく分からなかった。
俺がコンビニで立ち読みしてたのは、いわゆるスタンダートな美少女エロマンガだったので、レディコミというのは、その女向けエロ漫画なんだろうと思った。
(そしてその予想は半分は当たっていた)
結局、まだまだガキたる俺たちは、意図的ではなく偶然この体勢になってから、これはシックスナインだと気がついた感じだった。
この姿勢だと、今、一番お互いにやりたいこと・・・つまり異性の性器を至近距離で見たり触ったりするという目的が一番合理的にやれた。
俺は床の上では初めてじっくり目の前で里美のワレメや毛を指で弄くれたし、里美も同じことを俺のチンコにした。
「あ、チンチンちょっと柔らかくなってる」
この時点では、さすがに俺のチンコも連続して勃起するのに疲れたのか、それとも刺激的な状況に慣れてきたのか、やや萎え気味になっていた。
だが里美にとってはどんな状態でもあまり関係ないようで、とにかく弄る“作業”を楽しんでいたようだった。
何分か経って、俺が“作業中”にデリカシーの欠片もなく、「・・・お前、ここの毛いつ生えたの?」と、実に小学生らしい興味の質問をすると、里美はまず沈黙し、やがて怒ったように、「・・・知らない。忘れた」と恥ずかしそうに言った。
そして少し間を空けると、ちょっと言い訳をするように・・・。
「・・・でも、あたしだけじゃなくて他の女の子も生えてる子、結構いるよ。前の自然教室の時に・・・」
自然教室とは少し前に学年全体で近郊の山の旅館に一泊した行事だった。
どうやら里美は女風呂で、同級生の女子の股間のヘアーを結構数多く目撃したらしい。
(女の方が生えんの早いのかぁ・・・)
ちょっと驚いた。
俺が男風呂で目撃した男子どもには毛が生えている奴など、ほんの数人しかいなかったからだ。
俺はそれを聞き、スケベ心を起こして、「え、誰?誰?」と、思わず聞いてしまった。
里美は、「そんなこと知りたいの?」と呆れた様子だったが、「・・・ええっと、加奈とか、祐子ちゃんとか・・・恵も・・・」と、里美はクラスメイトの名前を何人か挙げてくれた。
(※むろん全部仮名)
里美が名を挙げた女子たちは、割合背が高く、発育が良い連中がほとんどだったが、恵という子は俺よりも背が10センチは低く、下手をすれば3年生くらいにしか見えないほど小さな子だったので、俺は驚いてしまった。
「恵がかよ。信じられねえ」
「あのコ、あたしより(毛が)多いよ」
「マジで?・・・あいつペチャパイなのにな」
「そーいうこと言っちゃだめだって」
里美の言葉を聞くうちに、俺はクラスの女子たちの裸、そして股間の毛を頭の中でどんどん妄想してしまった。
(すぐ目の前に“見本”があったのでイメージするのが楽だった)
その後も、俺は里美から“下の毛”情報をしっかり聞き出し続けたが、実は大半はいわゆるダミーの質問で、その中に“お目当て”の女の子が1人いたのだ。
それは由美子という名の子で、先に挙げた恵という子と同じくらい小さく童顔で(小学生で童顔っていうのもおかしいが)、黒い髪を後頭部でシンプルに結わっただけで、里美のような大人に脱皮しかかった色気はないが、可愛くまとまった顔立ちの子だった。
由美子も登校班は違えど俺の家から割と近い所に住んでいて、小学校1年の時から同じクラスだったので、今でも俺とも里美とも親しかった。
由美子は里美と違い、男子に混じって遊ぶような活発な性格ではなかったが、とにかく低学年の頃からめちゃくちゃ優しい性格で、他人の面倒見もよかった。
彼女を嫌ってる男子はまず1人もいなかっただろうし、好きだった奴も絶対にいたはずで、俺もその1人だった。
(いや、里美も好きだったが、この時は由美子のとは別ラインの感情だったと思う)
だからこそ俺も、由美子のがどうなっているか、すごく知りたかった。
俺は里美に、「◯◯は?」「じゃあ××のはどうだった?」などと連続して質問して、その中に由美子を不自然にならないようなタイミングで紛れ込ませた。
(小賢しいガキですね)
里美もクラスメイトの下の毛の有無をすべて記憶しているわけでは無論なかったが、、由美子とは仲が良かったので覚えていたらしく、「由美子?・・・えー、まだだった」と明解に答えてくれて、俺は奇妙な安堵感と共に、神秘のベールが明かされ、とても幸福な気分だった。
その後も、由美子だけが真の目的だと知られたくないので、一応いくつかダミーの質問をしておいた。
クラスの中で気が強くて生意気なタイプの女子が生えてないのに、地味でおとなしめだと思ってた子が生えてる・・・なんて事実が結構あって、それは驚かされたが、まあ正直、この時は由美子のことさえ分かれば、他の奴がどうなってるかはすでにどうでもよかった。
(由美子の裸・・・由美子はまだ生えてない・・・)
そしてこんな話を聞けば、妄想が膨らんでくるのは仕方がない。
それに正直、顔だけなら里美より由美子の方がタイプだった。
(やべえ)
「あ、なんかまた硬くなってきた・・・あ、K、もしかして今の話を聞いて大きくなっちゃったの!?」
図星だった。
だが“同級生の女子も性の対象”というスイッチが入った今、こんな話を聞かされてこうならない方がおかしい。
さっきから里美に弄られていたので、また萎えたものが復活しかかっていたのだが、いわゆる完全体に戻ったのは、まさに今の話の直後で一切誤魔化しようがない。
だが里美はあまり怒った様子もなく(嫉妬とかするような間柄ではなかったので)、むしろ興味深げに・・・。
「・・・ねえ、誰の裸を想像しちゃったの?」
などと笑いながら興味深げに聞いてきた。
「・・・あ、由美子のでしょ」
「!」
里美の一発直撃弾に俺は思わず息を呑んだ。
もしかしてこれが女の勘というやつか。
俺はいつもなら即座に否定して誤魔化すのだが、この時ばかりは一発で言い当てられた恐ろしさに凍りついてしまい咄嗟に何も言えなかった。
「あ、やっぱそうなんでしょ。由美子可愛いもんね」
「・・・いや」
「隠さなくてもいいのに」
俺は追い詰められたが、だが里美もそれ以上追及してこず、別の興味事に話題を移してくれた。
「それじゃあさ・・・男子たちはあまり生えてなかったの?」
この里美の質問に、(あ、やっぱり里美もこういうことが聞きたかったのか)と思った。
だから彼女も俺に素直に教えてくれたのだろう。
「(生えてる奴は)ほっとんどいなかった」
「・・・NとかFも?」
NとFはクラスの中でも背が高くスポーツマンタイプで、おまけに顔もまあまあだったので、女子に人気のある連中だった。
「・・・あいつらは生えてたな」
「あ、やっぱり。あの2人は背、高いもんね」
里美は妙に納得したように言ったが、やっぱ女はああいう奴らのチンコがどうなのか気になるのか・・・と、内心ではちょっと悔しかった。
(じつにバカですね)
里美は俺のチンコを弄りながら、またサイズを指を使ってチェックしていたらしく・・・。
「やっぱりKの、小さい時は弟のよりちっちゃいね」
「だからそれウソだろ」
「じゃおまけして同じくらいでいいよ」
おまけってなんだよと思ったが、里美は俺にしつこく毛のことを聞かれたのを根に持っているらしく、今こそ反撃するぞとばかりに、「・・・でも大っきくなっても、Nより小さいみたい」と、笑って付け加えた。
「んなことねえよ!」
「ううん、そうだと思うよ。(プールの時に)1回チラッと見ただけだけど・・・」
里美は俺がムキになるのが面白くてからかっていただけかもしれないが、本音では、これまで奴のデカチンを見た限り、たぶん勃起しても負けてると俺も思った。
たとえ小学生でも高学年にもなれば、やはりそこまでサイズに差があると悔しいものである。
その後、里美のワレメが指で触れば触るほど、どんどん湿ってきていることに気がついた。
“女の股は気持ちよくなってくると濡れる”という知識はおぼろげながらあったが、ここでそれを口に出すと、さすがにまずいんじゃないか?
毛の時とは比べもんにならないくらい怒るんじゃないか?
という程度の想像力はあったので賢明にも黙っていた。
だが、だんだん俺が指で触る音が粘着性を帯びてきたのと、たまにツボに入ったのか里美が、「あ・・・」とか「ん・・・」とか可愛い声を漏らし出してきたので、俺は何か状況が変わり始めたのを実感し始めていた。
とはいえ具体的には何も思いつかず、ただ漫然とこのまま弄るのを続けているしかなかった・・・。
が、その時である。
再び里美の方からアクションを起こしてきたのだ。
里美は俺のチンコを弄る手を休めると、「・・・あのさ、今からKがびっくりしちゃうことしていい?」と言った。
それはわざと口調を軽くしていたが、実は思い切って言ったという感じだった。
「え?なんだって?」
次の瞬間、(あれっ、なんだかチンコが生温かい)と思った。
(一体なにをしてるんだろう?)と自分の下半身を、首と顎を引いて覗き見た。
すると、なんと里美は俺のチンコを口の中に含んでいたのだ。
俺はびっくりして、「何やってんだよ!」と叫んだ。
里美は答えなかった。
俺も最初は驚きのあまり頭が空白になっていたが、すぐに里美のしている行為の名称に思い当たった。
(あ・・・フェラチオってやつか、これ)
里美は一旦口を休めると、さすがに恥ずかしそうな上擦った声で、「大人は・・・こういうポーズ(シックスナイン)になると、こんなことするみたい・・・だよ」と言い、「レディコミで、これしてるの・・・あったの」と付け加えた。
もちろん俺の読んでたエロマンガ誌にも、“それ”をしてるシーンは腐るほどあった。
とはいえ、知識はあっても口でチンコを舐めるなど信じられないという思いもあり、これはエロマンガの中の話だけで、現実にやる女が本当いるのかと疑っていたほどだった。
里美の方も、後で聞いた話ではかなり思い切った末だったそうだが、(お風呂で洗ったばかりなので・・・いいか)と思い切ったらしい。
こうやって開き直ると、女の子の方が先にアクションを起こす勇気と行動力がある。
だが俺は俺で、確かに指で弄り合うだけなのは、さすがにもう飽きかけていたところだった。
そうなると当然、例によってエロマンガのシックスナインのシーンを思い出し、俺も里美の股間を舐めた方がいいのか・・・という常識的(?)な発想が出てきた。
しかしさすがにそれは抵抗があったので躊躇ってしまったが、里美だけに舐めさせてるのも何か悪い気がしたので、中途半端な気持ちで、「俺も・・・いいのかな?」と里美に向かって呟いた。
それは、(俺も舐めていいのかな?)と(そんな恥ずかしいことしてもいいのかな?)という2つの意味を込めていたのだが、里美はそれを両方とも察したらしく、少し考えて、「・・・もう、ばれちゃったんだし」と、俺の方に首を向けてポツリと言った。
それは少しずれてる返事ではあったが、里美の言いたいことは理屈ではなく、感覚で何となくわかった。
要するに、俺も里美もとっくにある一線を越えて、互いの好奇心を全開にして、異性の性器を“探索”しているのである。
その好奇心・・・ぶっちゃけて言えばエロ心が、お互い、相手にとっくにばれてしまっていると、里美は言いたかったのだろう。
結局、里美のその言葉が決定打になった。
もうここまでやってるんだし、後戻りすることはないと無意識下で思ったのだろう。
俺は思いきって眼前の里美のワレメに向かって舌を伸ばし、まず恐る恐る先っぽでチョンと触れた。
その瞬間、里美は、「あ・・・」と、これまで聞いたことのないような可愛い声を漏らした。
(!)
まさにそれが引き金となって、俺は一心不乱になって里美のワレメを舐め始めた。
いざクンニ(この単語は何故か当時は知らなかったが)を始めてみると案外それは楽しく、エロチックな作業で、俺はつい我を忘れて没頭してまった。
いきなり俺が勢いよくペロペロ舐めはじめると、里美は、「あ、・・・それ・・・あ・・・ん・・・」と、小学生のくせにめちゃくちゃ艶っぽい声を出し始めた。
俺が里美のワレメをクンニするればするほど、彼女の中から透明の液体が溢れ出てきた。
(うわ、俺ら、チンコとマンコ舐めあってるよ)
その時はマンコと思っていたが、あくまで俺の舌先のターゲットは上のワレメであり、いわゆる女性器・・・膣・・・つまりマンコには手を、いや舌を出さなかった。
子供にとって“奥の穴”は、何かグロく、得体が知れず恐かったのと、当時の俺としては前に書いたとおり、女子の身体に一番エロチックさを感じていたのは、あくまで上のワレメだったのである。
「・・・あ・・・あっ・・・あ・・・」
里美はますます色気のある声を出して、それが面白くて仕方がなく、俺は夢中で里美の股間に顔を埋めて舌を動かし続けたが、彼女もヨガリ声を出しつつ、俺のチンコに対して手と口を休めなかった。
(里美の口ん中、すげえ気持ちいい・・・)
するとだんだん俺の方は、下半身が痺れるような奇妙な感じになってきて、何かおかしいなと思っていると、どんどん体全体から力が抜けてきた。
やがて里美が一生懸命に口の奉仕を続けてくれているのに反して、俺の方はだんだん里美のワレメを舐める作業が滞りがちになってきていた。
今考えると、俺のクンニよりも里美のフェラの方が、正しい知識がある分、テクニックが上だったのだろう。
そもそも俺の方は女の子の本陣に、舌も指も突撃させてなかったのだから当然とも言える。
やがて俺が気持ちよさのあまり、目の前に里美の濡れたワレメが息づいているのにも関わらず、何もできなくなりつつあった。
(・・・なんか動くのダルくなってきた)
程なく俺は、いわゆるマグロ状態になり、ただ一方的に里美にフェラされてるだけになったが、里美は何も言わず、むしろ前よりもっと懸命に手と口を動かしていた。
・・・後で思うに、どうやらこの時、里美は生まれて初めて、口を使って男をイカせるということをやってみようと、決意していたのだと思う。
だから下手にクンニなどされていると、お口の作業に集中できなくて、かえって邪魔だったのかもしれない。
今思い返すと、この時の里美は、まだ唇で亀頭をしごくという点ではまだまだで、むしろ単に口に咥えているだけで、どちらかと言えばチンコを持つ指の上下運動に頼っていたと思う。
むしろ補助的に・・・というより、気分的に使っている彼女の舌で、俺の皮被りの亀頭ごと口の中で転がされるのが、気分的にとてもエロチックで快感だった。
やがて、下腹部から何かがせりあがってくる感覚はますます強くなり、(あ、なんかションベン漏れそう)と思い、里美に警告するべきかと思ったその時だった・・・。
「うっ・・・」
俺はチンコから白濁液を、すごい勢いで里美の口の中に発射していた。
「やべえ・・・出しちゃった・・・ションベン・・・」
俺は大慌てだった。
小学生にとって、おしっこを漏らすのはとてつもない重大事だったからだ。
が、里美が起き上がって俺の方を見て座り、俺も起き上がって彼女の口元を見ると、すぐに自分の出したものが小便ではなく別のものであることに気がついた。
「・・・あ、もしかしてそれ・・・」
「(ちょっと待って)」
里美は俺を手で制すと、目を瞑り、口の中の俺の白濁液を、思い切ったようにぐっと飲み込んだ。
(こいつ飲んだ!)
「・・・超まずい。漫画じゃ美味しそうに飲んでだけどウソだった。・・・もう絶対飲まない」
苦く渋い顔をして言った。
俺も別にショックでもなんでもなく、むしろ当たり前だと思った。
「・・・これ、その、精子・・・だよな?」
自分で出したのにも関わらず、俺は里美に問いかけた。
「・・・出たの初めて?」
「・・・たぶん。出るのは知ってたけど」
「出たとき、どんな感じだった?おしっこした時と同じ?」
里美にそう聞かれて、改めて俺は、小便をした時とまったく違う感覚・・・奇妙な倦怠感と満足感、そして腹部に軽い痛みがあることに気がついた。