うちの義妹の話。



俺と嫁は大学で知り合い、二人姉妹の長女だった嫁の素早い行動で、婿養子となり学生結婚した。



嫁の両親は俺に相当気を遣ってくれる。



義父の少々頑固なところを差し引いても、いい人だった。






義妹と初めて会ったのは義妹が中学生の時。



おっとりしていて無口だけど、発言は天然だった。



ちょっと不思議ちゃん。



親には反抗期のような態度も取りながらも、妹特有の甘えも見せる。



嫁とは友達みたいによく話していた。



とらえどころのない子で、性格がコロコロ変わる。






家に入った最初の頃、俺は空気みたいな扱いを受けた。



後から聞くと、自分がどういう態度を取ればよかったのか分からなかったようだ。



嫁と一緒にいると、俺も嫁と同じように扱う。



そのうち嫁との間に子供もできた。



義妹は可愛いものが好きで、いっぱい遊んでくれた。






義妹は男子と話すのは苦手らしい。



田舎の方に住んでいたが、義父は遠くの女子高まで通わせてた。



学校から帰ってくるのも早く、特に彼氏がいる様子もない。






義妹の名前は『サキちゃん』としておこう。



雰囲気は完全に子供。



腰にくびれのない小尻。



折れそうなくらい手足は細く、背も高め。



でも、制服着てたら分からないが、アンバランスなほど胸は大きい。



一言でいうと、スレンダー巨乳。



顔も化粧してないので、全くの子供。



義妹は外出する時、基本的に胸元はほとんど開いてない服を着る。



反面、脚の露出は多い。



夏はミニスカかショートパンツ。






義妹が高校2年の時、嫁が家を出て行った。



説明が面倒なので省くが、金銭トラブル。



もちろん、揉めに揉めた。



この辺りの話や葛藤は、全然萌えないので割愛。






すっかり、元気をなくした義妹。



俺への態度も、元に戻ったかのように少しトゲが出てきた。



夕食の前の「ご飯だよ~」が、「兄さん、ご飯・・・」と、ぶっきらぼうになる。



洗濯などもいつも文句言わずにしていたのに、改めて義母から言われると「なんで私が・・・」と嫌味を言うようになった。



学校帰りに駅まで迎えに行っても、無言で乗り込んでくる。






サキ「一人で帰れます。頼んでないです」






俺「暗い道は危ないよ」






サキ「・・・(窓の外を見て無視)」






俺と義妹と間にいた姉が居なくなって、敬語の頻度が急上昇。



家に着いて車を停めると「ありがとう」の一言だけ。






そんな義妹も家に入ると、一転する。






「タケちゃん、元気だった~(ノ≧▽≦)ノ」






デレデレになって息子とは接するのに、俺には非常に冷たい。



会話は一言で終わらせてくるようになった。



家族全体の雰囲気も悪くなり、婿養子の俺は微妙な立場になる。



嫁両親は俺に「養子にした以上、ずっと居ていい」と言う。



それに息子もいる。



俺が再婚したらどうするかなど、心配された。






嫁が出て行って半年ほど経った夜。



深夜0時回って、向いの部屋にいる俺に義妹からメールがきた。






サキ『起きてます?』






俺『起きてるよ』






すぐに足音が聞こえて、俺の部屋に入ってくる義妹。



風呂から上がってそんなに経ってない様子で、少し湿った長い髪と淡い色のタンクトップに黒のスパッツ姿。



相変わらず、全く色気はない。






サキ「あの・・・、私じゃダメですか?」






俺「・・・」






1分くらいの間があったと思う。






顔は真っ赤。



すぐに意味は分かった。






俺「ダメじゃないけど、サキちゃんの人生は、それでいいの?」






サキ「いいですよ。この家好きだし、俺さんのこともよく知ってるし・・・」






軽く考えているようにしか思えないが、ここで「うん」と言うのはあまりにも安易だ。






(しかし、義妹を嫁にしていいのか・・・)






なんて葛藤していると、サキちゃんはいいにくそうに喋り出す。






サキ「姉さんにしてたこと、・・・私にもしていいですよ」






おいおい・・・なんてこと言ってくるんだ。



でも、口ではそう言ってるが、本心ではしたくなさそうだ。



なんだか諦めて投げやりな感じに聞こえた。






俺「それは・・・」






俺の方が喋れなくなった。



俺も即決はできない。



義妹の人生をあっさりと決めるのと、ここで押し倒すのは別。



抱くかどうかは適当に話を逸らして、今後のことを聞いてみた。






どうも両親から勧められたらしい。



さらに、嫁とは密かに連絡を取っていて、俺のことを頼むとも言われたようだ。



サキちゃん自身も、俺のことは気に入ってるらしい。






男だったら、誰かの後というのは少しは気になるものだけど、サキちゃんにとっては、知らない人と付き合って結婚するのは大変だと思っているようだ。



結婚した後の態度や生活を知っている人の方が、安心できるらしい。






セックスしたいと部屋に来たものの、いつのものように会話すると雰囲気が変わってきた。



サキちゃんの話からは、俺を引き止める為の既成事実を作りたくて焦っているのと、セックスは怖くてしたくない気持ちが混ざっているように聞こえる。



とりあえず、家を出て行かない約束と結婚を前提で付き合うということにした。



サキちゃんも最初の勢いはなくなり、俺から距離を取り出した。






別れ際、サキちゃんが動くタイミングに併せて、自然に手が胸に当るようにした。



ブラの固い感触。



ビックリした顔になって固まった。






サキ「キャッ!・・・ダ・・・メ」






突然で、言葉が詰って出なかったようだ。






俺「ゴメン・・・胸を触っちゃった」






サキ「うん・・・びっくりした」






そのまま部屋を出て行こうする。






サキ「偶然触れて、儲けたって感じかな?」






俺「うん、偶然。ゴメンね」






偶然だと思うなんて、全く男がどういうものか理解してない。



やっぱり処女確定だろう。






サキちゃんと俺が付き合うと公開した日の夜、義母は俺が風呂に入ろうとするとサキちゃんに声を掛けた。






義母「サキちゃん、俺クンの背中を流してあげなさい」






サキ「え・・・、いやだよ。俺さんはタケちゃんと違って一人で入れるよ」






笑いながら勧める義母に、真っ赤なサキちゃんが可愛い。



俺は、義母の話を適当に流して風呂に入った。



しばらくすると脱衣室に人影が見える。



そのままサキちゃんが入ってきた。



なんと高校の体操服姿。






サキ「背中流すだけだから・・・」






俺「別に、無理しなくてもいいよ」






サキ「無理しません。前向いて」






曇る鏡で義妹を見ながら、洗ってもらった。



いきなり勃起した俺だが。






サキ「はい、終わり」






サキちゃんは本当に背中だけ流して出て行った。



風呂から上がると義母に笑われていた。



夜も部屋に来て、ベッドに腰掛けながら話す。






サキ「“兄さん”って、もう止めたほうがいい?」






俺「好きなように呼んでいいよ。戸籍上はまだ、兄さんのままだし」






サキ「そうだよね。でも、“俺さん”って呼ぶようにします」






俺「息子みたいにパパでも、呼び捨てでもいいよ。兄さんでもいいよ」






サキ「やっぱり“俺さん”と呼びますよ」






楽しそうに笑ってくれるけど、ついこの間までは義兄だった俺と結婚を決めた17歳の女子の気持ちはわからない。



諦めてるとしたら、可哀想だ。



俺は雑談しつつ遠回しに聞いてみることにした。






俺「サキちゃんは自分でいつ頃、彼氏できると思っていた?」






サキ「うーん、ハタチ過ぎてからかな。彼氏を作る気なかったたし、男の人と喋ることが苦手なので」






うんうん、いい子だ。






サキ「それに、友達で彼氏いた子は一人しかいなくて、この子の付き合った話やした話を聞いて私にはまだまだ先の話に感じたよ」






とにかく入るまでが大変でしばらく痛かったとのこと。



そして、Hなことばかり要求されて別れたこと。



俺の方から質問を何回かしていると、質問を返された。






サキ「俺さん、大丈夫なのですか?男子って出さないといけないんですよね?」






俺「そうだけど、一人で出来るし大丈夫だよ」






友達のように俺から無理に要求されると思ったのか。






サキ「大丈夫なんだ。安心したよ。浮気しないで下さいね」






浮気の心配だったか。






俺「それなら大丈夫」






サキ「よかったぁ」






・・・とまあ、ひとまず安心したようだった。



風呂で背中を流してくれるようになってから三日くらい経って、いたずらしたくなった俺は後ろにいる義妹にお湯を掛けた。






サキ「キャっ・・・ちょっとやめて下さい」






ブラが透ける体操服。



前から気付いていたが、サキは普通のレースの生地で後ろにホックのあるブラをすることはまずない。



小中学生がするようなスポーツブラではないけど、オシャレなスポーツブラのようなモノが大半。



普通のブラで持っているのは、ベージュか白のオシャレさは全くないものしかなかった。



濡れた姿に、またまた完全に勃起する俺。






俺「サキちゃん、ヤバイよ」






サキの手を取り、俺のモノに導いた。



うめくような声を上げるサキちゃん。



しばらく固まった後に呟く。






サキ「・・・一人で出来るんですよね。なんで私が・・・」






ブツブツ言い出すサキちゃんだが、俺はもう止まらない。



それに、俺達は口約束とはいえ、婚約しているし躊躇うことは何も無い。






俺「・・・もしかしたら、サキちゃんを夜に襲ってしまうかもよ」






サキ「そんなの・・・いやです」






怖れるように俺から逃げようとするが、俺はサキちゃんの手首を握る力を強めた。






俺「もし、ここで手でしてくれたら、今夜は大丈夫」






困って泣き出しそうな顔を見せる。



虐めたくなるような表情に俺は強気に出た。






俺「いいじゃない。サキちゃんは擦るだけだよ」






サキ「ホントに?絶対襲わない?」






俺「絶対、約束するよ」






性欲の前に男の約束なんて軽いものだけど、サキちゃんはそんなこと知らない。



俺はボディソープを泡立てて、両手で握らせて上下に擦るよう手を取り教えた。






「うん」しか言わないサキちゃん。






しばらくして、小声で呟く。






サキ「俺さんの性欲処理を・・・」






手は止めない。






サキ「なんで私がしないといけないの・・・」






ここで、MAXガチガチになった。



義妹が可哀想なのと、不幸を嘆く姿に俺のS心は満たされた。



サキの目の前で白濁液が飛び散る。



小声で悲鳴を上げるサキちゃんに掛からないように、横へ向けた。



唖然と、している。






サキ「なんか、すごい・・・」






そのまま風呂場を出て行った。



その夜に部屋で話すと、またブツブツ言われた。






<続く>