もう抜け出せません。



愚痴も混じってしまいますが、うちの主人は子育てはおろか、家のことは全くしません。



せっかく買った一戸建ての周囲の草むしりですら、見かねた私の父がわざわざ休日に来てやるくらいなのです。



しかも、父が汗を流しているのを、平然と1人でタバコを吸って手伝わずに見ているのです。



夜の夫婦生活も、私からの求めには全く応じず、反対に主人がしたくなったら、私が生理中だろうが、構わずほとんど無理やりのような感じでするようになっていましたが、それも次第になくなり、本当に全くなくなりました。






ある日、また父が草むしりを夏場にしていました。



見るに見かねたのか、隣のご主人が手伝いに来てくれました。



隣のご主人は人当たりも良く、年齢も近かったので、会えば挨拶だけでなく、世間話もするような方でした。



手伝ってくれたお礼も兼ねて、作業が終わった後にうちで冷たいものを飲んでもらったのですが、うちの主人はご主人に感謝もなく、むしろ「余計なことを・・・」と嫌味を言い出す始末で恥ずかしくなりました。



父もそれには激怒していましたが、表情には出したものの、その場では口には出さずにいました。






隣のご主人が帰ってから、私だけが父に外に呼び出されたような感じで、うちの主人の態度を叱責されました。



お詫びにお菓子を持って行きましたが、やはり笑顔で大人の対応をするご主人とうちの主人とが同い年ということもあり、自然と無意識に比べ始めていました。



無意識に、ご主人のことを目で追っており、隣の家から物音やご主人の気配がしただけで覗き込むようなことまでしていました。



たまに目が合ったりしてしまい、気まずくても、その行動はやめられずにいたのです。






ある日の夜中のことでした。



玄関のチャイムが鳴り、出てみると、酩酊状態の主人が隣のご主人に抱えられていました。



駅からの途中の道端で寝ていたようです。



すっぴんにパジャマ姿というのも忘れて、主人の行動が恥ずかしくなり、主人を受け取ろうとしたのですが、そのまま玄関に倒れ込んでしまいました。






「奥さんは華奢だから、失礼だと思うけど、私が寝室まで運ぶよ」






相変わらずの大人の対応をされて、さらに寝室まで見られてしまいました。



ご主人は酔った主人を運んだため、肩で息をしているような感じだったので、私の方から、「飲み物でも」と言って引き止めていました。



ご主人は帰ろうとしたのですが、ハンカチで汗をぬぐう姿が居た堪れなくなり、私はしつこく呼び止めていました。






ご主人の話が面白く、時間も忘れて盛り上がってしまいました。



少し間が置かれた後で、「いつも見ていますよね?」と顔を覗き込まれるような感じで聞かれて、ドキッとしました。



ご主人の手と私の手の距離が近くなっているのには気づいていましたが、私は手を動かしませんでした。



ご主人の手が私の手を包むような感じで軽く優しく握られて何かを言われましたが、覚えていません。



ご主人は私の隣に来て、私は彼のキスを受け入れていました。



パジャマのボタンがいくつか外されると、そこに手が入ってきて、優しく乳房を愛撫し、乳首も硬直していきました。



優しく愛撫されたのなんて、今の主人と付き合い始めの頃以来だと頭で考えながらも、私の体は自然と彼に開いていきました。






場所をソファに移し、座る前にパジャマのズボンを下されました。



私は彼に寄り添ってキスをしながら、ズボンの上から彼のを手で包んでいました。






「ズボン下ろしたい?」






彼に耳元で聞かれて、頷いてしまうのとほぼ同時に私は彼のベルトに両手を持っていきました。



ソファから下りて絨毯の上に恥じらいもなく座り、彼のをパンツの上から、今度は口で包むようにしていると、先だけでもうちの主人より大きいことが窺えました。



そんな事をしたことがなかったのに、私は彼を挑発するような目線を送っていました。






「下していいよ」






パンツを下ろして驚きました。



すごく太いんです。






「まだ半分も立ってないよ」






少し自慢気に言う彼が、なんだか可愛く思えました。



それを口で慰めていると、彼の言ったことが事実であることが分かり、顎が本当に外れてしまうのではないかと思いました。






「玉も」






私はしたことがなかったのですが、舌を下から這わせて、上の方までしてみました。



彼に誘われて再びソファに上がり、69をしました。



はじめのうち、彼は私のショーツの上から舌を這わせたり、指で撫でたりしてくれていましたが、ショーツが捲られると、彼は私の感じるスポットを知っていたかのように舌を這わせたり、吸ってきたり、指で愛撫をしてきたりしました。



私の方がおろそかになると、彼の行為がゆっくりとなり、私も負けないように彼のを口と手で慰めていました。






そして、また初めてのことがありました。



お尻の穴に指を入れられたのです。



それまでは絶対に嫌がっていたのですが、彼にされていると自然と受け入れていました。



愛撫だけで何度かイッていましたが、彼の行為は止まりませんでした。



再び促されて、ソファの目の前に立たされました。






「自分で脱いでごらん」






変な風にずれていたショーツを私は彼の目の前で脱ぎました。



そして彼に誘われるまま、私は彼の上に跨ぐように座っていました。



手には彼のを目の前で握っていて、「奥さん、エロいね」と笑われましたが、そんなことを男性にしたのは初めてのことでした。



彼の根元の部分がクリに当たるように自然と擦りつけていて、腰が前後に動いていました。






「欲しい?」






頷くと、「自分で入れてごらん」と言われました。



私は彼のを握ったまま少し腰を浮かせて、自分で宛てがいました。



彼の手が私の肩を下へと落とし、その拍子に自分のペースでなく、彼のペースで私の中に入れられてしまっただけで、私は激しく感じていました。



久しぶりに男性を自分の中に受け入れたせいか、腰の動きが止まらないのは自分でも分かっていました。



それに彼も下から突き上げてきて、私は彼に倒れ込みました。



彼は私のお尻を両手で持ち上げるようにして、一気に重力で落とすようなこともしてきたりして、ソファで正常位でもしました。



キスもたくさんしながら色んな体位でしてくれて、愛情をたくさん感じました。






気付けば夜が白み始めていました。



すでに場所はソファの上から床に移っていました。



彼がカーテンを開けると、私が彼に愛されている姿が薄っすらと窓に映りました。






彼が絶頂を迎えようとした時、本当は中に出して欲しかったのですが、そうは言えず、結局彼のを口に含んで、口の中に出してもらいました。



それでも私は口で男性のを受け止めたのは初めてのことでした。



気付いたら、体は汗だくになっていました。



彼は事が終わっても、私のおでこや頬、体にキスをしてくれました。






呼吸を落ち着けてから着替えると、彼を玄関まで見送りました。



その際には口はゆすいでいたので、私の方からねだるようにキスを求めました。



彼は最後に私のショーツの中に手を入れてくれて、まだ激しく濡れていた部分を愛撫してくれました。



私も彼から離れることが出来ませんでした。



連絡先を交換している間も彼の指が私の中をかき混ぜ、帰る直前までそれが続きました。






その日は興奮して眠れませんでした。



彼の余韻が残っていて、寝たら、それが消えてしまいそうで嫌だったのです。



おもむろに自分の体を触っていました。






初めて関係を持ってから、1ヶ月弱経った時でした。



主人が出張に行った夜に、私は仕事帰りの彼を自宅に呼びました。



ちゃんと時間を計算してきてくれて、誰にも見られない時間帯に彼は来たのです。



私は主人の時とは違って玄関まで出迎えて、まるで新婚さんのようにおかえりなさいのキスをしました。



彼に抱き締められると一気に体が熱くなりました。



まだ靴も脱いでいない彼の手が私の服の中に入ってきて、ショーツの中にも入ってきて、私を触りました。






「濡れてる・・・」






彼が笑みを浮かべて耳元で言いました。



2度目にして、私は寝室へと彼を誘いました。



普段は灯りを点けっ放しということなどないのに、その時は彼と離れたくなくて、すぐに私のベッドに彼と倒れ込んでしまい、灯りは点いたままでした。



適度な荒々しさで服を脱がされ、愛撫を受けました。



いつの間にか全てを脱がされていたような感じでした。






恥じらいもなく、彼に甘えるように私はまた体を開いていました。



彼もそれに応じてくれるように、愛撫を強弱つけてしてくれます。



私の手は自然と彼の服を脱がしはじめ、全てを脱いでもらうと再び裸で抱き合いました。



どんなに恥ずかしい恰好をさせられても、彼に身を委ねた時の安心感に変えられるものはありません。






それから月に1、2回のペースで彼に抱かれるようになると、私は彼の好みに合わせて、下の毛を短く処理するようになっています。



どうせ誰に見せるわけでもないので、それが私の中で彼の女になった証拠として、そうしているのです。



うちの主人は私に無関心なのか、他に女がいるせいか、この関係に気付いていません。



その間にも、私は体だけでなく、心も彼に奪われてしまっています。



古い土地柄なので、主人との結婚生活は世間体を保つためだけに過ぎません。