もう10年近く経つのに忘れられない人、というかエッチがあります。






その頃私は一応大学生という肩書きはありましたが、遊ぶことに夢中で、ほとんど登校していませんでした。



大学へは自宅から通えないこともなかったのですが、通学の時間が勿体無いとか、うまく言いくるめて一人暮らしをしていました。



帰宅時間などをうるさく言う人もいないし、しばらく気ままな暮らしを楽しんでいたのですが、親が送ってくれるお金だけではとても足りず、車の免許も取りたかったのでアルバイトを探すことにしました。






家庭教師とか塾講師の口があれば、時給もいいし、よかったのでしょうが、残念ながら三流大学の学生にはそんなバイトはありません。



あんまり選んでいる暇もなかったので、バイト情報誌に大きく載っていたチェーン展開している某コーヒーショップに、食事付きということもあって面接に行き、働けることになりました。






勤務初日、私は少し早めにお店に行きました。



その時カウンターの中には、店長の他に、私と同世代ぐらいの女の子と、背の高い日焼けした男の人が入っていたのですが、店長は私と入れ替わりで勤務終了のようで、私を更衣室に案内し制服などの説明をすると、後をカウンターの中の二人に託して帰っていきました。






私は少し緊張し、制服に着替えカウンターの中に入り、「Aと申します。よろしくお願いします」と頭を下げました。






二人はにこやかに「そんなにカタくならないでいいよぉ~」と言ってくれ、自己紹介をしてくれました。






女の子はSちゃんといい、私と同じ年の専門学校生で、背の高い男の人は、大学3年のNさんでした。



その日は店がヒマなこともあり、二人とも緊張している私を和ませてくれるように、いろんな話をしてくれました。



Nさんはもう店に3年いるそうで、店長の代わりをすることもあるとのことでした。






その店は、二人以外にも、同年代の人がたくさんいて、サークルのノリでした。





私もあっという間になじんでしまい、よくみんなで、閉店後に遊びに行ったり、自分が休みの日でも店に顔を出したり・・・。



本当に楽しかった。






特にNさんは同じ沿線を使っていたので、みんなで遊びに行かない日にも、帰りに一緒にごはんを食べたり、買い物に行ったり、お互いに野球が好き(Nさんは元野球少年)だったので、仕事が早く終わった日は、野球場に行ってビール片手にナイター観戦をしたことも何度かありました。



・・・でもその時は、付き合っているとかそういうのではなく、私はNさんのことを優しくてかっこいいお兄ちゃんと思っていたし、Nさんも私を妹的に可愛がってくれていたんだと思います。



人ごみではぐれないようにと手を繋いだことは数度ありましたが、本当にそれだけでした。






(あ~、前置きが長くなってしまった。すみません、でももう少し。)






なぜならNさんには年上の彼女がいたんです。



何度か店にも遊びにきていて、お話ししたこともありました。



モデル並みにきれいな人なのにつんけんしたところはなく、ものすごく感じのいい女性でした。



私は美男美女のそのカップルに憧れていたし、二人の間に入ることなんて全く考えたこともありませんでした。






・・・でもいつの間にか彼女が店に遊びに来なくなりました。






私はついNさんに「最近彼女こないね。仕事忙しいの?」と無邪気に聞いてしまいました。






するとNさんは顔を曇らせ、「別れたんだ」と言いました。






彼女はNさんと会社の人とずっと二股をかけていて、会社の人と結婚することになったんだそうです。



もうふっきれたと言うNさんでしたが、無理して明るく話しているのが、ありありとわかりました。






その頃から私のNさんに対する気持ちは『お兄ちゃん』から、変化していたように思います。



でも、私みたいな女は絶対無理と、Nさんに対する気持ちには気付かないフリをしていました。



それからも変わらずNさんとの付き合いは続いていましたが、ある日、小さい頃からお世話になっている人から連絡があり、喫茶店を始めるので手伝って欲しいと言われました。



私は今いる店の居心地がとても良かったので悩みましたが、親からも頼まれるし、お世話になった人なので、店をやめて知人を手伝うことに決めました。






最後の仕事が終わった後、みんなが送別会を開いてくれました。



もちろんNさんも来てくれました。



最後も飲んで食べて大騒ぎでしたが、みんなから記念品をもらったり、「絶対また遊びにこいよ」と声をかけられたり・・・。



とてもいい送別会をしてもらいました。






・・・送別会がお開きになり、何人かは同じ電車だったのですが、一人降り、二人降りして、最後はとうとうNさんと二人きりになりました。






他愛もない会話をしているうちにNさんの降りる駅が近づきました。



そこで彼は乗り換えです。



私の中に急にNさんと会えなくなる寂しさが込み上げてきました。






今考えると、よくそんなことができたなと思いますが、その時は酔いも手伝ったのか、変なテンションだったんです。






Nさんの降りる駅に着き、ドアが開いて彼が「じゃあ、また連絡するよ」と言って降りようとしたとき、私も「Nさんのこと見送ってあげる~」と言って一緒に電車を降りてしまいました。






Nさんは「えっ、大丈夫なの?」と言って唖然としていましたが、私は「うん、まだ電車もあるし平気だよ~」と、明るく答えました。






心の中では、Nさんが欲しい、抱かれたいと、男の子のように考えていたのですが・・・。






優しいNさんは、電車を降りてしまった私をおいて、乗り換えることはせず、しばらくホームで話に付き合ってくれました。



どのぐらい話したでしょう、Nさんは私に「そろそろ電車・・・行かなくていいの?」と聞いてきました。






私は最後のチャンスだと思い、Nさんの目をじっと見つめ・・・






「だって・・・ もうしばらく会えなくなっちゃうでしょ」と言いました。






Nさんは一瞬驚いた顔をしましたが、すぐいつものやさしい表情になり、片手は私の腰に、もう一方の手で私の髪を撫でてくれました。






次の瞬間、Nさんは私の額に、次に唇にキスをしてくれました。



そして、私を抱きしめ、耳元で「明日は・・・予定ないの?」と囁きました。



私はその時、頷くことしかできませんでした。






Nさんに肩を抱かれて、改札を出て、駅近くにあったホテルに入りました。



部屋を選んで、カギを受け取り、エレベーターに乗ったとたん、またキスされました。



さっきの唇を合わせるだけのキスではなく、今度は激しく舌を差し入れてきました。






部屋に入り、また激しいキス。



Nさんは壁に私を押し付け、ワンピースの上から身体を撫でます。



いつものNさんからは想像もつかない荒々しさに私の動悸は激しく、立っていられなくなり、Nさんの唇から逃れ、「・・・シャワー浴びさせて」やっとそれだけ言い、バスルームに入りました。






バスルームでシャワーを浴びながら、呼吸を整えました。



自分から誘わせたとはいえ、すごい展開になってしまった・・・。



身体を洗いながら手で足の間を確かめてみると、明らかにお湯ではない、ぬるっとしたものが溢れてましたけど。






バスローブを羽織り、バスルームを出ると、Nさんはソファーに座り、ビールを飲みながら、テレビを観ていました。



私はつとめて普通っぽく「暑かったし、シャワー浴びるでしょ?」と、Nさんに話しかけてみました。



Nさんはテレビを消して立ち上がると、私に軽くキスをして、バスルームに入っていきました。






バスルームの水音をベッドの中で聞いていました。



すっかり酔いも覚めて、さっきの自分の行動を思い出し、ものすごく恥ずかしくなっていました。






水の音が止まり、バスルームのドアが開く音がしました。



Nさんがシャワーからあがったみたいです。



・・・急に電気が消え、ベッドサイドの明かりだけになりました。



背を向けている私の横に、Nさんが入ってきて、私の髪を撫でたり、指で耳から首筋をもてあそんだりします。



くすぐったくて思わず振り返ると、Nさんはまたキスしてくれました。



今度は優しい軽いキスです。






そして「俺もこのまま終わらせるつもりはなかったよ」と言い、私に覆い被さってきました。






Nさんはすごくキスが上手でした。






焦らすように、私の唇をはさんだり、舐めたり・・・。



私はもどかしくて、Nさんの首に手をまわし、もっとと舌を求めてしまいました。



そんな私に応えて、また激しく舌を絡めてきたり・・・。



右手はバスローブを開き、私の胸を優しく、大きな手で包むように揉んでいます。



Nさんの舌が唇から首筋、鎖骨・・・と下りてくると、もうたまらなくて、抑えようと思っても、声が漏れでてしまいました。






舌が胸に下りてきました。



そこもまた焦らすように、一番敏感なところははずして、強く吸ったり、弱く吸ったり、舌を這わせたりしてきます。



もう、そのころには、声を抑えることなんて忘れて、「・・・っ はぁ・・・ん・・・あぁっ・・・」って喘ぎっぱなしでした。



その反応をみてNさんは、私の乳首を舌で転がしたり、軽く噛んだりし始めました。



乳首を弄びながら、私の足の間に手をすべりこませてきたNさんは顔を胸から離し、私の顔を見て「Aちゃん・・・すごいよ・・・」と、つぶやくように言いました。



もう溢れていたみたいです。






徐々にNさんの頭が下におりていきました。



私は次の展開を想像して恥ずかしくなったので、腰をよじりました。






Nさんは、「だめだよ 動いちゃ」と言いながら、私の足の間で下がるのを止めました。






そして、私の足を思いっきりM字に開くと、そこに顔をうずめました。



割れ目を舌でなぞられたり、クリを唇ではさまれるようにされたとき、耐えられなくて、私の声はものすごく大きくなっていたと思います。



そして指を1本、中に入れられたとき、身体の奥がビクビクッとなり、私はイってしまいました。






それまで、初めての人とのセックスでイったことがなかったので、私自身すごくびっくりしました。



膣内もギュッと収縮したのでしょう、Nさんが顔をあげ、「Aちゃん・・・ イっちゃったの?」と言いました。



私はあまりにあっという間に達してしまったので、恥ずかしくて、息があがってるふりをして、何も答えませんでした。



Nさんは、足の間から顔をあげ、私の顔を覗き込みました。



彼の口元が濡れていてもっと恥ずかしくなったので、Nさんの首にしがみつき、顔を隠しました。






「俺の・・・触ってくれる?」






耳元でNさんは言い、私の手を股間に導きました。






軽く握り締めると、ガチガチに硬くなっていました。



少し上下に動かすと、先端は少し濡れていました。



私はNさんにも気持ちよくなってもらいたいと思い、「あたしも・・・していい?」と、身体をずらしました。



Nさんは少しびっくりしたみたいでしたが、壁に寄りかかって座ってもらい、私は顔を彼の股間に埋めました。






最初は唇で先端をはさんだり、舌でペロペロって舐めたり。



そして、裏筋に舌を何度か上下させ、彼のモノを深く咥えました。



激しく口の中で下を使いながら、唇と手でしごくと、Nさんの呼吸が荒くなり、ときどき「んっ・・・」という声が漏れるのが聞こえました。



間もなく「だめだ・・・」とつぶやくと私をベッドに押し倒しました。






最初は私の入り口を探し当てるように、彼はモノを割れ目に沿って上下させ、そして2~3度浅く出し入れしたと思うと、グィッと一気に入ってきました。



全部入ったとき、Nさんは、私を抱きしめ「きつっ・・・」とつぶやきました。



そして「Aちゃんすごいから、俺もたないかも・・・」と少し笑って言い、ゆっくり腰を動かしはじめました。






Nさんのモノが奥まで欲しくて、私の腰も勝手に動いてしまいます。



彼が動くとクリも擦れるので すごく気持ちいい・・・。






「あぁ・・・ん うんっ・・・ やっ・・・はあぁ・・・っ・・・」






私は声を抑えることができなくて、Nさんの背中にしがみつき、爪をたて、夢中でNさんを求めていたように思います。



Nさんは、腰を動かしながら、私の耳を甘噛みしたり、首筋を強く吸ったりしていましたが、ふいに動くのをやめました。






Nさんは「やべっ・・・ゴム忘れてた・・・」とつぶやき、ベッドの上に手を伸ばして、一旦抜こうとしました。






私は、中断してほしくなかったので、足を絡めて、「抜いちゃ・・・だめ。今日は大丈夫だから・・・」と、彼のモノをまた自分の奥に戻すように腰を動かしました。






その頃、私は生理不順だったので、本当は絶対大丈夫なんてことはなかったのですが、完全に快楽に負けていました。



Nさんは、私を見て、「そんな・・・大丈夫って・・・。駄目だよ、このままじゃ・・・」と躊躇していましたが、私がこのまま続けてという意味を込めて、Nさんに激しく舌を絡めると、彼はまた私の奥まで突いてきました。






それからNさんは覚悟を決めたのか、さっきより激しく、私の足を抱えてさらに奥を突きはじめました。



もうあまりの気持ちよさに私は、叫ぶぐらいの声をあげていたかもしれません・・・。



腰を動かしながら、クリも弄られ、私は何度も意識が遠のきました。






しばらくすると彼は、「Aちゃん・・・俺・・・もうダメ、イキそう・・・」とつぶやくように言いました。






私は、彼を抱き寄せ、腰に足を巻き付けて、「いいよ・・・中でして・・・」と息を切らしながら言ったと思います。



Nさんは、私をすごい力で抱きしめ、「Aちゃん・・・」と小さな声でもう一度私の名前を呼び、数度腰を大きく動かすと、「うっ・・・んん・・・」と低く唸るような声を出しました。



彼のモノが、私の中でビクビクと動き、なんとなく放出しているんだなぁ、という感覚がありました。






Nさんは果てたあと、荒い呼吸のまま「すごい中に出ちゃった・・・ヤバイ、抜けないね・・・。ベッドが汚れちゃう」と、少し笑いながら言いました。






私もすごくぐったりしていたのですが、何だかおかしくなってしまい、一緒に笑ってしまいました。



そして、ベッドの上のティッシュを数枚取り、自分の足の間にあてがい、「はい。抜いていいよぉ」と少し恥ずかしかったので、冗談っぽく言いました。



Nさんは「抜きたくないなぁ。勿体無い」と言い、私にキスをすると、身体を離し、隣に横たわりました。



そして、私に腕枕をしながら、たくさんキスをしてくれました。






以上が、私とNさんの最初のエッチのお話です。






彼とは、お互いに性欲全開の時に付き合っていたため、まだお話しがたくさんありますので、また書きこみさせていただくかと思います。



お目汚しと思われた方も多いでしょうが、打たれ弱いので、どうかスルーしてください(笑)