
「暖まったかい?身体を洗おうか」
「え、あの、はい」
とまどうわたしをかずさんはそのまま抱き上げて浴槽から立ち上がりました。
服の上からでは分からなかったかずさんの筋肉質の身体付きに目が奪われます。
そっとわたしを床に下ろすと、かずさんはボディーソープのボトルから出した液体を手で泡立てました。
「そこに立って向こうを向いてごらん。身体を洗ってあげるよ」
「え、でも」
「いいから」
かずさんはわたしを壁際に立たせると背中を泡だった手のひらで撫でるようにしました。
ぬるりとしたかずさんの手のひらの感触に背筋がゾクゾクします。
肩甲骨のあたりから首筋に回った手が肩、鎖骨ときて、脇腹をすり抜けたかと思うと前に回ってまだ興奮さめやらぬ体のわたしの二つの胸を持ち上げるようにしました。
「んっ・・・・そこ・・は」
ボディーソープでぬめった手のひらで揉みしだかれて、わたしはたちまち普通に立っていられなくなりました。
壁に手を突いて必★に身体を支えるわたしに構わず、なめらかに動く指先がまだ鋭敏さを失っていないわたしの先端を弾くように転がします。
「あっ、やっ、あぁっ」
快感に震えるわたしの声が浴室内に反響して、普通よりも大きく聞こえます。
強めにつままれた先端がぬめりで滑ってつるんと弾かれる、それを何度も繰りかえされて、わたしの声はどんどん大きくなってしまうのでした。
「はっ、ああ、あああぅっ」
ひときわわたしの声が大きくなったところでかずさんの指先は脇からおなか、両肩に戻って二の腕、という風にわたしの敏感なポイントから逸れていきました。
「はぁ・・・・・・・」
安心したような残念なような複雑な気分がわたしにため息をつかせました。
しかし、ひと息つけたのはそこまででした。
「両脚を開き気味にして立ってごらん」
淡々とした口調の彼の指示。
とまどいつつもわたしは彼の言うとおりにしました。
再びボトルからボディーソープを手にとって泡立てると、彼はわたしの足下にしゃがみ込みました。
「足を浮かせてごらん」
彼に言われるままにそうすると、足の裏、指の間と彼の指先が動いていきます。
くすぐったい感覚に身を任せながら反対側の足もそうしました。
そしてアキレス腱から脛、ふくらはぎと今度は両方同時に指先が滑っていきます。
太股の外側に回った手が少しづつ上昇してきました。
「きれいな脚だね。無駄な肉が全然付いてない」
「そうですか?そんなこと言われたのはじめてです」
彼の賞賛の言葉にわたしは単純に喜んでいました。
「ほんとだよ」
言いながら、彼の指先がちょうど腰の真横まで上がってきました。
「お世辞でも、うれしい・・・・ぁんっ!」
不意を突かれてわたしは大きな声を出していました。
何?そう思いながらも突然発生した奇妙な感覚をこらえきれず、腰をくねらせてわたしはもう一度壁に手を突いていました。
ちょうど、骨盤の骨のラインを彼の親指が少し強めになぞっています。
そんなところが感じるとは思っていなかったわたしは、驚きつつもふらつく身体を懸命に壁で支えていました。
「んっっ・・・・あっ、やっ」
そんな彼の指先に翻弄されるわたしを尻目に、彼の指先は脚の付け根ヘ移動していました。
ぐっ、ぐっ、と彼の指先が押し込むようになぞるたび、わたしはなすすべもなく腰をくねらせるだけです。
「んはぁ・・・・やぁっ」
アンダーヘアーのあたりをやわやわとひっかくようにしたとき、わたしはこらえきれず泡だらけの身体のままその場にへたり込んでいました。
大きく息を荒げているわたしの身体に、少しぬるめのシャワーが浴びせられました。
流れ落ちた泡が床を流れていくのを呆然と見ているわたしに彼は相変わらず穏やかに微笑んでいました。
「座ったままでいいから、こっちを向いて両脚をひろげてごらん」
優しい口調の彼にわたしはのろのろと言われるままに動きました。
両手を床について身体を支え、腰を彼に向かって突き出した状態でゆっくりと脚を広げます。
恥ずかしげもなくむき出しに晒されたわたしのその部分に、ぬるめに調整されたシャワーのお湯が浴びせかけられました。
勢いよく吹き出すお湯の束に、むず痒いような甘い快感が走ります。
「あぁん・・・」
軽くのけぞりながらわたしは声が出るのを我慢しようともしませんでした。
いつの間にか差し込まれた彼の指先が、わたしのそこをそっとなぞるようにうごめいています。
何もつけられていない指先に、ボディーソープとは違った種類のぬめりがまとわりついているのがはっきりと分かります。
シャワーの水音にかき消されて聞こえない音が、わたしの身体の奥からかすかに伝わってくるのです。
一瞬離れた指先が今度は下に潜り込みました。
おしりの割れ目をなぞるように動いたかと思うと、少し上に戻ってお尻の穴の周囲をもみほぐすようになぞるのです。
「ふぁぁ、ぁん・・だ・・め・・・・きたな・・・・」
くすぐったさに混じっておぞましくも感じる奇妙な感覚に力が抜け、わたしは声が出ませんでした。
はしたなく腰をがくがくとうごめかして身もだえするだけです。
そんな感覚がいつまでも続くかと思われたときでした。
「あぁんっ!」
ようやく戻ってきた彼の指先が、シャワーに負けじとぬめりに溢れかえるわたしの中にそっと差し込まれました。
びくん、と身体が震え、無意識のうちに差し込まれた指先をわたしのその部分が締め付けるようにうごめきました。
「はぁぅ・・・っ」
震える爪先に自然と力が入ります。
「あっ、あっ、ああっ、あああっ」
ほんの少し曲げられた彼の指先が、わたしの中のぬめりを掻き出すようにゆっくりと出し入れされていきます。
「はんっ、はぁんっ、あ、あ、あ、ああぁぁぁぁぅんっ!」
そして、彼の指の動きと合わせるように漏れていた声が、浴室内いっぱいに響き渡った瞬間、その部分を中心にして痺れるような甘い、熱い感覚がほとばしりました。
「あぁぁぁぁぁっ、あぁぁんっ!!」
それは多分絶叫に近かったと思います。
痺れと震えが全身を包んだとき、わたしは絶頂に達していました。
しばらくして、ぐったりとなったわたしの身体を力強い腕が抱きかかえるのが分かりました。
もうろうとした意識の中で、重力を失った身体がひんやりとした硬質感のある空気に包まれたのが分かりました。
そのまま、そっと床に下ろされましたが身体に力が入らず、彼の身体にしがみついて寄りかかるように立つだけで精一杯です。
「大丈夫?しっかりして」
遠くの方で優しい口調の彼の声が聞こえますが、わたしは返事すら出来ませんでした。
やがて、バスタオルの柔らかな感触がわたしの身体をそっとぬぐっていきました。
水滴がぬぐわれたわたしの身体は、再び下半身をすくい上げられて抱きかかえられました。
そのまま部屋を横切った彼は、何も言わずわたしの身体をベッドに横たえて姿を消しました。
シーツの冷たい感触がわたしの意識を少しづつはっきりさせていきます。
けれど火照った身体からけだるい脱力感はなかなか抜けず、汗ばんだ身体が少しずつひんやりしていくのを感じながらわたしはぼんやりとベッドルームの天井を眺めていました。
すぐに、水の滴る身体をバスタオルでぬぐいながら彼がベッドサイドに戻ってきました。
それを呆然と眺めるわたしにあの優しい微笑みを向けながらバスタオルで身体を拭いていました。
身体を拭き終えたかずさんはわたしのそばに腰掛けると、わたしのおでこに手を伸ばしました。
乱れておでこに張り付いたわたしの前髪をそっと撫でつけるとそのままおでこに軽いキス。
「いっぱい感じてたね、ゆん。もっといっぱい感じさせて欲しいかい?」
もうこれ以上は無理。
さっきまでそう思っていたはずなのに、耳に飛び込んでくる彼のささやきはそんな気持ちをどこかに追いやってしまっていました。
「・・・は、い・・・。もっと、いっぱい、感じさせてください・・・」
かすれて弱々しい口調で発せられる自分の台詞に、わたしは完全に酔っていました。
「では、どうすれば感じさせてもらえるか、ゆんには分かるよね」
「はい・・・・」
決めつけるような彼の口調は今のわたしにとってとても心地の良いものでした。
何をすればいいのか、今のわたしには考えるまでもないことでした。
わたしはのろのろと両膝を立てると、おしりのすぐ下のあたりを抱えて、大きく脚を開いていき、むき出しになった股間を彼に晒すように見せつけるポーズを取りました。
何も言わず微笑を浮かべている彼の視線を感じるだけで、わたしのその部分に熱い何かがどんどん溢れていくのが分かります。
「見て、ください・・・わたしのおまんこ、こんなに・・・・・えっちなお汁が・・・いっぱい、なの・・・・」
言いながらわたしは右手をそこに当てて、溢れかえるみだらな液体を指先でなすりつけるように動かしました。
自分でもあきれるくらい潤ったそこが、手の動きに合わせてみだらな音を響かせます。
「・・・・いやらしい子だね、ゆんは。さっきイッたばかりなのに、もうこんなになってるんだね」
淡々とした彼の煽り。
「・・・そおなの・・・・・ゆんは、いやらしい、女の子なの、恥ずかしい姿をかずさんに見られて・・・いっぱい感じてるえっちな、女の子・・・・なんですっ・・・・」
自分で自分を辱める言葉を口にして、わたしはもう、とまらなくなっていました。
「・・・・だから・・・かずさんに、ゆんのいやらしい、おまんこ・・・・いっぱい気持ちよくして欲しくて、我慢、できないの・・・・あぁんっ」
そんな台詞を口にしているだけで、自分の中のみだらな欲望がどんどん追いつめられていくのが分かります。
そして、そのことを自覚するだけでわたしの中の何かがどんどん加速していくのです。
「いけない子だね、ゆん。そんなことを初めて会ったばかりの男に自分で言うなんて、きっと淫乱なんだね」
「んっ・・・そう、なの、ゆんは、いけない淫乱娘ですっ・・・・とっても、悪い女の子なんですっ・・・・あっ」
ビクン、とわたしの身体が揺れました。
その後も時折びく、びく、と勝手に身体が震えてしまいます。
「じゃあ、そんな悪い子は、お仕置きしないといけないね」
冷淡に聞こえる彼の言葉にわたしは歓喜していました。
「はい・・・っ、お仕置き、してください・・・もぉ、我慢、できない・・・・っ」
無我夢中で、わたしはそんなことを口走っていました。
なんてことを言っているんだろう。
そう思いながらそういう自分自身の浅ましく惨めな姿に例えようのないくらい喜びを感じていました。
そうなのです。
辱め晒されることに喜びを覚え、それが達せられなければ自分で自分を辱め追い込むこともいとわない・・・・。
今まで気付かなかっただけで、わたしはきっとそういう女だったのです。
「ゆん。四つん這いになってお尻を僕の方に向けて突きだしてごらん」
「はい・・・」
屈辱的な姿勢をとる快感がますますわたしを揺さぶります。
「自分で自分のいやらしい場所を広げて見せなさい」
無感動な彼の口調が逆にわたしを高ぶらせます。
わたしはべとついた自分のそこを誇らしげに指で広げて見せました。
「すごいことになってるね、ゆん。自分でも分かっているんだろ、ほら」
「・・・んぅっ」
突き立てられるように差し込まれた彼の指をなんの抵抗もせずにわたしは受け入れていました。
とたんに、生卵をかき回すような、そんな激しい水音が聞こえてきました。
同時にむず痒いようなじわじわとした感覚がわたしを苛むのです。
「んぅ・・・・ふぁああぁぁ・・・・・ん」
「ほら、すごいえっちな音がしてるよ、ゆん。こんなに溢れさせちゃうなんて、悪い子だねえ、いっぱいお仕置きしなきゃね」
「はいぃ・・・いっぱい・・・お仕置き、して、くださいっ・・・」
今にも崩れ落ちそうな自分の姿勢を保つことに精一杯で、そんなことしか言えませんでした。
すっと抜かれた彼の指がわたしの目の前に突き出されました。
「ほら・・・まだ何もしてないのに本気で感じてる証拠が着いてるね。ほら」
「いやぁ・・・・みせないで・・・」
言いながらその彼の指先から視線をそらすことが出来ません。
べっとりと濡れた彼の指先に、透明な液体に混じって、白っぽい、ねとねとしたものが混じっています。
それが「本気汁」と呼ばれているものであることをかずさんに教えられた瞬間、わたしは全身が痺れるような錯覚を感じていました。
「んやぁ・・・・っ、はぁんっ」
再び差し込まれた時、かずさんの指は二本に増えていました。
曲げられた指先が、お風呂場の時とは逆の方向、おしり側の壁をこするように出し入れが始まりました。
「ぐちゅっ」とか「じゅぼっ」とかいうようなみだらきわまりない音と共に、内臓をかきまわされるようなおぞましい快感がわたしの身体を蹂躙していきます。
「んああああっ・・・・はあぁっ、はぁぁぁあああああんっ」
いままでに考えられないくらい、野太いって言うんでしょうか。
とても自分の声だと信じられないくらい、ケモノじみた声がわたしの口から漏れていきます。
「あっ、あっ、ああっ、ああっ、あんっ、あああっんっ!」
かずさんの指がぐるん、ぐるんと全体的にかき回すように動き出しました。
「いやっ、やっ、ああ、はぁぅッ、ああぁぁぁぁんっ!!」
「いいよ、ゆん、もっと可愛い声で鳴かせてあげようね」
容赦のない彼の言葉。
同時に、かずさんのもう一方の手が、わたしのクリを摘まんで、転がすように動き出しました。
「あっ!あっ!あぁぁぁぁんっっっ、ああぁぁぁぁっ!」
そして、生暖かい何かが、わたしのお尻の穴を這うように、突くように、うごめきはじめたのです。
それは彼の舌でした。
何か別の生き物のようにうごめきだしたそれは、今までわたしが知らなかった快感と狂喜をわたしに与えるのです。
「ふぁあうぅっ、ふぁああぅぅっ!あっ、あっ、ああああっ、ダメ、ダメ、いやぁぁぁぁぁっ!!」
ビクン、ビクン、ビクン、とわたしの身体が痙攣した気がしました。
敏感なポイントを三カ所同時に責められるという未知の体験に、わたしの身体は何度も絶頂へ登りつめていたのです。
意味の分からない絶叫が遠くの方で聞こえています。
わたしの声のはずですが、それが、遠くなったり近くなったりしてやがて、何もかもが真っ白になってしまいました。
そのとき何度達したのか、正確な回数は分かりません。
わたしが覚えているだけで四回は間違いない筈です。
小さな波が短い間隔で何度も訪れたあと、ゆるやかで大きな快感の波が訪れてきた、そういう印象なのです。
けれど、そこで終わりではありませんでした。
「・・・・まだ終わりじゃないよ、ゆん」
特に口調が変わったわけでもないのに、ひどく冷たく聞こえる彼の声がわたしを現実へ引き戻しました。
「ふぁんっ・・・・」
四つん這い姿勢を保てず、腰だけを突き出すような無様な姿勢でへたり込んでいたわたしの身体は、いつの間にか仰向けにされていました。
彼の力強い腕がわたしの脚を掴んだかと思うと、おしめを換えてもらう赤ちゃんのような姿勢にさせられていました。
そのままぐっと広げられ、折り曲げられた脚は膝がちょうど脇のあたりに押しつけられています。
「すごい格好だね、ゆん。でも、ゆんはこういう格好させられるのが大好きだものね」
「あぁ・・・」
わたしは否定しませんでした。
彼の言うとおりだったからです。
浅ましい、とお思いになるかも知れません。
けれど、その屈辱の一つ一つがその時のわたしにとっては至福の刻だったのです。
「かずさ・・・・ふぁうっっっ・・・あっ、ああっ、あああっっ」
再び湧き起こった快感の波にわたしは翻弄されていました。
彼の唇がわたしのあの部分に口づけたかと思うと、お尻の穴のあたりから上に向かって、溢れかえりしたたり落ちるわたしのみだらな液体をすくい取るかのように彼の舌がうごめいていました。
「あっ、あっ、あああっ、だめ、おかしく・・・・なる、おかしくなっちゃぅ・・・・・・っ!」
「いいとも、おかしくなってごらん」
冷徹な言葉の後、彼の舌の動きがいっそう激しいものになりました。
何か別の生き物がそこにいるのではないか、そう思えるほど緻密かつしなやかな動きから生み出される快感にわたしはひたすらうわごとめいた嬌声をあげることしかできませんでした。
「あんっ、ああん・・・っ、やだ、やだ、そんなに、された・・・ら、あんっ、いっ・・・ちゃう、あんっ、あああっ!」
二回ほどの短い波の後、本命がやってきました。
敏感すぎるほど敏感になったクリを、彼の唇ではさまれて吸い込むようにされながら、舌先でかき回すように舐められたのです。
快感の波に飲み込まれてどこまでも落ちていく、そんな無重力感が今にも訪れる、そう実感した瞬間でした。
彼の愛撫がスイッチが切れたようにとまったのです。
「・・・・んっ、んぅ?」
高められていた欲望の疼きを突然放置されて、わたしはまたあの絶望にも似た焦燥感を味わうことになったのです。
「・・・・やだぁ・・・やめないで、お願い。何故止めるの・・・・」
わたしがそう言うと再び波が襲ってくるのです。
しかし、頂点に達するかどうか、というところで再び彼はその動きを放棄してしまうのです。
それは数回、繰りかえされました。
「おねが・・い、お願い、ちゃんと・・・イかせて、ヒドい・・・・」
そんな風にどうしようもない部分で焦らされて、はしたない懇願をせざるを得ないわたしのもうろうとした意識に、どこか含みのある微笑をたたえた彼の表情が飛び込んできました。
「続けて欲しいの?」
「はい、やめないで・・・・イかせて、ください、お願い」
「けど、こうやって焦らされるほうがすごく感じるんじゃない?」
彼のいじわるな言いように納得しつつも、ますます焦燥感を煽られている自分がいました。
「いやだ、いじわる、言わないで、お願い、イかせて、イかせてください、ゆんをイかせてください・・・・!」
まともな思考能力を放棄したかのように、わたしは夢中でそうつぶやいていました。
「しょうがない子だね、ゆんは。でも、可愛いよ、いっぱいイかせてあげようね」
福音のような彼の言葉と同時に愛撫が再開されました。
「はぅぅッ、ああ、あああ、ああああぁんっ、気持ち、いい、気持ちいいよぉ・・・・・あぁんっ」
そして、ほぼ瞬間的に、焦らされていたわたしは絶頂へと登りつめてしまったのです。
荒い呼吸音が世界を支配していました。
他には何も聞こえてきません。
時折ビクン、と身体が震えるとき、わたしの中の牝の器官がそれに同調するように激しく収縮を繰りかえすのが分かります。
それがおこる度に湧き上がる、激しい飢餓にも似た欲望の疼きをわたしはもはや押さえられそうにありませんでした。
彼の熱く、固く膨れあがった雄の器官で貫かれ、苛まれ、弄んで欲しい。
そして、彼の熱くたぎった精のしるしをわたしの牝の器官に注ぎ込んで欲しい。
そのあまりにはしたなくあさましい、ケモノじみた望みを、わたしはいつの間にか口にしていました。
「・・・はぁ・・・・・・・。かず、さぁん・・・・お願・・・い。かずさんの、かたくて、ふとくて・・・おっきくなった、おちんちん・・・・わたしの、おまんこに・・・・入れて、ください、お願い・・・」
その時のわたしは、ぞっとするほど浅ましい表情をしていたことでしょう。
「おねがぁい・・・・。もぉ、我慢出来ない、おちん、ちん、欲しいの、おねがい・・・・・」
「これが欲しいの?ゆん」
そんな冷ややかな言葉と共に、わたしの眼前にそそり立つ男性自身を、かずさんは見せびらかすかのように誇示していました。
「ぁん、それ・・・・それが、ほしい・・・・です」
並はずれて大きいとはわたしも思いませんが、はち切れんばかりに膨れあがり、そそり立つかずさんのそれは、艶やかに輝いていて、わたしの中の牝の本能を刺激するには充分すぎました。
差し出されたそれに、わたしは飢えた子供のようにむしゃぶりつきました。
「んぅ・・・・ンむっ、んはぁ・・・・んく・・・・」
かずさんに何か言う暇も与えず、かずさんの膨れあがった欲望のしるしを口の中で舐め、しゃぶっていたのです。
そんなことをそれも自分からしてしまったのはこれが初めてのことでした。
テクニックなどないに等しいわたしのフェラを、かずさんは何も言わずに受け入れてくれました。
ひたすらがむしゃらに彼の熱くかたい雄の器官をねぶり尽くそうとするわたしに、かずさんは苦笑したかも知れません。
「・・・おいしいかい?ゆん」
「んはっ・・・んっ、はひ・・・おいし・・・んんっむ」
そんなわたしのつたないフェラでも、しないよりはマシだったということなのでしょうか、さらに膨れあがり脈打っているように感じられだした頃、かずさんはわたしの行為を止めました。
「・・・もう、いいよ、ゆん。それ以上されたらゆんのお口に出してしまうよ」
お世辞だと分かっていても自分の行為をほめられて、わたしはとても嬉しくなりました。
「そんな・・・・下手くそでごめんなさい」
「下手なもんか、すごく上手だったよ、ゆん」
口元に溢れていた自分のよだれを手で拭ったわたしに、かずさんはまたあの優しいキスをしてくれました。
「そんな・・・恥ずかしい、です」
「また溢れ出しているね。そろそろこれをゆんに入れてあげようね」
淡々とした口調の彼の言葉に、わたしの牝の器官が勝手に反応していました。