友子(仮名)と同棲を始めて4年が経っていた。



毎日顔をあわす4年は短いようで長く、信頼や愛情は以前と変わらなくても肉体関係のマンネリは防ぎようもなく、かといって2人で新境地を開発しようなんて欲もなくなっていた。



おのずとセックスレスな日々に陥り、約2年半もの間、友子の敏感な部分に触れることもなく、逆に触れられることもなく、単調な生活だけが2人の共通点となっていた。






俺自身、募った欲求を満たすために浮気や風俗といった行動を起こすこともなく、隠れてオナニーをするのがやっと。



友子に求めては断られ、その度に険悪な空気になるのを見越しての防衛手段。



かといって別れたいとも思わない、そんな日々の中での出来事。






30度を越える真夏のある日、友子の友人の加世(仮名)と3人で飲みに行った。



友子と同じ年の加世は俺より5つ年上の32歳。



デパートの受付をしているからか、とても30歳を越えているようには見えず、上品な顔立ちと雰囲気。



反面普段は男っぽい一面を持っており、その落差が原因なのか男が出来ては別れてを繰り返していた。






これまで何度もこの3人で飲みにいってよく遊んでいたのだが、この日は加世が終電を逃してしまい、近くの我が家に泊まりに来た。



その夜は酔っていたこともあり、楽な格好に着がえ3人とも寝てしまった。






翌朝、目が覚めると友子が仕事に行く準備をしていた。



加世はタバコを吸っていた。



俺はその日は仕事が休みで、久々に朝からパチンコでも行こうと思案していた。



友子は慌しく準備を済ませると「じゃあ、後は頼んだから!加世も早く仕事行きなよ!あ、洗濯物入れておいて」と言って出て行った。






加世は12時から出勤らしく、家を出るまでにまだ2時間近くある。



仕方ないから話の相手でもしてやろうとタバコに火を点けた。



寝起きだからかテレビを2人で観る以外は特に会話もなく、20分程経った時に加世が話し掛けてきた。






「Y君さぁ、最近友子とエッチしてるの?」



「え?なんで?」






「友子って前の彼氏もエッチさせないのが原因で別れたからさぁ」



「そうなの?・・・それは知らなかったなぁ。うん。最近は全然御無沙汰」






「やっぱりね。浮気は?」



「全然。風俗も行ってないし」






「どれくらいしてないの?」



「2年半くらいかなぁ。もう忘れるくらい」






すると加世は、にやっと笑みを浮かべ、「じゃあ、かなり溜まってるでしょ?」と聞いてきた。






俺が、「毎日自分で発電してるから全然平気!」と答え、2人で笑った。



内心は誰でもいいからやりたい一心だけど、不思議と目の前の加世は、よく知っているからか女というより友達感覚で、その場で押し倒したいとは全く思わなかったし、そんなことは想像すらしなかった。






「じゃあ、こんなの見たら興奮する?」






そう言って加世が穿いていた膝丈のスウェットを太ももの根元辺りまで捲り上げた。



今まで気付かなかったけど白くほっそりとした加世の足は妙に色っぽく、足フェチな俺はすぐに反応した。






「いや、全然。それくらいじゃ興奮しないよ」






内心とは裏腹に俺は強がった。



実際は、全く意識していなかった加世の足に見惚れてた。






「なーんだ。つまらいの。じゃあこれは?」






今度はTシャツの胸元を下にずらし胸元を見せてきた。



そんなに大きくないけど白い胸元が目に飛び込む。






(触りたい・・・今すぐ・・・)






「それでも興奮しないなぁ。だって加世は色気ないもん」






ここで押し倒したらやれるのかもと一瞬思ったが、友子のことを思うと理性がストップをかけた。



加世は5歳下の俺をからかうかのように小さな挑発をしている。



その顔はまるで子供と遊んでいるような感じだったが、俺は必★に強がった。



しかし俺のアソコはギンギンになっている。



何もしなくても発射しそうな勢いだ。






「本当?残念。サービスしてあげたのに。じゃ仕事行くから着がえるね。後ろ向いてて」






「何で?トイレで着がえなよ」






「だって狭いもん。昨日も着がえたときに頭打っちゃったし。見ないでよね」






小心な俺は言われるままに興奮しながら後ろを向いた。



ガサガサと服を脱いでいく音がテレビの音に混じり聞こえる。



何か損したような感覚。



自分の真面目さに腹が立った。






「もういいよ」






加世の声がしたので振り向くと、そこには下着姿の加世が立っていた。






「どう?これで興奮したでしょ?」






ピンク色の小さなパンティから毛が薄っすらと透け、ブラの間から小さな胸が露わになっている。



そのまま加世は三角座りをした。



M字になった股間から大きめのお尻の肉がはみ出して、いやらしい格好で俺の方を見ている。



俺は直視できないまでもチラチラと股間に目をやり、薄っすらと濡れているようなシミを発見し興奮した。



もうだめだった。






「おい、さすがにちょっとムラムラするよ。襲っちゃうから早く服着て仕事に行けよ」






(ダメだ。こんな状態ですらまだ強がっているのか、俺)






加世は俺の内心を見越してか足を大きく開いた。



そこからは少し黒ずんだヒダがはみ出している。



すると加世は四つん這いの状態で俺の方に近寄ってきた。






「ねぇ、もう起ってるんでしょ?見せてみなよ」






俺は勃起を隠すためにあぐらをかいて座っていたが、ギンギンを隠せるわけなく、「うん・・・」と言って股間を少し突き出して見せた。






「あー起ってるー!大きそう・・・」






そう言って俺の股間を見つめる加世。



マジマジと見ながら加世は言った。






「脱いでよ・・・」






「加世が脱いだら俺も脱ぐよ」






「え・・・」






自分から挑発していながら、加世は困惑気味で俺の目を見た。



加世の女な雰囲気に俺はもう友子の事など忘れていた。






(早く見たい。触りたい。やりたい・・・)






「Y君が脱いだら脱ぐよ。ホントに・・・」






俺はジャージを脱いだ。



トランクスの前はびしょびしょになっていた。



トランクスも脱ごうと手をかけると、同時に加世の手が俺のアソコを軽く触った。



触れるか触れないか。



焦らしながら上下に擦っている。



俺はただただ加世の手の動きに見を委ね、小さな快感に酔っていた。



擦る手が速く強くなり、ゆっくりと手で掴まれ上下しだした。






「はぁ・・・」と声を洩らしてしまうほど気持ちがいい。






加世はトランクスの中に手を這わせ、直接俺の息子を握り締めた。






「大きいのね・・・」






加世は人差し指で裏筋をチョロチョロと刺激する。



加世にトランクスを脱がされしっかりと握り締められ、次第に手の動きが速くなった。



イキそうだ。






「どう?イッちゃう?」






「うん」






「まだダメだよ」






加世はそう言うと俺の手を胸に持っていった。



俺は無我夢中で加世のブラを外し小さな胸を触った。



乳首を転がすと、「あぁ・・」と小さく声を洩らした。



顔を近づけて舌でちょろっと舐めると、加世の様子が豹変した。






「あぁ・・・ダメ!エッチな気分になっちゃう!・・・もっとして!」






その声に反応して久々な女の体を味わった。



加世の目はうっとりして俺を見つめている。



俺は加世のアソコに手をやった。



俺のアソコを握っている動きが止まる。



俺はクリトリスを刺激した。



ゆっくりと指を動かすとビクっと加世の体が反応する。



そのまま俺にしなだれかかり、「うぅ・・・あぁー!」と言って肩で息をしている。






「ダメ・・・イッちゃったよ・・・」






加世がか細い声で言う。



今度はアソコに手を入れようとしたら加世の手が伸びてきた。






「そこはダメ。友子に悪いし」






「もうここまで来たら一緒じゃん」






「・・・でも」






頑なに加世が拒否する。



止まっていた加世の手が動き出す。



クネクネとしたいやらしい手の動き。



その動きが止まった。



加世の顔が俺のアソコに近付く。



舌で裏筋を執拗に攻める。



加世の口の中に俺のモノがすっぽり納まる。



ぐちゃぐちゃといやらしい音が聞こえる。



髪を振り乱して俺のモノを咥えている。



加世のテクニックは凄い。



加世の咥えながら時折見る視線が快感を倍増させてくれる。






「・・・イッちゃうよ・・・」






俺は言った。






「口の中はダメだからね」






そう言って激しくしごかれる。



俺の感じている様子を見ながら加世は笑みを浮かべて言う。






「イッていいよ。いっぱい出して」






その言葉と同時に加世の手に放出した。



ドクドクと出ているのが分かる。



これ以上の快感は味わったことがなかった。



加世はティッシュを手に取り丁寧に拭いてくれた。



余韻に浸りながら加世の顔を見ていると加世は言った。






「もちろん友子には内緒だよ。Y君、可愛いね。私もイッちゃった」






そう言って加世は服を着て、メイクをして仕事に向かった。



俺は加世の中でイキたかったが、もし入れていれば後戻りできなかったのかも知れない。






そんなことはそれ以降なく、今も3人で飲みに行ったりしている。



あの日のことは忘れたかのように。