結局何も出来なかった僕。
裏切っていたサトシは許せないと思うけど、それ以上に嫁が信じられなかった。
イヤイヤと言いながら、結局おかわりまでした・・・。
だけど、一番怖いのは、浮気していたことを、まったく僕に気取られずに今日まで来たことだ。
僕が鈍感なだけかもしれないが、それ以上に女は怖いと改めて思い知った。
そして、色々と考えて眠れずに、結局朝になった。
今日は休みなので、ゆっくり寝ようと思っていたが、それどころではなかった。
僕はとりあえず頭をしゃっきりとさせたくて、コーヒーを淹れ始めた。
嫁はサトシに運ばれてソファの上で毛布を被って気持ちよさそうに寝ている。
そりゃ失神するまで気持ち良いセックスをすれば、良い睡眠が出来るだろうと思う。
コーヒーを淹れ終わる頃に、「私も飲むー」と嫁が甘えた声で言ってきた。
僕はメチャメチャ狼狽した。
僕「あ、これ飲んでて」
焦りながら自分が飲んでいたのをとりあえず渡した。
それをニコニコとした顔で受け取りながら一口飲み、「ふふw間接キス」と嬉しそうに言った。
さっきまで他の男と生ハメ中出しセックスをしておきながら、よくこんな態度が取れるものだと逆に感心した。
だけど、可愛いと思う僕もいる。
僕「じゃあ、直接」
思わず、そう言って嫁にキスをした。
キスをしてすぐに、(さっきまでサトシとキスをしてたな・・・うがいもしてないじゃん・・・)と思って凹んだ。
というか、今の嫁の体内には少なくても2発分のサトシの子種が入っているはずだ・・・そう言えば、サトシは嫁に服を着せる時に、ショーツとあそこの間にティッシュを挟み込んでいた。
アレは精子が流れ出てきた時のことを考えた配慮だと気がついた。
そんな事を自然の流れでするくらいに嫁に生で注ぎ込んでいるのかと思うと、泣きそうだ。
僕らには、まだ子供はいない。
結婚して半年も経っていないので、まだまだこれからだと思っていた。
なので、僕は嫁と避妊なしのセックスをしたことがない。
嫁の生膣を味わったことがないという事だ・・・。
嫁は僕と初めてした時に、処女ではなかった。
でも経験が少ない感じだった。
僕以前には一人としか付き合ったことがないと言っていたし、それを信じていた。
すべてが演技だったのかも知れない・・・。
そんな黒い思いが浮かんできてしまった。
嫁「ねぇ、せっかく早起きしたから、今日はデートしよっ!!」
元気いっぱいの嫁。
思い切りストレス解消して、ぐっすりと深い眠りをして、フル充電した嫁はハイテンションだった。
結局、僕は色々な思いを少しも表に出せずに、いつも通り嫁の言いなりで一日をスタートさせた。
そして休日を終えて、会社に出勤した。
サトシと顔を合わせるのは気が重かったが、サトシも驚くほどいつも通りだった。
というか、もう慣れたものなのだろう。
この、チャラいけど人の良い笑顔の下で、僕を馬鹿にしているのかも知れない・・・。
サトシ「先輩、勝手に帰ってすみませんでした。先輩が寝てすぐにかおりさんも寝ちゃったし、俺も先輩が寝た後すぐに帰りました。二日酔いでした?w」
心の中でウソつけと思いながらも、何も言えない僕は、ヘタレなんだろう。
僕「あぁ、うん、ちょっと頭痛かったよwかおりは平気だったみたいだけど」
サトシ「かおりさん、酒強いッすもんねwまた週末カラオケしましょうよ!」
僕「あ、そうだね。でも、家で飲まない?たまにはゆっくりしよう」
サトシ「良いっすね!じゃあ、なんか良い摘み持っていきます!」
と、月曜日にして早くも約束をした・・・。
金曜日とかは、こんな感じで嫁とサトシと僕とで、カラオケしたりボーリングしたりして、食事をしてから家で飲むパターンが多い。
今回はちょっと試したいことがあって、家でゆっくりしようと誘った。
帰宅後、嫁に予定を話すと・・・。
嫁「はぁーい。じゃあ気合い入れてご飯作るね!」
僕「ごめんね、サトシしょっちゅう遊びに来て、ウザくない?」
嫁「え?大丈夫だよw結構面白いし、タッくんも楽しそうだし!」
僕「そっか、じゃあ、よろしくね」
こんな会話をした。
やっぱり僕には、嫁が浮気しているなんて気がつけないと思った。
この会話も、この前のアレさえなければ、なんの違和感も感じなかったはずだ。
不審なところは一つもない感じだ。
嫁もサトシも悪人ではないと思うが、これだけボロを出さないのは凄いと思う。
そして、あっと言う間に週末が来た。
ただ、前日に嫁におねだりされて、セックスをした。
しかし、嫁の上で腰を振りながら、サトシが来る前日は、ほぼ必ずと言っていいくらい嫁からのおねだりでセックスすることに気がついた。
嫁なりに、サトシが遊びに来ても、セックスしないようにという決意の表れだと思った。
前日に僕として欲求不満を解消しておけば、サトシと変な空気になっても我慢出来る・・・。
そんな考えなのではと思った。
そして、当日になった。
早めに会社を出たサトシ。
サトシ「じゃあ、お先っす。摘み買って行きます!」
調子よく言いながらサトシが出て行った。
そして帰宅すると、嫁が料理を作っていた。
嫁「おかえりなさぁーいへへw結構気合い入れて作ってみたw」
確かに、こたつの上には色々と乗っている。
真ん中の鍋に入ったブイヤベースには、カニなんかも入っていて豪勢な感じだ。
僕「いい匂い。お腹すいちゃったよ」
嫁「もう少し待ってね!もう出来るし、サトシくんも来るんでしょ?」
僕「そうだね」
嫁「じゃあ、これ飲んでて!」
そう言って缶ビールを渡してくる嫁。
これも考えてみれば、早く僕を酔い潰そうという考えなのかも知れない。
僕は飲んでるフリをしながら、密かに中身をトイレに捨てた。
今日はとことん飲むのを回避して、酔ってるフリをするつもりだ。
それからすぐにサトシが到着して、夕食が始まった。
サトシ「マジ、お店みたいに美味いね!サイ◯リアみたいじゃん!」
嫁「ちょっとぉー、それ褒め言葉になってないと思うけど」
サトシ「あぁ、すんません。俺の中ではサイ◯リアがナンバーワンなんでw」
嫁「はいはいw」
調子の良いサトシの言葉も、今までならば心から笑えたと思う。
しかし今は、この二人の仲の良さ、息の合った感じが怖い。
サトシ「ね?先輩もそう思うでしょ?」
僕に振りながら酒を注ぐサトシ。
僕は飲んだフリをしながら・・・。
僕「あぁ、そうだね、メチャ美味いよ!」
嫁「ホント?嬉しいなぁ」
嫁が嬉しそう言う。
「ホントホント、サイ◯リア並みにw」とサトシが茶々を入れ、「もうっ!バカw」と嫁が満更でもない感じで言う。
僕は飲んでるフリをしながら隙を見て酒を台拭きに染み込ませたり、サトシのコップに移し替えたりしながら、ほぼ酔わずにいた。
それでも、「ちょっと飲みすぎたー、トイレ行ってくる」と言ってトイレに立つ。
そしてトイレの扉を薄く開けたままにして、聞き耳を立てる。
嫁「バカ、ダメだって」
扉を開けて意識を集中していないと聞こえないレベルのボリュームだったが、確かに嫁のそんな声がした。
サトシ「いいから、舌出せよw」
サトシの小声も聞こえた。
二人はキスでもしている様子だ。
今までも、僕が席を外した隙にこんな事をしていたのだろう。
嫁もサトシもスリルにハマっていったのかもしれないが、もっと注意をして欲しかった。
どうせなら知りたくなかった・・・。
そして、何もしていないけどレバーで水を流して、一呼吸置いてからドアを開けてリビングに戻った。
戻ると不自然なくらい間を開けた二人がいた。
ちょっと吹き出しそうになりながらも座ると、「そろそろ、おじや作る?」と、嫁が言ってきた。
「あぁ、いいね!」と僕が答えると、頼んでもいないのにサトシが酒を注ぎながら、「出来るまで飲んでましょうよ!」と言った。
考えてみれば、サトシは僕に凄く酒を飲ませる。
早く僕を潰して嫁とセックスしようという事だったのだろう。
僕は、相変わらず飲むフリをしながら、酔ったフリも始めた。
そしておじやを食べている途中で、「ダメだー、ちょっと休憩」と言いながら横になった。
「飲み過ぎだよー風邪引いちゃうよ?」と、嫁がタオルケットを掛けてくれた。
この一見優しい行動も、僕の睡眠を深くするためのものかと勘ぐってしまう。
そして、寝たふりをしながら二人の会話を聞く。
サトシ「先輩、酒弱いっすねw」
嫁「サトシ君が飲ませるからでしょ!」
サトシ「それにしても、これ、マジ美味いっすねw」
嫁「サイ◯リア並みなんでしょ?w」
サトシ「そうっすwでも、こんなの作ってもらえて先輩は幸せですねw」
嫁「へへwそう思う?サトシ君も早くいい人作らないとw」
サトシ「そうっすねーそろそろ俺も結婚したいかも」
嫁「え?相手いるの?」
サトシ「いるに決まってんじゃんw伊達にチャラくないっすからw」
嫁「いやいやwチャラいから相手いないんでしょw」
サトシ「まあ、そうとも言うw」
嫁「でも、セフレは何人いるんだっけ?」
いきなり嫁が下ネタに走る。
サトシ「今は二人っすよ」
嫁「私も入れて?」
サトシ「えっ?かおりちゃんはセフレじゃないっすよ!」
嫁「じゃあ、何?」
嫁が小悪魔っぽい口調で聞く。
サトシ「そ、それは・・・大切な人かな?w」
嫁「ぷっw嘘つきw都合のいい女でしょw結婚しろとか言わないからw」
サトシ「そんな事ないっすって!マジ、結構惚れてるッすもん」
嫁「はいはいwありがとw」
サトシ「あぁ?!信じてないし。俺、マジですよ!」
嫁「だったら私と結婚出来る?」
サトシ「えっ?先輩いるし」
嫁「マジなら奪えるでしょ?」
嫁が真剣な口調で言う。
(まさか・・・?)
吐き気がしてきた。
サトシ「先輩と・・・別れるんですか?」
サトシが緊張した声を出す。
嫁「別れたら?」
サトシ「それは・・・結婚するっす」
サトシが観念したように言う。
嫁「ぷっw冗談よwサトシ君のために別れるわけないじゃんw」
嫁が楽しそうに言う。
サトシ「なんだよー、焦ったって!」
なんだこのやりとりは・・・。
サトシが無理やりしている。
脅してしている。
そうだと思っていた。
この会話を聞く限りでは、嫁が主導権を持っている感じだ。
嫁「サトシ君って意外とビビりだねw」
サトシ「うっさいなぁ。でも、確かにかおりちゃんの方が度胸あるよねw普通は結婚式の控え室でしないもんねw」
嫁「さぁ?何のことかわかりませんがw」
サトシ「とぼけんなよwウエディングドレスで中出しされて、ティッシュで精子押さえ込んで挙式とかwAVじゃんw」
嫁「アンタが無理やりしたんでしょ!」
サトシ「なに言ってんのwアイコンタクトで呼びつけたくせにw」
嫁「まぁいいじゃん、そんな昔話は」
サトシ「昔って、半年前じゃんw」
気が狂いそうだ。
結婚前からやっていた?
しかも式の当日に中出しされていた?
永遠の愛を誓って指輪をはめたのに、その直前に他人のチンポをはめていた?
誓いのキスをした時には、体内に他の子種が入っていた?
さすがにキレそうだ。
だけど、逆に言えばこれでもキレられない僕は、ダメ男なんだろうと思う。
サトシ「何してんの?w」
嫁「何って、ファスナー下ろしておちんちん取り出していますけど?それが何か?」
サトシ「なんで半ギレれなんだよwて言うか、電気消して場所移そうぜ」
嫁「いただきますw」
サトシ「聞いてねーしwあぁ・・かおり、気持ち良い」
ピチャピチャいう音が響く。
僕が寝ているすぐ横で、嫁が自分からサトシのチンポを取り出して、フェラを始めた。
もう、ずっと悪夢に迷い込んでいる感じだ。
嫁「今日はいつもより硬いねw溜まってるんじゃなぁい?」
嫁が、からかうような、それでいて楽しそうな言い方をする。
サトシ「まぁね。月曜に約束したから今日までオナ禁してみたw」
嫁「ウソつけwオナニーなんてしないくせにwセフレと都合が合わなかっただけでしょw」
サトシ「そうとも言うwでも、この特濃の1発目は、どこに欲しい?w」
嫁「中にwって言いたいけど、止めとくw濃すぎて、安全日でも出来ちゃいそうだからw飲んであげるから、早く出してw」
サトシ「マジで?超上がる」
嬉しそうなサトシ・・・。
嫁を、少し気の強いところがあるが、清楚で奥ゆかしい女性だと思っていた。
まさか自分の嫁が、こんな糞ビッチだったなんで、想像すらしていなかった。
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