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有名人官能小説 若槻千夏









千夏は薄暗い空間にいた。

そこは家具や調度類といったものの一切ない○風景な部屋だ。

あるものといえば、肘掛け椅子が一つ。

その肘掛け椅子の背もたれを挟んで両手は後ろ手に縛られ、両脚は膝を肘掛けの部分に括り付けられていて、丁度M字開脚の姿勢で腰を前に突き出した何とも恥ずかしい格好をしているのが千夏だった。

この格好ではまず逃げるのは不可能だろう。

にも関わらず、先程から千夏はこの状況を何とかしようと動いているのだが、無駄な徒労に終わっている。

ギィ・・・

後ろでドアの開く音がした。

誰かがこの部屋へ入って来たようだ。

「お、目が覚めたようだね。」

その誰かが千夏に話しかけながら近付いていく。

若い男だった。

男は千夏の前に移動すると、もがく彼女の姿を嬉しそうに見下ろしていた。

「テ、テメェは・・・。チクショー、離せっ!」

「ふふふ・・・、随分と言葉遣いが乱暴だね。」

「うっせー、余計なお世話だ。それよりテメェ、こんなことしてタダで済むと思ってんのか?」

「相変わらず威勢がいいね。でも、それもいつまで続くかな・・・。」

「!・・・・・・」

肉付きのいい脂ぎった顔に凄惨な笑みを浮かべた男に、千夏は慄然とした。

この男は千夏の家の近所に住むフリーターの青年で名前を海野という。

以前からストーカーの様に千夏につきまとっていた男なのだが、ことを起こすまでには至らなかった。

また、ここ最近は千夏の目から見ると目立った行動はしていなかったので、もう大丈夫だろうと高を括っていたのが災いした。

千夏は帰宅して玄関に入る前の無防備な所を海野に襲われたのだった。

そうして気が付いたら今の様になっていた、というわけである。

海野がさらに千夏に近付いてくる。

彼女は何とか逃げようと色んな角度に身体を捻るのだが、やはりびくともしなかった。

「無駄な抵抗はやめるんだね。それにここは俺の秘密の場所でね。周りに人は居ないから、大声をあげても無駄だからね。」

「ぐっ・・・」

「それより、そろそろ始めようかな。」

「な・・・何をする気?」

千夏にも、目の前の男に何をされるのか大体の予想はつく。

だが、それはできれば外れて欲しい最悪のことである。

「わかってるでしょ。そんな格好の女を目の前にしてすることは一つしかないじゃない。」

千夏の願いも空しく、海野は口元を歪めながら絶望的な宣告を行うと、右手を彼女の胸に伸ばしてきた。

「やめろ!触るな!」

強がってはみたものの、声が震えているのが自分でもわかった。

自分がどうなってしまうのか、という恐怖が心の中に湧いていた。

だが、いくら彼女が抵抗を示しても、それで海野が手を止めることはない。

ついに、彼の右手が千夏の左胸に触れた。

「いやー!誰か、助けてっ!!」

彼女の口から情けない悲鳴がこぼれた。

海野の言った通り、この部屋では助けを呼んでも無駄なことはわかっている。

しかし、それでも助けを求めずにはいられなかった。



とにかく、服の上から触られただけで鳥肌が立って身体がすくんでしまう。

今は何よりもこの場から逃げ出したかった。

「何を怯えているんだい?別に初めてってわけでもないだろう?」

そう言いながら、海野は千夏の左胸を揉む右手に力を込める。

ブラジャー越しに乳房が押し潰される。

「くっ・・・」

胸を思い切り掴まれて、千夏は顔をしかめた。

「ふふ。ちょっと小振りだけど、まずまずの触り心地じゃないか。」

「こ、小振りで悪かったな!他の奴らがでか過ぎるんだよ。お前、夢見過ぎなんじゃねぇの?」

「心配しなくても、俺は千夏ちゃんのが一番好きさ。」

「なっ・・・」

千夏の精一杯の反論を軽く受け流した海野は、彼女のTシャツの裾をたくし上げた。

そして、胸を覆っている白い下着を露出させると、乱暴に剥ぎ取った。

「つっ・・・」

ブラジャーを破られて、千夏の胸が海野の前に露になった。

あまりの屈辱に、彼女はただ唇を噛みしめることしかできなかった。

そんな千夏をいたぶるように、海野は千夏の後ろへ回ると彼女の両方の胸を揉み始めた。

「くふぅっ・・・」

千夏は思わず声が声がこぼれそうになったのを必○に堪えた。

海野の愛撫は彼女の予想に反してもどかしいくらいに柔らかく、また優しいものだったのである。

荒々しく揉みしだかれることを想像していた千夏はいきなり意表つかれてしまった。

海野の手は彼女の乳房を蛇のようなねちっこさで這い回る。

うねうねと粘着質の感じられるその愛撫で、千夏から強引に快感を引き出そうとしていた。

(耐えてやる。絶対に感じるもんか・・・)

陵辱者の思い通りにされてしまうのは、千夏のプライドが許さなかった。

しかし、胸から伝わってくる快感はおぞましいながらもあまりにも甘美なものであった。

いつしか、彼女の意思とは関係なく乳首は大きくなり、身体も火照り始めていた。

「はぁ・・・はぁ・・・」

喘ぎ声こそ出していないものの、知らず知らずのうちに呼吸が荒くなっていた。

その変化を海野は見逃さなかった。

「感じてるようだね?」

「んな訳ね・・・ひゃうっ」

反論しようとした途端に乳首を軽く摘まれ、千夏は思わず悲鳴をあげた。

しかし、その声には自分でも驚くくらい甘いものが混じっていた。

「くくく・・・やっぱり感じてるじゃない。でも、これからもっとじわじわ責めてあげるよ。」

そう言いながら、海野は千夏の左脇へ移動すると彼女の左胸に吸い付き、口の中で乳首を弄び始めた。

彼は舌で乳首を舐めまわし、時には弾き、きつく吸い上げる。

「はっ・・・はふぅ・・・や・・・」

千夏の呼吸が一段と荒くなってきた。

乳房の張りが増していることが自分でもよくわかる。

(何だか、身体が熱い・・・)

千夏は自分の思考が次第に麻痺してくるのを感じていた。

「ふふふ。さっきまでの威勢はどうしたんだい?でも、まだまだ終わらないよ。」

そう言いながら海野は、今度は千夏の右脇へ移動して右胸に吸い付きながら、肘掛け椅子にM字開脚のまま

固定された股の間に右手を突っ込んでいった。

「あっ、イヤッ!」

「イヤかい?でもここはそんなことないようだけど?」

海野の指が彼女の股間をまさぐる。

クチュ・・・。

簡単に探り当てられたそこは、既に充分過ぎるくらいに濡れていた。

海野は布を亀裂に擦り付けるように指を動かした。

「あ!ああっ!ああっ!」

敏感になった秘部を下着の上から刺激されて、千夏は激しく悶えた。

海野を嫌悪する自分の気持ちとは裏腹に、全身に信じられないような快感が駆け巡る。

そんな千夏の反応に満足したのか、海野は彼女の恥部を覆う布を力任せに引き千切った。

「あくぅ・・・」

剥き出しになった下半身が外気で冷え、千夏は身体を小刻みに震わせた。

上半身では、Tシャツを首元までたくし上げられて露になった乳房の呼吸に合わせて上下している様が何とも言えぬ妖しさを醸し出している。

また、下半身はと言うと、いやらしく濡れ光る淫裂と、その回りに彼女の蜜でべっとりと貼り付いた恥毛とが腰まで捲り上がったデニムのミニスカートの間から見える。

全裸よりも遥かに恥辱的な格好だった。

海野は右手の人差し指をいきなり千夏の割れ目に突っ込んできた。

「あくぅぅぅ!」

千夏は、胸への責めが優しく始まったため、てっきり今度もそうだと勝手に思い込んでいたのだが、海野は彼女の予想をことごとく裏切ってくる。

自分の中に海野の指が入っていることに、千夏は○んでしまいたい程の悔しさを覚えていた。

彼女の目から自然に涙がこぼれ落ちる。

しかし、そんな千夏を弄ぶように、海野は指を内部でぐりぐりと動かす。

「いやぁぁぁ!やめてぇぇぇ!」

ついに、いつもの強気な態度をかなぐり捨て、千夏は悲鳴をあげた。

だが、そんな彼女の声も目の前の陵辱者には届く訳はなく、ただ徒に男の嗜虐心を煽るだけだった。

彼は嬉しそうに口元を歪め、さらに激しく内部を掻き回す。

「あぁあん・・・やぁん・・・も、もう、許して!」

千夏は髪を振り乱して懇願する。

しかし、そんな彼女の心とは裏腹に、海野の指に蹂躙された淫裂からは大量の蜜が止めどもなく流れ出し、彼女の腰掛けている肘掛け椅子の回りにシミを作っている。

いつしか、強烈な快感が千夏の全身を蝕み、陵辱者の責めに耐えようと決めた心さえも折れんとしていた。

その時、海野の指がクリトリスをさすった。

そこは既に、蕾を包んでいた包皮が剥け、敏感な顔を覗かせていた。

「ひゃうぅ!ああっー!」

千夏の身体を駆け巡る快感が一気に高まっていった。

頭の中が真っ白になり、浮揚感が訪れる。

「アン・・・アン・・・もうダメェ!イッちゃうぅ!!」

ヌポッ。

彼女が絶頂への坂道を一気に駆け上がろうとした瞬間、海野は股間から指を抜き取った。

股間からの刺激がなくなり、途中まで高まりかけていた快感の波が急速に引いていくのがはっきりわかる。

「あああぁぁぁ?・・・」

安堵とも失望ともとれる声が千夏の口からこぼれた。

「ふふふ・・・そう簡単にイッちゃったらつまらないだろう?もっと楽しませてよ」

海野は千夏の心の動揺を見透かしたように言うと、椅子に縛り付けられて割り開かれた脚の間にゆっくりと跪いた。

海野の位置からはしとどに濡れた千夏のクレバスが丸見えである。

「ああ・・・いやぁ」

海野は舌なめずりをすると、彼女の秘部へ顔を近づけてきた。

彼の舌は、まるで蛇のように長く、禍々しい動きをするかのように見える。

その舌を、指で掻き回されて濡れそぼった千夏の秘所に、ゆっくりと這わせていった。

「はうううぅぅぅ・・・っ!」

その刺激に、反射的に千夏はのけ反った。

しかし、決して嫌な感じはしない。

むしろ、今の彼女は絶頂間際で愛撫をやめられた失望の方が大きく、新たな刺激を求めていた。

海野の舌が、千夏の柔肉を縦横無尽に這い回って蹂躙していく。

「あっ・・・あぁ・・・あん・・・はあぁ?・・・」

千夏はだらしなく口を開いて喘ぎ声を洩らしながら、快感にすっかり酔いしれていた。

もしも、このまま一番敏感な部分を舐められたらどうなるか、彼女自身にも想像がつかなかった。

だが、恐れがあるのと同時に、舐めて欲しいという思いも沸き上がっていた。

そんな千夏の思いを表すかのように、彼女の秘裂の奥からは次々と濃厚な蜜が溢れ出てくる。

海野はその蜜をジュルジュルと音を立てながら舐め啜り、その舌はいやらしく彼女の淫裂を這い回る。

しかし、彼の舌は柔肉全体を蹂躙しながらも、千夏の真珠にはなかなか触れようとしなかった。

おまけに、彼女の快感が一気に高まる気配を見せると、快感ポイントから微妙に外れた場所に舌を移してしまう。

「や・・・やぁ・・・もっとぉ」

いつしか、千夏は快感を得ようと無意識に腰を動かしていた。

「ふふ、どうしたの?千夏ちゃん。そろそろアレが欲しくなったのかい?」

彼女の股間から口を離すと、海野は立ち上がり、履いていたズボンとパンツを脱ぎ捨てた。

彼の股間からはぎんぎんに勃起した肉棒が天を衝かんとそそり立っている。

それは他人よりもえらの張った、長く大きいものだった。

頭頂部分から我慢汁が出て今にも垂れそうなのが、海野の醜く太った容貌と合い混ざって、余計に気味の悪いものに思える。

だが、普通なら目も背けたくなるような一物も、今の千夏にはとてつもなく魅力的に見えた。

「ああぁ・・・欲し・・・!」

口から出かかった言葉を、千夏はかろうじて飲み込んだ。

僅かに残った理性が、まだ最後の一線を越えることに抵抗している。

「んん??何だって?」

海野は意地悪く言うと、千夏の股間に竿を擦り付けてきた。

「あっ、あああ、あうぅ・・・」

もどかしい刺激を割れ目に受け、千夏は激しく喘いだ。

少し腰を動かせば一物が入ってくるかもしれない、そう思えるくらい海野は竿を彼女の腰に強く押し付けてくる。

素股に近い体勢だが、千夏は脚を開かされているため、素股ほどの快感は得られない。

それに千夏には、ただ擦り付けられるだけの刺激など、到底我慢できるものではなかった。

もともと、どんなことに対しても積極的な彼女は、こうして焦らされることをあまり好まなかった。

ついに、彼女の我慢も限界に達したらしく、とうとう自らの欲望を口に出してしまった。

「欲しいの・・・それ、入れてぇ!あたしをイカせてぇぇ!」

千夏が狂ったように絶叫すると、

「くくく、それじゃ入れてやるよ」

海野の剛棒が千夏の内部への侵入を開始した。

それでも、わざとゆっくり押し付けるように腰を前に突き出す。

太く長いものが、肉壁を大きく割り入っていくと、蕩けるような女肉が熱く海野を包み込んでいく。

「あ・・・あ・・・あ・・・」

膣口がいつも以上に押し開けられて息苦しいくらいだが、それがまた快感でもあった。

海野は千夏の中に進みながら、彼女の拘束を解いてやった。

だが、もう千夏は逃げ出そうという意思を完全に失っていた。

海野に腰を抱きかかえられると、彼女は無意識に彼に抱きつき、自ら腰を振って快感を求める。

「ああ・・・動いて・・・お願い」

千夏はくねくねと腰を艶かしくくねらせながら、甘えるように海野におねだりをした。

「嬉しいなぁ。あの若槻千夏が俺にチンポ突っ込まれながらおねだりしてるなんて・・・」

海野は未だ動かずに感慨に耽っている。

「お願い・・・早くぅ」

千夏はたまらずまた催促をした。

もはや、彼女は単に快楽を求めるだけの牝になっている。

「あああ・・・俺ももう我慢できない!」

海野は千夏の腰に手を回すと、猛然と前後に腰を振りながら、彼女を激しく突き上げた。

「あぐぅぅ・・・ひゃうぅ・・・あはぁん・・・」

子宮に届きそうなくらい思い切り突かれ、激しい衝撃が千夏の全身を突き抜けていく。

しかし、今の彼女には、それが堪らない快感に思える。

「あああっ、いいっ!いいの!」

千夏は嬌声をあげ、海野にギュッとしがみついた。

もう、自分の相手が忌むべきストーカーであることなど忘れている。

いや、そんなことも考えられず、ただ絶頂に達することだけを求めていた。

そうして、激しく突かれているうちに、彼女は自分の身体が急速に浮揚感に包まれていくのを感じた。

頭の中が真っ白になり、何もかもが濃い霧の中へと消えていく。

「あああああっ!ダメッ、もう、もうっ、イッちゃうぅぅう!」

千夏の膣の締め付けが増し、海野の肉棒を奥へ誘うように蠢いた。

「あああ、俺ももうダメだ。出すよ、千夏ちゃん!」

そう言うと、海野は千夏の腰を引きつけて、彼女の肉の誘いに応えるように肉棒を奥へ突き込むと、自分の欲望を爆発させた。

「はああああぁぁぁ・・・!」

千夏は、海野の熱い塊を子宮で受け止めながら、絶頂に達した。

その瞬間、千夏の意識も白く濃い霧の中へと消えていったのだった。









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