私の地元は新興住宅地で、地区毎に完璧に整備されている。



駅前の商業地域、駅前には大きな公園。



公園の東にあたる通り抜けた奥には、文教地域として図書館、学校、スポーツ施設など。



そして公園の北には金持ちの住宅街。



公園の南には大きなマンション街。









駅前と住宅街を分断する形で横たわる公園なので、深夜まで人通りが絶えない。



電車が到着するたびにどーっと人が流れる。



中央の広場まではぞろぞろと歩き、そして各自目的の小道に消えていく。



公園内は街灯も多く、他の公園のイメージと比べて、夜でも比較的明るい。



そのため公園内を横切るメインストリートは女性の1人歩きでも安心できるくらいだ。



枝道も街灯は等間隔で通っており、深夜1時2時ならジョガー(ジョギングする人)もちらほら。



そんな環境なので、大きな公園だが重度な変質者やレイプの類いの事件は起きた話を聞かない。






しかし、駅から文教地区に抜ける方向、松林や桜林の中に消える道は突然暗くなるので人通りは少ない。



その奥には遊具などが設置されたエリアがある。



昼は遊ぶ子供や通学路として利用する人も多いが、深夜の人通りはまばらだ。



時々公園を大きく1周するジョガーが通り過ぎる程度。






ここは、ライトな変態さんにはちょっと有名なスペース。



私も、そのひとり。



ここで体験した話を書いて行こうと思う。



まずは私のデビューエピソードを。






この公園でデビューするまでの間には少々段階があった。



私はブサメンでもイケメンでもなく、背格好も中肉中背。



彼女らしき人も数人おり、日々の欲求解消にはそれほど事欠くこともなく、風俗やAVも人並みにたしなむ程度。



そんな私が自身の変態性に目覚めたのは、友人から借りた、普段は興味がないと思い込んでいたSMのAV。



ひたすら痛めつけられる女性を見て喜ぶ構成になっていたのだが、気がつくと自分はM女側に感情移入して喜んでいた。



なんだその程度かと思われるかもしれないが、自身これまではS側だと思い、プレイもS気味の方が楽しかったのでこれは衝撃だった。






それ以降、M欲求が高まるも、満たされることもなかった。



そもそもMにも、言葉責め、物理攻撃、強制露出など色々タイプがあり、時には風俗に行ったりしながら色々なシチュを試しつつも何となく満たされずにいた。






そんなある日、仕事の飲みでかなり深酒をし、件の公園のベンチで休んでいた。



人通りが鬱陶しかったので文教地区方面に少し逸れた林の中の小道のベンチ。



横になり目を閉じていると、10分に1人程度で人が通る。



ざっざと足音が耳元を通って行く。



ジョガー、散歩、帰宅もあるだろう。



ベンチで寝ている私に気がつくと、みんな歩みを緩めるのがわかる。



いずれもオッサンやストイックなジョガーが多い。






1時間もすると人通りがだいぶ少なくなった。



終電が終わったんだなと漠然と考えている。



人気のない公園、静かだけどうるさいくらいの風が葉を鳴らす音と虫の声。



突然、欲求がかき鳴らされる。



これは露出経験者はわかってくれると思う。



何とも言えない気持ち。






(露出ってどんなんだろう?)






そう思ったら、もう止められなかった。



ゆっくりとベルトを緩め、チャックを下ろし、息子を取り出す。



外気に触れる感覚。



案外興奮しない。



冷静さと興奮が同居する妙な感覚。






(このまま人が来たら・・・)






理性の訴えにも欲求が圧勝し、そのままベンチに身を任せて目を閉じる。



耳を澄ましすぎてジーンという音がする。



それに混じって自分の鼓動。



そのまま永遠のように長い数分。






(人は来ない、こんな馬鹿なことはやめよう)






そう思った頃、メインストリートの方向から小走りの足音。



ジョガーか?



徐々に音が近づいてくる。



速度は変わらず、距離だけが近づいてくる。



薄っすら目を開けると、白い帽子にぴっちりしたピンクのTシャツに黒いスパッツ姿。



まず胸に目が行く。



小振りなパンと張った胸。



女性と認識したときに鼓動が跳ね上がる。






(仕舞うか?いや、今更ゴソゴソ動かない方がいい)






近づく彼女。



どうすることもできず、そのまま寝たふりを続ける。



ざっざっざと同じリズムで近づいてきた足音のスピードが急激に落ちた。



私に気がついたようだ。



こめかみが痛いくらい鼓動が鳴る。



彼女は寝ている酔っぱらいと認識したのか、足音が元のリズムに戻る。



足音は5m、3mと近づく。



そして目の前を通過。



鼓動はピーク。



音が外にまで聞こえてるんじゃないかというくらい体全体が鳴っていた。






目は閉じたまま全神経を彼女の動向に集中する。



息子はパンパンに勃起していたと思う。



ベンチの正面には街灯もあり、2秒も注視すれば確実にバレたはずだ。



そして足音は私の目の前に。



一瞬、彼女は私を見たように感じた。



電流が腰を流れる感覚。



射精より強い快感。



そのまま彼女はリズムを変えずに私の前を通過して行った。



気がつかなかったようだ。






「これは凄い・・・」






思わず呟いてしまった。



息子はお漏らししたのかと思うほどの量の我慢汁を垂れ流し、テラテラと街灯に照らされていた。



また静寂が戻る。



抜きたい衝動が一気に襲ってきたが、(もう1回、今のが欲しい・・・)と思い、我慢する。



もう深夜1時を回っている。



人はもう来ないかもしれない。



ましてやこの時間帯の女性はレア過ぎる。



でも10分だけ待ってみよう。



20分だけ、30分だけ・・・。



抜きたい衝動をこれだけの時間我慢できるほど、さっきの快感はものすごかった。



私は、(ようやく見つけた)と喜びに震えていた。



おかしな話だが、公園で息子を露出したまま。






そんなことを考えていると、待ちに待った足音が聞こえてきた。



今度はジョガーではなく徒歩だ。



徒歩でこの時間に通る人は少ない。






(散歩か?)






闇に目を凝らす。



足音が近づいてくる。



薄っすらと姿が見えてくる。



シルエットから長めのスカートを穿いているようだ。






(やったぜ!またも女性!ついてる!)






後で考えたら、ここで転落したのかもしれない・・・。



テラテラの息子を露出したまま、目を閉じる。



近づいてくる足音。



さっきのジョガーより時間がかかるのでドキドキの時間も長い。






(気がつくな、や、ちょっと気がつけ!や、気がつくな!)






同じリズムで近づいてくる足音が3mほど手前で止まる。



耳から何か吹き出すんじゃないかというくらいの鼓動の音。



薄っすら目を開けると、彼女はちょっと目を見開いた感じで私の腹の辺りと顔をチラチラっと見ているところだった。






(慌てるな。立ち上がったりしたら事件だ)






寝たふりを続ける。



私は息子を露出した情けない姿で寝ている通りすがりのだらしない酔っぱらいです。



Uターンして戻るだろう。



警察が来る前に逃げよう。



そんなことを考えていたが、彼女の行動は違った。



再度歩き始める音がする。



さっきの半分以下のリズムで足音が近づいてくる。






(!!!)






もう一度、薄っすら目を開ける。



彼女は私の股間をチラチラ見ながら、私が座っているベンチの道の反対側ギリギリをゆーっくりと通過する。



露出には完全に気がついてるはずだ。



寝たふりを続けたまま「ん・・・」と声を出して、股を開き、さらに股間を露出する。



もう目玉が飛び出しそうなほどの鼓動。



このまま全身から血を噴き出して★ぬんじゃないかと思った。






再び立ち止まる彼女。



薄目の視界に自分の股間が目に入る。



鼓動にあわせてピクピクと動く息子。



その先から我慢汁がトロトロと糸を引いて流れている。



凄い量だ。






彼女はもうチラチラではなく凝視していた。



歩みは止まる直前。



そして目の前に到達。



私は瞬時にこの女から同じ変態の匂いを感じ取った。



つか、普通なら確実に逃げ出すシチュエーションだ。



私は寝たフリを続けたまま、右手でゆっくり息子をしごく。






「ん・・・」






本当に三擦りで到達した。



思わず声が出る。









「うあ!」






どびゅーーーーっ!






大袈裟ではなく、彼女の足下まで飛んだ。



その後も、どびゅっびゅとと凄い量を飛ばした。



目の前が真っ白になる。



出し終わった後もふにゃふにゃになった息子を擦る手が止まらなかった。



自然と腰が動き、声が出る。






「あ・・・うぁあすごい」






肩で息をしながら彼女を見ると、彼女は私の顔と股間を2度見した後、足早に去っていった。



しかし走るほどではなく。



安全な距離まで離れると、再度私の方を振り返って見たのが印象的だった。



警察を呼ばれる可能性もあったが、そんな気はしなかったし、何より立つ気になれなかった。



凄い余韻。






後にわかるが、彼女は変態ウォッチャーだった。



危ない変態が見れるなら危ない橋も平気で渡るワイルドな女性だった。






これが私の公園デビュー。



完全にはまった。



この公園ではこのあとも色々な変態さんたちと色々なことがあった。



近所の静かな公園が、実は変態さんの集いの場かも知れないよ。