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お泊セットを持つ年下上司をお持ち帰り(二泊目)









翌朝、俺の方が先に目を覚ました。

カオリさんは裸で寝てしまったことにビックリして、すぐに体を隠した。

まだ、俺に慣れてない。



「体の相性ってあるんだね」

「彼氏とは良くなかったの?」

「相性があると思ってなかった。…彼氏…うーん、もう別れるから彼氏ではないけど…、入れてると途中から痛かった」

「太い?」

「ゴリゴリ入ってくる感じかな。あと、俺さんのは奥まで当たったよ。頭が真っ白になった」

「…俺は細いですよ」

「ごめんね。狭い私には、ぴったり」



適当にイチャイチャして、朝から一回。

最初は明るくて恥ずかしそうだったけど、騎乗位でしていたら嬉しそうに腰を動かしてくれた。



「ああん…俺さんすごい…気持ちいぃ…」

「何が?」

「抜けないよ。安定感っていうのかな?ずっと入ってる」



そのうち、カオリさんは正座のような膝立ちの騎乗位から、M字に開くようにして腰を降ろして打ちつけてきた。

規則正しく、バシバシとぶつかる音がする。



「やっ…、あっ…、あっ…」



調子に乗って俺も下から突いた。



「ヤダっ…何か出そう」



急に腰を浮かしたので抜けた。

そのまま、俺の方に倒れこんでくる。



「…急に動かないでよ」



しばらくそのままで動けないカオリさん。



「自分からあんなに動けたのは初めてだよ」

「前の彼氏とは騎乗位しなかったの?」

「すぐ抜ける。彼にはアソコの位置の関係かもしれないって言われたよ」

「でも、太いんでしょ」

「またそれ?抜けると意味ないよ。自分から腰動かしてセックスするなんて初めて」



幸せ?、といいながら抱きしめられた。顔にかかる髪がくすぐったい。

ところで、さっきから使ってるゴムはサイズがLL。初めて見た。



装着はすぐにできるが、ズルズルと中で滑って不安定な感じがする。

彼氏は正常位以外だと、抜けそうになって気になり、乾いてしまうらしい。

立バックは身長差からできず、騎乗位の腰を動かすと簡単に抜けたようだ。

だから、俺の上では、いろいろ腰を動かして試していたようだ。

しばらくしてカオリさんは寝てしまった。



うつ伏せに寝てる姿は、細長い秋刀魚。

朝ご飯を用意して起したら、また嬉しそうな笑顔を見せてくれる。



食べ終わってゴロゴロしてると、モノを触ってくる。



「これすごいね。すごい気持ちよくしてくれる」

「細いから、すごいでしょ」



自虐ネタを振ったら飛びついてきた。



「細いウナギはおいしいよ」



掴んで撫でてくる。



「かおりさんは秋刀魚だね」



いきなりきつく握られた。



「そんな安い魚じゃない。それにどこが秋刀魚なの?」

「細長くて、貧乳なところ」

「Bあるから貧乳じゃないよ。貧乳はA!!」



カオリさんによると、Bは小さめ、Cは普通、Dは大きめ、E以上が巨乳、らしい。



「それに、秋刀魚は安すぎる。ウナギは高い」



この中国産め、といいながら手はパンツの中に入ってきた。



「じゃあ、カオリさんは太刀魚ね」

「まだ納得いかないけど、秋刀魚よりいい」



生で握られて手はゆっくりしごいてくれる。



「俺さん、まだイッてないよね」



パンツを脱がしてきた。



「やっぱり長い…」



手でガチガチに立っていたところに、生暖かい感触が加わる。



「ウナギはおいしい?」



こちらに顔を向ける。

口から出し、ニッコリとして一言。



「細いしおいしい」



かわいくて、許してしまった。

でも、前彼のモノも気になる。



「前の彼氏は、どんなのだった?」

「うーん…、ツチノコかな?」



太くて短い…、LLの珍獣。



「長く舐めてると、顎が外れそうだった。俺さんのかわいい。ずっと咥えていれるよ」



…かわいくて細いウナギ。

この秋刀魚、言いたい放題だ。



先だけ加えて棒を全ての指で握る。



「笛みたい」



リコーダーを吹いてるつもりらしい。

なんだか萌えてしまった。

会社では見たことない、ふざけた姿だった。

そのままで逝けそうになかったので、上は脱いでもらった。

手の平サイズの胸を触らせてもらうと、カオリさんから少し声が漏れて一気に逝きそうになる。

撫でるように触っていた胸を、逝く直前に掴むように揉んだ。

昨晩からほとんど逝ってない俺は、大量にカオリさんの体にかけてしまった。



「アツっ…」



喉からお腹の方にかけて、真っ白の液が垂れていた。

熱さに唖然とするカオリさん。

ふき取っていると、くすぐったがる様子がおかしい。



「濡れてる?」

「わかった?」



フェラをしていると、濡れてきたようだ。

下を脱がすと、また紐パンが登場。

ほとんどTバックしか持ってないらしい。

フェラのお返しはクンニ。

舐め始めると、気持ち良さそうに小さな声で喘いでくれる。

次に指を挿入。



「ふああぁぁ…、…ぁぁ」



ヌプヌプと濡れた中に指を奥まで入れて、ゆっくりと出し入れする。



「はっ…、くっ、…ううっ…」



ちょっと苦しそうな息遣いに変わる。

俺の腕をありえないような力で掴んできた。

中断して顔を上げる。



「大丈夫?」

「はぁ、はぁ…危ない…かも。一気に来た。アアアン…」



大丈夫そうだから、再び続ける。

俺を掴む腕だけでなくて、全身に力が入っていた。



「っは…っは…っは…っは、ううっ…、ハァハァ…っは…っは」



呼吸は一定のリズムになり、長い脚をガクガクさせながら上げる。



「っつ…っはぁぁぁ、っくぅぅ・・・」



すぐに腰と全身をビクビクと震わせて、イッてしまった。

最初から3分も経ってない。



「あれ、なんなの?」

「舐めながら、指入れた」

「俺さん、彼女とかにいつもそんなことしてたの?」

「いつもではないけど…、たまにね」

「始まってすぐに、今まで一番気持ちいいところまで行ったよ」

「カップラーメンより早くイケたね」

「そんな安くない」



テクを尊敬してくれるし、申告を信じれば初めてのことばっかりできて嬉しい。



夕方に近づくと、カオリさんのだんだん口数が減ってきた。

明らかにテンションが下がって、考えごとをしてる。



「ごめん、今から電話するよ」



暗くなる頃に、電話で彼氏に別れ話を切り出した。

俺は部屋から出て、飯の準備を始めた。

一時間弱は話してたと思う。

途中、大きな声を出したり、長い沈黙もあった。

長年付き合った人だろうし、別れ話するほうも辛だろう。



「電話、終わったよ」



リビングからの扉から顔を出して台所の俺に声を掛けてくる。

俺達は居間の方に食事を運ぶ。

携帯が再び鳴り出すが、カオリさんは電源を切る。

夕食中は別の話をして、喜んで食べてくれた。

メインは冷蔵庫にあったサンマだった。

しばらくして、元彼の話しを始めた。



「私、悪い女だよね」



ちょっと自分に酔ってるような気もするが、

初めて長く付き合った彼と別れた訳なので黙って聞いた。



「彼氏が休日出勤でがんばっている時に、浮気して気持ち良かったから、別れるだよ」

「切れる理由を探していたのだよね。そのきっかけだっただけじゃないの?」

「そうだけど、そうじゃない」



彼にしたら、したくもない休日出勤してる土曜の夕方に彼女から突然、別れの電話が入る。

話し合いにも応じず、一方的に別れられて電話にも出ない。

昨日まで彼女は知らない男と、一日中Hしてイカされる。

…そういわれるとかわいそうだ。



「あのさ、俺さんと付き合っても、そういう可能性あると思わない?」

「俺は元彼じゃないよ。それに彼は残業を止めるつもりはないんでしょ」

「…うん、ゴメン。近いうちには別れてた。でも順番間違えた…」



友達なら疎遠はあっても、特に別れというのはないけど、

彼と別れるということは2度と同じように会うことはない。

4年も付き合った人ともう会う事がないという事実に、落ち込んでいる。

楽しかった想い出もいっぱいあるだろう。



安いソファに並んで座っているが、体は触れていない。

想い出に浸るカオリさん。

きっと、近づいたら嫌がられるだろうと思いつつ、肩に触れる。

パシッと、瞬間的に払いのけられた。

予想していたから、面白かった。

でも、少し傷付いた。



「…ゴメン。今はちょっと気分じゃない」



狭いソファの上で小さく丸まり、体育座りして壁の一点を見つめてる。



「一人になりたい?俺、コンビニでも行こうか?」

「一人にはしないで…。隣りにいて」



そのまま膝に顔を埋める。

すすり泣く音がいつの間にか聞こえてきて、いつの間にか止まっていた。

隣りを見ると、俯いた顔は長い髪に埋まって見えない。

俺は時計を見ていた。

長針は半周ほど回ってる。



いつのまにか、どうでもいいこと考え出していた。

ワンピースの連載がいつ頃終わるのか考えいると、脇腹をツンツンと指で突付かれた。



「さっきはゴメン。叩いてゴメン」

「気にしてないよ」



しばらく沈黙。



「…俺さん、優しすぎる。まさかこんな人だとは思わなかった」



ポツリ、ポツリと話が続く。



「私ね、高校の時は男子に興味なかったんだよね」



女子高で友達と一緒にいれば楽しかった。

自分が男子からどんな風に見られているか気にしなくていい。

前向きで夢があり、進学せずに自分の好きな業界を目指して就職。

入社してがんばったら、年上の男子にも勝った。

でも、体育会系的な業界の会社なので、上昇志向丸出しのS属性の男はたくさんいる。

今日の負けは明日の布石くらいにしか思ってない。

気の強い女を自分のモノにしたい男がいて、

自分がそういう男にから、対象にされていることは気付いたという。

最初の彼氏は友達の紹介で知り合ったらしいが、やはりそういうタイプだったようだ。

征服することに喜びを得るタイプ。

そうではなくとも、お互い初めて付き合った不慣れさから、3ヶ月も持たずに別れた。

このことで、次に付き合う人は自分の好みを良く考えて探したらしい。

ヒィヒィ言わせようとする、匂いを漂わせる男は、絶対イヤ。

俺はあの女と付き合っているぞ、というブランド品のような扱いを受けそうだという。

友達に相談したら、年下で自分より身長の低い人を勧められたので、ちょっと知っていた前彼に目をつけたらしい。

最初は良かった。

でも、就職したらダメな方だった。

しかも遠距離。

かなり、迷う。



うちの会社には気合と根性が蔓延していて、無い者は脱落して行くか、ダメのレッテルを貼られる。

俺の部署はダメ部署。

そんな中、中途で年上だけど童顔の人が入ってきた。

新卒の研修に紛れて、それなりに声は出すししっかり仕事はするけど、やる気はない人がいる。

上司に何か言われてもすぐに「ハイ」とは言わない。

すぐに筋道たてようとする。

ダメ部署にいるが、どうもやる気がないわけではない。

年上という感じは皆無。

カオリさんにすれば、理系で体育会系の俺の行動は興味の対象だったようだ。

会社がサービス残業の無限ループに嵌る中、就職7年目のカオリさんは少し嫌気がさして来ていた。

そんな中、新人の俺は全く気にせず帰る。

そんな姿を見ているうちに、ちょっといいかなと思うようになったという。

昨日の飲み会で、話し掛けたのもそのせいだったらしい。

さらに、彼氏が休日出勤すると連絡があって、この人だったらしないのにと思う中、

駅で偶然会ってホイホイ飲みについて行った。

飲みすぎたとは思ったが、その後まさかの急展開。



…理由は後付けかもしれない。

とにかく、やってしまった。

別れてもないのに、付き合ってもない人とした。

酔ったとはいえ、浮気した事実。

彼氏と別れての傷心。

次の人と付き合い出す。

自分では半年は掛かると思っていた時間が一晩で過ぎた。



いつの間にか、カオリさんは俺に寄りかかって話していた。

今まで年下には見えない貫禄を感じていたけど、今日一日、

彼氏との別れて落ち込む様子を見て、やっぱり年下だと感じた。

仕事では見せない薄い化粧。

良く笑うし、隙だらけの仕草。



かわいくて肩に手を回して抱きしめたら、ビクッと震えた。



「もう、私ダメかも…」



少し困った顔と、ちょっと甘えるような笑顔。



「どうしたの?」

「濡れてる。さっきからずっと。まじめな話してるのに…」

「じゃあ、チェック入るね」



スカートに手を入れると、ぐっしょりと濡れてる。



「あっ…体、おかしくなった…」



落ち込んだように感じる姿に萌えた。

外腿からスカートに手を入れる。

お尻の後ろの方まで手を回しても、下着に触れない紐パンという奴には、まだ違和感がある。

もしかして、ノーパン?というエロさも感じる。

脱がしてキスしようとしたら、また拒絶。

歯磨きとシャワーさせてということらしい。



シャワーから上がり、持参したバスタオル姿でフトンに入るカオリさん。

電気消して隣りにくる。

ジッと見つめてきて一言。



「あのさ、私のこと好きにしていいよ」



瞳は潤んでいた。

俺の手を掴んで指を噛む。



「今はメチャクチャにして欲しい…気分」



何?

いま、何て言った?

一瞬の後、この秋刀魚、いや太刀魚をどう調理しようか考えた。

いや、調理なんて無用だ!!



実は前の彼女は体力のない人で、早く突くと息ギレして苦しくなる人だった。

それで、ゆっくりでもお互いが気持ち良く方法を考えていたりして、カオリさんのいう優しいセックスになった訳だが…。



もう解禁!!

細いウナギをカオリさんの下の口いっぱいに、喰らわせてくれようか!!



とは、当時は思っておらず、



俺の槍で串刺しにしてやる!!



と、浮かんだはず。今でもそういうつもりだし。



「アァァァァん」



いきなり正常位で一気に奥まで入れた。

2秒ほど奥で止める。

さらに数回ガンガン突いて、ストップ。



「ハァ…ハァ、いきなり何?」



好きにしろっていったのは貴方でしょう。



「カオリさん、男にヒィヒィ言わされるの嫌いなのじゃないの?いいの?」

「俺さん、やっぱり優しいね」



優しく両手を俺の頭の後ろに回して引き寄せ、キスしてきた。

言い過ぎでなければ、女神のようにも見えた。

見た目は清純な感じだけど、要求は自分の欲求を叶えようとする、実はワガママな女神。



「ウムウウウ…、ハァ…ハァ」



キスで口を塞がれたままで再び突く俺。

堪らなくなって、カオリさんは口を離した。

俺は耳から首にかけて噛んだり舐めたりしつつ、反対も手で触る。

もちろん、腰も軽く動かす。

声を漏して、喋る。



「もっとして…。もっと…、…俺さんになら、犯されてみたいって感じになってる」



なんでそんなこと言うの?

頭の片隅で思いつつも、俺はもう止まらない。

脚を俺の肩に乗せて突く。

次第に高くなる声と、後ろに逃げようとする腰。

肩から脚は下ろし、思いっきり脚を開き、腕は腋の下から通して肩を掴んだ。

ガッチリと肩を固定する。

これで、後ろには逃げられない。

突き続けると、かなりの大声になっていることに気付いた。

俺はフトンをカオリさんの顔に乗せる。

最初は喘ぎ声が漏れていたが、フトンを噛んだのだろう。



「うう?う?」



唸るように、こもる声がフトンから聞こえる。

正常位で続けると中が膨らんできたのか濡れて滑りすぎるのか、入れてる感覚が希薄になってきた。

ちょっと、俺のウナギが弛緩する。

片足を思いっきり上げて、腰を掴んで転がして横から突いた。

カオリさんは、木にしがみつくように、フトンを抱きしめる。

中の形が変わって、グリグリと入ってゆくようになった。

新しい刺激に、俺の細いウナギは再び元気を取り戻す。

側位も初めてだろう。

フトンの隙間を探して、掌サイズの胸をグッと掴む。



「ああああ!」



思わず声が漏れた。

フトンの端に真っ赤な顔が見え隠れする。

息苦しいだろうに。

バックにひっくり返して再び一気に奥まで突く。



「はああぁぁぁん」



途中でフトンから解放されて、真っ赤な顔して大きめな声を出す。



「あっ…、なに…か…出そう、…っくぁ」

「出せばいいよ」



冷たく言うと、俺は近くに転がるカオリさん持参のバスタオルをお腹の下辺りに引き寄せた。



「あっ…ダメ…ヤッ…、ああぁん」



フトンの押し付けるようにカオリさんに乗る。

寝バックにして、うつ伏せのカオリさんに俺は馬乗りになった。



「やあぁん…何?入ってるの?」



声が大きくなってきたので、今度は枕を噛ませた。



後から聞くと、この辺りから後ろの見えない状態でどうやって入ってるのから分からなくなって、

意識が朦朧とする中、自分がひたすら出し入れさせるだけの肉人形のようになったと、思ったらしい。

もちろん、俺を感じていたとのこと。



「っくぁぁあ…ひん…」



突かれると時折、枕が口から離れて漏れる声は、ケモノのようになってきた。

少し突くのを止めると苦しそうに呼吸をする。



「ダぁ…、ぁぁん!!、イッ…チャ…アン!!アン!!っくぅぅ!!」

断片的に言葉を話す。

すこし意識を逸らして後ろを振り向くと、視界の隅にあるカオリさんの長い足先が見えた。

足の裏はとんでもない角度に曲がっていて、指先まで力が入っている。

再び前を向いて手を見ると、こちらの指も真っ赤になって破れそうなほどに力を込めてフトンを掴んでいた。

最後のスパートをかける。



「うぁぅぅぅぅ……ぅん!!」



全身に込められた力が、一気に抜けた。

突いても無反応。

締まりも無くなった。

それから数回突くと俺も逝って、そのままカオリさんに覆い被さるように倒れこんだ。

動機と汗が凄い。

力の抜けた体は重いだろう。

俺は何とか体を捻って、カオリさんの上から転がり落ちた。

カオリさんは、ピクリともしない。

真っ赤な顔で息はしているし、目も少し開いている。



「大丈夫?」



顎が少しだけ動く。

口からは漏れたヨダレが、黒い跡になって枕に広がっている。

呼吸が落ち着いてきた頃、小さな声で呟いた。



「お腹…冷たいよう」

「…でた?」



真っ赤な顔を枕に伏せる。



「ううう、動け…ない」



起き上がろうとしても、力が入らないようだ。

手伝って、なんとか仰向けにさせた。

カオリさんの下に敷いたバスタオルはグショグショ。

下のフトンはしっとりと濡れていて、被害は少なかった。

下の口もヨダレがだだ漏れ。



「…ごめんね」

「いいよ。出させたのは俺だし」

「激しすぎ…」



動けるようになって、軽くシャワーに入る。

カオリさんは昨晩、出番のなかったパジャマ姿。

フトンに入って抱きしめてくる。

少し寒い中での人肌は本当に気持ちいい。



「俺さん…私のしたいこと全部してくれるね」



優しいね、と頭を撫でてくれた。

俺はカチンときた。

俺、そんなに優しくない。

勝手に完結してるんじゃねえよ。

さっき入ったドSモードが抜けておらず、

もう気だるそうにまったりしてるカオリさんのパジャマを下着ごと脱がす。



「ちょっと、何?今日はもう終わりだよ」



一気に上り詰めると申告のあった、クンニしながら指攻めを開始。



「ぁっ…ああああん!!ダメっ…」



力の入らない体で、足を開かされて責められる。

過呼吸が始まり、抵抗はなくなる。自分で一番楽な姿勢を取りイク体制に備える。

ものの3分もいらなかった。

分かりやすく、足を高々と上げガクガクと震えてイッた。

でも、止めない。



「アッ!!アッ!!また…くる…アッ、…ああぁ」



10秒後に再び足が上がって中が締まる。

2回目の連続イキ。

おもしろいくらいに、イッてくれる。

3回、4回とイク。

5回目辺りで、体の動きがおかしくなってきた。



「もっ、もう!!ヤメテ!!ヤメテ!!ヤメテ!!ヤメテ!!」



もちろん止めない。

腰を動かして逃げようとするが、全く力は入ってない。



「おかしくなるぅ!!」



大声で叫ぶと、物凄い力で逃げられた。

50cm程、逃げた先でグッタリとするカオリさんの素足に一瞬触れた。



「きゃー!!さわるな!!」



気持ち悪い、気持ち悪い、と呪文のように唱える。

これは…、やりすぎたな…。

前の彼女も同じような姿を見たことがあった。

しばらく落ち着くまで待とう。



呼吸が落ち着くと、俺の方に振り向いてくれた。



「もう…、壊れるかと思った。…壊れた」



顔は力なく俺の方を見ながら涙目で言われて、ドSモードは一気に鎮火どころか、土下座したい気分。



「ゴメン…ちょっとやりすぎた」

「…壊された」



ゆっくりとフトンの中央まで引き戻すと、すうすうと寝息を立て出した。

俺は隣りで賢者モードに入り、後味の悪さを味わいつつも彼女ができたんだなぁと、

起きることのないカオリさんの横顔を見ていた。



起きると下半身裸のカオリさんは俺にブツブツと文句言ってきた。

結局、持参したパジャマの下は僅か数分しか着てない。

やりすぎでヒリヒリするようで、日曜日はお休み。

さわやかで健全な時間を過ごした。

午後になってすぐ、カオリさんはキャスターバッグの整理を始める。

夜まで一緒にいてくれると思っていたので、ちょっとショック。

分かっていたけど、寂しいものでお互い何回も抱きしめた。

カオリさんも徐々に、いつもの感じに戻ってくる。

どちらかというと、カオリさんが俺に惹かれていたのだが、二日で逆転。

今まで寂しさなど感じることもなかったのに、俺は柄にもなく鬱になってしまった。



「また明日から逢えるよ」



いつもの調子に戻っていたカオリさんは、普段甘えることを許さない。

でも、意外にも優しかった。

駅まで行くと見つかるかもしれないので、部屋の前までで、バイバイ。

靴履いたカオリさんを、玄関で向かい合って抱きしめた。

最後に名残惜しさのあまり、ドアにカオリさんの体を押し付けてまでキスしてしまう。



「ちょっと、激しすぎ…」



胸元から手を入れてナマ乳をグっと揉む。

震えが伝わってきた。

感じてるカオリさん。

そこで、手を離した。

また頭を撫でてくれた。

なんか、目からこみ上げてくるものがありそうな…。



「なんか泣きそうだよ」



カオリさんもちょっと泣きそう。

最初は酔った勢いだったけど…。

今は離したくない。

まだ俺の気持ち伝えてなかった。



「…かおりさん、…大好き、…愛してる」



泣きはしなかったが、言葉に詰ってしまった。

俺、26にもなってこれくらい、言えないのかよ。



「…うん」



今度こそバイバイ。

明日、逢えるのにね。



後日談の後日談

数年前の秋刀魚がおいしくて、夜は肌寒くなるような今ごろの季節の話でした。

この後、カオリさんは仕事では徐々に態度を軟化した。

逆に俺は上司に対しても、遠慮がなくなった。

お互いに性格が近づいた訳だが、カオリさんは会社の幹部連中にもウケが良い。

俺はそうではない。

他の女性社員の何人かは、カオリさんが遠恋していることを知っていた。

キャスターバッグを駅のロッカーに入れる週末は彼氏を会いに行く日だったが、俺に代わったことを誰も知らない。

休日が合わない俺達。

実家暮らしで一人娘のカオリさんと、一緒にいたいと思う気持ちだけで結婚を決意。

俺は長男ではないので、誰にも惜しまれることなく婿養子になった。

カオリさんを可愛がっている会社の常務は、「ウナギ(俺のこと)かよ」とあからさまに嫌な顔した。

「常務と似てますよ。似た者同士は反発しますね」と、笑顔で切り替えした。

カオリさんは女子高時代の友達に馴れ初めは、「酔わされて襲われた」と笑顔で公言してる。

以前から、遠恋の元彼とうまくいってなかったこと、会社で気になる人がいることを相談していた。

「遠くの吉野家より、近くのステーキだよ」とアドバイスされたようだ。

実際は「近くのはステーキではなくて、うな重だった。でも細いウナギだった」と言ったらしい。

恐るべし、ガールズトーク。



これでホントの最後。

カオリさんにとってクンニで指攻めは、ものすごい太いロープに捕まって、

空まで一気に押し上げてもらうように力強く逝ける、と言ったことがある。



メチャクチャにして欲しいと言ったことを、後から聞いた。

男の人に全部を委ねてみたいと思う反面、怖い気持ちもある。

あの時の、俺と散々セックスして、もうどうでもいいという想い、

元彼を裏切ってる自分がイヤになったこと、

自分を征服したい男は嫌いだけど、征服されてみたいと思う自分もいる。

全部混ざって、ちょっとおかしくなったらしい。

事実、ゆっくりなセックスから最後は少し激しいくらいがちょうどいいようだ。



対面座位は今でも大好き。ぴったりとくっついて胸を舐められたりしながら、俺の頭を撫でるのがお気に入り。

最初の夜のようにゆっくり俺に突かれて、

中出しされてビクビクするウナギの動きを感じると子宮がキュンとなるらしい。







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