由香里を陥れて手に入れることができたのに気持ちはちっとも晴れないし、結局ダンナだけが得をしたんだと思うと余計に落ち込んでしまう。
「シノムラは首にしたからな。あんな奴はもういらねー」
私をじろりと睨む・・・。
「どうして?でもホッとしたわ。いつも私を狙っている気がしてて・・・」
「ふーん。あいつ、首にするって言ったら、お前を抱いたとか、ぎゃあぎゃあ喚いたから半★しにしてやったよ。嘘ばっかこきやがって」
「あんな奴、いい気味だわ」
「本当にそう思うのか?それでいいんだな?」
顔は笑っているが射抜くような鋭い視線を私に向ける・・・。
(ヤバい・・・。)
この人はシノムラとの関係を知っていて、それなりに楽しんでいたのだ。
またダンナの手の中で遊ばされていたのかと思うと情けなくなってくる。
このままでは息がつまるような日々がまた始まってしまう。
何とかしなくては・・・。
「主人の転勤についていきます。だからもう・・・」
こう言い残して私の前から消えてしまった真紀・・・。
彼女が消えてから一年以上が過ぎてしまった。
その家には見知らぬ人が彼女夫婦に代わって住み、すっかり雰囲気が変わってしまい、前を通るたびにがっかりする日々を送っていた。
ある日ポストに一通の葉書が入っていた・・・。
なんと真紀夫婦から転居のお知らせが来たのだ。
ドキドキしながら裏をめくると、「一年ちょっとの転勤から戻って新居を購入しました」と書いてあった・・・。
でも、真紀の字ではない。
あたりまえだ・・・。
私と再び会えばどうなるか十分知っている彼女が知らせるわけがない。
でも手元には葉書がある。
高まる気持ちを抑えながら住所を見ると同じ県内・・・。
電車でも車でもすぐの距離だ。
真紀が・・・。
真紀が私の元に帰ってきたのだ。
「実は夫の転勤についていくことになりました・・・ごめんなさい・・・」
「私の手の届かないところに行っちゃうからってこれで終わりのつもり?そんなこと許さないわ」
「もうこんな恥ずかしいことは終わりにしたいんです・・・わかってください」
「あなたがどう言おうと、私はいつまでも覚えてるから・・・裏切ったらどうなるかわかるわよね」
「そんな・・・」
「私はずっと忘れないし、ずっと待ってるから・・・」
「ごめんなさい・・・そっとしておいてください・・・お願いします・・・」
引越し前にかわした真紀とのそんなやり取りを思い出しながら、気持ちは遥か彼方へともう飛んでいた。
葉書を見た翌朝早くにはもう真紀の新居の近くに立っていた。
ダンナも朝から取引先と現場に向かったのでちょうどよかったのだ・・・。
「私・・・これじゃストーカーみたい・・・」
そうつぶやきながら車の中で様子を伺っていると、しばらくして夫婦で玄関の外に出てきた。
相変わらず旦那さまをお見送りしているようだ。
清楚で小柄な真紀を見た途端、胸の鼓動が激しくなり頭がくらくらしてくる・・・。
一年以上の歳月は彼女をよりいっそう大人にしていた。
「やっぱりいた・・・ここにいるんだ・・・やっと会えた・・・」
真紀に会えた嬉しさがだんだん征服欲に変わってくる。
今すぐにその扉の向こう側に行って抱きしめたい・・・。
私の腕の中で喘いでいた彼女との思い出が鮮烈に蘇る。
だが、焦ってはだめだ・・・まだあの子が家にいる・・・。
慎重に行動すればするほどその成果は大きく実るのだ。
幸せそうに微笑んでいる真紀を見ながら、これから彼女の身に降りかかる悲劇を想像し、じっくりと時が過ぎるのを待った。
しばらくしてあの子が家を出て、幼稚園バスに乗って行った。
車を急いで近くのコインパーキングに駐めて、玄関のベルを鳴らすとインターフォン越しに真紀の声がする・・・。
「はい。どちら様ですか?」
「私よ・・・会いに来たの。開けてくれるかしら」
「えっ・・・どうしてここが・・・帰ってください・・・」
「あら、相変わらず強気だわね。自分の立場をわかってるのかしら」
「・・・このまま帰ってください・・・とにかく帰って・・・」
「ずいぶんな言い方だわね・・・私はしっかり覚えてる。あなたがとぼけるのならすることをするだけ・・・覚悟はできているならそれでいいわ。今ここで、大声で洗いざらいぶちまけても構わないのよ」
「待って・・・それだけは・・・」
「なら開けなさい」
無言のまましばらくして鍵が開き、半開きになった扉から身体を滑り込ませるように真紀の新居へ入った。
玄関には血の気の引いた顔をした真紀が目の前に立ちすくんでいた。
やっと会えた・・・すぐにでも抱きしめたい気持ちをぐっとこらえて話を始める。
「とっても久しぶりね・・・とっても素敵なおうちじゃない・・・その歳で建てるなんて、ご主人立派だわ」
「・・・」
「上がってもいいわよね」
返事を待たずして靴を脱ぐ・・・。
決して広いとはいえないが清潔感溢れるおうち・・・。
所々には花や観葉植物が置いてある。
さすがは真紀、すべてが可愛らしい。
明るくきれいなリビングに勝手に入り、新しいソファーに座る。
「ずいぶん冷たいじゃない・・・今までどうしてたの?」
「・・・どうしてここが・・・」
うつむいたまま真紀が小さな声でつぶやく。
「ご主人から葉書をもらったのよ。律儀な人ね・・・あなたは黙ってるつもりだったんでしょ」
「・・・やっぱりあの人が・・・あれだけやめてって言ったのに・・・」
本当にいい旦那さま・・・。
何も知らないっていうのは幸せなことだ。
「あら、旅行まで一緒に行ったご近所さんを無視するつもりだったの?あの時の真紀ちゃんったらあんなに・・・」
「やめて・・・言わないで・・・」
「たとえ旦那さまが連絡くれなくても、どこに行こうともその気になれば探し出せるのよ。そんなことわかってるでしょ。でも今までそんなことはしなかった・・・私の優しさよ」
うつむいたままの真紀が小刻みに震えている・・・。
「やっと私のところに戻ってきてくれたのよね・・・嬉しいわ・・・」
「・・・戻ってなんかいません・・・勝手なことばかり言わないで下さい・・・」
「いつまでそこに立ってるの?とにかく座りなさいよ」
「ねぇ・・・真紀ちゃん、会いたかったわ・・・忘れたことなんかなかった」
「か、帰ってください・・・やっと静かな暮らしに慣れたんです・・・もうあんなこと・・・」
「あんなこと?あら・・・ずいぶんな言い草ね。わかったわ。あなたがそこまで言うんだったらもう来ない」
「えっ?」
真紀が驚いた表情で私の顔を見る。
「やっと顔を見せてくれたわね。このままご主人の帰りを待ってちゃんと話をするわ・・・今までのこと全部ね」
「酷い・・・あの人を巻き込まないで・・・全く関係ないじゃない・・・」
「あら、うちのダンナも呼んであなたを抱いた感想でも聞かせましょうか?あの人とも『夫婦』でしょ」
驚きから悲しみへと表情が変わり、その瞳に涙が浮かぶのを見ながら逃げ道を塞いでいく。
「なんでこんなことするの・・・なんで・・・」
「あなたが大好きだから・・・あなたをずっと私のものにしておきたいから」
真紀の横に座りなおし、細い指をなぞり握りしめると真紀の身体が硬直する・・・。
「よして・・・絶対いやです・・・帰ってください・・・やめて・・・」
真紀の瞳からは涙がとめどもなく溢れ出ている・・・。
だからといって追い込みを緩めるようなことはできない。
私には男のように押さえつけるような力は持ってはいないのだから、言葉によって諦めと服従を受け入れさせ、そして誰にも邪魔することができない強い『絆』が存在することを思い出させるのだ。
「あなたができるのは諦めることだけなのよ・・・真紀ちゃんは私のずっとものよ・・・」
握った手を引っ張っても身体をさらに硬くし、その場から動こうとしない。
「あんなことは二度といやです・・・やめてください・・・やめて・・・」
やはりすんなりとはいかない・・・。
私たちによって散々汚された貞操を、涙を流しながらかたくなに守ろうとしている・・・。
これでこそ私の真紀だ。
前よりも一段と強気になっている・・・。
でもその表情の奥にある繊細な部分は隠しようがない・・・。
いや隠すために強気にならざるを得ないのだ。
運命を受け入れざるを得ない自分への言い訳のために抵抗しているのがよくわかる・・・。
ガラスのように繊細な真紀だからこそ丁寧に扱って磨きをかければ、どんどん輝きを増していくのだ。
「やっぱり強情ね・・・こっちへ来なさい」
「やめて・・・いや・・・いやよ・・・」
手をもっと強く引いてもオウムのように同じ言葉を繰り返すだけで動こうとはしない。
しばらく我慢していたが、この強情な態度にはいつもながら手を焼くし、やっぱり頭に来る・・・。
「なんで私を拒むのよ・・・また同じことを言わせたいの?もっと大人だと思ったわ・・・あなたの幸せな生活もおしまいね。さようなら」
演技のつもりだったが、半分本気になり声を荒げて立ち上がって玄関へと向かう。
私だって真紀を手に入れるためには相当の気合いを入れているし、本気なのだ・・・。
中途半端に引き下がるつもりはない。
「この後のことは覚悟できてるわね・・・本当に知らないから」
「ま・・・待ってください・・・ユキさん待って・・・」
私を追おうとして立ち上がった真紀だが、そんな気力は残っておらずソファーの下に崩れ落ちる・・・。
「行かないで・・・そんな恐ろしいことしないで・・・ユキさん・・・酷い・・・酷すぎる・・・」
「自分で選んだことじゃないの?すべてはあなた次第だって言ってるでしょ。いい加減にしてよ・・・」
「お願いです・・・お願い・・・ああぁ・・・帰らないで・・・」
「やっとわかったみたいね。最初からそう言えばいいのに・・・強情な真紀ちゃん」
カーペットの上に座り込んでいる真紀を抱えあげて抱きしめながら涙に濡れた口唇を求め、舌を絡めるともう抵抗はしない・・・。
「・・・こんなことになるなんて・・・あぁぁ・・・」
「お部屋は上かしら?行きましょうね」
泣きじゃくる真紀を抱えるように抱きしめて一緒に階段を上り、二階へと向かう。
なかなか進もうとしない真紀を押しのけるようにして、マスコットがかけられたドアの前に立つ・・・。
「ここが寝室なのね。開けてもいい?」
「・・・」
わざとらしく意地悪をすればするほど真紀の悲しみと困惑が深くなるのかよくわかる。
「あら・・・素敵なお部屋・・・ここでご主人に抱かれてるなんて羨ましいわ」
レースのカーテンがかかった窓からは朝日が差し込み、淡い黄色と白のストライプがきれいなダブルベッドを柔らかい日差しで包み込んでいる。
周りに配置された棚の上にはインテリアの小物やぬいぐるみが置かれ、その中には本や雑誌がきちんと収納されている。
なんて清潔で可愛らしいのだろう・・・。
今まで真紀のうちには行ったことがない・・・というより彼女が我が家に来ていたので行く必要がなかった。
この初めて見るこの愛らしい風景にびっくりしてしまう。
「とっても素敵なお部屋ね・・・これからは私たちの部屋にしまようね」
「変なこと言わないで・・・これっきりにしてください・・・お願いです。これ以上私たちの邪魔をしないで・・・」
「あら・・・やっと再会できたのにずいぶん冷たいわね。これからまたたくさん楽しいことをしましょうよ・・・あなたもわかってるでしょ」
「そ・・・そんな・・・」
今までのことを思い出せば、これから待ち受けていることなど容易に想像できるくせに『これっきり』なんてセリフがわざとらしく聞こえ、思わず笑ってしまう。
パタン・・・
ドアが閉まる音に真紀がピクリと反応する・・・。
今までそこにいた世界に通じるドアが文字通り閉ざされ、真紀と私との新しい世界が訪れようとしている。
「静かなお部屋だし、いいベッドね・・・座りましょ・・・」
泣き続ける真紀の肩を抱き、きれいな黄色のシーツの上に腰掛けさせて再び口唇を重ねる・・・。
「ユキさん・・・あ・・・うぐぅ・・・」
カットされたばかりの栗色の髪を撫でながら、逃げ惑う舌を追いかけて真紀の口腔内をぴちょぴちょと舐め回し、シャンプーの香りを吸い込みながら震える身体を抱きしめ舌を絡ませ強く吸うと、涙の味がいっぱいに広がる・・・。
「やっぱり私の真紀ちゃんだわ・・・嬉しい・・・」
「ああ・・・お願いです・・・この静かな生活を壊さないで・・・約束してください・・・」
「この前だって上手くやってたじゃない・・・あなたさえわかってくれるなら約束するわ」
「そんな・・・」
「大人の約束だからね・・・あなただって守らなきゃ・・・わかったならおとなしくしましょうね・・・」
髪を撫でていた手を顔から首・・・そして胸のふくらみへと撫でるようにおろしていくと真紀が肩をすくめるようにして、その手を拒もうとする。
「今さらだめよ・・・もう決めたことでしょ。脱がせてあげるから」
黄色いパーカーのジッパーをゆっくり下げていくとピンク色のキャミソールが現れる。
「ああぁ・・・だめです・・・」
「だめなのは真紀ちゃんよ・・・おとなしくしなきゃ・・・」
私を押しのけようとする手を掴んでジッパーを全部下ろし外してしまう。
「ユキさん・・・やめて・・・もうよして・・・」
「あら・・・またピンクなの・・・真紀ちゃんの色なのかしら」
あの日、我が家で子羊のように震える真紀を初めて辱めた時のランジェリーもこの色だった・・・。
「いやぁ・・・」
真紀がぶるぶる震えながらうめくようにつぶやく・・・。
逃れられようのない現実が恐ろしいのか、固くつぶった目から涙がとめどもなく流れている。
「このおっぱいをずっとずっと待ってたの・・・うふふ・・・相変わらずちっちゃいわね」
「きゃああ・・・やだやだ・・・あっあっ・・・」
ランジェリーごと小さな膨らみをそっとつかむようにして愛撫を始めると真紀の口から静かな喘ぎ声が漏れてくる・・・。
「とっても柔らかい・・・前より張りがあるわ・・・やっぱり旦那様とたくさんしてるのね」
真紀夫婦は相変わらず仲が良い・・・そのことは車の中から見ていてよくわかっている。
その光景を見せつけられては私だって普通の精神状態ではいられない・・・。
真紀を私だけのものにしたい・・・嫉妬のエネルギーを今の瞬間にぶつけているのだ。
だからこそ、真紀夫婦の間にくさびを打ち込んで再び快楽の泥沼へ突き落として徹底的に楽しみ、真紀奥さまを調教し直すのだ。
「・・・あぁぁ知りません・・・あぁ・・・だめ・・・あんあん・・・」
ピンクのブラの隙間から指を差し込み小さな乳首を摘んで刺激を加えると、だんだん固く尖ってコリコリになってくる・・・。
「あら・・・固くなってきたわ・・・うっそ・・・前よりも敏感になってるみたい・・・」
「やめて・・・あぁぁ・・・いやぁ・・・」
「真紀ちゃんったらとっても感じてるじゃない・・・いつまでも泣いてないで横になりましょ」
再び私と巡り会ったことによってもたらされた悲しい運命を受け入れることを決めたのか、私に手を引かれ、幸せな夫婦生活を象徴するような真新しいダブルベッドに横たわる・・・。
「ずっと欲しかったの・・・私の真紀ちゃん・・・」
「あぁ・・・やめて・・・」
すっかり反抗することを諦めた真紀の下着は、思ったより簡単に脱がすことができる。
「おとなしくしましょうね・・・そうすれば乱暴なことはしないし、お互いの利益になるわ・・・」
「ユキさん・・・こんなこと、おかしいです・・・あっあっ・・・だめ・・・」
うつむく真紀の甘い香りに酔いしれ、うなじや鎖骨のくぼみにキスをしながら着ているパーカーやジャージ、そしてキャミソールを一枚一枚丁寧に脱がしていくと、ピンク色のランジェリーに包まれた裸体があらわになり、白く透き通るような肌に窓からの柔らかい光が当たるのを見るとさらにゾクゾクしてしまう・・・。
「あぁ・・・こんなことになるなんて・・・」
「こうなる運命だったのよ・・・逃げちゃだめ。じっとしていて・・・すぐに思い出せてあげるわ」
再び私の追い込みに逃げ場を失った可愛らしい獲物を見ながら、その身体を味わうために身につけているものをすべて脱ぎ去り、素肌同士を触れ合わせる。
「柔らかくてあたたかいわ・・・真紀ちゃん・・・素敵・・・恐がらなくていいのよ」
身体をこわばらす真紀に口唇を重ね、そのまま光る裸体に吸い寄せられるように裸体へと舌を這わせていく・・・。
「可愛いわ・・・とっても可愛い・・・」
「ユキさん・・・やめて・・・やめて・・・」
「真紀ちゃん・・・泣かないで。悲しんじゃだめ・・・やっと会えて愛し合えるのに」
一年ぶりに私の前に可愛らしい下着姿をさらし、子猫のように小さく身体を丸めて泣きじゃくっている・・・。
その背中を包み込むように抱きしめ、舌を這わせながらブラジャーのホックを軽く持ち上げると、真紀の小さな乳房が抑制から解放され、その白くきめの細かい姿をさらそうとしている。
「あっ・・・いや・・・いやよ・・・」
「私の真紀ちゃん・・・おっぱい見せて・・・」
身体を折り曲げるように小さくなって乳房を隠そうとする腕を頭の上に束ねて押さえ付けてブラジャーを剥ぎ取ると、あの愛らいいピンク色の乳首が目の前に現れる。
「きれいだわ・・・あなたをずっと待ってたの・・・淋しかった・・・」
「見ないで・・・だめよ・・・見ないで・・・」
そのまま身体を重ねると、初夏の花のような甘く豊かな香りが私たちを包み込む・・・。
そして形のよい二つの小さな果実をゆっくりと手のひらで揉み始める。
「あぁぁ・・・ユキさん・・・こんなことだめ・・・だめよ・・・」
「真紀のおっぱい・・・とっても柔らかいわ・・・あぁ・・・」
「あぁん・・・いや・・・あふぅっ・・・あんあん・・・」
「過ぎてしまった時間を取り戻しましょ・・・二人でゆっくりとね・・・」
白い球体の先端にある尖ったピンク色の部分を口に含むと、私の下にある真紀の身体が細かく震えて背中が持ち上がってくる・・・。
「いいのよ・・・感じて・・・思い出すのよ・・・」
「だめ・・・あん・・・ユキさん・・・あぁぁ・・・いやぁ・・・」
尖った乳首を舌ではじくように舐めると真紀の声が少しずつ変わり始める。
ダンナに脅迫され泣きながら犯され、私たち夫婦によってセックスの快楽を覚えこまされた真紀・・・。
月日が経っても、その身体は徐々に私の愛撫を受け入れようと変化してきている。
休みなくとろけるような乳房を揉みつつ乳首を噛んだり舐めたりを繰り返し、喘ぎ声が漏れてくる口唇に吸いつき舌を絡ませて強く吸う・・・。
「あっあっ・・・あぁぁ・・・くぅぅ・・・」
「気持ちいいでしょ・・・真紀ちゃんの感じる場所、全部わかるのよ・・・」
「あぁ・・・よして・・・だめ・・・あっあっ・・・いやぁ・・・」
逃げようとする真紀を押さえつけ、上半身のあらゆる部分を舌と指を這い回らせ、感じる場所を探り当てては強く刺激する・・・。
「とっても甘いわ・・・もっと感じていいのよ・・・鳴きなさい・・・」
耳の穴に舌を尖らせて差し込み、耳全体を口に含んでちゅるちゅる・・・ぴちょぴちょと舐めると真紀が身体を激しくくねらせ甘いうめき声をあげる。
「ユキさん・・・わたし・・・あぁぁ・・・」
「いつまでも強情張ってないでいいのよ・・・ここもびしょびしょじゃないの?」
「そ、そこ・・・あっ・・・うわぁぁ・・・」
淡いピンク色の布地の上から割れ目を人差し指でそっとなぞると真紀の全身から力が抜け、喘ぎ声とも嗚咽とも区別のつかない声をあげてぐったりとなってしまう。
「あら・・・まだこれからなのに待ちきれないのかしら・・・いけない子。それなら脱がせてあげる」
肩で息をしている真紀の束ねていた手を解き放ち、唯一彼女の身に残されたショーツを両手で徐々に下ろしていく・・・。
そう・・・すべてをゆっくりと味わい、感じさせ、そして・・・諦めさせ屈服させるのだ。
「あっ・・・いや・・・だめです・・・脱がさないで・・・」
真紀がつぶやくように哀願するが、顔を手で覆ったままじっとして動こうとはしない・・・。
布地の下から薄い繊毛がだんだん顔を覗かせてくる。
「うふふ・・・真紀ちゃんのお毛けが見えてきたわよ・・・取っちゃうわね」
「だめ・・・だめよ・・・許して・・・あぁぁ・・・」
丸まった布を足から抜き去り、全部があらわになると繊毛が光の加減で栗色に光って見える。
私がいない間、この美しい真紀の身体を彼女の夫が自由にしていたのかと思うとすごく切なく苦しくなってくる。
真紀は私のもの・・・。
私が目覚めさせた大切なおもちゃ・・・。
もう彼女の夫の好きにはさせない。
「隠しちゃだめよ・・・本当にきれいだわ・・・」
シーツで身を隠そうとする真紀の手をゆっくりとどかす・・・。
「私・・・ユキさんを忘れたかった・・・なのにどうしてここに・・・」