いよいよ運命の日が来ました。



妻はKを含む六人の男達にフレッシュな精液の提供を受けるのです。



そして、X医師の判断によれば、おそらく妻は受精することになるのです。



私は妻を車に乗せ、X医師の病院へ向かいます。



約束の時間は午後の一時です。



妻は、いきなり見知らぬ男達と性行為をするのではなく、リラックスできるように、まずKに抱かれることになっていました。



私は、憎んでも憎みきれないKに妻を抱かせるために、そう、Kの思うがままに妻を弄ばせるために、車を運転しているのでした。






私は、ハンドルを握りながら、妻の様子を窺うように、「・・・最初はKさんだよね」と聞きます。






妻は、「うん・・・」とだけ答えますが、ルームミラーに写る妻の口元が、一瞬、ほころぶのを私は見逃しませんでした。






なんということでしょう。



緊張の中でも、妻はKに抱かれるのを楽しみにしているのです。






X医師の病院に着くと、妻は簡単な問診を受け、体温を測られました。



そして、X医師が「体調は良さそうですね。それでは、始めましょうか」と言います。






「あなた、ごめんね。お願いだから、見ないでね。あとで、迎えに来てください」






「分かってるよ」と言って、私は部屋を出ました。








でも、私はX医師と話がつけてあって、マジックミラー越しに、全てを見届けることになっていました。






私は看護婦に導かれて、薄暗い小部屋に入ります。



その奥は、広い検査室になっているのですが、いつか妻を弄んだ検査機は取り除かれており、大きなダブルベッドをさらに一回り大きくしたようなベッドが置かれていました。



妻をリラックスさせるためなのでしょうか、あちこちに花が飾られています。



明かりも少し、落とされていました。






私が、まんじりともせずに待っていると、30分ほどして、妻とX医師が入ってきました。



妻はシャワーを浴びたのでしょうか、淡いピンク色のバスローブに着替え、来るときはポニーテールに止めていた長い髪も解いていました。



二人で並んでベッドに腰掛けると、X医師が言います。






「とにかく今日はリラックスして、何度もアクメに達することです。何人もの男性とのセックスを楽しむくらいの気持ちでいてください。そのために、一本、注射をします。これはアメリカで開発された薬で、アクメを驚異的に高める薬です。危険なのですが、今日限りのことですから使ってみましょう」






X医師は、カバンの中から注射器を取りだすと、妻の手をとり、バスローブを捲り上げます。



ハワイの日焼けがすっかり落ちて、真っ白になった妻の細い二の腕に注射針が刺されるのを見るだけで、私の肉棒はむっくりと頭をもたげ始めました。






「しばらく脱脂綿でおさえましょう。血が止まる頃には薬が効き始める筈です。私はこれで外します。すぐにKさんが来ますからね」






妻はこっくりと頷きました。






三分も経ったでしょうか、驚いたことに、妻の額には薄っすらと汗が滲み始めているではありませんか。



心なしか息遣いも荒くなっているようです。






妻は体を支えていられなくなったのか、ベッドに体を横たえます。



すると、奥の扉があき、腰にバスタオルを巻いただけという姿で、Kが入ってきたのでした。



妻は、はっと身を起こし、ベッドに腰掛けなおしました。






「ゆかり、久しぶりだね」






「Kさん・・・」と言って、妻は涙ぐんでいます。






そして、「会いたかったよ」とKに言われ、妻も「私も・・・」と答えているではありませんか。






Kは妻の隣に腰を降ろすと同時に、妻の唇を奪います。



何度も何度も熱い口づけを交わすにつれ、妻のバスローブはしどけなく乱れ、真っ白な肩が剥き出しになります。






Kはあっという間に、妻のバスローブを剥ぎ取って全裸にすると、自分もバスローブをはらりと落とし、ベッドの上に両膝立ちになって、半勃ち状態の肉棒を妻の目の前に突きつけます。






すると、妻は四つん這いになり、その肉棒を咥え込んだのでした。



頬を赤らめ、目を閉じて、その肉棒を吸い上げます。



私は、前の晩に、妻に吸い上げられたときの目も眩むような甘美な感触を思い出していました。



でも、いま、妻から唇の奉仕を受けているのは、夫である私ではなく、赤の他人のはずのKなのでした。






「今度は私がする番だよ」とKが言うと、妻はKの肉棒を口から吐き出します。






Kの肉棒は隆々として黒光りし、少しばかり反り返っているようにさえ見えます。



Kは妻の体を横たえると、例によって乳首をねんごろに吸い上げます。



吸ったり、甘く噛んだり、また、可愛らしく屹立したピンク色の乳首を、ころころと舌先で転がしたりするのです。






薬のせいもあるのでしょうか、妻の体はピンク色に染まり、時折、「はぁっ」と熱い息を吐いて、体を捩っています。



やがて、Kの舌は、形のよいおへその周りや、艶やかな下腹部を経て、秘密の花園に到達します。



そして、左右一枚ずつのピンク色の花びらや、ひっそりとたたずむ女の芽を、丁寧に舐め上げてたり、口に含んだりするのです。



恥ずかしいのか、妻は両手で顔を覆いながらも、もう耐えられないという風情で身を捩ります。






そんな妻の様子を満足そうに見ながら、Kは、「そろそろ入れようか」と意地悪そうに聞きます。






妻が、「・・・お願い、ください」と絞り出すように言うと、Kはその野太い肉棒に手を添えて、じわじわと挿入し始めます。






その長大な肉棒が、あの妻の狭隘な粘膜の隙間のどこに収納されるのかと思えるほどです。






Kは根元まで肉棒を挿し込むと、ゆっくりと腰を振り始めます。



やがて、ずんずんと腰の動きが早まるにつれ、妻の蜜壷も潤いを増してきたのに違いありません。






ぬちゃっ、ぬちゃっという隠微な音が漏れ始めます。



妻は大きく身を仰け反らせ、はやくも汗びっしょりになっています。



そして、そのすらりとした両脚でKの腰を挟み込みます。



すると妻の可愛らしいアナルまでが丸見えになっているではありませんか。






Kの剛毛に覆われたふぐりが、妻の両脚の付け根あたりに、ぴたぴたと当たります。



そして、ふたりの結合部分から流れだした妻の甘い蜜が、妻のピンク色のアナルの方にまで垂れています。



妻のふわっとした慎ましやかな茂みと、Kの真っ黒な陰毛は、ぐっしょりと濡れて絡み合っているに違いありません。






やがて、Kが一段と腰の動き早めると、妻は「あん、あん、へ、変よ。こんなの。私、はじめて、はじめて・・・」と、うわ言を言い始めます。






久しぶりにKに抱かれたこと、そして、薬の作用もあって、今まで経験したことのないような絶頂に達そうとしているのです。






なんということでしょう。



私は、最愛の妻が他の男の腕の中で体をピンク色に染め、激しく腰を打ち込まれて、信じられないような官能の高みに連れて行かれる姿を美しいと思ったのです。



そして、Kと妻がお互い骨が折れるほどにきつく抱き合い、痙攣しあい、Kが大量の精液を妻の体に注ぎ込む様子を見ながら、私自身も自分の手の中で暴発していたのでした。






同時に絶頂に達した私の妻とKは、大量の射精の後もきつく固く抱き合ったままです。



妻もKも大きく荒い息をしていますが、Kの棍棒のような肉杭は妻の体内に深く挿し込まれたままです。






妻は今まで経験したこともないほどのオルガスムスの余韻が冷めないのか、目を固く閉じたまま、時折、体をヒクヒクと痙攣させています。



汗をびっしょりとかいたせいか、長い髪が何本か、額に張りついたままになっています。






Kは、そんな妻の様子を満足そうに見下ろしながら、妻が息を整えるのを待っています。



しばらくして、やっと妻は固く閉じていた目をあけ、Kを見上げて、恥ずかしげに、でも、にっこりと微笑みました。






Kは妻の唇に軽く口付けます。



そして、何度か、チュッ、チュッと軽く口付けた後、二人はお互いの唇を貪るように長く熱いキスをしたのです。



そして、Kは、再び、ゆっくりと、でも力強く、ぐさっぐさっと腰を打ち込み始めました。






「あぁ、これなの、これが欲しいの」と妻はあえぎ声をあげます。






「抜かないまま、何度も行かせて欲しいんだろう?」






Kが意地悪そうに聞きます。






「そうなの、そうなの」






Kの腰の動きのままに体を揺すられている妻が、切ない声で答えます。






なんということでしょう、妻は、Kの肉棒が挿入されたまま、何度も二人で高みに達するのが好きだと言っているのです。






「人妻なのに、いいのかい?」






Kは、ますます意地悪そうに尋ねます。






「いけないの、いけないの」






妻は何度も首を横に振りますが、もう意識は朦朧としているようです。






「体を入れ替えよう」とKが言います。






「犬の格好をするんだ」とKに命ぜられ、二人は繋がったまま、体位を入れ替えます。






それまで妻の華奢な体を押しつぶすかのように乗っていたKが体を起こし、妻の腰を抱いたまま膝立ちになります。






妻は私だけのものであるはずの蜜壷に肉杭を打ち込まれたまま、ブリッジするような姿勢になります。



すると、Kは妻の腰を抱いたまま、ちょうど自分の肉棒を軸にして、妻の体をくるりと回転させたのでした。






もう、何度も同じことをしているのでしょう、妻はすらりとした両脚をたたんで、Kに協力します。



私と妻の性生活では一度も経験したことがないのに、Kと妻は、もう何十回も同じことを経験しているのに違いありません。






二人が体を入れ替えて獣が交わるときの姿勢になり、Kが妻の見事にくびれた腰に手をあてて肉棒の動きを早めたとき、妻の顔は、マジックミラー越しに、私の目の前にきました。






ずんずんとKに腰を打ち込まれると、妻は苦悶に耐えるように目を閉じ、涙さえ流し始めましたが、その固く食いしばった口からは喜悦の声が漏れ始めます。



妻の蜜壷からも大量の体液が分泌されているのでしょう、Kの動きは滑らかです。






しばらくすると、Kは妻の腰を抱き、肉棒を出し入れしたまま、ベッドの上に腰を下ろし始めました。



今まで、ベッドに突っ伏していた妻の体がベッドから浮き上がります。






そして、Kが完全に腰を下ろしたとき、ふたりは後座位とも言われる体勢になります。



ベッドに腰を落としたKの膝のうえに妻も腰を下ろし、Kから突き上げられる一方で、妻自身も腰を動かし始めました。






妻は後ろ向きなったままKから突き上げられ、仰け反った首をKの片方の肩に委ねます。



そしてあられもなく脚を広げ、自らも激しく腰を揺すっているのです。



マジックミラー越しに妻の全裸体が私の目の前で激しく揺れています。



きれいなピンク色の亀裂はしっとりと濡れ、醜悪にもどす黒く充血したKの野太い肉棒が出入りしています。






妻の体液に混じって、さっきKが大量に放出した白濁液が、幾筋か肉棒を伝って落ち、ベッドに染みを作るのです。



Kの肉棒はぬらぬらと黒光りしています。



Kが腰を打ち込むたびに、妻の形のよい真っ白な乳房が上下に揺れます。



ピンク色をしたグミの実のような乳首も、乳房といっしょになって、上へ下へと揺れています。






妻の乳房は、もう、手が届きそうな距離あります。



妻の蜜壷の出入りしているKの肉棒から立ち上る湯気が、マジックミラー越しに、私のところにまで流れて来そうです。



私は、さっき自慰をしたばかりなのに、またしても、自分の肉棒をしごかずにはいられません。






その時です。



Kは自分に体を預けて激しく体を揺すっている妻の肩を後ろから甘く噛みながら、マジックミラーを見て、勝ち誇ったような笑みを浮かべたのです。






おそらくX医師から聞いたのでしょう、Kは私がマジックミラーの後ろにいて、二人の行為を見つめていることを知っているのです。



そして、私に見せ付けるかのように、後座位の姿勢で妻を攻め立てているのです。






でも、もう、そんなことはどうでも良いことでした。



妻がKの膝の上で何度も絶頂を向かえ、体をピンク色に染めて激しく痙攣させる様子を見ながら、私はこれまで経験したことがないほどの興奮を覚えていたのです。






妻が、何度目かの絶頂の中で、一際高いオルガスムスを迎え、「もう、かんにん、かんにん、だめっ、だめっ」と叫び、Kも「おうおう」と獣のような叫び声をあげて白い液体を大量に解き放ったとき、私も今までの人生で最高のオルガスムスを迎えたのでした。






マジックミラー越しに、私に見せ付けるように後座位で交わった後、さらに二回、Kは妻を犯しました。



後座位でクライマックスを迎えた後、Kはそのまま妻を前のめりに押し倒して後背位から、そして最後は、後背位のままベッドに突っ伏した妻の体を表に返して、正常位で交わったのです。






その間、Kの肉棒は屹立したままだったのです。



私の愛する妻の蜜壷に樫の木の棍棒のような肉杭を打ち込んだまま、Kは全部で四回も妻の体内に白い粘液を放出したのでした。






薬のせいもあったのでしょう、妻は汗をびっしょりかいた白い華奢な体をピンク色に染め、何度も何度も体を震わせてオルガスムスに達します。



特に、最後に正常位でKと交わったときには、もう、意識を半ば失っているかのように目を閉じ、Kに腰を打ち込まれるのに任せて、甘い喜悦の声を漏らします。






そして、ついにKが最後のクライマックスを迎え、「おぉ」と小さく唸って、白い液体を放出したとき、妻も激しく体を痙攣させて、Kの体にしがみついたまま、大きく仰け反って絶頂を迎えたのでした。






Kはしばらく妻の体の上で荒い息をしていましたが、しばらくして、やっと、ずるりと肉棒を引き抜きました。



驚いたことに、Kの肉棒はまだ半勃ちの状態を維持しているではありませんか。






でも、もっと私を驚かせ、悲しませたのは、妻が無意識のうちに、わずかに腰を浮かせ、自分の蜜壷から出て行くKの肉棒を追いかけようとしたことでした。






妻は、Kの肉棒が完全に出てしまうと、「あん・・・」という甘く拗ねるような声を出したのです。






「ドナーの人たちが待ってくれているんだ。これを綺麗にしなさい」とKが命令すると、妻は仁王立ちしたKの足元に跪いて、Kの半勃ちの肉棒を口に含みます。






そして、Kの肉棒を下から上へとしごき上げるのです。






「こらこら、綺麗にするだけでいいんだよ」とKは苦笑しますが、妻はKの尻のまわりに手を回し、もう離さないといった様子です。






次第に妻の口の動きが激しくなります。



Kも目を閉じ、つま先だって、押し寄せる快感に耐えているようです。



すでに四回も放出しているのに、Kの精力には呆れるばかりです。



そして、ついにKが「うっ」と叫び、精嚢に蓄えられた精液の残りの全てを解き放つと、妻は膝立ちになり、すらりとした両腕でKの腰を抱き締め、Kの股間の剛毛に顔を埋めて肉棒を吸い上げるのでした。






妻はKの肉棒を何度も何度も吸い上げ、その尿道に、もはや一滴の粘液も残っていないことを確認すると、ようやく、顔を上げたのでした。



Kはベッドの枕元からティッシュをとると、優しく妻の口元を拭います。






「さあ、それじゃ、私は外すからね。ドナーの人達に入ってもらうよ。これからが本番なんだから、頑張るんだよ」とKは言います。






すると、なんということでしょう、妻は「お願い、怖いの。そばにいて」と言うではありませんか。



私には「見ないで」と言ったはずなのに・・・。






私は、最愛の妻が、体ばかりではなく心までKに奪われたような気がしてショックを受けました。






「分かったよ、そばにいてあげよう。少し待ってなさい」






Kはそう言い残すと、部屋から出て行きます。



そしてほんの5分もすると、5人の男性を連れて戻ってきました。






5人ともすでにシャワーを浴びているのでしょう。



みんな、腰にバスタオルを巻いただけという姿です。



私は、思わず生唾を飲み込みました。



これから、私の妻が彼らに次々に犯されていくと考えただけで、私自身の肉棒はピクリと反応し始めました。






「もう、順番は決まっているのですか」とKが訊きます。






「最初は私です」と名乗りを上げたのは、30歳半ばくらいの締まった体をした男性です。






私は事前に見ていたプロフィールを必★に思い出そうとしました。






名前は分かりませんが、彼は、たしか、一流企業のサラリーマンだったはずです。



ベッドは広いので、Kを含む六人の男性全員が妻を取り囲むように車座に座ることができます。






「ゆかり、じゃぁ、始めようか」






完全にKが仕切り役になっています。






妻は「ええ・・・」と小さく頷きました。






すると最初の男性ははらりとバスタオルを落としましたが、その肉棒はまだ縮んだままです。






「ゆかり、大きくして差し上げなさい」とKが言うと、妻は言われるままに、前へ出ます。






そして、妻の目の前に肉棒を突き出した男性の前で跪きました。






妻はおずおずと手を伸ばして肉棒に添えると、ゆっくりと口に含みます。



妻は、目を閉じたまま、頭を上下に動かし、唇を微妙に使って肉棒をしごきあげ始めました。



男性からは、早くも「おぉ」という声が漏れ始めます。






「こ、こんなのは初めてだ」






男性が、妻の唇のサービスに感嘆の声をあげると、周りを囲んだ男たちからも「ごくん」と生唾を飲み込む音がしました。






「ご、ご主人が羨ましい」と言う声を聞いて、私は複雑な気持ちになりました。






妻の唇のテクニックは、私ではなくKが仕込んだものだからです。






「も、もう我慢できない」と最初の男性が言います。






「ゆかり、横になりなさい」とKが命令すると、妻は素直にベッドに身を横たえて男を迎え入れる姿勢をとります。






男はどす黒い肉棒に手を添えると、妻の蜜壷の場所を確認しながら、ゆっくりと肉棒を挿入していきます。






「はぁっ」という熱い息が妻の口から漏れました。






男は肉棒が奥まで届いたことを確認すると、ゆっくりと腰を振り始めます。






男が、ザクッザクッと腰を打ち込みたびに、妻の口からも、「あっあっ」という声が漏れ始めます。



でも私は、マジックミラーの裏側で、最愛の妻が、たった今、会ったばかりの男に犯されるのをじっと見つめるしかないのでした。






最初に挿入した男は、激しく腰を振るうちに、「うぅぅ、なんだ、これは・・・」と呻き声をあげ始めました。






おそらく、Kに仕込まれた妻の蜜壷の微妙な締め付けや、肉棒を甘くもてなす生暖かい粘膜のまつわりつくような甘い動きのことを言っているのでしょう。






Kは、「良かったなぁ、ゆかり。ほめてもらえて」と言って笑います。






妻は両手で顔を覆い隠しながらも、押し寄せる快感に耐えられず、腰を切なく捩るのでした。






最初の男は、あっと言う間に果てました。



そして、そこから先は、夫である私にとっては地獄絵そのものでした。



醜悪な肉棒を屹立させた見知らぬ男たちが、妻を犯していくのです。






妻は、次々と肉棒の挿入を受けて犯されていくという、本来はあり得ない状況や、薬の効果もあったのでしょう。



その白い体をピンク色に染め、激しく体を痙攣させながら、忘我の境地さまよい続けたのでした。






5人の男たちの一巡目の射精は、あっという間に終わりました。



5人が妻を取り囲んで、しばらく息を整える間、妻はベッドに仰向けに倒れこんだまま、その滑らかな下腹部を波立たせて、官能の余韻に浸っています。






Kが、「ゆかり、これから二巡目だよ。今度は四つん這いになりなさい」と声を掛けると、妻は気だるそうに体を起こし、ベッドに這いました。






そして、後ろから男を受け入れる姿勢を取ったのです。






こうして、さらに五回、妻は射精を受けたのです。



妻は、後ろから男を受け入れている間、Kから「次の人の準備をして差し上げなさい」と命ぜられて、次の順番の男の肉棒の咥えさせられました。






そして、その間、周囲の男達が手を伸ばして妻の乳房をまさぐったりするのです。



X医師は「行儀よく」と言ってはいましたが、それは輪姦以外のなにものでもありませんでした。






再び、妻が仰向けになり、正常位で三巡目が終わったとき、X医師が姿を現しました。






「みなさんにお願いした分は、これで終わりです。あとは、体力の残っている方だけで結構です」






背の高い男が、「私は頑張りますよ。でも、今度は奥さんに上になってもらおうかな」と言い出しました。






妻は、ベッドにぐったりと横になったまま、いやいやをするように首を横に振りましたが、Kに「今日は、少しでも多くの精液を頂く日だろう。頑張るんだよ」と言われて身を起こしました。






男は早速ベッドに横になりましたが、三回も放出した肉棒はだらしなく縮まったままです。






妻は救いを求めるような目でKを見上げましたが、「大きくして差し上げるんだ」と命ぜられ、その肉棒を口に含んだのです。



妻がその口でねっとりと肉棒をしごきあげると、瞬く間に男は「う、う」という声を漏らし始めました。






妻がゆっくりと唇を退けると、赤黒く充血した肉棒が姿を現します。



Kに「さぁ」と促され、妻は観念したように目を閉じると、男の股間に跨り、その肉棒を手で掴んで蜜壷へと導き入れたのでした。



そんな恥ずかしい、あられもない行為は私との夫婦生活では一度も無かったことでした。






妻は、男の胸のあたりに手を置いて、ゆっくりと腰を振り始めました。



男も下から腰を突き上げ始めます。



まわりの男たちから「おおぅ」という声が上がります。






すると、なんと言うことでしょう。



もう一人の男が、「私も我慢できません。私にもさせてください」と言うと、腰を振る妻の後ろにぴったりと体を寄せ、アナルに挿入しようとしているではありませんか。






X医師も、「お願いした分は、終わっているのだから、アナルに出しても構いませんよ」などと言っているのです。






アナルに挿入されることを感じ取った妻は、「いや、いや」と言って前のめりに逃げようとしますが、みんなの手で押さえ込まれ、どこにも逃げることはできません。






こうして妻は、あっと言う間に前後から刺し貫かれてしまったのでした。






X医師が、「ゆかりさん、大丈夫ですよね」とKに聞くと、「ええ。何度も経験していますから」とことも無げに答えるではありませんか。






私は、血を吐きそうなほどの怒りを覚えましたが、どうすることもできません。






やがて、別の男がいきり立った肉棒を妻の口に突き立てました。



これも、Kの命令で妻は抵抗することが出来なかったのです。



前後から激しく二本の肉杭を打ち込まれたまま、妻はもう一本の肉杭に唇で奉仕することを強いられたのです。



そして、さらには・・・。



妻は、残る二本の肉棒にも、そのしなやかな指でサービスさせられました。






蜜壷とアナル、そして唇、さらには両手を使って、見知らぬ五人の男達に同時に奉仕させられたのです。



妻は目に涙をいっぱいに溜めながら、幼気なほど一生懸命に、奉仕したのです。






「今日は、大事な精液をいっぱい頂いたんだ。ちゃんとお礼をしなさい」とKに命ぜられたのでした。






やがて、全員にクライマックスが近づきます。



妻が一際激しく体を痙攣させて大きく仰け反ったとき、五人の男達も獣のような声を出しながら、思う様に放出したのです。






そして、妻が指で奉仕していた二本の肉棒から発射された白い液体は、妻の顔面に飛び散ったのでした。






Kを含む六人の男達に性玩具のように弄ばれてから、妻はしばらく床に伏せる日々が続きました。



X医師の話では、ある程度の精神的なショックに加えて、例の薬の副作用もあって、数週間は気分のすぐれない日が続くこともあるとのことでした。






妻は、私の身の回りの世話や、家事ができないことを本当に申し訳なさそうにしていましたが、私はそんな妻がいじらしく、週末には私自身が慣れない料理を作ったりして、一生懸命に介抱したのでした。






それにしても、子供を作るという神聖な営みが、どうして、あんなに下劣で汚らしい行為でしか実現できないのか、私は自然の摂理を恨まずにはいられませんでした。






でも、ある時、ついに妻が、ベッドの中から「生理がないの」と言って、顔を赤らめたときには、私も、やっと暗いトンネルを抜け出したような気分になったのです。



そして、さらに二週間ほどして、正式に検査を受けた結果、妻が妊娠していることが確認されたのでした。






妻が久しぶりに笑顔を見せたとき、私も肩の荷が降りたのを感じました。



誰の子であれ、妻の子であることに間違いはないのです。



私は、一生をかけて、妻と生まれてくる子供を守っていこう決意しました。



この朗報を境に、妻の健康状態もいっぺんに回復し、私が心配になるほど張り切って、溜まっていた家事などを片付けてくれているのでした。






そんなあるとき、X医師から私の会社に電話が掛かってきました。






「この度はおめでとうございました。奥様を大事にしてあげてくださいね」



「ありがとうございます」






「ところで、私のところに最近いらした患者さんで、同じような悩みをお持ちの方がいるのですが、、奥様のお力添えを頂けないでしょうか」



「どういうことでしょう?」






「実は、血液型の問題などもあって、その方にはKさんを紹介しようと思っているのですが、なにせその方も初めてなので、奥様に相談に乗ってあげたりして欲しいのです」






私は、なにやら妖しい胸騒ぎがしました。






「来週の土曜日、その方とKさんが、Sさんのマンションでお会いになります。奥様にも立ち会ってあげて頂きたいのです。なにも心配はいりません。例のマジックミラーの部屋で、一部始終を見届けて頂いても結構です」






私が黙っていると、X医師は、「実は奥様には、もう、お願いしてあります。土曜日になったら、出掛けさせて上げてください」と言って、一方的に電話を切ったのでした。






土曜日になると妻は、「同じような悩みを持つ人の相談相手になってあげてって頼まれたの。幸せを分けて上げてくださいだって・・・」と言って出掛けて行きました。






私が、先回りしてSのマンションを訪れると、Sが「お久し振りですね。この度はおめでとうございました」と言って、マジックミラーの部屋に導き入れてくれました。






そして、「本当は私も、ここで見ていたいんだが、お邪魔でしょう。お一人でのお楽しみもあるでしょうから」と意味深に呟いて出て行きました。






一人きりで残された私は、この部屋で見たおぞましい光景を思い出していました。



今でも、血が沸き立つような怒りを覚えるのは、妻がKにアナルの処女を散らされたこと、そしてKがT青年と二人がかりで、前後から妻を刺し貫いたことでした。






どこかで、食事でもしていたのでしょうか、一時間も待ってから、やっとKと妻、そしてもう一人の女性が入ってきたのです。



その女性は、心なしか青白い顔をしていましたが、驚いたことに、その知的な顔立ちと、一方で愛くるしい目に、私は記憶がありました。






そう、その女性は、妻がX医師の病院で妖しげな検査機械に弄ばれ、そのうえ、何度もB青年に犯された日に、待合室で見かけた若妻だったのです。



あの時、夫と待合室のソファで体をぴったりと寄せ合い、不安げな目をしていた、あの清楚な若妻が、早くもKの罠に堕ちようとしているのです。



私は、他人の妻なのに、身を焦がされるほどの嫉妬を感じました。






Kはソフトに話します。






「ひろこさん、ご主人のご了解があれば、ご主人に立ち会って頂くのが一番なのですが、ご主人は、とても見ていられないと仰っているようなので、ゆかりさんに立ち会って頂こうと思います。いいですね」






Kのような図々しい男が、まだ呼び捨てにしていないということは、もしかしたら、今日が初めてなのかも知れません。






ひろこという名の若妻は、心細そうに「はい」と答えると、「ゆかりさん、宜しくお願いします」と言って頭を下げました。






Kが「では、シャワーを浴びて来てください」と言うと、私の妻が若妻の手を引いて、バスルームに案内して行きました。