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【人妻体験談】、中学の時の同級生と再会不倫










今思えば、私があさはかだったかもしれない。




私の軽はずみな行動が、まさか、こんな因果になって我が身にふりかかるとは思ってもいなかった。




私は今、後悔の念に打ち振るえ過去を呪い、自分を戒めている。




もしも、1度だけ奇跡が起こるというのなら、私は時を戻したい。




過ちを犯す前の、あの平凡な時間に。




そう・・・あの男に再会する前の日に。




あれは、新宿に買い物に出た日の事だった。




知人の結婚祝いを見立てて来るよう主人に言われ、デパートでブランドもののバスタオルセットを購入した私は、その包みを抱えて駅へ向かって歩いていた。




平日の午前中だというのに、通りは往き交う人達で真直歩く事さえ難しい。




私は包みをなるべく傷付けないよう、ぬいながら人波をくぐつていた。




「望月~望月だよなぁ」




私は不意に後ろから名前を呼ばれ、振り返った。




「やっぱり望月みちるだ。




すぐ判ったよ」




私を見つけて嬉しそうに笑っているその人は、中学時代の同級生だった。




「こ、紺野くん・・!?わぁ、久し振りね。元気い?」




私は、この懐しい顔に思わず駆け寄った。




「何やってんだよ、買い物か~」




紺野くんは、私の抱えている包みを見て言った。




「うん、主人に頼まれちゃって・・」




私は懐かしさの反面、少し照れくさくもあり下を向いた。




「主人・・て、結婚したのか。




そうだよな、俺達もう二十八だもんな。




もうガキの一人や二人居てもおかしくないか」




紺野くんはそう言って、昔とちっとも変わらない顔で笑った。




「紺野くんは~」




「俺か~俺はまだまだ。




仕事が忙がしくってね」




「そう。




お仕事なにしてるの~」




「うーん、そうだな。




映像関係・・ってとこかな」




詳しく説明していたら、もっと時間がかかるのだろう。




彼は大まかな返答をした。




「ヘー、凄いじゃない」




私は口元で小さく拍手の真似事をした。




「それ程でも無いさ。




もうちょっと喋りたいんだけど、今日は生憎忙いでるんだ。




もし良かったら後日電話をくれないか。




飯でも食いながら昔話をしよう」




紺野くんはポケットから手帳とペンを取り出すと、走り書きしてメモを私の手に握らせた。




「俺の携帯の番号。




いつでもかけて来いよ、じやあな」




「・・うん、お仕事頑張って・・」




さよならの挨拶もままならぬまま、彼は走り出した。




「あっと、旦那に見つかるなよ」




紺野くんは一旦振り返ると、悪戯をしめし合わせた少年のような台詞を残し、再び背中を見せた。




「・・紺野くん・・」




私は、彼のくれたメモを胸に当て、深く息を吸った。




心臓の音が、耳のすぐ隣りで鳴っているような気がした。




紺野くんとは、中学時代の三年間同じクラスで過ごした。




明るく活発でウィットに富んでいた彼は、人気が有り女の子達に良くモテた。




あの時は気の無い振りをしていたけれど、今になって思えば中学時代を振り返ると必ず彼の顔が脳裏に浮かんでいた。




私はしばらくその場で、彼の電話番号を数回反復して読むと、バックの中にそっと仕舞い込んだ。




大切なメモの入ったバックを肩に抱え直すと、私は込み合った補道を巧みに歩いて行った。




すぐに電話をかけたら、ふしだらな女に思われてしまうだろうか・・。




数日の時の流れを、胸の底が焦げつきそうな思いで待ち、私は、はやる心を押えて彼のメモの番号をプッシュした。




数回のコールの後、細かいノイズと共に彼の声が聞こえた。




「もしもし・・」




「・・あ、紺野くん~みちるです」




かすかな緊張が私を取り巻く。




「ああ、望月か。




電話サンキュー。




旦那には見つかってないか~」




彼の屈詫の無い声が耳に心地良い。




「いやね、紺野くん。




主人の事は関係無いわ。




私達同級生じゃない」




「昔は同級生でも、今は人妻だからなぁ。




やっぱヤバイんじゃないの~」




携帯電話を握り締めて冗談めかす彼の姿が浮かぶ。




「そんな事無いわ。




紺野くんは幼馴じみで兄弟みたいなものだもの。




ヤバい事なんてある訳無いわ」




私は、わざと意地悪く彼をつっぱねた。




「それよりさ、会おうよ」




「いいわ、いつ~」




「今夜」




「今夜?」




「・・ダメかな」




「・・いいわ。




主人には何とか言い訳するから」




「悪いな。




なんか強引だな、俺」




「そんな事・・」




「じゃあ、六時に渋谷・・」




「判ったわー」




電話を終えると、私は急いで主人一人分の食事を作り、丹念に身支度を整えると約束の時間に間に合うよう出掛けた。




私の心にそこはかとないときめきを覚えた。




「望月、すまない、少し遅くなった・・」




時計の針が六時を少し回った頃、彼は息を弾ずませてやって来た。




「お仕事と、忙がしそうね」




「まあね、これでも一応チーフなんだ」




「チーフ~出世したのね」




「いや、まだまだこれからさ。




行こう、近くにうまいレストランが有るんだ」




私は彼の横を肩を並べて歩いた。




それは中学時代、幾度となく夢に描いた光景だった。




こうして紺野くんと連れ添って歩き、楽しいお喋りをしながら食事をする。




卒業して、いつしか薄れかけていた物語が、十数年の時を経てにわかに香り立ち色付き始めていた。




だけど彼は、もう十五才のやんちゃな少年ではなく、広い背中と凄としたまなざしを併せ持つ大人の男に変身していた。




フレンチレストランの、純白のクロスのかかったテーブルに向い合わせに座り、フレンチのコースを年代物のワインをチョイスする。




暗が彼を、一体どんな経緯でここまで成長させてきたのか。




私の知らない彼の時間が、わずかな嫉妬さえも覚えさせた。




「望月、ワインはいけるくち~」




「ええ、少しなら」




私は、ソムリエが注ぐ、淡いベルドット色をした液体を眺めながらうなづいた。




「十三年振りの再会を祝して・・」




「乾杯」




薄氷のようなグラスが、細く高い音を立てて触れ合った。




十三年の間止まっていた時計が、今、再び動き始めた。




「・・紺野くん、私、ちょっと飲みすぎたかしら・・」




食事を終え、店を出て歩き出した途端、一気にお酒が廻ったのか、私は足元がおぼつかなくなり、すっかり紺野くんにしなだれかかっていた。




久し振りにお酒を飲んだせいか、それとも緊張のせいか、アルコールの廻りは私の予想以上に早かった。




「大丈夫か、望月。




ちゃんと家に帰れるか~」




彼は私の腰に手を回し、フラ付く体を支えていてくれた。




「へ、平気よ。




なんとか帰れそう・・」




私は、目の前でぐるぐる回転する地面を、一歩一歩踏みしめながら辿った。




踏みしめているはずの地面が、気が付くといつの間にか自分の頭の上にあった。




どうしてこんな所に私は頭を付けているのかしら・・。




そのまま私は、コンクリートに頭を付けたまま、何も考える間も無く眠りに揺れ落ちていった。




・・顔が、冷たいわ・・。




私は、顔を水に浸して、ユラユラと夢を見ていた。




・・水が飲みたい・・。




目の前に水がたくさん有るのに、私はその水を口にする事ができず、もどかしがっていた。




・・ホントにここは水の中かしら。




私はその中で、思い切って目を開けてみる事にした。




すると中学時代に片思いをしていた紺野くんの顔が、水中で揺れながらぼんやりと浮かび上がった。




「望月・・」




紺野くんはヤケにリアルに私の名前を呼んだ。




「わぁ・・紺野くんだぁ・・」




私は嬉しくなり、彼に向かって両手を伸ばした。




「望月、何ヘラヘラしてんだ。




心配したぞ、大丈夫か」




紺野くんは、いささかたしなめるような口調で私の額や首筋に冷たいタオルを当てがっていた。




「・・あれ~私・・」




「やっと正気になったか。




酔っぱらって店を出てすぐに倒れたんだぞ。




覚えてないだろ」




そう言いながら彼は、冷蔵庫から冷えた缶ジュースを取り出し、私に手渡した。




「ありがと・・」




私はプルトップを押し上げると、喉の乾きにまかせて一気に仰った。




冷たい液体が、乾燥した砂地を走り抜けるように私の喉は忽ち潤った。




「・・・ねぇ、紺野くん。




もしかしてここって・・」




落ち着きを取り戻した私は、改めて辺りを見回した。




安っぽい花柄の壁紙に、狭い部屋に不釣り合いな大画面のテレビ。




飾り物のようなカウチ。




そして自分が腰掛けているのはこの部屋を一番占領している大きなベットだった。




「ラブホテルだよ。




仕方無いだろ、望月が酔い潰れちゃったんだから。




安心しろよ、何もしていない」




彼は、口調の割には怒っている様子でもなかった。




ただ、同級生の失態をクラスの片隅で見守っているような、そんな雰囲気だった。




「・・ごめんね、紺野くん。




私、はしゃぎすぎたかな」




私は、缶ジュースをチビチビ飲みながら反省した。




「いいさ、久し振りに望月に会えて俺も楽しかった。




これも次に会った時の笑い話に変わるよ。




さぁ、それ飲んだらここを出るぞ。




望月には旦那が居る身だからな。




マズイだろ」




彼は座っていたベットから立ち上がり、ジャケットを羽織った。




「ま、待って、紺野くん」




私は彼の背後から両腕を回し、しつかりと彼の体を抱き締めていた。




この部屋を出たら、もう二度と彼には会えなくなってしまうような、そんな人恋しくさせる作用があのワインにはあったのだろうか。




「お願い、もうちょっとだけこうしていて。




同級会とか、ちっとも来ない紺野くんに折角会えたんだもん、もっと紺野くんと一緒に居たいの。




だって私、中学の三年間、ずっと紺野くんの事、好きだったのよ・・」




まだ頭はボヤけているのに、思春期の頃から心に認めていた台詞が水のようにスラスラと口をついて出た。




「・・望月」




彼がためらっているのが、彼の背中を通して伝わってくる。




私の心臓のこの音も、背中で感じ取っている事だろう。




部屋の中の静けさが、かえって耳にうるさかったかった。




「・・望月、俺・・」




紺野くんは私の手を振り解くと、私を抱き締めるようにしてベットに沈めた。




私はそのまま、彼に身を預けるような気持ちで目を閉じた。




彼の荒い息使いが私の体を熱くする。




半開いた唇が、彼の生暖かい唇で隙間無く塞がれた。




ぬめった太い舌が私の舌を探り当て掻き回す。




私はそれに応えるように彼の舌を欲しがり愛おしんだ。




私を抱いていた彼の手が、私のウエストをまさぐり、ラインを確かめるようにしてせり上がる。




今まで決して触れる事など無いと思っていた彼の指が、こんもりとふくらんだ私の胸を捕らえた。




「あっ・・」




洋服ごしの愛撫でさえも、彼の手の温もりを感じ、乳首が突き立った。




彼は、私の胸のふくらみを掌で感じながら唇を首筋に這わし、優しくついばむようにして次第に胸元へと下って行った。




彼の手が、ワンピースの前釦にかかり、吐息で上下する私の胸を少しずつ露にしていった。




そしてブラジャーを押しのけ、こぼれ出た乳首に吸い寄せられるように口付けた。




「ああっ・・紺野くん」




ビリッとした刺激が私の背筋を走り、思わず彼の名前を呼んだ。




すると彼の動きは次第に波が引くように止まった。




「・・ごめん、望月」




彼は、私の乱れた胸元を直すと、頭をうなだれたまま、ノロノロと離れた。




「・・紺野くん」




私は、はだけた胸元を押えながら体を起こした。




「ごめんな。




望月はもう人妻なんだよな。




もう、名前だって望月なんかじゃないんよな。




ごめんな、俺、望月に不倫させちまうところだった・・」




彼は下を向いたまま、垂れた前髪をくしゃりと掴んだ。




「ち、違うわ。




紺野くんが悪いんじゃないわ。




酔っ払って紺野くんに抱き付いた私がいけないのよ」




私は、彼の気落ちした肩に手をかけた。




「望月、今日はもう帰ろう。




こんな所に居たら、また望月をどうにかしちゃいそうよ」




彼は、私の手を払うように立ち上がると、黙ったまま私の手をつないでホテルを出た。




駅までの道を歩く間、彼は終始無言だった。




私は彼の横顔から何か読み取ろうとしたが、結局判らないまま、さよならの時が来てしまった。




「もう、酔いは覚めたか~」




「平気よ。




ごめんなさい心配かけて。




それじゃぁ・・」




私はそのまま改札口へ向かおうとした。




「望月」




彼の声が背中から聞こえ、私はゆっくり振り向いた。




「望月、おまえ今名前何て言うんだ!?ほら、旦那の名字だよ」




さっき、訊けなかったからさ・・と彼は口ごもった。




「佐倉っていうのよ。




佐倉みちる」




「・・佐倉か」




紺野くんは私の新しい名前を反復した。




そして今度は私をちゃんと真正面から見すえて言った。




「じゃぁな、望月。




今度会う時は、ちゃんと佐倉みちるの顔して来るんだぞ」




彼は私に手を振ると、再び振り返る事無く去って行った。




ただ私だけは望月みちるのまま、雑踏に消えてゆく彼の後ろ姿を目で追いかけていた。




あれから何日過ぎただろうか。




壊れた映写機が同じ場面ばかりを繰り返し写し続けるように、あの日の出来事は絶えず私の脳裏をかすめていた。




それを私は飽きる事無く見続けていた。




その反面で、早くそのシーンがセピア色に越せてしまう事を願っていた。




私はもう、望みみちるでは無い。




紺野くんに想いを寄せていてはいけないのだ・・。




私はその場面を消し去ろうと、毎日の家事仕事に没頭していた。




そんな折、何かの悪戯だろうか。




主人の一泊の出張が決まった。




私は主人が出掛けるのを待つようにして、彼の携帯電話を鳴らした。




色あせる事を願っていたはずなのに、このコールが今彼の耳に届いているかと思うと、あの場面は色付き息を吹き返すのだった。




「もしもし・・」




彼の声。




「もしもし、望月です。




会いたいの、今すぐ会いたいの」




電話の向こうから聞こえていたノイズが消えた。




彼は静かな場所に移動してくれたのだろうか。




「望月か。




もう電話なんてくれないと思っていた、嬉しいよ・・」




彼の声が耳を通って心臓を直撃する。




私はなんてつまらない意地を張っていたのだろう。




「ねぇ・・会いたい」




私はもう一度彼に想いを伝えた。




「いいのか~」




彼は押し○した声でいった。




「ええ」




午後八時にホテル。




約束を取り交わして、私はそっと受話磯を戻した。




「会いたかったの」




ホテルの部屋へ入るなり、私は紺野くんにしがみついた。




今までかたくなに築いていた壁が、この瞬間に勢い良く崩れていった。




「俺もだよ、望月・・じゃない。




今は、佐倉みちるか・・」




彼は切な気に私の髪を撫でた。




「いいえ紺野くん、私、あなたの前では望月みちるでいたいの。




だから佐倉なんて呼ばないで」




私は、彼の唇に自分の唇を押し当てた。




「・・望月」




紺野くんは中央のダブルベットに私を押し倒した。




今度は彼からのキス。




唇をこじ開け、ねっとりとした太い舌が私の舌を乱暴に掻き回す。




私はそれに負けないよう彼の舌を唇で挟み、吸った。




互いの舌や唇を吸いながら彼の手がプラウスの釦に掛かる。




彼は手際長く私を下着姿にすると自分も裸になった。




「こうなる事を、ずっと望んでいた」




彼は私の体を下着越しに撫で回した。




「私もよ、紺野くん。




あなたに気持ちが通じる事を、ずっと前から願っていたの。




お願い、この下着も全部脱がせて、早くあなたと一つになりたいの」




私は身を摂って彼に訴えた。




「ずっと好きだった。




みちる・・」




彼の手が私の背中に回り、レースを施したワインレッドのブラジャーを外す。




すでに硬くなった乳首が、ツンと角を立てて震え出た。




彼の手が脇腹をなぞりブラジャーと揃いのパンティに手がかかった。




彼はそれをためらう事なく引きずり降ろした。




「あっ・・」




彼の目に、裸の下半身が触れたのかと思うと、それだけで奥の方から熱い雫が降りてきて秘部の入り口を潤ませた。




「きれいだよ、みちる。




十五の頃よりずっときれいになった」




そう言って彼は、私の体が彼の中に埋まってしまいそうな程に抱きしめた。




「・・はあっ、紺野くん、折れてしまうわ・・」




私は彼の頭を胸元で優しく包み込んだ。




「みちる、もっとおまえを知りたい」




彼は私の二つのふくらみにそっと手を添えると、柔らかく揉みしだきながら突き出た乳首を口に含んだ。




「ああ・・」




私は目を閉じ、唇を半開きにして彼の愛撫を受けた。




全神経をそこへ集中させると、まだ触れられてもいない秘肉が、グシュグシュと愛液を生み出している。




彼の愛撫が特に猛いているという訳では無いのだが、彼に包まれているというだけで気持ちが昂ぶり、脈が波打つ。




心も休も興奮状態の私は、彼のほんの少しの愛撫で今にも昇天してしまいそうだった。




「紺野くん・・いいわ・・」




私は小さな細い声を、溜め息と共に洩らした。




彼の愛撫が私の乳戻を離れ、彼の唇は私の白いお腹をところどころついばみながら下腹部へと辿り着いた。




彼は私の太ももを掌で包むように撫で、肌の感触を確かめると、ゆっくりと力強く足を聞かせた。




すでに溜まっていた愛液が、足を開くのと同時にピチャリと音を立てた。




「あんっ、紺野くん、恥ずかしい。




そんなに見ないで」




私は彼の視線を遮切る為、両手の指を黒い繁みの上にかざした。




「大丈夫だよ、みちる。




おまえの体はどこもきれいだ。




手をどけて俺に全部を見せてくれ」




彼は私の両手首を左手で掴むと、右手の指で縦に割れている秘部を下からすくい上げた。




「ああんっ・・」




彼の指の動きを追いかけるように、自然と腰が動いてしまう。




私は両手の自由を許してもらえず、もどかしいままに彼の指に自分の秘部をこすり付けた。




「みちる、気持ちいいのか~いいならちゃんと言ってごらん」




そう言いながら彼は、とがった肉芽をつまんだり、指で転がしたり、内部へ挿入させたりして私の反能を楽しんでいるようだった。




「い、いや、紺野くん。




そんなの恥ずかしくて出来ない・・」




私は、泣き声にも似た声を出して彼に訴えた。




「言ってごらん。




もっと良くなるから言わないとこれを入れてあげないよ」




彼は私の太ももの内側に、いきり猛ったペニスを当てがった。




彼のものが触れた部分が、にわかに熱を帯びて熱くなる。




「い、言うわ・・。




いい・・、気持ちいいの・・」




私は腰を捻じりながら、太ももに触れる太い棒の感覚を堪能した。




「素直になったな、みちる。




もっと感じさせてやるからな」




彼は、私の開いた足の間に入ると、秘所の外側の皮膚を指で押し分け、露になった肉芽と内ヒダを舌ですくった。




「あうっ・・」




彼の舌に押されて秘肉が舐められた。




その舐められは、太い渦になって下から私を脳天へと一気に巻き上げる。




私は、彼の舌がもっと欲しくて更に腰を突き出した。




「みちる、今度は俺のもやってくれないか」




彼は私を抱き起こすと、私の目の前に勃起した肉根をさらけ出した。




『・・これが紺野くんのものなのね』




赤紫の筋が幾つも走っている彼の肉棒を両の掌で軽く握った。




学校の教室で、黒い学生服に身を包んでいた、あの十五才の少年からはとても結び付かない立派な男そのものだった。




制服を着て、健康的で清潔感に満ちていた彼は、たくましい男になり、今私の目の前に肉欲的で堪能的な裸体を惜し気も無く見せてくれている。




私は彼のふくれ上がったペニスを舌と唇で覆った。




「・・ああ、みちる、気持ちいいよ」




彼は私の髪に指をからめると、自らの腰を前後に動かした。




「・・んぐ・・」




私は右手で彼のものをしごきながら、舌と唇を駆使して肉根を愛おしんだ。




「みちる、おまえの中に入りたい」




彼は私の口からペニスを抜き取った。




目の前で、私の唾液に濡れた肉根が妖艶な光を放ち揺れている。




それを見た私は、かすかな緊張と興奮を覚えながらシーツに倒れ込み、自ら足を彼の前で開いた。




「こんなにビショビショにして、太ももまで垂れているじゃないか。




そんなに俺のものが欲しかったのか」




彼は、愛液をたっぶり含んだ入り口を二、三度指でまさぐると、矢印型の亀頭を押し付け腰を沈めた。




「あっ、はぁつ・・」




彼の木のように硬い肉棒が、柔らかに熟れた私の秘肉を引き裂く。




体ごと貫かれたような感覚にとらわれ、私は背筋をのけ反らせた。




指先や足の指先がビンと突っ張り、それが限界まで伸びきると、今度は細やかな痙攣が私を襲った。




「いいか~気持ちいいか?」




彼は私を突きながら、耳元で生暖かい吐息交じりに囁いた。




「・・満っ、ああ、気持ちいいわ、紺野くんの・・いいわ」




私は息を弾ませながら声を絞り出した。




彼のものが私の中ヘ力強く出入りする度に、私は官能の渦へと深く引き込まれていった。




「みちる、おまえの中は暖かく優しい・・」




彼は、半開かれた私の唇に自らの唇を覆い被せた。




「・・うぐ」




唇を塞がれ、出口を無くした吐息が私の鼻腔から苦しそうに洩れてゆく。




熱を帯びてふくらんだ彼の舌が口の中に注がれ、私は体中にくいを打ち込まれたように彼に征服されていた。




「みちる、今度は君が上だ。




感じるままに自分で動いてごらん」




彼の下でぐったりとしていた私を軽々と抱き上げ、自分の腰に乗せた。




私は彼の上で、前後に腰をスライドさせた。




「ああっ、いい・・。




気持ちいいところに紺野くんのモノが当たってる・・」




私は自分のめくれ上がった秘肉を彼にこすり付けた。




「・・ああ、いいよ、みちる。




おまえの感じてる姿が良く見える」




彼の指が、私の腹部を這い登り重みをたたえた乳房に到達した。




私は、彼の指に自分の乳首を押し当てた。




なだらかだった乳首が彼の指に触れ、忽ち突き立ち硬くなった。




「・・っはぁ・・紺野くん、私をもっと突き上げて」




私は彼に哀願した。




彼は私のウエストをわし掴みにすると、腰を引きはずみを付けて私を上から貫いた。




「あっ、ああ・・」




体が持ち上げられる程の震動が伝わり、両の胸のふくらみが細かく震えた。




私は彼の突きに身をまかせアゴを天へと向けた。




「あっ、あう・・いきそう・・」




私のあえぐ声が細くかすれ出た。




「いくのか、みちる。




もっと気持ち良く昇天させてやる。




俺以外では満足できない程に」




彼は起き上がると正常位に体位を変え、私の奥深くへと遠慮無しに沈め込んだ。




「あううっ・・くうっ・・」




下半身から圧迫され、私はきつく目を閉じ歯をくいしばった。




「うう・・しまる。




ねじれそうだ」




彼は私の体を腕がくい込む程に抱え込むと固定された私の秘部に、力まかせに腰を送り込んだ。




「ああっ、ああ・・ダメ。




もういっちゃうわっ・・」




体の奥底から昂ぶり、こみ上げるものを感じ呼吸さえも遮切られる。




まぶたの裏側で、くすんだ光が何度も点滅していた。




「みちる、俺がいく時俺のを飲んでくれないか」




彼は声をひきつらせて言った。




「・・飲む・・わ。




全部頂戴・・」




彼の腰の動きが、満身の力を込めて深く強くなった。




「ああっ・・みちる、いくよ・・」




秘肉から抜け出た、彼の暴発寸前のものを口に含み手でしごいた。




彼のうなり声と共に彼の体臭を放ちながら濃厚な粘液が私のロー杯に広がった。




私はそれを少しずつ吸い込んでいった。




口からはみ出た粘液が、私のアゴを伝わり汗ばんだ肌にしみ込んでいった。




その甘味に、私は心底酔い知れていた。




「奥さん、最近きれいになったわね。




何かいい事でもあったの~」




近所の主婦達と連れ立って近くのスーパーまで夕食の買い物に出た時、私はこんな事を言われた。




「え~そんな事無いわよぉ」




とぼけてはみたもじのの、この原因ははっきりしていた。




そう、他でもない紺野くんの存在だった。




彼とは二週間に一度の割合で会っている。




もちろん肉体関係は毎回結んでいる。




夫以外とのセックスが、こんなにも自分を艶めかせるなんて・・。




私は不倫の罪悪感を感じるどころか、逆に素晴らしさを覚えていた。




私をつ突く主婦達を適当にごまかし、自分の家へと帰り付いた。




ポストを開け、郵便物を確かめる。




二、三通の封筒に、ビンク色の小さなチラシが紛れていた。




どうやら裏ビデオの販売らしい。




「いやぁね、こんなもの・・」




口ではそう言いつつ、、表側に一通り目を通すとチラシを裏返した。




その時、私の心臓は、わし掴みにされたようにキュツと縮まった。




幾つかのマスに区切られたその一角に、私が写っていた。




覚えのあるレースの下着を着け、ベットに横たわりその上から覆い被さっているのは紛れもなく紺野くんだった。




その粒子の粗い写真の下に、




『人妻みちる・二十八才』




と書かれてた。




『まさか、紺野くん・・』




私は玄関でサンダルを脱ぎすてると、買い物カゴを放り出し、急いで受話機を掴んだ。




もう暗記している彼の携帯の番号を、おぼつかない指でプッシュした。




掌が汗ばみ、血管を流れる血液が、脈を破って今にも吹き出しそうだった。




耳が痛くなる程押し付けた受話機から、電話をつなぐ時の空洞のような音がしていた。




しばらくして受話機から女性の声が私の耳に届いた。




コノデンワハ、ゲンザイ、ツカワレテオリマセンー






















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