信号で停まってたら、車道側に一台の大型トレーラーがプシュッとエアーをひと拭きして停まった。



なかなか変わらない信号を渡ろうとすると、ブッとクラクションが鳴り、雨の中窓から顔を出して「乗ってく?」と声を掛けられた。



振り向くと女性ドライバーで、茶髪のヤンキー系。



俺はヤンキー系は嫌いだったんだけれど、この雨の中15キロも歩くのと比べたら妥協範囲だった。


 





「どこまで?」



「次の街までです」






「いいよ!乗りなよ!」



「ありがとう!」






はしごを登るみたいにして助手席にお邪魔。



小さい身体でタバコ片手にギアを変える女。



俺よりも少し年上みたいだけれど、顔は幼いのにわざわざヤンキー系の服装や容姿だからもっと年上に見えて、ヤンキー系が苦手な俺には馬鹿そうに見えてしまう。






「次の街まで15キロくらいです」



「いいよ、私はその先まだまだだし、どっから来たの?」






「東京です」



「いくつ?」








「22です」



「ふ~ん、私は25、よろしく」






しばらく下らない話が続くが、車で15キロなんて40分も掛からなかった。






「名前は?」



「◯◯ひろのりです」






「私は渚。で、ひろ君はさ、一人旅ってことは彼女いないの?」



「渚さんは彼氏いないんですか?」






なんか馴れ馴れしい態度に俺のヤンキー嫌い度がUPしてきて、『市街まであと2キロ』という看板が見えたところで、「あっ、そろそろ降りますね」と告げた。






「泊まるあて、あるの?」



「ビジネスホテルくらいはこの街にもあると思いますよ」






「乗ってけば?どうせ帰る日とか決めてないんでしょ?」



「えぇ・・・まぁ・・・」






降りると言っても降ろしてくれない監禁トラックに乗せられ、3時間が過ぎた。



俺は雨の疲れとトラックの乗り心地の良さにウトウトし始めて、気が付くとトラックはライトをつけて暗闇の国道を疾走してた。






「あっ起きた?」



「すみません、寝ちゃいました」






「道の駅があるから、そこで仮眠しようか?」



「じゃ、そこで俺は降りますね」






大きな駐車場のある道の駅で降りると雨も上がってて、地図を見たら歩いて2キロ範囲に宿が点在していたので、お礼を言ってさよならしようと思ってた。



簡易シャワー室みたいな設備があって、雨で濡れた気持ち悪い身体を洗い流す。



渚さんも「やっぱり風呂はいいね!」と、濡れた髪を拭きながら出てきた。






「長い道のりありがとうございました」



「あぁいいよ、いいよ。次はどこ行くの?」






「ここで泊まって、明日は東京方面に向けて出発しようと思います」



「ふ~ん、なら乗ってればいいじゃん、私も荷物降ろしたら東京行くし」






「あぁ、でも悪いんで」






悪いというより、トラックで移動してたら意味ないし・・・。



お礼を言おうと振り返ると、凄い寂しそうな顔してる渚さんがいた。



それを見た途端に、悪いことしたかな?という情けみたいのが出ちゃって、俺のヤンキー嫌い度がダウン。






「じゃ!渚さんにお願いしちゃおっかな?」



「まじ?行く?」






「東京までは悪いので、途中まででいいです」



「いいよ、東京まで連れてってあげるよ」






寝るって言ったって、トラックの寝台は一人用。



助手席で可能な限りリクライニングさせても寝る体勢には持ち込めない。



後ろの寝台では毛布に包まって寝てる渚さん。



でも俺はアイドリングのトラックの振動でどうも寝られない。



もぞもぞと身体を動かすだけ。






「狭いけど、こっち来る?」



「あっイヤ、大丈夫です」






「何もしないよww」



「そういう意味じゃないですよw」






「ほら、遠慮すんなよ」






寝台から手が伸びてきて、そのまま流されるままに俺の身体も寝台へ。






「何もしないってww、なんだ?したいのか?ww」






「寝ます、寝ますよww」






そうは言っても寝台は、痩せてる俺と小さい渚さんでも狭い。



一枚の毛布の中で脚とか手とかが微妙な距離で触れたり離れたりしてて、なかなか眠りにつけない。






「ねぇ?」



「はい」






「ギュってしていいか?」



「ダメですよ!ww」






「いいじゃん、2人しかいないんだしww」



「ダメですよw」






言い終わる前に背中からギュっとしがみつく様に抱き締めてくる。






(なんだ?なんなのこの人・・・いきなり知り合って一日も経ってないのに抱き締めるとかあり?)






頭の中フル回転しても、お子ちゃまな俺は全然答えが出ず、その代わりにちんちんに血が回ってゆく。



(ヤバ・・・感づかれたらどうしよう!)という思いと、いきなり抱き締められたドキドキ感で寝られない。






「なにドキドキしてんのよww」






寝たふり。






「背中から聞こえるよw」






寝たふり。






「こっち向いてごらん」






くるん。



狭い寝台の中で目と目が会う。






「素直じゃないなぁwひろ君!」



「いや・・・そういうわけじゃ」






「彼女に悪いと思ってんの?」



「いない人に悪いとは思いませんよww」






「そう、なら安心ww人のものと寝る気はないからさ」






キスされながら手はチンポへと伸びる。






「な~んだ、結構やる気じゃん?ww」






脱がされて、股間に吐息がかかる。






「こんなにしてるww」






両手を添えた丁寧なフェラでだんだんと唾液まみれになるチンポ。



快感が駆け抜ける。



負けじと渚さんのも触ってみる。



ヤンキー系なのでトレーニングウェアみたいなゆるゆるのパンツ。



下着は普通の女の子みたいなので特に派手という訳ではない。






「んんっ」






敏感に反応する身体が少し火照っている。






「久しぶりだから・・・優しく触って」






「どれくらいしてないんですか?」






「2年くらい」






後で聞いた話だが、2年前はこの運送会社の事務で入社して、その頃は彼氏がいたらしいんだけど、事務しながらトラックの掃除を手伝ってたら自分も運転したくなって、免許取って申請したら会社側がOK出してくれた。



でも彼氏はそれに反対で別れてしまった、ということらしい。






クリ周り中心に優しく撫でるように擦ると身体がビクンビクンと何回も痙攣して、チンポを咥えたまま「うーうー」と唸る。






「イッていい?ねぇ?先に・・・」






そう言うと、喉奥までチンポを咥えて、そして上下運動。



穴周りもヌルヌルしてきたので、そのまま少しだけ指入れて出したり入れたり。



決して激しい動きはしないでクリ周り同様に優しく擦りあげる。






「うぐっ、イク!だめぇ、久しぶりすぎて止まらないよぉ」






そう言った瞬間にビクンと身体が震えて、その後に脚がガクガクと震えだす。



チンポをしっかりと握り、亀頭は口の中に入れたままだ。



トロトロの股間は尻まで垂れてきていて、ベチョベチョの俺の手がまだ入口を刺激する。






「もう・・もうダメ、また、またイク!イク!」






今度はチンポから手を離して口いっぱいに全体を咥え込み藻掻く。






「あぁ、渚さん、俺も出そうっ!」






「出して!いっぱい!全部お口に出して!」






中指を丸々入れてかき混ぜる。



ぎゅっと締まる感じが挿入したい気持ちを駆り立てて、今咥えてもらっているものの疑似体験の様な感覚だった。



頭が白くなるような射精の瞬間はすぐに訪れた。






「あぁ!出る!」






中指を入れたまま、もう一つの腕は渚さんの頭を押さえつける。






びゅる、びゅる。






飛び跳ね、口の中で暴れる。



そしてゴクリと喉が動く。



エロい瞬間だった。






一旦離れて落ち着くと・・・。






「意外とやらしいなぁww」






「そうですか?ww渚さんの方がww」






マウント状態のまま俺のチンポを掴まれた。






「入れてもいい?」






「ゴムしなくて大丈夫ですか?」






「車の中にないもんww」






そう言い終わらないうちにニュルンと挿入。



渚さんは天井に掴まりながら腰振ってる。






「奥・・・奥まで届いてやらしいよぉ」






ぶちゅぶちゅと腰を動かすたびに音が響き渡る。



さっきの濡れ方よりももっとサラッとしてるが、量は俺の尻の方まで濡れてる。



自分勝手に動いてもらい、手を貸してあげると片手は天井、片手は俺の手を握り、バランスをとりながら高速上下運動に切り替わった。






「あぁ!いい!ダメッ、気持ちいい!またイク・・・」






「イッていいですよ、顔見せて」






「やらしぃ音いっぱい・・・イク!イク!またイクの!」






唇を噛締めた苦しそうな顔したまま渚さんは目を潤ませてビクビクと痙攣してる。



そんな顔を見てたら俺も我慢出来なくなり・・・。






「渚さん!どいて!出そう」






「イヤ、もう少し、もう少し中にいて」






前後運動に切り替わり、内壁に擦れては離れるという刺激がチンポ全体を覆う。






「ダメです、もう出そうでやばい!」






「あぁダメだよ!大きいの入れていたいの」






腰を掴んでどかそうとしても天井に手を突っ張って抜こうとしない。



そうこうしてる内にもう俺の限界だった。






「渚さん!イク!」






「いいの!このままがいいの!」






再びびゅるっという射精感が襲い、中で放出してる。






「あぁ・・・熱いの飛び出てきてる」






長い長い射精感が続く。



頭が混乱するほど気持ち良い。






「うあ、うあ」という呻き声を発していた。






「ひろ君に・・・中で出されてるの」






エロいセリフで自分を盛り上げるかのように俺の上で身体をくねらせる。



じゅるんと抜くと精液まみれのチンポ。



慌ててティッシュをで拭いてくれるけれど、まだ敏感なチンポは拭くたびに無意識にビクンと跳ね回る。






「やだぁ、動いてるぅ」






目の前でM字開脚しながら俺のチンポを拭いてくてるけど、室内灯の光がM字の根元から白いモノがたらりと垂れているのをやらしく映し出してる。






「いやん、私のも出てきちゃった」






落ち着いて着替え直すと、寝台で少し話した後に眠りにつく。






その後は時間を掛けて東京まで。



路側帯に停めて、まるで性欲が爆発したかのような怒号の攻め。



搾り取られるような絞まりで、抜き取られる感覚の中出し経験。



垂れている股間に向かって再び挿入して掻き回す。



ベチョベチョの股間を弄繰り回して、寝台でヘトヘトになって眠る2人。






我慢できずに道の駅に車を停めて近くのラブホに入り、シャワー浴びて薄くなってる精子を顔や舌で受け止めさせたり、備え付けの大人の自動販売機のバイブとローターで気を失うほど責め立てて、軽く縛り付けながら、「出すぞ!ほら!中で出すぞ!」とか強制中出しっぽく遊んでみたり。






でも、そんな楽しいドライブも東京に着けば終わり。



最後に電話番号とアドレス交換して別れた。






「中出ししてごめん」みたいなことを言ったら、後にメールで『子供出来ないから心配しないで』と返信が来た。



色々事情があるらしいけれど、詳しくは聞かなかった。






時々東京に来ることがあるらしく、来た時は相変わらず怒号の責め。



搾り取られて抜け殻みたいになるけれど、お互い会うのは楽しみの一つ。



今は俺がヤンキー嫌いというのを知ってか、だぼだぼジャージじゃなくて、ちゃんとした作業着を着て、髪の毛も黒く戻して運転してた。



運転席のバイザーの中に、俺との唯一の写真が飾られてた。



俺のことは好きだけど、トラックを降りる気はないようだ。