もうトラウマは払拭したし、時効だと思うから、過去にあった辛い経験を書いてみようと思います。






当時、私は高3でした。



母方の祖父が外国の人だったため、高校生にしては発育のいい子供だったと思います。



身長が170センチ近くあることもコンプレックスでしたが、何よりのコンプレックスは大きな胸でした。




お小遣いもあまりもらえませんでしたので、中学生の頃から使っている薄いパッドが入っただけのキャミソールを着けていたため、体育の時間などはゆさゆさと揺れます。



女友達はみんな羨ましいと言いましたが、私はとても嫌でした。






我が家は父が早くに他界してしまったためとても貧しくて、母もそんなに体の丈夫な人ではなかったので、フルタイムで働くことはできませんでした。



あるとき父が借金を残していたことが発覚しましたが、返せるはずがありません。






「少しずつでも返していこう」






そう母と約束し、少しでも助けられるようにと私もバイトを始めました。






ですがある日、借金の取り立ての人たちがやって来たのです。



母が涙ながらに今の私たちの状況を訴え、なんとか期限を延ばしてもらえることになったのですが・・・。



玄関先で母の体を支える私を見て、男たちは何やらニヤニヤしながら帰っていきました。






数日後、その日はバイトがなかったのでまっすぐに家に帰宅しました。



すると母が玄関に出てきました。



私を見るなり、なんだか悲しそうな顔をして・・・。






「今日は夕方からお仕事に行ってくるね。そんなに遅くはならないから。いい子にしているのよ・・・ごめんね」






(何がごめんなのだろう?)






母を見送り、リビングで夕食を作った後、宿題をしていたら玄関の開く音がしました。



もう母が帰ってきたのかなと思って出てみると、私と同じ高校の制服を着た知らない男の子がいました。



小太りで、顔は思春期特有の油っぽさ。



ぶつぶつと赤いニキビが汚い男の子でした。



その男の子の後ろから見覚えのある男が現れました。



借金取りの男です。






「お嬢ちゃん、申し訳ないけど、そいつの相手してやってくれるか。1回で借金の10万円分をなかったことにしてやるから」






(そんなバカな・・・)






そう思いましたが、そこで母が家を出て行く前に言った言葉が思い出されました。






「いい子にしているのよ・・・ごめんね」






(ごめんねって、こういうことだったのか)






そう悟った私は、もう抵抗することなんてできませんでした。






「むぎ茶とかないのかよ?喉が乾いたんだけど」






「持ってきますね・・・」






どかどかと上がり込み、くたびれたソファーに偉そうに座る男の子。



名前は友和(後で学校の先輩だと知りました)。



その隣に取り立ての男、友和よりはいささか控えめに座っています。



コップにお茶を入れて持っていくと、それをゴクゴクと飲みながら「お前も飲めよ」と言って私の頭を掴み、ズボンの股間に押し付けてきました。






「え?」






チャックを開けて下着の前の隙間からあれをポロリと出しました。






「ほら、咥えろって。ストローみたいなもんだろ」






無理やり咥えさせてきました。



汗臭くて、ろくに洗ってもいないのか吐きそうな匂いがしましたが、こらえるしかありません。



頭を両手で押さえられて強引に出し入れされました。



私は吐かないように、歯を立てないようにするので精一杯です。



口の端から泡だった唾液がこぼれ、皮張りのソファーにポタポタと落ちました。






「ちょっとやりすぎじゃないか?苦しそうだし、もうやめてあげたほうが・・・」






「なんだよ、親父に言いつけるぞ?あんたはそこで黙って見てたらいいんだよ」






男が注意しても友和はふんぞり返って聞こうとはしません。



たぶん友和の父親の方が立場が上なのでしょう。






「よし、唾でよく濡らしたな。おい、そこのテーブルに手をつけよ」






「・・・はい」






素直に従うと服をがばっと胸の上までたくし上げられました。



もちろん下着のキャミソールも一緒にです。



ぶるんと胸がこぼれ落ちるみたいに揺れました。



それを見て友和は言いました。






「噂通りの巨乳だな!乳首の色も薄いし、日本人じゃないみたいだ」






男子たちの間で噂されていたのか・・・と恥ずかしがる間もなく、胸を両手で揉みくちゃにされました。



気持ち悪くて、ぶわっと鳥肌が立って、乳首も勃起したのを見て、「なんだ?興奮してんのか?」と笑いながら、今度はスカートを捲り上げ、下着を一気に引きずり下ろしました。






「やっ・・・それだけは・・・!」






「何言ってんだよ。1回使うたびに10万だって言ったろ?胸を揉ませても、こっちを使わせてくれないと1円もやれないけど・・・どうする?入れて欲しかったら、お前が『入れてください』って言うんだよ。ほら!」






そう言ってお尻をバシンと叩かれました。



お尻を叩かれるのなんて初めてでした。



ビリビリと痺れるような痛みと屈辱を感じながらも、自分が我慢すれば借金が10万円もなかったことになるのならと思って・・・。






「お、お願いします・・・入れて、ください・・・」






私は泣きそうになりながらお願いしました。



すると友和は私のお尻をガシっと強く掴むと、濡れてもいないあそこに自分のあれをあてがって、そのまま力任せに突っ込んできました。



皮膚が擦れてミチミチと音が聞こえそうな気がするくらいです。



痛くて、私は唇を噛み締めて涙を流しました。






「あぁ・・・血が出てる。もう少し優しくしてやれば・・・?」






「うるさいっ・・・はぁ、はぁ・・・あー・・・すごいきっつい!」






恍惚として友和は腰を振りまくります。



私はもう痛くて痛くて意識がぼんやりとしてきました。






「あー・・・もう出そうだ・・・で、出るっ」






「ちょ、中はまずいだろ!こら!」






「うっせえよ!!出る、出るぅっっ!!」






男の制止も聞かず、友和は私の中にたっぷりと射精したようでした。






「ふぅ~、じゃあな」






友和はさっさと自分の股間をティッシュで拭って家から出ていきました。



もう1人の男がティッシュを少し濡らしてきて、私のお尻やあそこを拭いてくれました。






「俺の相手もしてくれたら、あと10万・・・って言いたいところだけど、こんだけ切れてたら、さすがに無理だわな。痛むようだったら無理せず病院に行くんだぞ。少し多めに金を置いておくから」






12万か13万だったか・・・、少し多く置いて行ってくれました。



2人が去ったあと、茫然とソファーに横たわっていたら母が帰ってきました。






「由樹ちゃん・・・ごめんね、ほんとにごめんね・・・。体、辛いわよね・・・お風呂に入ってらっしゃい」






そう言って私を抱き締めて、何度も何度も頭を撫でてくれました。



お風呂に入って戻ってくると母が仏壇の前で泣いていました。






「どうして借金なんて・・・」






そう言っているのが聞こえました。






あの日、母は仕事などではなく、最初から私を売るつもりで家から出たのです。



そしてせめてもの罪滅ぼしにと、昔、家族みんなで食べたケーキを買いに、家から少し遠いケーキ屋さんに行っていたのでした。






(母はどんな気持ちであのケーキを買ってきたんだろう・・・?)






そう思うと今でも胸が痛みます。



私はもうすぐ50歳になりますし、娘ももうすぐ成人になります。



でも、もし娘を売れと言われたら・・・私はどんなことをしてでも我が子を守るでしょう。



あのとき私は運良く妊娠しませんでしたが、もし妊娠していたなら・・・私の人生は変わっていたでしょう。






私が体を売ったのは、その1回だけではなく、その後も何度も求められました。



学校で友和の取り巻きに「1回1万で」と言われ、一度に数人の相手をしたこともあります。



早く地元を離れたい一心で遠くの大学に進学し、そこで今の主人に出会えたことは、私の人生で一番の幸運だったと言えるでしょう。