最後は呆気なかった。



激しくグラインドさせてる途中でエリナ自ら俺の舌にしゃぶりついてきた。



唇の近くを舐めている時に自ら顔をズラしてしゃぶりついてきた。



激しく舌を絡め合うと、腕やシーツを掴んでいたくせに、俺の背中に手を回してきた。



下から強く抱き締められ、ベロンベロと互いの舌や唇をしゃぶりあった。



頭を掴んで俺も負けじと交戦してやると、舌を絡め合いながら、「んぐぅっっ」と喘ぐエリナ。



身体が激しく震え始め、抱き締める力が半端じゃないくらい強かった。



指よりも深く昇天したようで、ちょっとビックリするくらいエリナは痙攣を続けた。






痙攣が激しすぎたんで、とりあえずチンコを抜いたんだけど、その後は挿れられなかった。



見るからにぐったりと消耗し切った姿だったし、放心状態で人形みたいになってたし。



射精には至らなかったが、エリナからキスを求めてきたことに満足した俺は、エリナを抱えて風呂に入った。



もう足に力が入らないらしく、1人じゃ立てないほど。



温くなった湯船に座らせ、温かいシャワーを体に当ててやった。






「もう大丈夫・・・」






その言葉を聞いて俺は風呂場を出た。






着替えてコーヒーを飲みながら煙草を吸っていた。



20分くらい、お風呂に入ってたんじゃないかな。





エリナは力なく出てきて、脱ぎ散らかされた服を着始めた。






「コーヒー飲む?」






「いらない」






「じゃあお茶は?」






「いらない」






「脱水でぶっ倒れるぞ、ほら、お茶飲みな」






冷蔵庫のお茶を出してやった。






ホテルを出るまでの30分、互いに無言だった。



駅前で車から降りる直前、「あと14回だね」と言ってやった。



そしたら、「彼には言わないでね」と言われた。



約束通り、エイジさんには内緒にしておいた。






「いつエリナと会う?」






エイジさんから聞かれたが、「今は忙しいから」と言っておいたし。






でも次に会ったのは3日後か4日後。



また平日の昼間に会い、今度はラブホへ直行した。



前回よりは素直だったけど、まだ反抗心があるみたい。



だけど風呂に入ってまた手マンをする頃には、もう素直に喘ぎ始めてた。



ベッドでは丁寧なフェラも堪能し、その時もそのまま生で挿入した。



別にエリナから「ゴムつけて」とも言われなかったし。



自らキスをしてくることもなかったから、俺も特に求めなかった。



初っ端からポルチオ攻めはせず、初めは出し入れ中心の腰振り。



抜いては指を入れて中を掻き混ぜ、すぐにチンポを入れ直して腰を振る。



四つん這いの時はケツをクイッと自ら突き上げるほど、指での刺激が良かったようだ。






挿れてみて分かったことだが、正常位よりもバックの方が気持ちいいらしい。



一段と喘ぎ声が大きくなったから、腰を掴んで激しく突きまくった。



さすがに騎乗位はまだだろうなと判断して正常位に戻り、最後はまた円を描くようなグラインドで責めた。



そして燃え上がり始めた頃合いを見て、また耳や首筋を舐め上げていった。



やっぱり最後は激しくキスを求めてきて、そのまま激しく震わせながら昇天した。






その日は初めて射精して、お腹に出した。



ぐったりする姿を見下ろしながら、巨乳を両手で鷲掴みにして腰を振った。



言葉にならないような声をあげながら最後まで付き合ってくれた。



その後、一緒に風呂に入って、また俺が先に出てという感じ。






こんなエッチを3、4日おきに2、3回続けた辺りで、エリナの態度も変化し始めた。



まず(あれ?)と気付いたのは、風呂から上がった後の言葉だった。






「お茶飲む?」






今までなら「いらない」とボソッと断ってたのに、小さい声で「うん・・・」言ってきた。



どうせ断ってくるだろうと思ってたから、「おぉう・・・」と軽く動揺もした。



エッチに関しても少しずつ変化があり、一番変わったのはやっぱりキス。



当初は最高潮に盛り上がった頃にしかしてこなかったキスが、素直になり始めてからは終盤辺りで求めてくることが多くなった。



しかも、「イクっ」とハッキリ宣言してから昇天するようにもなり、風呂場では指で、ベッドではチンコで、2回もイクようになった。






「エイジさんから『いつするんだ?』って聞かれるんだけど」






着替えた後、コーヒーを飲みながら尋ねてみた。



困った顔をするので、「フェラしてもらうってことにする?」と尋ねた。






「うん・・・」






やはり、俺とセックスしていることをどうしても言いたくないらしい。



だからわざとエイジさんがいる夜に連絡をして、車の中でフェラして欲しいと伝えた。



エイジさんに見送られて郊外の川沿いに行き、車の中でエリナのフェラを堪能した。



もう随分と舐めてもらっているからなのか、エリナは俺の感じるポイントを舐めてくれた。



興奮してきた俺は胸元から手を入れて乳首を摘まみ、指先でコロコロと弄んだ。



スイッチが入ったのか、エリナの顔は見るからに高揚していた。



抱き寄せると襲いかかるようにキスをしてきたから、そのまま激しく舌を絡ませ始めた。



勃起したチンコをシコシコとシゴきながら、喘ぎ声の混じった吐息を漏らした。



服の上から巨乳を揉み、スカートの中に手を入れてパンツの上から撫で回す。



熱く濡れ始めているのが分かったから、パンツの横から直で触り指を入れた。



体を震わせながらキスは中断せず、そのまま互いの性器を弄りあった。






「入れたい?」






「だめだから・・・」






「確認されるの?」






「うん・・・」






「じゃあ指でイカせて欲しい?」






「うん・・・」






甘えるような表情で見つめてくる。



後部座席に移動し、パンツを脱がせて、足を広げさせて座らせた。



キスをしながらまずはGスポットから攻め。



そして最後はいつものようにポルチオ攻めをした。






「車だから漏らしちゃダメだよ」






そう言うとはにかみながら、「うん」と頷いた。



ここまで素直になられると可愛過ぎて、いつしか俺も必★に指を動かしていた。






「もうイッちゃうよ」






「キスしながらイク?」






「うん、イキたい」






俺が差し出した舌をしゃぶりながらエリナは昇天した。






戻ってから、エイジさんにやっぱり確認されたみたい。



『ホントにヤラなかったんだ?』みたいなメールも来てたし。



だから、『彼女とやり過ぎてあんまり性欲ないし』と返事しておいた。






それ以降も隠れて昼間に会ってはラブホへ行った。



エリナはもう性欲を隠すことなく、俺を受け入れていた。



部屋に入ってからすぐにキスし始めたり、車の中でキスし始めたりもしてた。



要求しなくてもキスの後は跪いてフェラをしてくれる。



騎乗位で入れた時には、無我夢中で腰を振る姿も披露してくれてた。






「イッてもいい?」






「まだ駄目」






「お願い・・・イキたい・・・」






「エリナのオマンコが我慢できないの?」






「我慢できないっ・・・オマンコが気持ちいいの」






「じゃあおねだりして?」






「エリナの・・・オマンコ・・・イカせて・・・下さいっ・・・」






ここまで言うようになった頃には、15回の制限間際だった。



13回目に会った時、「あと2回だね」と言ってみた。






「うん・・・そうだね・・・」






エリナは俯いたままそう言った。






「じゃあラスト2回のどちらかで中出しさせてよ」






冗談で言ったのにエリナはマジに、「いいよ」と答えてくれた。






そして、ちょうどもう少しで生理が始まるというので、14回目に中出しをさせてもらった。



俺にとって人生初の中出しだったから、出してる最中は感無量だった。



エリナに舌をしゃぶられながらの射精だった。



中に出す時、今まで聞きたくても聞けなかった質問をした。






「エイジさんより気持ちいい?」






腰を振りながら至近距離で見つめ合いながら聞いた。



一瞬困った顔をしたエリナだったけど、答えずに激しくキスをしてきた。



そしてキスをしながら、「気持ちいい」と答えてくれた。



その言葉に興奮して、俺は激しく腰を振って果てた。






そして15回目のセックス。



俺は最後だと思っていたので、部屋に入るなり強引にキスをして押し倒した。



四つん這いでフェラをさせ、乳首をつねリあげながら奥まで突くように腰を振った。



騎乗位で無我夢中で腰を振るエリナの胸を揉みまくり、何度もスパンキングした。



その度に悲鳴とは違った喜ぶ声をあげるから、俺はいつもよりも強引に振る舞った。






「口に出していい?」






「え・・・?」






「最後だから出したいんだけど」






「うん・・・」






「じゃあ出すよ」






「うん、出して・・・」






「エリナの口に出すぞ」






「うん、エリナのお口に・・・ちょうだいっ・・・」






エイジさんにいつも言っているのか、ラストはそんなおねだりまでしてくれた。



ドクドクと出る精子を口の中でぶちまけ、(これで本当に最後だな・・・)と思うと、気が抜ける思いだった。



出された精子をエリナは飲んでくれて、出終わってからもずっとしゃぶってくれた。






「もうくすぐったいわ!」






笑いながら腰を引いて逃げると、「うりゃー」とエリナもふざけてきた。



強引にフニャッたチンコにしゃぶりつき、「やめろって!」と逃げようとする俺を攻めてきた。



そのままふざけながらしばらく遊び、最後は添い寝をしてくっちゃべった。






「初めてホテルに来た日、ホント最悪な奴だと思った」






エリナは俺への印象とか、その頃思ってた感情を打ち明けてきた。






「2回目だったかな。お風呂に連れて行ってくれた時があったでしょ?体にシャワーを当ててくれてた時、凄い嬉しかったんだよ」






「そうなの?」






「うん、お茶もくれたじゃない?」






「ああ、そうだったっけかな」






「この人って優しいんだなって思った」






「あはは、そうかそうか」






「なんか、今までのエッチって何だったんだろうって思ったし」






何回目かの頃、エリナが言ってたことがあった。



エイジさんはいつも自分勝手なエッチだから、イカせてもらったのは数年ぶりだという話。



キスもしないで、いきなり「舐めて」と言われ、舐めてる最中にローター使われて、濡れてきたらそのまま入れて勝手にイクらしい。



エリナもセックスなんてそんなもんだろうって思ってたから、俺とセックスをするようになって初めて、自分では制御できないほどの快楽があることを痛感したと言っていた。






「じゃあ俺のセフレにでもなる?」






ふざけて言ったのに、「どうしよっかなぁ~」と言った顔が印象的だった。






家に帰ると、エイジさんにやっぱり確認されたみたい。



そして俺とセックスしたと分かると、狂ったように襲いかかってきたらしい。






「ホントにヤッたのか?」「気持ち良かったのか?」「イッたのか?」と腰を振りながらの質問攻めにもあったらしい。






『メアドも番号も削除するね』






次の日の夕方、エリナから最後のメールが来た。



『嫌だ(笑)』って返信しておいたけど、それには返事がなかった。






もう2年近く経ってるのに、エリナと一緒に撮った写メを見るとかなり切ない。



青春の1ページってやつですかね。