僕が小学五年生の頃の話になります。



自分を含めクラスメートは、休み時間には体育館を駆け回り、放課後には外を駆け回り、今じゃ考えられないくらい元気な毎日でした。






季節は夏、連日太陽がじりじりと照りつける、夏休みの待ち遠しい日々が続いていました。



まあ僕たち小学生はそれに対抗しようかと言わんばかりに、汗だくになりながら遊んでいたわけですが。



ある日の放課後のことでした。






「ねえ、うち上がっていく?」






一緒に帰り道を歩いていた梓(仮名)が言いました。



梓は同級生の女の子でした。



同じ学区の小学生は彼女だけで、だから二人で下校するのもいつものことでした。



お互いの家に遊びに行く機会も何度かありました。



その日は同級生たちと遊んだ後でしたが、まだ門限までは時間があったので、お邪魔することにしました。



梓の家に着き、いつも芳香剤の香りが漂う玄関を見て、今日は靴が少ないなと思いました。



梓はすぐそれに気づき、「夜までみんな留守なの」と教えてくれました。



僕は「ふうん」と頷きました。






グラウンドで同級生たちと走り回ってきた後だったので、真っ先にシャワーを浴びることになりました。



梓がバスタオルを用意してくれると言うので、僕は先に浴室を借りました。



ところで(これは現在の視点からですが)、梓はかなり早熟な女の子でした。





僕たちは小学生五年生でしたが、梓はと言うと、すでにおっぱいが谷間を作り上げ、男子の間では「デカパイ」と密かに囁かれていました。



かく言う僕も、梓が走ったり跳ねたりしている時、ボインボインと上下するおっぱいを目にして、すごいなぁと(それこそ小並感)思っていました。



もちろん二人でいる時にそういう事を意識したことはありませんでしたが。



周りからすると、ランドセルがなければ姉弟に見えたかもしれません。



だから、シャワーを浴びて程なくしたところで梓が入ってきた時、僕は心臓が止まる思いでした。






「一緒に入ろ~」






梓は呑気な声を上げました。



僕は同級生の全裸を前に、頭が完全に凍りついていました。



まず目に飛び込んだのがおっぱい。



控えめに言ってもBカップはあったと思います。



乳首がつんと立った、とても綺麗なお椀形でした。



見るだけで張りと艶に満ちているのが分かりました。



そして、まだあどけない顔立ちを裏切って、股間には黒々とした陰毛がもっさりと生い茂っていました。



とても小学五年生には見えない体つきでした。



僕は二秒、いや三秒は固まってたと思います。






梓はそんな僕などお構いなしに、「洗いっこしよ。じゃんけんで負けた方から洗う番ね」と提案。



じゃんけんぽんで、僕は一発負けしました。



仕方なくスポンジを取ろうとすると、「駄目。手で洗うの」と通告されました。






「そんなぁ」と僕は抗議の声を上げましたが、「どうして?」と問われ言い返せなくなりました。



理由を述べるのも恥ずかしかったからです。






僕は恐る恐るボディソープを手に取り、梓の後ろに立ちました。



とりあえず梓の腕から洗い始めました。



すべすべでもちもちした肌に面食らいました。



次に肩、首、お腹、腰、太股、ふくらはぎと逃げました。



時おり梓は体をくねらせ、湿っぽい吐息を吐きました。



彼女がそんな調子なので、僕のおちんちんはだんだんと鎌首をもたげ始めました。



その現象の意味をまだ僕は知りませんでしたが、やはり性器なので、恥ずかしいという意識はありました。



膨らみ始めるおちんちんが当たらないよう気をつけながら、心して僕は梓のお尻を洗い、「もういいでしょ、交代」とけしかけました。






「駄目。まだ洗ってないとこあるもん」






梓は少し楽しそうに言いました。



そろそろお気づきかもしれませんが、梓はノーと言わせない、僕はノーと言えないタチでした。






勇気を振り絞って僕の手が二つのお椀を掴んだ時、梓の口から喘ぎが漏れました。



無造作に寄せた指が乳首に当たったのだと思います。






「ごめん」と反射的に謝る僕に、「もっとしっかり洗って」と梓は懇願してきました。






梓のおっぱいは恐ろしく柔らかで、これがおっぱいの感触なのかと僕は洗う手に力が入りました。



梓も気持ちよさそうな声を上げるので、僕はいつの間にか洗うというか揉んでいました。



つんと立った乳首は異質な硬さがあり、指で弾くと梓はビクンと仰け反りました。



その反応があまりに可愛くて、つい僕は乳首ばかり執拗に攻め立てました。






それから梓は、「まだここも洗ってないよ」と甘い声で言い、僕の手を掴んで自らの股間へと引き寄せました。



陰毛の感触は、僕の体に生えているどの毛とも違ったものでしたが、もっさりという表現はやはり適切でした。



(シャンプーの方がいいのかな?)なんて間抜けなことを考えていると、梓は僕の指を何かヌルリとした穴の中に突っ込みました。



瞬間、悲鳴が梓の口から上がりました。



何が起こっているのか分かりませんでしたが、彼女の大事な部分に触れているのだと思いました。






梓が、「指、出したり、入れたりして・・・」とまたも懇願するので、言われるまま指を動かしました。



梓は喘ぎながら自分でも股間に指を這わせて動かしていました。



その手つきが次第にペースを速めていくので、僕も出し入れを激しくしていきました。



すると指を包むヌルヌルがより一層ヌルヌルし、浴室をズポズポという音がこだましました。



梓は「気持ちいいよぅ」と、うわ言のように繰り返しました。






やがて梓の声が発するごとにトーンを上げ、果てに体が一際大きく痙攣しました。



ガクガクと打ち震えた梓は、へたり込んではぁはぁと呼吸しました。



僕はその様子を見収めて、なんだかすごいことをしてしまったと思いました。






梓の呼吸が少し落ち着き始めたところで、彼女の体の泡をシャワーで落としてあげました。



と同時に僕は、おちんちんがお腹にくっつかんばかりに勃起していることに気づきました。



どうしようかと悩みましたが、どうにもこうにもならないうちに、「じゃあ交代ね」と梓が満面の笑みで振り向きました。






「あっ」と声が漏れました。






ギンギンに反り返ったおちんちんが梓の目の前にありました。



僕は恥ずかしさのあまり顔が紅潮するのが分かりました。



しかし梓は絶叫して飛び出したりせず、温かい笑みを絶やしませんでした。



そしてボディソープに手を伸ばすのかと思いきや、すっと伸びた手は僕のおちんちんを二ギッと掴みました。






「えへへ、さっきよりも、おっきくなってるね」






梓がにこにこしながら言いました。



僕は逃げ出したいと思いました。






「私と違って、まだつるんつるんなんだね」






「は、恥ずかしいよ・・・」






「可愛い~。子供みたい」






(自分だって子供じゃないか)






頭の中で反論しつつも、体だけはずっと僕よりも大人をしているので何も言えませんでした。






「ねえ、しゃせーってもうしてるの?」



「・・・え、なんて?」






「しゃせー。ほら、保健でやったヤツだよ」



「・・・何を言ってるのかよく分からないよ」






「ん~?そうなの?じゃあせっかくだし、試してみよっか」






言うが早いか、梓はおちんちんの先端にキスを落としました。






「ひっ」という情けない僕の声を無視して、おちんちんを掴み直すと、今度は口を開けてぱくりと咥え込みました。



背筋を電撃が駆け抜けました。






(まさか僕のおちんちんを口に入れてしまう人がいるなんて・・・)






そんな衝撃をよそに、梓は口でおちんちんを出し入れしました。



唾液でねっとりした舌がおちんちんに絡みつき、気持ちよさでたまらず変な声が出ました。






「いい声~。気持ちいいんだ?」






頷くと梓と目が合って、僕は余計に恥ずかしい気分になりました。



そんな僕に追い討ちをかけるように、梓はちゅるるるとおちんちんを吸い上げました。



また変な声が出て、おちんちんがビクンと脈打ちました。



梓にもそれが伝わったのか、「ふふっ」と笑いがこぼれました。



力強くそそり立つおちんちんも、梓の前では単なる棒状のおもちゃでした。



咥え、舐め、吸い、次第に痙攣の回数を重ね始めたおちんちんを、梓は圧迫するように握り込みました。



そしてだらりと唾液を吐き出してまぶすと、おちんちんを上下に擦り出しました。



すっかり粘液を塗りたくられたらおちんちんは、動かすたびにヌチャヌチャと音を立て、興奮をさらに煽りました。






シコシコ、シコシコ。



シコシコ、シコシコ・・・。






最初はゆっくりだった手つきが、だんだんに勢いづいてきました。



僕はいつしか息を荒らげていました。



どこからかは分かりませんが、れっきとした快感がじわじわと込み上げていました。



けれどなぜか同時に、何か不安な気分が押し寄せてもくるのでした。






「ねえ、もうやめない」と僕が声をかけた時、梓の手のスピードは最高潮に達していました。






ヌチャヌチャ、ヌチャヌチャという音がうるさいくらい反響していました。



おちんちんが頻繁にビクビクと脈打ち、先端がぱんぱんに膨れ上がってしました。



明らかに何かが昇り詰めていました。



でも梓は聞く耳なんか持たず、誕生日プレゼントでも待ちわびるような顔で、一心に僕を見つめていました。






「ま、待って梓!トイレ、トイレ行きたいよ!おしっこ出そう!」



「ん~、小さい方?ここだったら別にしちゃっても大丈夫だよ~」






「だ、駄目だよそんなの・・・!あ、は、早く・・・!」



「そうだね~、もっと速くしよっと~」






シコシコ、シコシコ。



あろうことか梓はさらに手を速めました。



僕はもうおちんちんに昇り詰める何かを抑え切れませんでした。






「あ、ずさ、もう・・・っ、出ちゃう・・・っ」






「あ、出るっ?しゃせーするのっ?」






梓が目を宝石みたいに輝かせた直後でした。






どっっぴゅうっ、どっっぴゅんっ、どびゅうどびゅうどびゅうっ、びゅるるっ、びゅるっ、びゅくびゅく、びゅく、びゅく・・・。






おちんちんから真っ白い液体が梓目掛けて飛び出しました。



液体は梓の手を汚し、顔を汚し、髪を汚し、おっぱいを汚し、彼女を白に染めあげました。



僕は腰が抜けてその場に座り込みながら、絶頂の余韻に浸っていました。



梓は感動した表情で、ドロドロと体を伝う液体をすくったり舐めったりしていました。



これが僕の生まれて初めての射精でした。






梓はシャワーで精液を流すと、今度は僕の体を洗ってくれました。



相変わらず素手だったので、浴室から出るまで勃起したおちんちんを突かれましたが。






後に彼女や彼女の姉と性交を行うことになるのですが、その話はまた次の機会に。



ちなみに梓が性に対して興味津々だったのは、当時姉から拝借して読んでいた漫画が原因のようです。