その日は一晩よく寝付けず、完全に寝不足。



まぁ今日は金曜日。



今日一日耐えれば明日お休み。



と、寝るのを諦めてシャワーを浴びる。



朝ごはんを食べていると、父が珍しく笑顔。



両親は今夜から夫婦で旅行に行くとのこと。



なんだか会社から賞を貰ったんだって。






じゃあ今夜はバカ兄貴と二人っきりか。



兄貴のことは別に嫌いじゃない。



前も両親が実家に法事に行ったときに二人で留守番したけど、格闘ゲームで一晩徹夜するくらいの仲良し。



ただその兄貴は友達と麻雀の約束をしていたらしい。



両親からきつく二人で留守番するように言われて、ハタチも過ぎてるのに口を尖らせて不貞腐れる。



相変わらず子供っぽい。






その日は学校の授業が眠くて眠くて・・・。



さすがに友人たちにも心配された。



それを『恋の病』と一刀両断の親友A美。






「だからそんなんじゃないってば」と声に出し、自分に言い聞かせてみる。








ヘトヘトになり帰宅。



両親はもう出かけた後みたい。



ドラマみたいに作り置きのご飯とかはない。



そんなに気が回る家族じゃないし。



バカ兄貴はまだ帰ってきてないみたい。



とにかくジョギングの時間まで横になる。



ご飯は帰りにコンビニで買ってくればいいや。



制服のままベッドにうつ伏せに飛び乗ると、すぐに眠気が襲ってくる。






何時間経ったんだろう。



LINEの更新音で目が覚める。



部屋の中は真っ暗で、スマホの画面が部屋を照らしている。



重くダルい手を伸ばしてスマホを取り画面を見る。



眩しい。



兄貴からだ。






『やっぱ麻雀行くから留守頼む。親父が帰ってきた後の口裏合わせ頼むね』






寝起きで情報が頭に入ってこない。



3回くらい読み直してやっと理解して、「・・・バカ兄貴」と呟く。



『★ね』と送り返そうすると続きが。






『お前も最近はジョギング行って彼氏と会ってんだろ。今日は誰もいないんだからうまいことやれよ』






返信を打ち込んでいた手が止まる。



ベッドの上に胡坐をかいて座り直し、(やっぱりそう思われてたか・・・)と納得する。



つーことは兄貴の麻雀も怪しいもんだ。



『しね』で変換待ちになっていた文字を消して、『もう帰ってくるな』と打ち込み送信する。



意味不明のサンキューマークが送られてきて通信終了。






部屋の電気を点けて、自分が制服のままなのに気が付く。



あーシワシワだ。



時間を見るともう22時。



ジョギングの時間。



レギンスにジョギング用の黄色のミニスカートを穿き、上は白の長そでのシャツにグレーの半袖のパーカー。



そろそろこの恰好じゃ寒いかな。



髪を束ねて外に出る。



やっぱりちょっと肌寒い。



着増そうかと思ったけど、どうせ走ったら汗かくし、そのまま行くことにした。



玄関のカギを掛けて家の前の通りに出てストレッチ。



大きく息を吸い、ゆっくりと走り出す。






公園に着いて松林に向かうと、涼子さんはもうストレッチをして待ってくれていた。



私の姿を見ると、「ちょっと寒そうだね」と笑った。



笑顔に胸がキュッとなる。






「じゃぁ行こうか」






ゆっくりと走り出す。



いつも私が後ろをついて走る。



ものすごく気を遣ってくれているのがわかる。



早すぎず遅すぎず、疲れてくると少しスペースを落としてくれる。



すごいきれいな腰のくびれと、走りに合わせて揺れるお尻。



周りの闇も相まって、何回か本当に抱き付きそうな衝動に駆られた。






なんとか抑えて中央広場の自動販売機の前に到着。



いつもここでお茶を飲む。



今日は迷いなくHOTのお茶を選んだ。



先にベンチに座って冷たい水を飲んでいる涼子さんの横に座る。



温かいペットボトルで手を温める。



走っていたので体は温かいんだけど、それもどんどん冷えていくのがわかる。



急に運動をやめたのでどんどん体が冷える。



ブルブルっと震える私を見ると涼子さんは来ていたウインドブレーカーを脱いで私に被せ、上から肩に手を回してゆっくりと擦る。






「やっぱり寒かったんでしょー。風邪ひいちゃうよ」






いい匂い・・・。



頭がぽーっとなる。






「涼子さん・・・」






声に出してしまう。



不意に呼ばれて、「ん?」と私を覗き込む涼子さん。



その視線でハッとなる。



何かしゃべらないと。






「涼子さん、彼氏とかいるんですか?」






涼子さんは肩に回した手を止めて「んー」と考えると、「知ってると思うけど、私、結構趣味が過激だからさ。出来てもすぐに逃げられちゃうんだよね」と笑う。



そして、肩に回した手をまた動かし始めた。



温かい。






「わ、私なら多少のことなら頑張ってついていきます」






しどろもどろで返す。



何言ってんだ私。



また手が止まる。



俯いてしまう。



今、涼子さんはどんな顔してるんだろう?



私を見つめていることは空気でわかる。






「そう。嬉しいなぁ」






さっきと変わらない調子で返してくれる。



ちょっとほっとする。



2、3回と肩に回した手で、私の二の腕を擦ると、「私も美枝ちゃんにずーっと興味があったんだ」と今度は囁くように続けた。






シーンという沈黙。



ジンジンと頭の中が鳴る。






涼子さんが、「さて、完全に冷えちゃう前に行こうか。私も寒くなってきた」と元の調子で言うと立ち上がる。






「今日、帰らなくていいんです」






思い切って言ってみる。



キョトンとする涼子さん。






「美枝ちゃん悪い子だなぁ(笑)」






「も・・・もう少しだけお話しませんか?」






「でも今日は寒いし、このままお話しするのは無理だね」






じっと見つめ返す。



なんでか泣きそうになる。






「じゃ、とりあえずどっか温かい所に入ろうか?」






ちょっと困った風の表情をする涼子さん。



駅方面に公園の中を走っている間、両親が旅行なこと、バカ兄貴が帰ってこないことを話した。



涼子さんは、「お兄ちゃんがいるんだねぇ」と、なんだか私の気持ちを知った上で意地悪をするような的外れの会話を続ける。



駅前の大通りに出る。






「喫茶店にしようか?それともレストランにしようか?」と涼子さんが話し掛けてくる。






「それともホテルとか?」






そう言って笑う涼子さん。






「涼子さんが迷惑じゃなければ、それでも・・・」と私が言うと、「お父さんお母さんに怒られちゃうよ」と困った顔をする涼子さん。






私はまた泣きそうな気分になる。



なんでこんなこと言ってるのかもうわからない。



恐らく涙目になっていたんだろう。



涼子さんがちょとオロオロする。






「駅前に新しく建ったビジネスホテルが綺麗らしいよ」とかしどろもどろで話す姿がなんか可笑しくて、半泣きのまま笑う。






涼子さんも笑った。






そのまま涼子さんの会社の話とか、学校のA美の話とかしながら駅の反対側のビジネスホテルまで歩いた。



ビルは無駄のない真四角のデザインで、いかにもビジネスホテルって感じ。



駅の栄えていない側の線路沿いに建ってた。



パパッとチェックインを済ます涼子さん。






「金曜日だからラス1だったよ」






なぜか誇らしげにカードキーを1枚、私に渡した。



まさか自宅の最寄り駅のホテルに泊まることになるとは思わなかった。



涼子さんも同じ感想。



廊下を歩きながら、「お風呂は交代で・・・」という話をしたところで私のお腹がグーっと鳴る。



そうだ、何も食べてない。



自動販売機のコーナーで買い物してから部屋に向かうことに。



涼子さんは先に部屋に入った。



私はレンジでチンするだけのパスタと焼きおにぎりを買って部屋に戻る。



部屋は普通のツインでシングルベッド2脚でビッチリという感じ。



ベッドサイドに置かれた申しわけ程度の机には見たことないメーカーのテレビ。






部屋に入ると涼子さんはお風呂にお湯を張っていた。



私の買ってきたものを見ると大袈裟に目を見開いて、「結構食べるねぇ。若さだなぁ」と驚いて見せた。






「だから走らないとダメなんです」と笑う。






換気が悪いのか湯気が室内に回るので窓を開ける。



防音窓の隙間から外の喧騒が流れ込んでくる。



電車の音。



窓の下を電車が走っていく。



終電まではまだ1時間くらいある。



パスタと焼きおにぎりをレンジにかけると涼子さんが、「いいにおーい」と言いながら浴室から出てくる。



おにぎりを半分こして、パスタも二口くらい涼子さんは食べた。






「この時間の炭水化物は悪魔の囁きよね」






手をお化けのように体の前でだらんと垂らして低い声で言う。



私も笑いながら頷く。



浴室からはお湯を張る音が聞こえる。



涼子さん、冷蔵庫から水割りの缶を取り出しながら、「こんなところについて来ちゃうなんて、やっぱり美枝ちゃんは悪い子だなぁ」と私を見て笑う。






「悪い子ついでに、美枝ちゃんも一杯やりますか?」






リンゴの絵の描いてある缶を私に放り投げる。



今までお酒なんかお正月くらいしか飲んだことない。



涼子さんが美味しそうに水割りの缶を煽る。



私もリンゴのお酒を開け、一口飲んでみる。



口当たりと香りはリンゴジュース。



でも飲み下すと、胸がぶわっと熱くなる。



思わず舌を出してべーって顔をしちゃう。






「無理して飲まないでね」






足をパタパタさせて、あははと笑う。



こういう笑い方もするんだ・・・。



ひと缶を半分開ける頃には顔が熱くなって、自分の話をいっぱいした。



涼子さんは笑ったり、ときには私の心情に合わせて一緒に怒ったりしながら話を聞いてくれた。






一番大笑いしたのは初めてのエッチを覚悟して彼の家に行ったのに、どうやってもちんちんが立たなくて色々頑張った話。



呼吸困難になりそうな声で笑いながら、「じゃあ美枝ちゃんはまだバージンだ」と笑いすぎて出てきた涙を手で拭いながら言う。



ヒキヒキする私を見て、「ごめんごめん」と謝った。



当時は必★だったけど、こうして笑われるとなんだか吹っ切れるな。






「涼子さんの彼氏はどうして逃げちゃったんですか?」






私が聞くとバタバタさせていた足をピタッと止めて・・・。






「ほら、私は変態さんだから」と、さらっと言う。






そして、「美枝ちゃんはついて来てくれるんだよね?」と続けた。



その目が妙に妖艶で、吸い込まれそうになる。



頭がぽーっとするのはお酒のせい?






「涼さん・・・」と呟くと「なぁに?」と私の目を覗き込む。






私が黙っていると、お風呂が溢れる音がしだす。






「溜まったみたいだね。一緒に入ろうか」






涼子さんが私の手を引いて立ち上がる。



一緒に服を脱ぐのはなんか恥ずかしい。






「涼子さん先に入っててください」と言うと、「はぁぃ」と涼子さんは浴室に入っていった。






ぽいぽいと廊下に服が投げ出されてくる。






「いいよー」






涼子さんの声がする。



浴室は比較的大きいユニットバス。



カーテンの向こうで涼子さんがシャワーを浴びている。



ダバダバと風呂桶からお湯が溢れる。



私もトイレと洗面台の前で服を脱いで廊下に放り出す。






「入ります」






声を掛けてカーテンを開ける。






「お湯溜めないほうがよかったね」と笑う。






確かに。



これじゃ溢れるだけで洗面台の前まで水浸し。



二人で笑う。






今ままでは服の上からしか見たことなかったけど、予想通り形のいい胸、くびれた腰、小さなお尻。



昔遊んだバービー人形みたいなスタイル。



思わず見惚れる。






「風邪ひいちゃうよ」と涼子さんが声をかける。






涼子さんがシャワーの下を開けてくれたので私がシャワーの下に入る。



温かい。



頭から被る。



お酒のせいもあってますます頭がぼーっとする。






後ろから涼子さんが私の腰に手を添える。



ビクッとなるけどそのままシャワーで顔を洗うのを続けていると、後ろに重なるように体をくっつけてくる。



私の肩の上に顎を乗せて、「本当に私と一緒にいてくれるの?結構大変だよ?」と囁く。



コクコクと頷く。






私の体の前で手をクロスさせてさらに体を密着させる。



胸が背中に当たり、お尻に腰が当たる。



右肩に乗った涼子さんの顔を見ようとすると、涼子さんは両手で私の頬を押さえると、唇を重ねてきた。






「んんっ」と声を上げてしまう。






涼子さんは私の下唇を優しく吸う。



ちゅぽんと唇を離すと私の顔を覗き込んで、「私、本当に変態さんだけど、ついて来れるのかしら?」とちょっと強めの口調で、でも優しく囁く。






「ペニバンにフェラチオとかするよ?」






私が頷くと、涼子さんは舌を尖らせてゆっくりと口から突き出す。



最初は意味が分からない。



私は吸い込まれるようにその舌を口に含んでみる。



涼子さんは私のお尻をぎゅっと引き寄せ、同じように顔を前後に動かす。






(これは契約の儀式?)






涼子さんの息が荒くなる。



背中、肩、頭と手がのぼってくる。



髪の毛をくしゃくしゃしながら私の口を貪る。



私も恐る恐る涼子さんの腰に手を回す。



一回唇を離す。



涼子さんはものすごいトロンとしたいやらしい顔をして私を見つめる。



その顔を見て私もものすごく興奮する。






(私をこんないやらしい目で見てくれてる)






今度は私が舌を突き出す。



涼子さんは顔を近づけて私の舌を口に含むと、自分の舌を絡めながらゆっくりと前後に顔を動かし、私の舌を出したり入れたり。



いやらしい動き。






「ふぅふぅ」という息遣いに次第に甘い声が混じってくる。






私は右腕を腰に回したまま、左手で涼子さんの胸や腰を撫で回した。



涼子さんも声を漏らし始めた。



嬉しい。






私は手をおへそ、腿、涼子さんのマンコへと這わせていく。



きれいに整えられたヘアを通って、割れ目に。



お湯で全身ずぶ濡れだけど、そこだけ明らかに違う質の体液で濡れていた。



涼子さんは私の敏感な胸の部分を的確に攻めてくる。



もう恥ずかしさを気にする余裕もなく、重ねた唇の隙間から声が漏れる。



涼子さんはゆっくりと手を止め、「あがろうか」と肩で息をしながら言った。






体をざっと拭き浴室を出ると涼子さんは私に襲い掛かるようにベッドに仰向けに押し倒した。



もう一回深いキスを楽しむ。



お互いの髪の毛をくしゃくしゃしながら激しいキス。



唇、歯の裏、くすぐったい所を的確に攻められる。






(キスってこんなに気持ちいいんだ・・・)






これだけで声が出ちゃう。



唇は繋がったまま、涼子さんがちょっと状態を起こす。



乳首同士が触れる。



びくっと体が跳ねた。



むにゅっと乳房同士が重なる。



唇を離す、「気持ちいい」と二人でハモる。



ちょっと笑う。






私の足の間に涼子さんが右足を滑り込ませる。



私の右足に涼子さんが跨がる形になる。



もう一回軽くチュッとキスをすると、涼子さんは首、胸の谷間、乳房とチュッチュとキスをしていく。



乳房を舐めて上がると、乳首の周りをクルクルと舐める。



もどかしくて「ううん」と声を上げて状態をくねらせる。



でも焦らされる。



右手で私の肩を押さえ、左手は下腹と腿をさらさらと擦られる。



舌が乳首に触れる。



背中に電気が走るような感覚。



腰がビクッと反応する。



先っぽと周り。



まるで自分で舐めているように的確に攻められる。






そのまま舌は乳房を下り、おへそ、腿の付け根、私のマンコへと進む。



割れ目に沿って優しく舐めていた舌がゆっくりと私の中に入ってくる。



舌は割れ目の中の突起を見つけると、そこを執拗に攻めてくる。



もう声が止まらない。



私は腰を突き出し、シーツをぎゅーっと掴みひたすら快感に耐えていた。



私はなんとか状態を起こし、涼子さんの背中から太ももを手繰り寄せる。



私に対して真横向きになっても涼子さんはクリへの舐め攻撃をやめない。






私がさらに足を引き上げると、意味を察したのか、私の顔の上に跨がってくれた。



私は跨がった両太ももに両手を回し抱き寄せる。



69の体勢。



涼子さんは私の顔の上にゆっくりと腰を下ろす。



私は恐る恐る舌を伸ばし、涼子さんの割れ目に舌を差し入れる。



にゅるっとして、ちょっと酸っぱいというかしょっぱいというか、異質の感覚が舌に走る。



明らかにお風呂のお湯とか、唾液とも違う、独特の体液。






小ぶりの小陰唇とその上にある突起を舌で感じる。



私は両手で割れ目を広げて、クリに吸い付いた。



涼子さんはビクンと反応すると、お返しとばかりに私のクリをチューっと吸う。



私は自分の声とは思えないような声を上げながら、さらに涼子さんのクリを吸う。



涼子さんもだんだん大きく声を上げ始める。



本当に幸せな気分。






にゅるっと涼子さんの指が入ってくるのを感じる。



痛くならないように程よく浅い場所とクリを挟むように指で刺激される。



同じように私もやってみる。



涼子さんはさっきよりも敏感に反応して声を上げる。



涼子さんに攻めてもらうと、涼子さんがどこを攻めて欲しいのかわかる。



私も無意識に自分が責めて欲しいところを攻めているので涼子さんにもそれがわかるんだろう。



涼子さんを気持ちよくしようと、自分が好きな場所を攻める。



それを感じて涼子さんは同じ場所を攻めてくる。



自分とエッチしているような、不思議な気分になりながら昇り詰めていく。






涼子さんは、またクリに吸い付きながら今度は親指を膣に入れてきた。



ブルブルと振動させる。



私も同じようにクリに吸い付き、膣に親指を入れる。



部屋の中にいやらしい声が響く。



涼子さんはキューっとクリを吸いながら舌で転がす。



親指を膣に入れたまま、お尻の穴を薬指で刺激し始めた。



愛液でヌルヌルなので、つぷっと指が入るのがわかる。



これはさすがに気持ち悪い。






「んあぁ」と声が出てしまう。






私も同じように薬指でお尻の穴を刺激する。






「美枝ちゃん・・・」






涼子さんが蕩けそうな声を上げる。



ゆっくりと薬指に力を入れると、お尻の穴に指が滑り込む。



ガクンと一回腰を揺らす涼子さん。



さらにクリを吸う。



涼子さんは膣の親指とお尻の穴の薬指で摘むようにコリコリと擦り合わせる。



ビリビリと電気を流されているような感覚が背中に走る。



初めての感覚に「ふあああ」と声を上げる。



クリイキしそうな感覚に、お尻の気持ち悪い感覚が重なって、快感が増幅される。






私も夢中で涼子さんに同じことをする。



ツボに入らないのか、「んんん」ともどかしそうな声を上げ腰をくねらせる。



涼子さんは手を止め、もう一度正常位の体勢に戻ると激しくキスをし、「一緒にイこう」と囁き、激しくお互いの膣に指を入れ親指でクリを刺激し始める。



部屋に二人のエッチな声が響く。



スマホで録音しておけばよかったなぁと思いながら行為を続ける。



それから間もなくして、二人で同時にイッた。



ツボがわかってる女同士じゃないとあり得ない満足感。






涼子さんの腕枕で、まるで彼氏と彼女のように添い寝する。



涼子さんは残った水割りをキュッと飲むと・・・。






「私、本当に変態さんだから、色々無茶言うよ。お付き合いは無理だと思うよ。ときどき遊ぶくらいにしよ」






私の顔を見つめて言った。



私はフルフルと頭を振った。






涼子さんは困った顔をすると、「じゃぁさ。『私に初めてを頂戴』って言ったらくれるくらい好き?」と聞いてきた。






私がギョッとしていると、涼子さんは「んふふ」っと笑った。



私も残ったリンゴのお酒を一気に飲んで、涼子さんの腕枕で久しぶりにぐっすり寝た。






朝起きて、シングルベッドの片方だけシーツがぐしゃぐしゃになってるのが妙に恥ずかしくて、まったく使用感のない(というか使ってない)ベッドのシーツをくしゃくしゃにした。



涼子さんはその姿を見て、「美枝ちゃん可愛いなぁ」と笑った。






ホテルを出て別れるとき、涼子さんは、「来週一週間。私は出張でジョギングに行けないから、昨夜の話、OKなら金曜日の夜。二時にお家を抜け出して来て」と言ってくれた。



もちろん私はOK。



計画立てないと・・・。