
北海道で風俗デリヘルを頼んだら
ガチの超熟女で
120%のババアだったんだよね
でも俺はババアをチョイしたわけじゃない
デリヘルのHP見て
18歳を発見!
18歳ってことはアンタ平成生まれですよ
これはヤバイって思った瞬間に
俺の指はデリヘルへとダイヤルしていた
そのスピードたるや
何かこう神がかった物を感じて
俺は胸がじぃんと熱くなるのを
こらえ切れなかったね
目頭を押さえながら
その18歳の風俗嬢を呼んだわけですよ
で、来たわけですよ
で、ババア成分120%の
超熟女な訳ですよ
おいおい地雷風俗店か?
どうにもこれはいけすかねえなあと思ったんで
一応年聞いてみたんだよ
「あの、18歳ですよね?」
「そうですよ」
声がね、もうしわがれてるの
スナックのママみたいな声で
ババアの声な訳よ
ほらアレ大抵ハスキーボイスでしょ?
あんな感じよまさに
チェンジしようと思ったんだけど
「できません」っつーの
しわがれハスキーで
低音の魅力で言うもんだから
俺も何か言い返せなくて、
でも実際チェンジってできるもんでしょ?
何考えてんの?って思って
とりあえず食い下がってみた
「いや、できないって
普通できますよね」
「いえ、うちは高級な店なので」
高級な風俗店で出てきのが
自称18歳の高級なババア
でも、どうみても時価600円なんだよそいつ
あとどうみても五十路オーバーの高齢者
若く見積もって53歳
ただセーラー服のコスプレで
来た事には思わず感服した
この熟女はどれだけの勇気を振り絞ってと
老体に鞭打ってわざわざ
降臨召されてるわけですよ。とりあえず泣いた
ひとしきり泣いてから
チェンジできねえか食い下がったけど断固
「駄目」っつうの
「駄目」ってなんだよ。
だんだん腹立ってきて
つうかババアのセーラー服にも腹立ってきて
何で着てるの?って尋ねたら
「学校帰りだから」って言うの
もうむちゃくちゃ言うなあんた!
ってキレてやりたい
そしてノーマネーで終了したかった
でも、目が怖いの
何か、目の前でガゼルが
ヒンズースクワットしてるのを観てる虎の目
俺がガゼル。ババアが虎
鋭い。超鋭い。絶対触れるものみな傷つける
意を決して
「50歳過ぎてますよね?」
って聞いてみた
ややあって
「18だっつってんだろ」
って。切れちゃったデリヘル嬢
そんな感じのやり取りを続けると
俺も訳わかんなくなってきたんだ
俺があいつであいつが俺で
さびしんぼう
俺が18歳でババアが53歳で
俺がババアで18歳が53歳
訳がわからなくなってきた
俺は状況を整理しようと
いったん落ち着くことにした
煙草に火をつける。むせる
煙草なんて吸えないからな!
でも18歳のデリヘル嬢にかっこつけようと思って
自販で買ってきた煙草。涙が出てきた
そしたら、ババアが
俺の煙草取って勝手に吸ってんの
もう、何か腹立って腹たってしょうがないの。
「お前18歳だろ?
未成年が煙草すっちゃ駄目じゃねえの」
って皮肉ってやった
江戸っ子だからね!
つっても本当は道民だけど
「不良だもん!」
ハスキーボイス
超低い超テナー超ベース
超怖い目が目が怖い
なんだこの自称18歳のババアは!
先刻からずっと溜まってた
性欲はいつの間にか消えてた
それより怒りゲージがかなり定規とか
使って連打しまくって溜まってきた
そういえば、高橋名人って今何やってんの?
まだスイカを16連打で割れるの?
っていうかアイツの職業何?連打師?
ババアアが3本目の
煙草をくゆらし始めた。俺は1本目
っていうか物凄い沈黙
あれだ、あんま仲良くない
バイトの後輩との休憩時間
休みの人か何してんすか?
サーセンwww
先輩友達いなかったですもんねww
的な。一方的になんか俺が悪い感じ
いい加減帰ってもらおうと思って
「あの、もうわかったんで
帰ってもらえませんか?」
って言ったら「えー、Hしないの?」
って。最初地鳴りかと思ったもん、低すぎて
とりあえずキレそうになったので
こらえてつかあさいこらえてつかあさい
と自分にしこたまいい聞かせた
しこたまって何かエロイワード
「もう良いんで。帰ってください」
「でも、料金はもらいますから」
俺は切れた。
「おい、てめえさっきから何なんだ?
18歳じゃねえだろお前!
よしんば18だったとしてもお前は色々最悪だ!」
大体こんな感じのことを言ってやったよ
俺だって言うときゃいうんだぜ
言わないときには言わないんだぜ
言わないことのが多いんだぜ
そんなわけで射精時よりもすっきりした
さて、恐怖に歪む地雷ババアの
顔を拝んでやろう
拝み奉ってやろうと見やるとすげえ形相
ちょっと変な声出たからね。イヒャウ的なやつが
「座れコラァ」
ババアが地鳴る
ちょっと、今日地鳴り過ぎじゃないですか?
「はよ座れやワレゴルァ」
怖い怖い怖い。超怖い。超ホーリーランド
俺は正座した。すげえ綺麗な正座
滅茶苦茶線対称。ババアが続ける
「お前のう、なめとんのか」
お前のうwwwお前のうwww
って極道の妻ワードが脳内をよぎる
「いえ、なめてはいません。ただ」
「何じゃ!!」
凄いでかい声で地鳴られた
またイヒギィッー的な変な声が漏れた
「ええと、18歳だと偽ってですね」
「18じゃワレがァァァァ!」
凄い剣幕で、もう正直漏れそう
アレが。っていうか18年じゃ
ここまでしわがれねえよあんたの声
しかし、疑問を感じえずにはいられない
盗人猛々しいとはまさにこのことである
ババアは18歳であると偽った
そして何もしなかった
っていうかできないでしょう
で、金はもらう
これはおかしい。俺も男だ
もやし男だが。言う時は言うんだ!俺は意を決した。
「あんたが18歳だというなら、証拠を見せてくれ」
よっしゃ!言うたった!これでわいの勝ちじゃ!
どんなもんじゃーい!
ほらほら、うろたえろババア!
心停止しろ!爪はがれろ!
俺は勝利を確信した
勝利を確信したとき、羽生名人は
駒を盤にぐりぐりと押し付けるらしい
俺もぐりぐりと一物を地面に押し付けたかった
が、届かなかった。届かない君との距離
数センチの空白
ふとババアをみると、
バッグをあさっている。はは、どうした老いぼれが
この期に及んでまだ何か言うつもりか
さあ、さっさと還るんだな!
母なる大地に!そうじゃないなら息子夫婦の家で隠居でもしてろ!
ひがなミカンでも食ってろ!
地雷風俗ババアは俺にカードのような、
定期入れのようなものを突き出した
学生証だった。
ババアの顔写真。隣に、おそらく在学中なのだろう
高校名が記載されていて、
そしてその上に氏名と生年月日。
平成1年8月4日、と。忘れもしない。18歳であった。
俺は深呼吸した
そして、両手を均等な位置に配置した
正座した状態で、頭を地面に擦り付けた
「ごめんなさい」
俺はもはや男泣き寸前
涙腺決壊フラグ。
ババアの勝ち誇った声
だが、いつだってクールな判断が明暗を分かつ。俺はもう一度確認させてもらった。写真が、何か厚いのだ。
ババアが煙草をすい始めた。俺は思い切って写真をはがす。
緊張の一瞬だ。池谷が26段飛んだときでもこんな緊張しなかった。
別の女生徒の顔。
ダウト一億!キノコGJ!俺はぶち切れたね。
そのぶち切れ方たるや他の追随を許さなかったね。
俺は詰問した。おいお前と。おい俺の筋肉と。
こんなもんで騙そうってのかい?おいどうなんだいッと。
ババアは何かゴブリンみたいな声で「すいませんでした…」って急に謝る。
何か、それ見てたら実家の事思い出した。
母ちゃん元気でやってるかなぁ。去年ばあちゃん★んで、ふさぎこんでないだろうか。
それに比べてお前は何て最悪なババアだ!
ババアの風上にも置けないけど
風下に置いたら飛んでくぜ!ってぐらい最悪だなお前は。
お前はアレだな、酸素吸って二酸化炭素吐く機だな
全く。害悪だ。忌々しいぜ!
俺はババアになおも詰問する。
「金は払わなくていいんだよな?」
「…」
「払わせるの?」
「…いえ」
もう正直勝ったと思った。
俺は、ははんと笑って
煙草に火をつけヤベッ吸えなかった俺!
だが、もううろたえないぜ。俺は落ち着いてふかした。むせた。が、気にしない。
さあ、これで俺はこのババアに
帰ってもらえば終了だ。
明日は月曜でちょっと憂鬱だがそんなの気にしない。フリーター万歳。
俺レベルのフリーターになるともう余裕。月曜とか余裕。未来のこと考えるほうが怖い。★にたくなるから。
アレ?ババア、どこに電話してんの?
ババアが電話に向かって叫ぶ。
「早く来てください!」
俺は身動きが取れなかった。え?え?え?
ババアがニタリと笑う。あのちょっと、目怖いですよ!
って言うかむしろ口怖い!
口紅すげぇ赤い!血みたい!怖い!
俺は質問した。「…どこにかけたの?」ババアはゴブる。「事☆務☆所」
事務所。事務所と聞いて想像するもの
芸能プロダクション。工事現場。★。★?★!
俺リアル涙目wwww
ババア狂喜乱舞www
ババアは「もうすぐ怖いお兄ちゃん来るからね…」
とまるでもうすぐ夕飯の支度できるからね、みたいに言う。
俺はマジで恐ろしくなった。どうすることもできない。
どうしようもない。この時は流石に血の気が引いたね。
18歳の子が来ると思ってドアを開けたら
このババアが立ってたときよりも血の気が引いた。
そういうわけで俺はとりあえず警察に通報しようと思った。
が、脳裏によぎった18歳・デリヘルという設定が携帯に延びた俺の手を止めた。
マズイ。非常にマズイ。それはバレてはいけない。
今冷静に考えると、このババアは50過ぎなのであって、
普通に合法なことを俺はしていたわけだから(というかむしろしてないわけだから)通報してもよかった。
だが、そこまで思考が働くほど俺の頭はスムーズに働かない。ガクブル。
通報はしなかった。警察沙汰になるほうが★より楽なのに!
っていうか警察沙汰にはならないのに!
この、人間に換算すると50過ぎのババアが俺の人生を終結させるのか。
俺はマジ泣きしそうになった。
ヤマンバに食われる小坊主の気持ちがよくわかった。ヤマンバに食われる小坊主の話は聞いたことないが。
もうアレだ、マジで人がプレッシャーになると笑えてくるらしい。
俺はだんだんおかしくなってきたからね。
何かババアのしわの多さが物凄い面白くなっちゃったからね。「皺多いなお前」って言ったからね。口に出して。
チャイムが鳴った。
ババアが物凄い加速で家の廊下をライン取りしドアに駆けつけた。
もうね、シューマッハ。すごいコーナリング。猛スピードでババアは。
ドアを開ける。俺は恐る恐る部屋から出て、玄関をそっとのぞく。すると、長身で眼鏡をかけたイケメンが立っていた。
おいおい、こんな優男が俺をボコろうってのk…目怖い!眼光が物凄い鋭い。事件を解決したうさ美ちゃんくらい。
その長身は俺のほうに近づいてくる。もう駄目だ。距離が縮まる。後一歩だ。
その長身が俺の前に立つ。
「申し訳ございませんでした」
何?それはこれから殴ることを先取りして謝ってるわけか?
もういいから一思いにやってくれと念じたが、長身は心底申し訳なさそうな顔で俺に謝る。
「え?あの…」
「うちの○○がご迷惑をかけました
今すぐ連れて帰りますから」
ババアが咆哮する。「おい、話が違ぇぞ!!」
長身はババアに向き直り
「またあなたですか
もういい加減にクビにしますよ」
と鋭く言い放つ。ババアだんまり。
「あの、説明してくれませんか?」
俺は長身に問いかける
まず、俺が血祭りになることが避けられたのか、それだけでも知りたかった。
「ええ、この○○ですけど、淑女好きのために配置してるんですが…」
長身の話をまとめるとこうなる。
ババアは「淑女好き」という神聖なるフェティシズムのために降臨したゴブリンであった。
だが、彼女を選ぶものは誰一人としていない。やがて彼女は電話番にまわされるようになった。
あとは言わずもがなだろう。
ババアは適当な客を見繕って
店側に指名があったことを隠して
度々出向くようになったそうだ。
だが、そんなことがまかり通るはずもなく
キチガイババアのせいで
店の評価は今下がりつつある、と。
長身は疲れた声で「これでもう20回目くらいですよ」といった。
長身は俺にサービスクーポンを渡し、ババアを連れて帰っていった。
すまん熟女だった
今、俺の手元に数本の煙草と
クーポン券3枚が残っている
そして、俺は確信したね
もう二度と北海道でデリヘルは呼ばないww
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