以前、地方病院で一緒に仕事をしていた看護婦さんを診察した時の体験を話してみたいと思います。






全くの見ず知らずの女性を診察する場合、下半身が変化する事は滅多にありませんが、顔見知りの場合は別です。



特に、普段同じ病棟で働いている看護婦さんの場合は特別です。



看護婦の仕事は皆さんが想像している以上に激務です。



したがって、結構同じ病院で仕事をしている看護婦を診察するケースはちょくちょくあります。



本当にこういう時は、医者の役得と感じます。



一度、私が当直の時に、内科病棟の夜勤の看護婦が具合が悪くなって診察した事があります。



看護婦も、普段顔を突き合わせている医師に診察してもらうのは恥ずかしい事だと思います。



健康診断での恥ずかしさの比ではないと思います。






普段話すだけでもこちらがドキドキしてしまう、確か当時24歳だったと思いますが、色白の可愛い看護婦でした。



高熱を出し、普段の笑顔が消えており、先輩の看護婦から「当直医に診てもらいなさい」と勧められているのを耳にした時は、一瞬ラッキーと天にも昇るような胸の高鳴りを覚えたのを今でもしっかりと記憶しています。






当時の病棟の詰所は狭く、診察出来るスペースは無いため、詰所のすぐそばにある医師の当直室で診察しました。



看護婦の方は具合が悪いため、恥ずかしいとか言っている場合ではなっかったと思いますが、私の方はドキドキしながらも、表面上は比較的冷静に対応できたと思っています。



当直室は6畳ほどの畳の部屋で、布団が隅に無造作に畳まれれていたのを覚えています。



医者と看護婦が畳の部屋の当直室というやや薄暗い密室で一対一。



ほとんど会話を交わさずに向かい合っている状況は、後になって思い出すと、非常にエロチックで、危険なシーンとして思い起こされます。



そんな状況で診察をするわけですから、どんな医者でも興奮しないわけがないと思います。



しかしながら、その場では胸の高鳴りを感じながら、顔は普段通りの冷静さを装って応対するわけです。








この時の診察の状況を克明に記述してみる事にします。



まず、顔を正面視し、両手を目の両側のこめかみの部分に当てます。



そのまま親指を下眼瞼にずらし、下眼瞼を下ろしながら、眼球結膜に黄疸、貧血がないかどうかよく観察。



その後、後頭部および前頚部から肩の辺りまで、リンパ腺が腫れていないか念入りに両手で幾分揉むような感じで触診。






喉の奥を診た後、「聴診しますから胸を見せてください」とやや押し★した声で告げました。






すると彼女は職業意識からか、恥ずかしい素振りを見せることなくさっと白衣をおろして、下着もおろし、さらに手際よくブラも外し、上半身スッポンポンになりました。



決して上半身スッポンポンになってくださいとこちらからお願いしたわけではありませんでした。



そこは、さすがに看護婦です。






次に、両手を左右に大きく広げてもらい、脇の下に両手を潜りこませ、腋窩リンパ節が腫れていないかどうか念入りに調べました。



この時、よく若い患者さんの場合、こそばゆさのあまり吹き出しそうになるのを必★に堪えながら、結局最後は笑い出してしまう事がよくありますが、この時は具合が悪いためか、吹き出す事はありませんでした。



大概こういう場合、脇の下は汗をかいており、汗が両手にじっとりとつくものです。



次にお乳の周辺を念入りに聴診。



ピンク色の乳首が印象的でした。






普段の外来診察の時と違い、念入りにしっかりと聴診したように思います。



顔見知りのうら若き看護婦さんが目の前で、上半身スッポンポン姿になっている場面を想像してください。



もうこの時は、下の方は最高潮に膨らんでしまってびんびん状態です。



幸い羽織るスタイルの白衣を着ているため、相手に悟られずにすみましたが、これが、ケーシースタイルの白衣でしたら、下腹部のもっこりは隠しようがありませんでした。






次に、後ろ向きになるように指示し、背中の聴診を行います。



痩せているため、一列にくっきりと飛び出した背骨が妙に色っぽく感じたものです。



普段の外来では打診などした事がないのに、なぜかこの時は念入りに行いました。






続いて、冷静さを装いながら、「腹部を診ますから、お腹を出して仰向けになってください」と指示しました。



(実はもうこの時は胸の鼓動は最高潮に達していました)






すると、次にこちらが思っていなかった出来事が目の前に繰り広げられたのでした。






セパレートタイプの普通の服装の患者さんの外来診察では、まず起きない光景が目の前に展開されたのです。



白衣がするすると下に落ち、その直後に目眩を起こしそうな程の白い素肌が眼前に現われたのです。






彼女は、目の前で白衣を全部脱いだのです。



それも躊躇する事なく、さっとこの行動をとったものでしたから、私はなぜ彼女が白衣を全部脱いだのか一瞬理解できませんでした。



実は、ワンピースの白衣の場合、腹部を露出するためには白衣を全部脱ぐか、全部捲りあげるしかなかったのです。



私はこの時まで、全くこの事に気付いていませんでした。



目の前には、上半身スッポンポン姿に加え、白いパンティの上に腰までの白いパンティストッキングだけを身にまとった看護婦さんが仰向けに寝ているのですから、この時の私の動揺をどう表現したらよいのか理解していただけるでしょうか。






私はすぐ我を取り戻し、驚いた素振りを見狭いと必★に冷静さを装い、お腹の診察に移りました。



しげしげと全身を私に見つめられているせいか、彼女は顔を真っ赤にしながら、恥ずかしさからか、或いは緊張のためからか、診察の為と諦めてじっと唇を噛んで耐えながら、全身を硬直させているのが手に取るように分かりました。



普段はお年寄りを診察しているため、ざらざらした皮膚の感触になれているので、この時のサラッとしたお腹の瑞々しい皮膚の感触に、思わず体がぞくっと逆立つのを感じました。






このままぎゅっと彼女を抱き締めてしまいたい衝動に駆られるのをぐっと抑え、聴診の後、両手でお腹を隈なく撫でながら、肝臓が腫れていないか、脾臓が腫れていないか、腎臓周囲に圧痛がないか、或いは、お腹のどこかに圧痛がないかと、かかなり念入りに検査しました。






すると、腎臓の後ろの部分に圧痛が認められ、どうやら急性腎盂腎炎による高熱である事が疑われました。



その事を本人に告げながら、次に無造作にくいっと両手で白いパンティの両側を持ち、陰毛が上部4分の1くらい露出する程度にパンティをすっと下げました。



両鼡径部のリンパ節の腫張がないかどうか調べるためです。






白いパンティの前の部分をちょこんと持ち上げ、陰毛の観察です。



さらっとした髪の毛のような、多くもなく少なくもない逆三角形の陰毛に神秘的な感動を覚えたものです。



医師にとって、普段の外来でも陰毛の観察は非常に大事です。



普段の外来では、同様の診察をする事はちょくちょくあるのですが、ほとんどなにも感じず無機質的な感覚なのですが、この時ばかりは、いつも仕事上接している若い看護婦さんが目の前で裸身を晒しているのですから、興奮しない方がおかしいです。






普段の診察であれば、その後スットキングを下げてもらい、発疹がないかどうか、下腿部に浮腫がないかどうか押しながら観察します。



しかしさすがにこの時は、下半身は腰からパンティストッキングが剥き出しの状態ですので、そのままスットキングの上から、下腿部に浮腫がないかどうか軽く押して観察しました。






診察を始めてからどのくらいの時間が経過したのかは分かりません。



あっという間の短い時間だったように記憶していますが、実際には普段の外来診察以上に丁寧に診察したため、看護婦さんにとっては反対にかなり長い時間に感じられた事と思います。



急性腎盂腎炎と診断し、抗生物質を処方し、2、3日は勤務を休むように指示したのですが、2日後には勤務に戻って働いていました。



通常の患者さんの場合、急性腎盂腎炎と診断した時は外来で治療する場合もありますが、原則として入院してもらい、抗生物質の点滴を4日間位行います。



人によっては、もっと長く点滴しないといけないケースもあります。






その後も、この看護婦さんとは病棟で、お互い何事もなかったかの様にこれまで通り接しています。



顔を合わせるたび、この時の出来事は鮮明に思い出されるのですが、時が経過するにつれ、私の中で興奮の度合いが強まっていくように感じます。