そして、しばらく何か躊躇っていたようだったが、やがて里美は手を自分の股間に伸ばし、何やら腕をもぞもぞと動かし始めた。
背を向けていたので最初は彼女が何をしているのかよく分からなかったが、やがて鈍い俺も、(あ、自分で弄ってるんだ・・・)ということに気がついた。
やはり自分でするのは他人に見せたくないらしい。
だがそれは当時の俺にもなんとなくわかった。
大人になった今でも、目の前でオナニーしろと言われたら、そういう趣味の人以外は男女共に抵抗があるだろう。
そして、どうやら俺がやるよりも、自分の方が快楽のツボが分かっているらしく(すでに里美はオナニー経験者だったのには間違いない)、その間にも里美は「あ・・・」「ん・・・」などと、抑え気味ながらも悩ましげな声を漏らしていた。
そんな声を目の前で出された日にはたまらないし、何よりも、(うわ、里美が自分でマンコ弄ってる)という事実を言語化して、頭の中で反芻すればするほど興奮した。
俺は自分の中の、一度はキュンと落ちたリビドーが蘇りつつあり、再び股間にどんどん血が通ってくるのがわかった。
そんな時、ふと里美が一旦手を休め、首だけまわして俺の方を振り向いた。
たぶん少しの間、背を向けていたので、背後で俺が何をしているかちょっと気になったのだろう。
俺は慌てて再びガチガチになったチンコを手で覆い隠したので、里美は不信な表情になった。
「・・・なんで(今さら)隠してるの?」
「・・・」
里美の声を聞いて勃起したなんてバレるのは、これもまた相当に恥ずかしい。
「あ、もしかして?」
里美はそう言うと、ちょっと慌てたような、そして怒ったような表情で、俺の腕を取ると、無理やりガードした手をはがそうとした。
「おい!」
「・・・あのさ、また大きくなっちゃったんでしょ?」
「なってねえよ」
「じゃあなんで隠すの?」
などとやりあったが、結局、抵抗しても無駄で、見られてしまった。
「・・・あ、やっぱり・・・」
里美は俺の再び元気になったチンコを見て、呆れたように言った。
「・・・だってよ。仕方ねえし」
仕方ねえし・・・という俺の言葉に、里美も自分の自慰行為と、そこから漏れる声が原因だと察したらしく、「ホントにKってスケベだね」と、怒ってはいなくとも、複雑そうな笑い顔で言った。
「男って割とすぐに大きくなっちゃうもんなんだ・・・でも別に、いつも必★になって隠さなくてもいいのに・・・」
そして里美は、指で俺の勃起したチンコに軽く指を触れると、「可愛い」と言って笑った。
「やめろよ」
「だって可愛いんだもん」
そう言うと、里美は調子に乗って、チンコを指で連打してきた。
すでに俺を一度射精させたという強みもあり、こうなると、また主導権は里美のものに戻りつつある。
その時だった。
珍しく俺の頭に天啓が訪れ、次の瞬間、ほとんど無意識に口が動いた。
「・・・あのさ、もう1回、さっきのやらねえ?」
もちろん、それはシックスナインのことである。
里美は最初、虚を突かれた感じで、「え・・・」と言い、ちょっと考えていたが、特に断る理由もなかったのか、「・・・いいよ」と承諾してくれた。
「・・・でも、お風呂からはもう出ようよ。いいかげん湯冷めしちゃうし」
里美は言うと、さっさとシャワーを手に取り、体を流し始めた。
その後、俺たちはもう一度体を洗うと(ベトベトしたものがついてたので)、夏が近いとはいえ、すっかり体が冷え切っていたので、また2人で一緒に湯船に入った。
さすがにもう里美は身体を隠したりはしておらず、さらに、もう一度アレをするかと思うと俺は興奮して、その間、ずーっとチンコは勃起したまま里美の方を向けっぱなしだった。
里美は呆れたように、「・・・そんなに早くしたいの?」と言うと、湯の中の俺のチンコをまた突っつき、「興奮しすぎ・・・」と笑った。
俺としては、(今は好きなこと言ってろ、けど今度は俺が勝つ)・・・などという、訳のわからない誓いを内心で立てていた。
(何に勝つというんだか)
そして、2人で風呂場を出て身体を拭いていると、ふと衣類カゴの中の里美のパンツとスポーツブラが目に留まったので、俺がついしげしげと眺めていると、それに気づいた里美が、「何見てんの?!」と、驚くほど意外に強い調子で怒って、さっさと自分の腕の中に丸め込んでしまった。
裸を見られてるのに、脱いだ下着を見られるのが嫌だという理屈が、当時の俺にはさっぱり判らなかったが、とりあえず逆らうのはやめておいた。
里美は身体を拭き終わると、パンツだけを穿き、上半身はバスタオルを軽く体に巻いて、「こっち来て」と、俺を自分の部屋の方に手招きした。
俺は面倒くさいので自分の衣服を片手に全裸で里美について行ったが、よその家の中を全裸で歩くと言うのは、なんとも言えない冷え冷えとした緊張感があるものだった。
俺たちは里美の部屋に入ると、まず2人で彼女のベッドの上に横に並んで腰掛けた。
俺はこの時、何よりもこれからベッドの上で里美とエロいことをヤる・・・というシチュエーションに激しく興奮していた。
やはりエロ漫画でもエロビデオでも、こういうことをやる基本はベッドの上・・・ということが頭に刷り込まれていたからである。
(屋外プレイなども知識では知っていたが、当時はそんなことする奴の神経が信じられなかった)
けれど、先程まで風呂場でダダダダダと衝動と好奇心に任せて色々エロいことを連続してやってきたのに、こうやって一端流れが途切れると、少し気恥ずかしさが出てくるものだった。
俺も里美も、もう一度シックスナインをやると決めていたのはいたものの、どうも自分から「さあ、やるか」みたいな感じで仕掛けるのは照れがあり、なんとなく左右に並んで座ったままになっていた。
だが、それでも俺のチンコは相変わらずおっ立たせたままで、里美にはやたらそれが横目について気になるのか、彼女の方から緊張を解かんとばかりに、「えい」と言うと、おちゃらけた感じでチンコを突っついてきた。
「お前なー」
俺はお返しとばかりに里美の股間に手を伸ばすと、パンツの中に手を突っ込んでやった。
すると指先に茂みを感じて、すでに一度見たり触ったりしたものとはいえ、こうやって感触を味わうのは何か非常にエロチックで俺はたまらなくなった。
そして俺はそのまま里美をベッドに押し倒した・・・なんて書くと残念ながらウソになる。
むしろ俺がリアクションしてきたのをきっかけとばかりに、里美は自分で上半身に巻いたバスタオルを脇に置くと、乗っかかってきた俺を受け入れた感じだった。
俺たちはベッドの上で、俺が上になって重ね餅になって、互いの胸と胸がぴったりくっついていた。
里美の大きなおっぱいが俺の胸の下で柔らかく潰れて、この感触がまたたまらない。
一方、下半身方面では股間と股間が触れ合っていて、里美のまだパンツを穿いている股間部に、ギンギンの俺のチンコが押し付けられていた。
(・・・なんかこれ、セックスしてるみたいだな)
と、俺は思ったが、(じゃあ実行しちゃおう)・・・とはいかないあたりが、やはり子供の限界だった。
それどころかキスの一つもせず(ペッティングよりキスの方が恥ずかしかったし、そもそも発想の外だった)、とりあえず俺は目の前に広がる里美のおっぱいを弄ることにした。
里美は里美で股間が触れ合ってるのを意識しているせいか、何か顔が軽く上気しているようで、手を伸ばして自分のパンツの上の俺のチンコに触れ、「すっごくカチカチ・・・」と、恥ずかしそうに言った。
「何してんだよ?」
「Kだって、パンツにくっつけてるじゃん。興奮してるんでしょ。さっきよりもっと硬くなってるよ」
事実だった。
里美のパンツにチンコをくっつけているという状態は、まさに至福の時だった。
俺はこの期に及んでも、“本番”しようなどという考えは未だになかったが(やり方も判らなかったし)、けれど当然の帰結として、こうなればいっそ股間をナマとナマで触れ合わせたいと強く思った。
俺は手を伸ばして里美のパンツに手をかけると、無理やり下に下ろそうとした。
だが身体が密着していたために、なかなか上手くいかない。
「え、ちょっと・・・」と、里美は言ったが、すでに今さらだと思ったのか、あまり強くは止めては来ず、少し苦戦しながらも俺は脱がすことに成功した。
俺はすかさず露わになった里美の股間のワレメの表面に、チンコをピタリと乗せた。
その俺の行動があまりに素早く、そして目的がわかりやすかったせいか、里美は苦笑いして、「パンツが邪魔だったんだ・・・スケベ・・・」と呆れていた。
密着している股間部を見ると、俺のチンコは浅く横向きに里美のワレメに咥え込まれている感じで、無毛の俺の股間と、毛のある里美の股間の違いが、大人と子供の差を現しているようだった。
「なんか生温かい・・・」
「・・・いいじゃん」
「そんなにくっつけたかったの?」
「まあ・・・」
「あ、素直だ。超珍しい」
里美は笑った。
股間と股間の触れ合いはパンツ越しでも興奮したが、やはり生同士の感触は素晴らしく、俺は思い切り里美のワレメにチンコを擦り付けてしまった。
「超エローい・・・」
里美はあくまで股間と股間をくっつけたいという俺のエロ心に呆れているだけで、セックスの知識がありながら、(俺に無理やり挿入されるかも・・・)などと警戒するような様子は、この時点でもなかった。
それは付き合いの長さがからくる信頼か、もしそうなっても、いざという時は抵抗できると思ったのか、そのどちらかだったのだろう。
けれども元来勝気な里美は、先ほどから俺が先手先手で色んなことをしてくるのに、ちょっと不満だったらしく、「えいえい」と、ふざけた調子で言いながら、下から股間部を突き上げてきた。
俺は里美のその行為に興奮しつつも、冷静な部分で(ますますセックスっぽいな)と思ったが、やはり実行しようとは思わず、これだけで充分気持ちが良かったので、その先に進もうと思わなかった。
里美はすばらしい腰のバネを使い、大人になりかかった股間で俺の子供チンコを飲み込まんばかりに激しく下から突き上げてきた。
お互いに先走り汁(?)を漏らしているせいか、やたら滑りもいい。
俺としてはこのままコレを続けてもよかったのだが、里美がおそらく恍惚になりかかった俺の顔つきを見て急に冷静になったらしく、「・・・ねえ、そういえばシックス・・・アレじゃなかったの?」と言ってきて、それで俺は本来の目的を思い出した。
このまま続けていれば、やがて挿入に及んでセックスに突入・・・は、お互いにやり方が判らなかったのと、それだけは何か抵抗があったので、結局やらなかったと思う。
だが下手をすると、このまま擦り合わせたまま、里美の下からの突き上げに耐えられずに、俺が暴発してしまった可能性があったので、ここでやめたのは恥をかかずに済んで正解だった。
「ねえ、このまま続けてたら出ちゃいそうだったんじゃない?」
里美はまるで俺の心の中を読んだかのようにからかってきた。
俺が「いや・・・」と短く否定すると、里美は「本当?顔がなんかやばい感じだったよ」と言って笑った。
実際に今すぐにイキそうというほどでもなかったが、あのままやられていたら結局は時間の問題だっただろう。
俺としては今、里美の股間から受けた刺激から回復するためのインターバルを取りたかったので、すぐにシックスナインの姿勢にはならず、なんやかんや里美のおっぱいだの乳首だのを弄ったりして、彼女をからかって時間を稼せごうとした。
だが、当時の俺にはたいした時間稼ぎの話術や知識などなかったため、結局大した間も取れずに、なし崩し的に再び2人で(横寝スタイルの)シックスナインの姿勢になった。
すると今度はその体勢になった途端、里美は何の躊躇いもなく、いきなり俺のチンコを咥えてきた。
(早っ)
女の子は最初は恥じらいだの躊躇いがあっても、一度実践してしまうと、次からはもうまったく躊躇しないものらしい。
里美はまるで彼氏と日常的に前戯をこなしてる大人の女のように、こんなことは手馴ているとばかりに、さも当たり前のごとくフェラを始めたのである。
後手にまわった俺は、慌てて負けるものかとばかりに、里美の股間に舌と指を伸ばした。
里美の股間部は、さっきの俺との股間の密着行為が多少は効いたせいか、まるで漏れた水道のごとくだった。
(・・・やっぱ、こっちの奥の穴も触った方がいいのかな。でも舐めるのはなんか嫌だよな)
などと里美がガチンコで二度もフェラチオしてくれているのにも関わらず俺は勝手なことを考えていたが、そこで思いついた妥協案として、舌では上のワレメ、そして奥の穴は指で弄ることにした。
「あ・・・」
奥の穴を指で適当に優しく撫でると、里美の反応が先程より良くなったので、(あ、やっぱり女はこっちの穴の方が気持ちいいのか)と理解できた。
(それでも当時の俺は最後まで上のワレメの方が好きだったが・・・)
思えば子供の慣れというものはすごいもので、今や俺も里美も異性の性器を舌や唇を使って舐めるなんて(子供にとっては)異常な行動を、ごく当たり前のように行なっていた。
俺も一度目のシックスナインの時はかなり抵抗があったのがウソのように里美の股間を舐めることが楽しくて仕方がなかった。
(やはり可愛い声をあげて反応するのが一番良かった)
一方、里美のフェラだが、まったくの素人の子供の俺でも、さっきより彼女の亀頭を咥えて唇でしごくテクニックと、指の使い方のコンビネーションが、かなり上達していることがはっきり分かった。
里美が俺のサオを指で上下させつつ、口の中で彼女の舌がチロチロと動かすたびに、思わず声が出そうになった。
「・・・さっきよりいい感じ?」
里美が自分の研鑽の成果を聞いてきたので、つい素直に、「・・・まあ」と答えると・・・。
「・・・Kのが小さいからやりやすいみたい」
「・・・嬉しくねえよ、それ」
「でも、もっと大きいとやりたくないかも。何か辛そうだし」
「Nのとか、フェラチオしたらキツそう?」
「・・・そういうこと言わないでよ」
里美はちょっと怒ったように言った。
こんなことをしつつも、そういう品の無いことを言われたくないのは女心のようだった。
そして反撃と当て擦りのつもりか、「Kも由美子にこういうのして欲しいって思ってるんでしょ?」と、からかうように言ってきた。
「・・・んなことねえよ」
口ではそう言ったが、女と違って男は単純かつ無節操であり、もちろん本音は思い切り『YES』だった。
瞬間、脳内変換で里美の顔と体が由美子になり、今、由美子とエロいことをしている自分の姿を妄想してしまった。
もし今、フェラしてくれてるのが由美子だったらとか、目の前のワレメが由美子のツルツルのワレメだったらとか脳内変換すると、また新しい興奮が身を包むのを実感した。
「・・・なんかさっきより元気になってない?」
相変わらず里美の勘は鋭い。
正直、硬さは復活したとはいえ、すでに一発出してる分、さっきよりはテンションがわずかに落ちていたのだが、これで完全に復活した。
(由美子とシックスナイン・・・うわ、超してみてぇ)
この時、仮に由美子が相手でも、俺は喜んで由美子の股間に顔を埋めてワレメを舐めただろうし、由美子がフェラしてくれた日には、里美の時と同じか、もっと早く由美子の口に出してしまっただろう。
(・・・だけど由美子って恥ずかしがって、そう簡単に裸になりそうにないよな。まして口でするなんて絶対ありえないよな。でも、もししてくれるなら、ゆっくり優しくやってくれそうだな・・・)
里美とこんなことをしている最中であるのに、別の妄想が頭をもたげてくるのだから、男という生き物は子供の頃から凄いものだと思う。
つまり男は女の思っている軽く100倍は助平だということだ。
その時、里美に口で奉仕されている俺のチンコに別の刺激が走り、俺は妄想から現実に引き戻された。
(ん・・・?なんか挟まれてるぞ。やわらけえ)
無理な体勢ながら、なんとか自分の下半身が何をされているか見ると、里美は小学生にしては豊かなおっぱいを使って、俺のチンコを挟みながらフェラを続けていたのだ。
(あ、これ、なんて言うんだっけ・・・)
咄嗟に名称が出てこなかったが、やはりエロマンガで見たことのあるプレイの一つを里美がしていることは分かった。
・・・正直、感動した。
こればかりはクラスの女子たちの中でも、里美とその他1人2人程度しかできない芸当だろう。
もちろんペタン子の由美子では絶対無理だ。
まさかさっきのことで、『これは由美子には出来ないでしょ』と張り合ったわけでもないだろうが・・・。
しかし、しばらく経って、「・・・難しい」と、里美は呟いた。
確かに里美がそれを、つまりパイズリを始めた途端、口の中のチンコへの刺激度が落ちた感じだったし、乳房にもあまり上手くチンコを挟めてない感じだった。
さすがに初心者には、おっぱいと口で同時に奉仕するテクニックは、本で読んだ程度で真似をするのは難しいらしい。
だが、これはむしろビジュアル面で興奮できた。
特に里美の乳首が、チンコのサオの部分に擦れる所など、クンニを中断して見入ってしまった。
だが里美は、また動きが止まった俺に特に文句を言わず、とにかく頭の中にある知識を、片っ端から試してみたいようだった。
しかし里美は結局、この体勢で続けるのを諦めたらしく、「・・・あのさ、上に乗っていい?」と俺に聞いてきた。
「上って?」と俺が聞くと、説明するよりも早いと判断したらしく、「仰向けになって」と里美は言うと、それに従った俺の上に身体の方向を逆さまにして乗ってきた。
(・・・あ、これ、別のシックスナインか)
というより、むしろこっちがスタンダートなやり方だろう。
俺も横向きより、ワレメが真上にある方が何かとやりやすそうだった。
だが上になった里美は、決してデブ型ではないが俺よりはるかに体格が良い。
(・・・重い。もし由美子なら軽かっただろうな)
などと、また俺が不誠実なことを考えていると、安定したマウントポジションを得た里美は、まずおっぱいをだけを使って俺のチンコを挟み、前後にしごいてみることから始めてきた。
(あ、気持ちいい)
だんだん余裕が出てきたのか・・・。
「Kのチンチン、あたしの胸にぜんぶ埋もれちゃう」
などと里美は俺をからかいつつ、パイズリを続けてくれた。
そんな感じでまた何分か続けていくうちに、パイズリとフェラを同時に行なうコツを少しずつ掴めてきたらしく、下半身への刺激と気持ちよさがどんどん増して行き、内心で(コイツすげえ・・・)と、俺は脱帽してしまった。
けれども、里美のテクニックが上達していくのにも関わらず、俺はただ無造作に上にあるワレメを舐めていただけで、後は申し訳程度に本陣を指で触っていただけだった。
すると里美は片方の腕を自分の股間に伸ばし始め、そして指を自分の膣部にあてがった。
(あ、こいつ、自分でもやり始めた)
里美は微弱な刺激しか与えてくれない俺に業を煮やしたのか、俺の下手くそな舌&指使いを補助するかのように、何度か自分の指を股間に伸ばして弄り出したのだ。
「・・・あ・・・あ・・・」
その途端、里美は気持ちのよさそうな声を漏らし出した。
もっと気持ちよくなりたい里美が自分の指で自分のワレメを刺激しているかと思うと、もちろん興奮した。
・・・だが、結局それなら俺は必要ないんじゃないかと、かなり情けない気持ちになってきた。
なので、里美が自分の指で弄った部分や、その動きを思い出してマネしたりして、自分なりに工夫してみたら少しは効果があったようだった。
横向きになっていた時はよく判らなかったが、奥のワレメの中には豆のようなものがあり、そこを触るといい反応があると発見したのもこの時だった。
「あ・・・あ・・・んっ・・・あ・・・ん・・・」
「あ、やっぱここがいいのか?」
「・・・」
里美は恥ずかしがって答えなかったが、俺もようやく連続的に喘ぎ声を出させることに成功しつつあった。
が、やがて・・・やはりというべきか、またしても途中から俺の方だけが気持ちよくなりすぎで、気がつけばまたもや俺はマグロ状態に陥りつつあった。
俺がようやく左右のジャブを覚えだした程度でありながら、里美はパイズリという、とんでもない破壊力のアッパーを得たという感じで、俺はすでに一度出してしまってるハンデがあるとはいえ、これではやはり勝負にならない。
俺の動きが鈍くなってきたので、里美がこれは1回目と同じ状況だと察したのか、「・・・K、もう出そうなの?」と聞いてきた。
「いや・・・まだ・・・」と、俺は空意地で突っ張ったが、すでにかなりやばかった。
必★に里美を先にイカせようとしたが、里美は結構ヨガってくれるものの何かが足りないらしく、そこから先には行かなかった。
俺はなんとか出すまい出すまいと抵抗しつつ、大きく息を漏らし、思わず腰をよじらせると、里美は俺がもうやばいことに完全に気がついたらしい。
「・・・あのさ、別に我慢しなくてもいいよ」
「我慢してねえよ」
俺のこの期に及んでの空意地に、里美はちょっとムッとなったようで・・・。
「まーた素直じゃない・・・」
そう言うと里美はオッパイを使うのをやめて、チンコを刺激する手段を手と口だけに絞ってきた。
(これ、やべえ)
里美の唇がさっきよりもキツめに窄められたようで、俺の皮被りの亀頭を高速で上下に往復させ、亀頭の下の部分には指の輪っかをはめて、これも軽く上下にしごいてきた。
こうなると俺はもうクンニどころではない。
下手すると男の俺も声を漏らしそうになって慌てた。
やはり普通のフェラのみの方がやりやすいらしく、里美はさらに上下運動の速度を上げてきた。
里美は俺の限界を見切ったらしく、一旦口からチンコを出すと、「もう出ちゃうでしょ?そうならそう言って」と言った。
これは別にSっ気のある女のように挑発しているわけではなく、里美にしてみれば、さっきみたくいきなり出されるのは嫌だったのだと思う。
「・・・まだ」
里美が切羽詰った俺の言葉を信じたのかわからないが、黙って再び俺のチンコを咥えてきた。
が、そこまでが限界だった。
再び咥えられて、里美の舌先が亀頭に触れた途端、俺のチンコは限界を超えて、そのまま一気に里美の口の中に発射してしまった。
(出しちゃったよ・・・)
「・・・ぷ・・・っ・・・」
里美はいきなり俺に射精されて、喉の奥でむせていた。
そしてさっきの宣言どおり、今度は精液を飲んでくれず、そのまま自分の頭の近くにあったティッシュ箱から中身を何枚か取り、それに口から精液を吐き出した。
「・・・いきなり喉に来ちゃってさぁ・・・だから出るなら『出る』って言ってって・・・ゴホッ・・・てっ・・・コホ・・・」
軽く咳き込みながら、そのティッシュを丸め、俺にやや非難がましい口調で言った。
里美はまだ咳き込んでいる。
俺はさすがに申し訳ない気持ちになり、「・・・悪ぃ」と素直に謝った。
すると里美は、「・・・なんで意地張ってウソつくのかなー」と呆れたように言った。
もちろん、あっさり先に出したら恥ずかしいからだが、里美も俺と言う人間を知り尽くしているので、もちろんそれはわかって言ってる。
「でも男の子って最初のうちはすぐ射精しちゃうって聞いたことあるよ。だから仕方ないじゃん」
最初は俺を非難しているような感じだったが、後半から慰めているような口調になった。
「・・・でもさっきより上手くできたでしょ。またKの方が先だったね」
里美は達成感を込めつつ言ったが、また俺に先にイカれてしまい、やや不満そうではあった。
里美の股間も洪水のごとく濡れ方が激しくなっていたが、“イク”にはまだのようだった。
俺はなんだか悪いような気持ちになり、「そんじゃ俺、まだやるよ」と言って、俺は里実のワレメ弄りを再開した。
もちろん射精してテンションは落ちていたが、義務感がそれに勝った。
だが里美も俺だけに任せていては埒が明かないと思ったのか、先程と同じように、また自分の指を伸ばして俺の作業の援護をした。
(というより、はっきり言って俺は邪魔なだけだったと思う)
「・・・お前、やっぱ自分でもするのな」
「うるさい」
さすがに、『あんたが下手くそだから任せておけない』・・・なんてストレートなことは言わなかったが、内心ではやっぱりそう思っていただろう。
しかし、努力の甲斐があったのか、やがて里美のよがり声は、「あ・・・ん・・・あ・・・ん・・・あ・・・ん・・・あ・・・ん・・・」と、何か奇妙に規則正しくなってきて、どんどん速度を増していった。
俺が執拗にお豆を撫でていると、里美は「あ、だめ」と言って、俺の手を何度か払いのけようとした。
俺は思いっきり無知で馬鹿だったので、里美が本当に嫌がってやめさせようとしていると思い、「(さっきまで文句言わなかったのに)なんでだよ」と非難すると、里美は「・・・スケベ」とひと言だけ返事した。
これも当時は意味が判らなかった。
俺がめげずに再び弄ると、「・・・あのさ、あのさ、これ以上だと、もう、あたし・・・」と、里美は切羽詰った様子で言った。
これまた馬鹿な俺は、(え、なんか体とかヤバイのか)と本気で心配したが、里美自身が自分の指の動きを止めないので、俺も少し躊躇いつつも、また弄るのを再開した。
「あ・・・ん・・・あ・・・んっ・・・あ・・・ちょっともう・・・ホントに・・・あ・・・」
俺の作業中の片方の指を里美がまた手で掴んで止めたので、(なんでさっきから邪魔するかなー)と思いつつ、もう片方の指でしつこく弄り続けた。
その度に俺の上で里美が痙攣するように、上下左右に「んっ・・・!」と声をあげながら激しく動くので、下にいる彼女よりひと回り小さい俺は、めちゃくちゃ体重がかかり、かなり辛かった。
すると里美はその俺の指を押さえつつ、「んっ・・・んっーー!!」と、これまでで一番切羽詰った可愛い声をあげて、体内から透明の液体をたくさん出した。
(あ、これ、イッたのか)
と、さすがに鈍い俺も気がついた。
だが、その液体ならさっきから止め処なく出ていたのだから、女は男みたくはっきりと“ドピュッ”って出る感じじゃないんだな・・・と思った。
イッた後、里美は急に脱力したように動きを止めた。
そのせいでますます下の俺に体重がかかり、『重えよ』のセリフが喉まで出かかったが、今の満足感に満ち溢れた空気をぶち壊しにして里美に怒られたくないので、とりあえず、「・・・終わった?」と聞いた。
「・・・ん・・・うん」
里美は恥ずかしそうな声で答えると、のっそりと俺の身体の上から起き上がり、ベッドの縁に腰かけて、大きく息を漏らし、「・・・疲れたぁ」と言った。
俺も同感だった。
里美のこの言葉で、ちょうど2人とも魔法から覚めたような感じになり、これまでやったこと、そして今の状況がなんだかとても気恥ずかしくなってきた。
とまあ、この日はこれで終わり、俺は家に帰った。