真理は、朝から心が弾んでいた。



24歳で結婚して5年、29歳になる今日まで、ずっと家で主婦家業をしていた。






それがパートの仕事を探しはじめたのが半月前。



20社以上、面接に行ったのだが、どれも門前払いも良いところだった。



それが、今日はかなりの手応えを感じていた。



数店舗あるスーパーの売場の仕事なのだが、手違いで、給料を一桁少なく出していたのだ。






いくら不況で、職を探すものが多いとはいえ、時給80円では、何か怪しい仕事と思われても仕方がないのだろう。



ところが気になった真理が、試しに電話してみて、そういった事情がわかったというわけだ。



不況の中、特に特技のない真理が職を見つけるのは無理だと夫には笑われていたが、その鼻をあかすのも、もうすぐだ。






職場は、デパートの下着売場だった。






「下着を売るからには、下着のことを良く知った人でないと務まらないんですよ。お客様に勧めるわけですからね」






面接の面接官は、そう言った。






「では、今つけている下着を見せてもらいます」






「えー」








思わず真理は、面接の場にふさわしくない声をあげてしまった。






「早くしてください」






そう言われても、まさか面接で下着を見せるなんて思わなかったから、普通の下着しかつけて来なかった。






「あの、明日では駄目でしょうか」






「何言ってるの。それじゃ、明日になって、おしゃれな下着つけて来られるでしょうが」






「そ、そうですわね」






「さあ、早く脱いで」






真理は仕方なく、椅子から立ち上がると、後ろを向いて服を脱ぎ始めた。真理はわからないが、実は真理はスカートを脱ぐとき、腰を微妙に左右に振る癖があるのだ。



それを見て面接官は口元が緩む。






「旦那の前でも、そうやって脱いでるのかい」






「え?」






「ふふふ、そうやって毎晩、脱いでいるんだろう?」






一瞬、真理は何のことだかわからなかったが、すぐその意味がわかると、顔を赤らめた。






「そ、そんな事はしていませんわ」






「じゃあ、研修のときは、たっぷりかわいがってやらなくちゃな」






「そ、そんな・・・」






「さぁ、見せてもらおうか」






面接官は立ち上がり、真理に近づいてくる。






「こちらを向きなさい」






「はい」






真理は前を向いた。






「大きな胸だな。これなら、外商で、お得意さんのところに行くときに、一つの武器になりそうだ」






そう言って面接官は、さわさわと胸を触ってくる。






「きゃっ」






「弾力とかを確かめないといけないんでね。もっと胸を突きだして」






「は、はい」






真理が胸を突き出すと、ブラジャーにつつまれた大きな胸がぷるんと揺れた。






「どれどれ」






面接官は、今度は何の遠慮もなく、真理の胸をさわりはじめた。






「弾力はなかなかのもんだな。やわらかい割には、はりもあるしな」






そう言って、胸を揉み、乳首を探し当てると、そこを重点的に責め立てた。






「あ、あの・・・」






「ふふふ、もう少しだよ。よし、今度は下着の生地の裏側を調べてみようか」






面接官が、ブラジャーの胸の部分を引っ張った。






「あっ、だ、駄目です」






真理は慌ててブラジャーをおさえる。






「言っただろう。生地の裏側をしらべるって」






「で、ですが、そこを見たら、胸が見えちゃいます」






「みんなやってる事だ。それとも何か、食品担当になるか?食品担当だと、みんな一斉に四つん這いになって、けつ出して、検便されるんだぞ」






面接官が言うのには、食品担当になると月に一回、検便というものがあり、棒を使って、便を衛生課の人に便を取られるのだという。






「正社員ならそうでもないが、アルバイトの女子大生とか、女子高生、パートの人は、けつ開くついでに、さわられたりする子もいるんだよ。それに比べたら、よっぽどましだろう」






「えぇ、たしかにそうですが」






「さぁ、見せるんだ」






真理はしぶしぶ手を離した。






「どれ」






面接官の手が、ブラジャーをめくる。すると白い乳房が面接官の目に飛び込んできた。






「あっ」






「うーん、影になってて、良くわからないなぁ」






そう言っては、さりげなくブラジャーを引っ張り、熟れたピンク色の乳首も鑑賞する。



そこはさきほど揉んだせいだろうか。乳首が固くとがっている。



おそらく、今直接さわったら、鼻息を荒くするかもしれない。もちろんそんな事をすれば首になってしまうだろう。



面接官は誘惑をようやくふりほどき、ブラジャーから手を離した。






「次はパンティだね」






面接官は、脱ぎなさい、と言いたいのをぐっとこらえて、そう言った。



面接官はその場にしゃがむと、下着の観察を始めた。






「なかなか良い生地を使っているようだね。下着はいつもどこで買うんだい?」






「普通にスーパーとかでです」






「その割には、良い感じだね」






本当はごく普通の下着である。



だが、そうやって話すことで、少しでも見ている時間を引き延ばそうという策なのだ。






「んー、肌触りもいいねぇ」






そういって、腰の部分をさわる。



真理の様子をみると、壁を見て、じっと耐えているようだ。



(これなら、少しくらいお尻もさわっても、騒ぎそうもないな)



そろそろと手をのばし、お尻のやわらかな部分にも手を伸ばす。



手が吸い込まれるようなやわらかなお尻だった。



見ると、股の部分が少し染みができている。



それは日常的に出てくる染みではない。今ついたものだ。濡れてる。そう面接官は思った。



ひょっとすると、この女、欲求不満なのか。それとも、逆に毎晩旦那とセックスしていて、感じやすくなってるのか。



面接官は欲情のまま、さらに完全にお尻の部分まで手を伸ばすと、






「あの、そ、そんなに見る必要があるんですか」






真理が声をかけた。






(さすがにこれ以上はまずいな)






「よし、終わりだ」






素早く真理が着替え始める。面接官の手には、まだ真理の胸と、お尻の感触がこびりついている。






(くそー、何とかして、裸にむきたいんだが)






その時、部屋の電話がなった。






「ちきしょ、誰だ?」






電話に出ると、相手は衛生課のものだった。



今日は検便の日なのだが、人手が足りないので手伝って欲しいのだという。






(そうだ)






面接官は、ふと思いついた。






「うーん、いろいろ検討してみるけどね。今はこういう時代から、なかなか難しいと思うよ。まぁ、食品の方が良く人が辞めるんでね。いざとなったら、そっちもできるというなら別だがね」






「えぇ、それで構いません」






真理はもとより、下着売場にこだわっていたわけではない。



ただ、ここしか空いていないと言われたので、希望しただけなのだ。






「じゃあ検便するから、衛生室に行こう」






「え?は、はい」






真理は職にありつこうと必★で、検便のことなどすっかり忘れていた。






(恥ずかしい・・・。でも、ここで断ったら・・・。それにみんなやってる事なんだし)






真理は断りきれず、面接官のあとをついていった。



真理は黙って面接官のあとにつき、衛生室に向かった。



衛生室は、一番奥まったところにあった。



白い扉をあけると、30人ほど制服を着た女性社員がいた。



消毒液の匂いがきついその部屋にはベッドが3つと、診察台が1つ置いてあり、検便はベッドの上行われていた。



女性社員がベッドの上で、膝と肘をついて四つん這いのままお尻を出し、顔をベッドに押しつけるようにしている。



女性の羞恥心を無視した旧態依然とした方法だった。



女性は正社員らしい20代や30代の女性が半分以上を占めていたが、アルバイトで入ったらしい女子高生くらい子や、パートの主婦らしい姿も数多くみえる。






係官は3人、すべて男性だった。






一つのベッドの上で、2人の女性が四つん這いになり、順番に検便をされていた。



一人が終わると、次の人に移り、その間に別の人がベッドの上に乗り準備をする。



白い部屋に6つの白いお尻が咲く。



大きなお尻もあれば、こぶりなお尻もある。



何よりその違いをみせていたのが、お尻の間の様子である。



処女なんだろうか。23歳くらいのお尻の小さな子は、形も整っていて色合いも薄めだった。



一方、その隣にいる30歳くらいの女性のは、子供を産んだのかかなり崩れていて、黒ずんでいた。



そういった両者が腕一つ分くらいの距離に並ぶのだから、否応なしにその差が目立ってしまう。






係官にとっても、見比べることは楽しみの一つだった。






係官の田中雄二も、白髪のまじる上司にこの仕事を言われたときは、汚らしく嫌な仕事だと思った。



上司も同じく思っていたらしく、






「衛生管理は食品を扱ううちにとって、大切な仕事だよ。嫌だろうが、がんばりなさい」






そう言われても嫌なものには、変わりはなかった。



ところが、そんな先入観も、いっぺんやってみたらすべて吹っ飛んでしまった。



というのも、女性の秘めやかな部分が丸見えなのだ。



しかもお尻の穴に入れるためには、お尻に直接さわり、ひらくようにしなければならない。



その副作用として、奥の奥に隠れていた部分が、まるで扉をゆっくりと開くかのように見えていく。






そのさまは男を刺激してしまう。






開く速度も個性がある。



女子大生のアルバイトの由美は、陸上をやっているせいか、それとも処女のせいなのか、性器自体もかなり硬い感じがする。



雄二がひらくと、青いつぼみのように、ゆっくりと、そして自然にひらいていく。



結婚して5年目、2歳の男の子がいる32歳の太田さんのように大きく開くことはない。



それに由美のはあまり洗っていないせいか襞の間には、いつも恥垢がたまっている。



つい二ヶ月に結婚した田代さんは、結婚前は恥垢がたまっていたが、結婚後にはほとんどなくなってしまった。



おそらく旦那のもので、毎晩磨かれたせいだろう。



由美も、同じ陸上部の彼氏でもできたら、そうなるかもしれない。






慣れていくうちに別に喜びも見つけた。






女子高生や女子大生、フリーター、主婦などのアルバイトやパート相手には、さりげなく性器をさわるのだ。



特にクリトリスの近くをさわると、その瞬間、誰でもびくんと軽く体をふるわせる。



検便には細長い棒を使うが、その棒をお尻に入れるときも、楽しみの瞬間だった。



何度もされている人はそうでもないが、初めてされる女性は、思わず力が抜けた感じになるようで、かすかに声が出てしまうのだ。



それが、セックスのときに出すような何とも言えない声であって、これにも刺激されてしまう。



40歳を過ぎた先輩などは、相手が女子高生になると






「もっと力抜くようにせい」






と言って、お尻をびたびたと叩いてしまう。



あくまで冗談をよそおっているが、そのぶんだけ、さわる回数がふえる。



弾力と感触をあじわえるわけだ。



雄二はうらやましいと思いつつも、さすがにそこまではできないでいるが。






今日の一番のお楽しみは、新人アルバイトの女子大生の広美だった。






ちょっと太っているが、胸とお尻の大きさは、なかなかである。



もてない感じもするが、それだけにどんな性器をしているか気になっていた。



そこは意外にきれいなのか、それとも、ほとんど使っていないにも関わらず、黒ずんでいるブスなのか。



広美はブスらしく、のそのそとベッドにあがった。



スカートの中に手を入れ、下着とパンティストッキングを膝まで下ろすと、四つん這いになった。



先輩正社員からよく言われているせいか、自分でちゃんと制服のスカートをめくった。



たまに頭が真っ白になって、よつんばいになるだけで、係官がスカートをめくり、下着をおろす事もある。



先の人のを検便しつつ、ちらっとみると、かげになってよくわからないが、あまり手入れをしていないようだった。



ふと先輩係官をみると、彼もちらちらと彼女をみていた。



やはりまだ見ていないあの部分には相当な興味がわくようだ。






広美の番になった。






広美の前に移動すると、広美独特の臭いがただよってくる。



それは体臭でもあるが、普段かぎなれない臭い、つまり性器付近の臭いがしてきた。



良い臭いでも、悪い臭いでもない。ちょっと酸っぱいような、不思議な臭いだった。



親にも知られていない臭いだろう。



もしかしたら、自分でも知らない臭いかもしれない。



素早く広美のそこを観察すると、ずいぶん恥垢がたまっており、まだ未使用のようだった。



太っているせいか、陰唇もだいぶ厚みがあった。



陰毛の手入れはしていないようで、かなり濃く生えている。






お尻の穴は茶褐色をしており、奥まで丸見えだった。






慎重に手をお尻においた。



人差し指と、中指の間のお尻の穴をおき、そして指を開くと、それにともなってお尻の穴も開いて、検便棒を差し込みやすくなる。



そのまま指をひらき、棒を差し込むまでの数秒ほどの間、そこを観察する。



羞恥のせいかお尻の穴が、きゅっとすぼんだ。



真理のその夜の夫婦生活は、結婚以来、もっとも激しい夜になった。



夫もそのあまりの激しさに目をみはったほどだった。






「今日、なにかあったのか?」






2度目の前戯のとき、夫がきいた。






「それがね」






真理は話ながら、自分がされたように、夫のお尻をさわった。



夫はそれを聞くと、その古い検査方法に憤慨しながらも、オスの本能が呼び起こされ、再び、これまでにないほど燃いセックスをおこなった。