深夜一時過ぎ。



ホテルのサウナにいたら突然外国語が聞こえてきて、外国人女性の集団が入ってきた。



俺がいるのを見ても平気な顔でどやどや入り込んできたのだ。



その堂々した態度から一瞬、俺は自分が間違って女性用を使っていたのかもと考えたが、さっきまで脱衣所に男が2人ほどいたことを思い出した。



自分の間違いではなさそうだ。



俺は彼女らにカタコトの英語で、「女性用は向こうにありますよ」と言ったのだが、向こうの1人が、「女性用は終わってる」とカタい感じの英語で返してきた。






全員バスタオル一枚、しかもおっぱいがポロンしてても全然平気な様子で目のやり場に困ってしまった。



しかし、お互いじっと黙りこんでもどうかと思い、「どこから来たの?」とか「観光?」とか色々と話し掛けると、陽気にポンポンと答えが返ってくる。



彼女達はドイツ人で、仕事のために日本にやって来たらしい。






やがてサウナ室の中が外人特有の強烈な体臭に包まれ、退散することにした。



追うように彼女達もサウナ室を出て、水風呂に浸かったり体を洗ったりしていた。



俺はそれを頭を洗うふりをして、洗い場の鏡を使ってチラ見していた。



全員がなんの気兼ねもなく、大きなおっぱいをゆさゆささせながらすっぽんぽんで闊歩している。






(外人ってすげーなぁ・・・)






などと思いながら、俺はその中の1人をずっと目で追っていた。



目が大きくて、とても可愛い子だ。



外人の割に小柄でほっそりしているが、おっぱいは見事な釣鐘形をしていて、やや大きめの乳首はツンと上向きだ。





浅い浴槽に半分だけ浸かり、もう1人と談笑している姿はまるでコローの絵に出てくる『水浴する女』のようだ。






すると、鏡の中の彼女がこちらを向き、目が合ってしまった。



しかし彼女は胸を隠すでもなく、こちらに向けてウィンクをしたのだ。



俺は心臓バクバクで頭に血がのぼってしまった。



オロオロしてただ頷くと、彼女は可笑しそうに微笑み返してくる。



すると、小さな湯船に浸かっていた3人くらいが手招きして、「こっち来て話しましょう」というようなことを言ってきたが、もうすでに俺は勃起していてしまってそれどころではなかった。






慌てて冷水シャワーをぶっかけて、通常サイズに戻してからタオルで前を隠し、ゆっくりと彼女達のところへ歩いて行くと、彼女達は声をあげて笑った。



俺は何を笑われたのか見当もつかなかったが、マリアという大柄な女に、「それは自分のモノに自信のない男がすることだ」と言われてしまった。






(・・・)






今さら隠しても仕方がないので、開き直って「それは事実だ」と言うと、再び彼女達は大笑い。



まあそんなこんなで、全員でやや大きめの浴槽に輪になって浸かり、楽しいひと時を過ごした。



途中で男の客が入ってきたが、びっくりして退散したのが2~3人いた(笑)






そのあとも彼女たちの部屋に呼ばれて、かなり楽しい時間を過ごさせてもらった。



ビールを飲みながら話をして時間を過ごした。



部屋に女は4人いて、あとの2人は別部屋で寝てしまっていた。



彼女たちのうち、4人がドイツ人で2人がベルギー人だという。



俺が目をつけていた小柄な美少女は『マーラ』という名前のドイツ人だった。






4人ともホテルに備え付けの浴衣を着ていたが、着方がよくわかってないらしく、不恰好なままベッドの上であぐらをかいて座っているものだからパンティが見えたりする。



俺が、「帯は広く使って下から上に・・・」みたいに教えると、1人がその場で前を開けて着直し始めた。



ドーンとした巨乳が丸見えなのだが、まるで気にも留めてないようだった。



ついさっきもサウナでその子の全裸を見ているのだが、こうして見るとまた別の生々しい感じがして、俺は思わず唾を飲み込んでいた。






着直した大柄な彼女(名前はマリア)は、だいぶ見られる格好になっていた。



みんなが大袈裟に感心して、我も我もとその場で立ち上がり、帯を解いて前を開けて俺に、「もう一度教えて」と言ってくる。



しかも下も穿いてない子がいたりして、そんなこんなで朝方5時くらいまで互いに拙い英語で話をしているうちに俺は眠くなってしまった。






「ここで寝れば」と言うので、俺はベッドに横になってウトウトし始めた。






寝返りを打ったとき、グニャっという感じがして、顔に柔らかいものが当たった。



どうやら誰かの胸のようだった。



もうやぶれかぶれな感じで、その柔らかな胸に顔を埋めてると、胸の持主は俺の頭を抱いて自分の胸を押し付けてきた。



ウトウトしながらも、誰かが俺の口に乳首を当ててのがぼんやりとわかった。



乳首を口に含むと、俺の頭を包むようにしていた腕がビクンと震えた。



甘えるようにチュウチュウと吸い続けていると、頬に息がかかるのが感じられた。



やがて、俺のペニスが手でモゾモゾされているのを感じたが、そのときはただひたすら眠かったので、それ以上の行為をする気にはなれず、時間にして10分くらい差し出された乳首を口に含んで、そのまま深い眠りに落ちてしまったようだった。






朝、8時少し前に目が覚めたときには、すでに俺の隣りには誰もいなかった。



しばらくぼーっとして、まるで夢の中のような出来事を反芻してみた。



寝ている彼女たちを見回して、1人いないのがマーラだと気がつき、ドキドキしてきた。






(俺が吸ったのがマーラの乳首だとしたら・・・)






なんて勿体無いことをしたんだと、後悔しまくりだった。



その後、次々に起き出した彼女たちに「自分の部屋に戻る」と告げ、すっかり仲良くなったみんなと別れのキスを交わして俺は部屋に戻った。






部屋に戻り、シャワーを浴びようとパンツを下ろした俺は自分のペニスを見て愕然となった。



なんと、いつの間にかコンドームが被せてあるのだ。



しかも、ちゃんと一度勃起した状態でつけてから通常時に戻った感じで、亀頭の辺りで一度食い込んでいる・・・。






チェックアウトの時、俺を見つけたマーラが駆け寄ってきたので軽い抱擁を交わした。



英語で、「素敵な眠りをくれてありがとう」というようなことを言うと、マーラは得心がいったのか大きく頷いて、「モア・ザン・ドリームス」と笑った。



どういう意味なのかはよくはわからないが、「夢以上の・・・」なんなんだろうな?



想像でしかないが、夢を見ている俺にコンドームを被せてエッチしてくれたのかもしれない。