週末が明けて月曜日の出来事だった。



俺は残業で仕事をしていた。



やはりまだ仕事のペースがつかめず、残業は結構あった。






時間も7時を過ぎて、この部屋には俺と千恵さんの2人しかいなかった。



千恵さんも残業が多く、たいていは2人で残業することが多かった。



千恵さんは気が強くて積極的で、顔は可愛い方だと思う。



残業が続くとたまにご飯に誘われて帰りに飲みに行くことも度々あった。



しかし、あくまでも仕事仲間、もしくは友達としか見ておらず、深い関係になるなんて想像すらしていなかった。






7時過ぎ、千恵さんは仕事が片付いたのか、伸びをしたあと立ち上がって俺の後ろまで歩いてきた。



真後ろで立ち止まった気配がして気にはなったが俺は仕事をし続けた。






「お疲れさま~」






そう言っていきなり俺の肩を揉んできた。



凝っていたせいか、ものすごく気持ちよかった。






「どう?終わりそう?」






そう言いながら俺の肩を揉み続ける。








「ん~・・・もうちょいかな~」






軽く返事をしながらも気持ち良さに浸っていた。



会話をしながら肩揉みを続けてもらっていたが、10分くらい経っただろうか、気が付けば会話がなくなっていた。



しかし俺は気持ちよくて、そんな雰囲気はどうでもよかった。



すると肩を揉む手が急に止まり、突然、後ろから千恵さんが抱きついてきたのだ。






(・・・え?)






そう思ったが、想定外の出来事にどうすることもできず、動くこともできなかった。



千恵さんが俺の耳元に顔を近づけてきた。






「ねぇ・・・」






「ん?」






「真里と付き合ってるの?」






心臓がドキッとした。



まだ俺達が付き合ってることを知ってる人はいないはず。






「な、なんで?」






俺は焦って、とりあえず誤魔化すように答えた。






「私・・・見ちゃった・・・。金曜日、2人でホテルに入るとこ・・・」






(まじかよ!)






心臓の鼓動が自分でも聞こえるんじゃないかというくらい響いてくるのがわかった。






「いつから?」






もう誤魔化せないなと思い、俺は正直に答えた。






「そっかぁ~・・・もうちょっと早く言えば良かったな・・・」






千恵さんがそんな事を言っていたが、意味がよく判らなかった。






「私ね~・・・明彦さんのこと・・・」






少し間が空いて・・・。






「好きだったの」






(・・・ええ???・・・)






訳がわからなくなった。



そりゃ同じ部署だし、一緒にいる時間は長いけど、まさか俺のことが好きだなんて考えたこともなかった。



でも、いつも俺に付き合って残業していることや、食事に誘ってくるのはこういうことだったのかと、疑問が解けたような気もした。



俺は後ろから抱きつかれたまま動くことも返事を返すこともできず、ただ沈黙だった。






「私じゃ駄目かな・・・?」






切ない声が耳元でしたが、俺は真里ちゃんのことが好きだし、せっかく憧れの真里ちゃんと付き合うことができたのだから別れることなんて考えられなかった。



無言でいると千恵さんは抱きついた手を解いて俺の前に回りこんできた。



そしてまたまた想定外の行動をとってきたのだ。






俺の太腿を跨いで右脚の上に座り込んできた。



千恵さんの右膝が俺のチンポを押し付ける形となった。



しかも両手を俺の首の後ろに回し、軽く抱きつくような体勢となった。



俺はどうしていいのかわからず、ただ固まるだけだった。



本当なら振り払うべきなのだろうが冷静さを失っていた俺は何もできなかった。



顔のすぐ目の前に千恵さんの顔があった。






「ねぇ・・・私じゃ駄目かな?」






面と向かって言われて断ることもできず、ただ沈黙を守ることしかできなかった。






「私、明彦さんのことが大好きなの。私だけのものにしたいの」






さらに面と向かってこんな事を言われ、ますますどうしていいのかわからなくなった。



もちろん、「好き」と言われて悪い気はしない。



しかし、ここはきっぱりと断るべきなのだ。



だが、こんな間近で断るなんてできっこない。



ただただ無言でいると、千恵さんの顔がさらに近づいてきた。



そして顔を近づけながら目を瞑り、俺の唇と3センチほど離れた距離で千恵さんの唇が止まった。



誰がどう見てもキスをせがまれている状態である。



千恵さんの唇がすぐ俺の唇の前にある。






・・・ゴクリ・・・。






俺は生唾を飲み込んだが、最後の理性と必★に戦っていた。






「いいよ」






千恵さんが一言だけ言って再び口を閉じた。



いつも一緒に働いている千恵さんとキスをする。



駄目なことだとはわかっているが、こんなチャンス、この先あるかなんてわからない。



つい魔が差して俺は顔を近づけ、唇と唇を軽く重ねてしまった。






その瞬間、千恵さんが強く抱き締めてきて唇をギュッと押し付けてきた。



軽いキスをするつもりだったが、激しくキスをされた。



激しいキスの途中で、突然千恵さんの舌が俺の口の中に入ってきた。



またもや想定外のことにどうすることもできずに、俺は簡単に進入を許してしまった。



俺の口の中で千恵さんの舌が動き回る。



そして俺の舌も千恵さんの舌と絡めるように激しくキスしてしまった。






その激しいキスの中、千恵さんの右膝は俺のチンポを刺激し続けていた。



必然、俺のチンポは完全に勃起状態となっていた。



千恵さんは唇を離すと、「ギュッとして」と言ってきた。



言われるがまま千恵さんの背中に腕を回した。






「もっと強く!」






そう言われて思いっきりギュッと抱き締めてしまった。






「あぁ・・・明彦さん・・・大好き・・・」






そう言うと千恵さんは再び唇を重ねて、俺をギューッと抱き締めてきた。



と同時に、右膝で俺のチンポを激しく刺激してきた。



俺はもうムラムラしてしまって、すぐさま押し倒したい衝動に駆られた。



しかし、そんなことをしたら最後だ。



絶対に駄目だ。



そう自分に言い聞かせながら、なんとか抱き締めている手を離した。



手を離した途端、千恵さんに手を掴まれた。






「触っていいよ」






そう言われたと思ったら俺の手を取って、千恵さんの胸に導かれた。






(・・・え・・・)






千恵さんの胸を触るなんて絶対駄目だ。



許されるわけがない。



しかし胸に置かれた俺の手は、そこから離すことができなかった。






(普段一緒に働いている千恵さんの胸・・・)






そう考えるとさらに俺は興奮してきた。



俺の手は次第にゆっくりと千恵さんの胸を揉み始めてしまった。






「あんっ!」






千恵さんの声が聞こえてさらに興奮し、胸を揉む手に力が入っていった。



千恵さんは右膝で俺のチンポを刺激しながら俺の左太股を手で擦っている。



その手は俺のチンポを触る寸前のところまで来ていた。






「明彦さん・・・触っていい?」






千恵さんが手で太股を擦りながらそう言ってきた。



もう今にも触って欲しい状態だったが、俺にそんなことが言えるわけがない。






「そ、それは・・・まずいでしょ・・・」






俺はボソボソっとなんとか返事をした。



すると千恵さんは俺のチンポに触れるギリギリのところを擦りながら・・・。






「じゃ、ちょっとだけならいい?ちょっとだけ」






そんなことを言われたら断ることなんかできるはずがなく、首を縦に振ってしまった。



次の瞬間、千恵さんの手がズボン越しに俺のチンポを掴んだ。






「ああっ!!」






突然の快感に思わず声が出てしまった。






「明彦さん・・・硬くなってる・・・」






そう言いながらズボン越しに俺のチンポを上下に擦ってきた。



ものすごい快感だった。



しかもさっきまでずっと膝で刺激を受けていたので、すぐさま射精してしまいそうだった。



しかし、こんな状況で射精したらパンツもズボンも精液まみれになる。






「ま、待って。ズボンが・・・」






それで通じたのか千恵さんの手が離れた。



ほっとしたのも束の間、千恵さんが俺のベルトをカチャカチャと外してきた。



おそらく千恵さんは、ズボンを脱がせて欲しいと頼んだと勘違いしているに違いない。



やばい・・・これはやばい・・・。



そう考えている間も千恵さんの手は動き続け、ファスナーを下げるとズボンを脱がせにかかった。






「腰、上げて」






つい腰を上げてしまう俺。



簡単にズボンが足元まで脱がされてしまった。



そしてすかさずパンツに手をかけてきた。






(・・・え??ちょっ!!まずいって!!)






しかしその空気には逆らえず、呆気なくパンツも脱がされ、天を向いた俺のチンポが露わとなった。



再び千恵さんが俺の太股に座り込む。



千恵さんのあそこの温もりが俺の太股を通じて伝わってくる。






「明彦さんの・・・」






そう言うと俺のチンポを弄りながら見続けてきた。



彼女以外の女性にいきり立ったチンポを見られるのはショックだったが、別の快感が押し寄せてきたのも事実だった。



千恵さんは俺のチンポをマジマジと見続けながら弄っていたかと思ったら、突然チンポを握って上下に扱いてきた。






「え?あああっ!!!」






快感の喘ぎ声が漏れてしまった。






「気持ちいい?」






そう言うとスピードを上げて扱いてきた。



さっきから弄られていたことと、そういう経験が浅いせいもあって、4~5回上下に扱かれただけで俺はイキそうになってしまった。






「あっ!ちょっ!ちょっと待って!!」






俺は慌てて手を止めてもらった。



こんなので射精してしまったら恥ずかしいし馬鹿にされそうだ。



千恵さんは手を止めると不思議そうな顔で俺を見た。



俺が射精感に堪えながらハァハァと呼吸を整えていると、また千恵さんの手が上下に動き始めた。






「え?ちょっと!」






またもや4~5回扱かれただけでイキそうになった。






「お願い!待って!!」






俺は慌てて手を止めるように言った。






「もしかして・・・イキそう?」






千恵さんからズバリと聞かれてしまった。






「え?その・・・」






あたふたしながら何て言おうか考えたが、嘘の下手な俺は・・・。






「ごめん・・・出そう・・・」






そう呟いた。



俺のチンポを握ったまま千恵さんが俺を見て言った。






「へぇ~・・・明彦さんって敏感なんだ?」






そう言ってニヤリとした表情を俺は見逃さなかった。



同時になぜか恐怖を感じた。






「そっかそっか・・・いい発見しちゃったな」






千恵さんが勝ち誇ったような顔で言ってきた。



その顔の意味が理解できずにいると、千恵さんの手が高速でシュコシュコと上下に動き出した。






「えっ?あっ!あっ!!」






またもや4~5回扱かれただけでイキそうになった。






「ちょっ!待って!!」






そう言った瞬間、千恵さんの手が止まった。






「ハァハァ・・・」






息が荒くなり、頭が真っ白になってきた。



するとすぐさま千恵さんの手が高速で上下に動き出した。






「あっ!!ちょっ!!!待って!」






今度はそのまま扱き続けてきた。






シュコシュコシュコシュコ・・・。






「あっ!!出るっ!!!」






我慢などできるはずもなく、俺は射精の体勢に入った。



が、そこでいきなり千恵さんの手が止まり、俺のチンポをギュッと握り締めた。



射精しようにも射精できない状態にされ、俺は気が狂いそうだった。



千恵さんはニヤリとしながら俺のチンポを握り、そのままこう言ってきた。






「明彦さん・・・イキたい?」






(何を今さら?もう射精寸前じゃないか!)






俺は迷うことなく、「うん!」と答えた。






「お願いしたらイカせてあげようかな」






すでに俺の理性はなくなっていた。






「お願いします!イカせて!」






「来週1日、私に付き合ってくれる?」






(何をこんなときに!!)






「わかったから早く!お願い!!」






イカせてくれるなら、もうどうでもいいという感じだった。






「ふふふ、可愛い」






勝ち誇ったような顔でそう言うと、いきなり俺の視界から千恵さんが消えた。



(あれ?)と思って下を向くと、ちょうど千恵さんの口が俺のチンポを咥えるところだった。






「あおっ!!!」






温かいものに包まれ、ものすごい快感が押し寄せてきた。



ジュプッジュプッという音を立てながら千恵さんの顔が4~5回上下に動いたところで、俺はイキそうになった。






「あっ!!駄目!!出ちゃう!!」






そう言い終わる前に、ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・と千恵さんの口の中に大量の精液を放出した。



千恵さんは最後の一滴が出終わるまで吸い取ってくれた。



言葉では言い表せない快感だった。



全て出し終わるとチンポから口を離し、精液を口に含んだまま流しのとこまで歩いていった。



千恵さんはうがいが終わると戻ってきて、俺の縮こまったチンポを触りながら、「気持ちよかった?」と聞いてきた。



俺は、「うん」と答えるしかなかった。






千恵さんがキスをしてきた。



そして俺の耳元で・・・。






「私ね~・・・明彦さんのこと、真里から奪い取ることにした」






そう告げられた。






「来週の約束忘れないでね。じゃあ今日は一緒にご飯食べて帰ろう!」






2人で食事に向かった。



俺の隣には俺の腕にしがみつきながら歩く千恵さんがいた。



俺はとんでもないことになったと思った。



その日は罪悪感であまり眠れなかった。






<続く>