俺が17歳で、姉が19歳の頃の話なんだけどいいかな?



人によっては怖い話と思うかもしれないけど、俺にとっては人生の中で一番悲しい話だ。






その日の夜、俺は借りてきたAVを観ながらオナニーしていた。



しかし、眠くなってチンコを出したまま寝入ってしまった。









「ひろくん、ひろくん」






肩を揺さぶられて、俺は目を覚ました。



目を開けると、大学進学のために独り暮らしをしていた姉ちゃんがいた。






「あれ?お姉ちゃん、帰ってきてたの?」






俺は寝ぼけながら言うと、姉ちゃんはくすくす笑いながら・・・。






「うん。でも、ひろくん、おちんちん出して寝てたらだめだよ。風邪引くよ」






そう言われて俺はチンコ出したままだったことに気づいた。






「ああっ!」






俺は慌ててパンツを上げた。



テレビにはエロDVD画面が映ったまま。



オナニーしてたのはもろバレだ。






「あははっ、もうこんなエッチなの観て」






俺は顔を真っ赤にしてDVDを停止した。



必★に話題を逸らそうとして・・・。






「ど、どうしたの急に帰ってきて?前もって連絡してくれたらよかったのに。お母さんには言ってるの?」






「ううん。全然連絡してなかった。急に帰ってきたの」






「ど、どうしたの?」






「ん?理由がなくっちゃ、お姉ちゃん、帰ってきちゃダメ?」






「う、ううん、そんなことないけど」






「うふふっ、ひろくんの顔を久しぶりに見たかったの。少しかっこよくなったかな?」






「そ、そんな、変わらないよ。3ヶ月前に会ったばっかりじゃない」






「ううん、ひろくんぐらいの年はちょっとの間で雰囲気変わっちゃうから。男子三日会わざれば括目して見よってやつ」






姉ちゃんはいつも俺に優しかったけど、その日はやけに甘い感じだった。






「私は変わった?」






「え?そう?特には」






「もう、そういう時は、『美人になった』とか言うのよ」






「え?うん、美人になった」






俺がそう言うと姉ちゃんはすごく嬉しそうに笑った。






「ありがと。ひろくんに会えただけでも帰ってきてよかったよ」と、頬にキスされた。






姉ちゃんにキスされたのは小学生以来だった。






なんだか今日の姉ちゃんはおかしい。



Tシャツを着ているが、ノーブラで乳首が透けていた。



スカートもミニだった。



なんで実家でミニを穿く必要があるんだろ?



まるで男を誘うような格好だ。






「ねえ、エッチなDVD観てるぐらいならさ・・・」






姉ちゃんは今度は口にキスしてきた。



ファーストキスだった俺は動揺した。



なぜだか身体に力が入らない。



まだ寝ぼけてるのかと思った。



姉ちゃんが俺の肩を押すと、俺は簡単に押し倒された。






「ね、姉ちゃん・・・?」






姉ちゃんは俺の服を捲り上げると、ちゅっと俺の乳首を吸った。



俺は何がなんだか分からなくなっていた。



身体が金縛りになったように動けない。



姉ちゃんは俺の身体を全身リップしてくれた。



姉ちゃんが自分のTシャツを脱ぐと、おっぱいが露出した。



情けないけど、それでまた勃起してしまった。






「ふふっ、大きくなってる」






姉ちゃんのおっぱいはCカップぐらいで、ちょうどいい大きさで、形もよかった。



俺は抵抗できず、そのまま女性上位で姉ちゃんとセックスしてしまった。



ゴムもつけずにそのまま中に射精すると、姉ちゃんは俺の身体から下り、「ありがと、すごくよかったよ」とキスしてくれた。



服を着ると、「シャワー浴びてくるね」と部屋を出て行った。






俺はようやく金縛りが解け、身体が動けるようになった。



姉ちゃんとセックスしたショックに動揺しながら、よろよろ立ち上がって部屋を出た。



リビングに出ると、母親がいた。



俺は母にセックスの物音を聞かれたんじゃないかと動揺した。






「ねえ、姉ちゃんは?」






恐る恐る母親に聞くと、「え?」と、母は聞き返した。






「いや、姉ちゃんが帰ってきてたでしょ?」






「はあ?帰ってなんかいないわよ」






「え?」






俺はお風呂を見てみたが、姉ちゃんの姿はなかった。






姉ちゃんはどこ行ったんだろう?



さっきまでいたのに?



俺とセックスしたのに?






なんだか嫌な予感がした。



俺は姉ちゃんの携帯に電話してみた。



繋がらなかった。






「か、母さん、姉ちゃん大丈夫かな?」






「だから、姉ちゃんがどうしたのよ?」






「いや、嫌な予感がするんだ。携帯に電話しても出ないし」






「出ないことぐらいあるでしょ」






「そうだけど、嫌な予感がする」






昔から俺はちょっとした霊感があった。



幼児の頃から猫と一緒に誰もいない空間を見つめて、「あそこに知らないおばさんがいる」と母親に言っていた。



もちろん友人には気味悪がられるから言わないけど、たまにだけど霊を見ることもあった。



俺が霊感が強いことは母も知っていたので、俺の表情を見て母も不安になったらしい。



1時間ほどしてから電話してもまた出なかった。



もう夜遅いのに固定電話にも出ない。



メールにも返信は来ない。



翌日の朝にもう一度電話したけど、やはり反応がなかった。






母は心配になって、たまたまその日休みだった父と一緒に姉ちゃんのアパートに向かった。



俺は姉ちゃんを気にしながら高校に行ったが、昼ごろに父から携帯に電話がかかってきた。






「千里(姉ちゃんの名前)が、アパートで★んでいた」






父は沈んだ声で言った。



嫌な予感が的中した。



姉ちゃんは当時流行っていた練炭で、アパートのお風呂で自★していた。



ちゃんと遺書も残っていた。



俺宛への遺書もあって、そこには、『ひろくん、優しくしてくれてありがと。ずっといい子でいてね』と書かれていた。






姉ちゃんの自★の原因は男に振られたことらしい。



手首には躊躇い傷の跡もいくつか残っていたという。



警察の調べでは、推定★亡時間は昨日の夕方らしいということだった。



昨日俺とセックスしたのは夜だから、その時間にはもう★んでいたということだ。






ただ、俺が寝ぼけて夢を見ていたといえばそれだけかもしれない。



でも、もしかしたら姉ちゃんの幽霊が天国に行く前に俺のところに来たのかもしれない。



でも、霊感があっても、★んでから嫌な予感を感じても何の意味もない。



姉ちゃんは俺に何か強い救いを求めていたのかもしれない。



結局、俺は姉ちゃんを助けてあげることができなかった。



もしかしたらあれからすぐにアパートに駆けつけたら助けられたかもしれないのに。






そのことは今でも大きな悔いとして残っている。