事の発端は単なる好奇心からだった。



高一だった俺は、エロ動画で観たアナルオナニーに興味を持った。



普通のオナニーよりも気持ち良いという経験談を読んで、軽い気持ちでアナルオナニーを始めた。






最初の頃は全く気持ち良く感じる事はなかったが、ネットで色んな方法を調べて試している内に、俺はアナルオナニーのコツを掴んだ。



それは通常のオナニーとは比べ物にならない、全く別次元の気持ち良さだった。



極端な言い方だが、女とのセックスよりも遥かに気持ちが良いものだった。






俺はアナルオナニーに嵌り、毎晩のように器具を肛門に入れてオナニーを楽しんでいた。



しかし、器具を体内に挿入する行為は男のオナニーとは違い、女を犯すところを想像するより、自分が男に犯されるところを想像してやった方が興奮出来た。



逆に自分が男だと思うと醒めてしまいイケない事も多く、俺は自分の体毛を処理し、女物の下着を着てオナニーをするようになった。






完全にアナルオナニーの虜になった俺は、感度がさらに良くなると噂されていた、女性用の豊胸サプリメントに手を出した。



医学的にサプリメントの効果で性感が良くなるかは疑問だったが、肌が綺麗になったり、皮下脂肪がついて来たりして体つきが女らしくなった事で、オナニーがより気持ち良くなった事は事実だった。






やがて俺は、自分の女らしくなった体に女の下着をつけた姿を自撮りして、アダルト掲示板に性別を偽ってアップした。



性器が映らないように写真を撮ってアップすると、馬鹿な男達から俺の下着姿を褒めるコメントが集まった。



俺は、自分の体に興奮している男達から、オナニーのおかずにされる事に興奮を覚え、彼等のコメントを読みながらアナルオナニーに耽った。






そして高三になった。



俺は、新しいクラスメイトに顔つきが女らしいと言われ、女性アイドルグループの松◯菜摘さんに似ていると言われた。





俺はアイドルに詳しくなかったが、そのアイドルグループのファンである木村に画像を見せられて、確かに似ているかもしれないと思った。



俺の体は女性用の豊胸サプリメントの影響で女性化していたが、顔つきまで女性化していたようだ。






その事がきっかけで話をするようになった木村に、俺はそのアイドルグループの握手会に誘われた。



アイドルに興味がなかった俺だが、自分に似ているアイドルが見たくなり、幕張まで足を運んだ。



会場には多くの人がいて、意外なことに年配の人や女性も多くいた。



木村は常連のようで知り合いのファンと話をしていた。



俺にとって初めての握手会だったが、握手会はライブやトークショーから始まり、テレビでよく見る指◯莉乃さんもいて楽しいものだった。






ライブが終わってしばらくすると握手会が始まった。



俺は木村と一緒に松◯菜摘さんのいるレーンに並んだ。



握手会には色んな種類があるそうで、俺の行った握手会は一枚の握手券で複数のアイドルと握手が出来るもので、俺は松◯菜摘さん以外に二人のアイドルと握手をする事になった。






やがて木村の順番になると、彼はアイドル達と顔見知りなのか馴れ馴れしく彼女達に話しかけ、後ろを振り向いて俺を見ながら会話をしていた。



どうやら、俺と松◯菜摘さんの顔が似ていると本人に言っているようで、松◯菜摘さん以外の二人のアイドルが首を振って否定している姿が見えた。



信じられない事に木村は、女性に向かって男と顔が似ていると言っているようだった。



モテない男のする事は想像を絶するものがあり、名誉毀損で訴えられても文句の言えない暴挙を木村は平然と笑顔でしていた。






握手の順番が来た俺は、連れの非礼を詫びる事しか出来なかった。



しかし彼女達は無礼な男の扱いに慣れているのか、木村の暴言を気にしていない様子だった。



毎週のように何百人もの人と握手をしている彼女達は握手会のプロで、普通の女子よりも精神的にタフな人達だった。



そして、改めて間近で見た松◯菜摘さんは、とても華奢で可愛く、俺とは似ても似つかない容姿をしていた。






俺は本物のアイドルの可愛さに圧倒され、木村と一緒に会場を移動したが、不思議な事に俺は自分の女としての容姿に自信がついていた。



アイドルと言えば可愛い女の子の日本代表みたいなもので、男の俺よりも圧倒的に可愛かったが、一般の女子と比較すると、俺の容姿はアイドルに近い部類に感じた。



アイドルの容姿を100として、クラスの女子が30とすると、俺の容姿は70くらいに感じたのだ。



俺はCDを買い増しして別のアイドルと握手をしようと言う木村に、用事があると嘘をつき、握手会の会場を後にした。






そして東京に戻って来た俺は、化粧品やメイク道具を買い、プレゼントを装って女物の洋服やウィッグを購入した。



その日からの俺は本格的に女装をするようになり、夏休みになると女装で外を歩くようになった。






しかし女装は自分が思っていたよりも奥が深いもので、ウィッグやメイクをして女物の洋服を着れば終わりではなく、姿勢や仕草を女らしくしないと女には見えなかった。



俺は女物のバッグにカメラを仕込んで、自分の歩く姿を鏡やショーウィンドウのガラスに映して女らしい仕草の研究をした。



豊胸サプリメントの影響で女らしい体つきになった俺だったが、女らしい仕草は難しく、気を抜くと男らしくなり、過剰に女らしくすると芸人がコントでする女装に見えたりした。






やがて練習の成果が出始め、俺は女として街に溶け込めるようになった。



自分の女装に自信がついた俺は行動範囲が広くなり、行動時間も深夜から昼間に移行していった。



俺は周りの人の反応が男の時と違う事が面白く感じ、女装で外出する事に嵌り、女の格好で池袋を徘徊するようになった。






俺はナンパをした事がなかったが、世の中にはこんなにナンパをする男がいるのかと驚く程にナンパをされた。



初めてナンパされた時は緊張したが、ナンパに慣れると男のあしらい方も分かり、同じ歩道を歩いているナンパされない女を見下す感じが病みつきになった。



俺は、綺麗な女が性格が悪くなる理由が分かった。






一般的な女より痩せていて背の高い俺は、周りのデブでブスな女を見下し、彼女達が逆立ちしても着ることの出来ないセクシーな洋服を着て女装外出を楽しんでいた。



そしてある晩、家で自分の歩く姿が映った動画を確認していると、俺の後ろにいる男が前屈みになって俺のスカートの中を覗こうとしている姿が映っていた。



街を歩いている時、男からの視線を感じていたが、男達は俺の知らないところで俺を露骨に視姦している事に気づいた。



確かに俺も面と向かって女性のスカートの中を覗いた事はなく、女が気づいていない時を狙って覗いていた。






俺は急にお尻の奥が疼く感覚がして、その動画を観ながらアナルオナニーをした。



俺は男に視姦される女の悦びを知り、その時のアナルオナニーは気絶しそうになる程に気持ち良いものだった。






その日から俺は、胸の谷間やスカートの中が見えそうな洋服を着て街を歩くようになり、振り返って俺のお尻を見ていた男の表情を覚え、女子トイレに駆け込んで、その男の表情を思い出してオナニーをするようになった。



特に俺が気に入った露出は、サンシャイン60通りにある地下鉄の通風口のある歩道で、地下鉄からの風でスカートが捲られる時の感覚は最高の刺激だった。






そんなある日、俺のパンチラを見た男が、俺の後をつけて来てナンパをしてきた。



俺はいつものようにナンパ男を無視して歩き続けたが、いつもは10メートルくらい歩くと諦めていたのに、その男は執拗に俺をナンパし続けた。



ナンパ男はキャバ嬢のスカウトとかではなく本気で俺を狙っているようだった。






なので俺は、人通りの少ない道で、自分が男である事を暴露した。



ナンパ男は驚いた表情をしたが、俺が男だと分かると行動が大胆になり、強引に俺の肩に腕を回し、体を触りながらさらにナンパを続けて来た。



俺は意外な展開に焦ったが、本物のチンポにも興味があった事や、そのナンパ男が清潔そうだったので、彼に付き合う事にした。






彼は俺を本物の女と同じように扱ってくれて、ご飯やお酒を奢ってくれた。



そして、男とするのが初めてだった俺を優しくエスコートしてくれて、ラブホテルで抱いてくれた。



二年以上アナルオナニーをしていた俺は、アナルに痛みを感じる事なくスムーズに彼を受け入れる事が出来た。



自分のタイミングで動かないアナルの中の彼の動きが気持ち良く感じ、初めての女としてのセックスでイク事が出来た。






その日から俺は男とのセックスに嵌り、彼と定期的に会ってセックスをするようになり、場所を渋谷や新宿に変えてナンパされた男とセックスをするようになった。



夏休みが終わる頃には20人を超える男と経験を持ち、女がいかに簡単に新しい男とセックスが出来るかを知った。






今は受験勉強があるので週末しかナンパ男に会えないが、放課後に制服で女装をして同級生の男子と遊んでいるので、そのうち彼等を頂こうと思っている。