私の妻・貴子は27歳、銀行に勤めています。



厳格な両親の躾の甲斐あって性格はいたって真面目で浮ついたところもなく、おとなしそうな瞳が優しげな雰囲気を醸し出しています。






私にとっては少々自慢の愛妻で、友人や知人からお世辞を言われるのも心地よく感じています。



昨年結婚してもうすぐ一年ですから新婚ですが、学生時代からの交際なのであまり新婚らしい新鮮さはないのかもしれません。



その分、気心が知れていて気楽でいいのですが。



私は一つ上の28歳、ごく普通のサラリーマンです。






結婚して三ヶ月ほど経ったある朝、妻が今夜は同じ支店の同僚と飲みに行くと言うので「じゃあオレも行っていい?」と冗談で聞いてみました。



妻はそういう公私混同に近いことが嫌いな性格でしたから、当然断られると思っていたのですが、案に相違して「うん、来れば?」と気軽な返事が返ってきました。






「一応みんなにも聞いてみて、いいって言ったら電話するね。」






年齢の近い人ばかりの気楽な飲み会ということもあり、私も結婚前に何度か会ったことのあるメンバーなので、あまり気遣いしなくていいと考えたのだと思います。



昼休みに貴子から「みんなも大歓迎だって」と嬉しそうに電話がありました。



午後は仕事が立て込んで、開始時間から30分ほど遅れて会場に着いたのですが、お堅い銀行員ばかりの飲み会ですから場が乱れるということもなく、遅着した私も実に爽やかな雰囲気で迎えられました。






男性陣と女性陣は分かれて座っていて、貴子も当然同期や後輩の女性に囲まれて楽しそうに笑っています。



私はさすがに女性ばかりの中に入るのも気が引けて、男性陣の中に席を作ってもらって腰を下ろしました。






右隣は貴子の二年先輩の中川氏。





左隣は一年後輩の大村君。



結婚式での話やら仕事の話、スポーツの話など、他愛ない会話がしばらく続きましたが、さすがに酒が入ってお互いに打ち解けてくると、銀行員といえども会話がだんだん会話はシモのほうに下りてきます。






「いやー、三沢さん(貴子の旧姓)の結婚を聞いた時はショックでしたよぉ」と、後輩の大村君が言うと、中川氏もすかさず同調して、「ボクらの同期の間でもけっこう人気があったんですよ。」などと言います。






夫の私にすれば多少複雑な心境ではありましたが、彼らにしてみればただのお世辞のつもりなのでしょう。



酒の席のことでもあり、気分を害してみてもつまらないので、「そういうことは本人に言ってあげてください」と笑って聞き流していました。






「美人だしスタイルもいいし、脚なんかもキレイですよねえ」






中川氏の口調が妖しくなってきて、見るとかなりできあがっています。



爽やか青年で容姿も悪くないのですが、少し前に貴子に聞いたところによると、最近大失恋を経験してから荒れ気味なのだそうで、なるほどこのことか、と思わず苦笑してしまいました。






後輩の大村君もほどよく酔っ払って、「でも中川さん、いっつも『三沢はきっとマグロだな』とか言ってるじゃないすかあ」と先輩をからかいます。



真っ赤になって怒る中川氏を想像したのですが、意外にも中川氏はうろたえる様子もなく、真顔で私に向かって、「そうなんですよ。実際のとこ、どうなんですか?」と聞いてきたから、さすがの私も面食らいました。






何も話さないのも場を白けさせるし、かといって貴子の同僚にいろいろ話すわけにもいかないですから、「マグロってことはないですよ、気分が乗ってくれば」と思わせぶりに返事をし、それ以上は「あんまり話すとあとでカミさんに叱られるから」などとお茶を濁すつもりでした。






「へー、そうなんですかぁ」






二人は無遠慮に貴子の方に視線を向けます。



妻の裸体やベッドで乱れる様子を想像でもしているのでしょうか。



若い大村君はそれだけでもう興奮しているのか、コップに残っていた焼酎を飲み干して、「やっぱり一緒にお風呂入ったりするんですか」なんて聞いてきます。






「うーん、ユニットバスで狭いですからねえ」



「でも一度や二度はあるんでしょ?」と中川氏。






中川氏は私よりも年上だからか、さらに遠慮がありません。






「まあ、そのくらいはありますね」



「そうするとお風呂の中でそのまま、なんてこともやっぱりありますよねえ」



「あはは、ご想像におまかせします」






笑ってごまかすしかありません。



新婚家庭なんだから家の中では一通り、することはしてますが。






「もしかして裸エプロンなんていうのも?」



「いや、そんなことはしないですよ」



「えー、三沢さん、似合うと思うけどなあ」



と大村君が言えば、中川氏がすかさずツッコみます。






「バカ、大村、そんなもんに似合うも何もあるかよ」






私と中川氏と大村君はいつしか三人で顔を寄せ合って、コソコソと話しては大笑い、という会話を繰り返し、端から見れば意気投合しているように思えたことでしょう。



実際そんなキワどい会話も別に不快というわけもなく、私も酒席での猥談と割り切って楽しんでいました。



それから間もなく会は解散になり、私は妻と一緒に家路に向かいました。






「なんかずいぶん楽しそうだったね。」






貴子はほんのりと頬を桜色に染めて、私の顔を覗きこみます。






「うん、まあね。」



「ねえ、三人でコソコソ何話してたの?」






夜の営みについてちょっとね、とも言えないので、「家に帰ったら教えてやるよ。外じゃ言えないような話だから。」と適当にごまかして、家に帰りました。






二人で交代にシャワーを浴び、仲良くベッドに入ったのは深夜過ぎ。



少しでも明るいと寝苦しい、という貴子の希望を入れて窓には遮光カーテンが吊ってあるから寝室の中は真っ暗です。



普段、エッチの時まで真っ暗では興が乗らないから、小さなサイドランプをつけるので、そのサイドランプが「今晩どうよ?」の合図になっているのですが、この夜はあえてサイドランプを消して真っ暗にしました。



その寝室で、私は妻の意外な一面に出会うことになるのです。






「そうだ、ねえ、さっき何話してたの?」






案の定、貴子は私と中川氏、大村君との会話が気になる様子です。






「なんのこと?」






ちょっととぼけて焦らしてみます。






「ほら、さっき、中川さん達と楽しそうにしゃべってたじゃない。」



「ああ、あのことか、なんだっけなあ」



「あ、ずるい、家に帰ったら教えるって言ってたのに。」



「中川さんも大村君も貴子が美人でスタイルがいいから羨ましいってさ。」



「また、嘘ばっかりー」






暗闇のベッドの中で貴子は笑いましたが、満更でもなさそうです。






「夜はどうなんですか?って聞かれたよ。興味津々、って感じだったなあ」



「もー、そんなこと言うわけないでしょ。」






とても紳士的な二人ですから、貴子が信じないのも無理はありません。



それに二人姉妹で育った貴子は男性心理についてほとんど無知なのです。






「ほんとだよ。『風呂場でしたこともあるんですか?』なんて聞かれて、返事に困ったよ。二人とも、貴子の方をチラチラ見ながら、そんなこと話すからさ、なんか複雑な心境だったな。」






そう言いながら私は貴子の体の上に手を置き、ゆっくり愛撫を始めました。



愛撫といっても、脇腹から肋骨のあたりを優しく撫でるだけのソフトなタッチです。






「えー、ちょっとショックだなー」






貴子はときどきくすぐったそうに身をよじりますが、それ以上の抵抗はせず、私の手の動きに身を委ねています。






「普段からそういう目で見てるんじゃないの?気がつかない?」



「そんなことないよ。二人とも優しいもん。」



「貴子は男の心理がわかってないからな。優しく接しながらこのあたりに視線を走らせたりしてるんだよ。」






このあたり、と言いながら胸の膨らみを撫でると、貴子はピクッ、と体を震わせました。






「やだ、もう」



「こんな風に貴子の体に触りたいんじゃないかな」



「・・・」






貴子が返事しなくなったので、眠ったのか?と思いましたが、パジャマの下で乳首がつんと固くなっていました。



それから「ハー」と小さな吐息。






(感じてるのか・・・?)






貴子の反応は私には意外なものでした。



正確に言うと「意外にも期待通り」だったのです。



私はまるで悪戯でもするようにパジャマのボタンの間から指先を潜りこませ、柔らかな素肌の上を滑らせて立ち上がった乳首をツンとつつきました。






「こうやってイタズラしたいんだ、きっと」



「や・・・」



貴子の声が小さくなりました。



片方の乳首を指先で弄んだまま体の向きを妻のほうに向け、もう一方の手でもう片方の胸を少し乱暴に掴んで揉みあげました。






「二人がかりで両側から、こんなふうに・・・」



「・・・」






もっと抵抗するかと思いましたが、戯れとわかっているからなのか、貴子はじっとしてなすがままになっています。



Cカップの胸は量感には欠けるものの形がよく、初めて貴子のヌードを拝んだ時の感激は今でも記憶に残っています。



銀行の制服姿の貴子を眺めながら、彼らは貴子の白い裸体を想像しているのかもしれない、とふと思い、私も激しい興奮を覚えました。






パジャマのボタンを外し、胸を露わにして直接揉みながら乳首を口に含むと、貴子の体は素直に反応します。



んん、と鼻にかかった吐息を漏らして上体をわずかに反らせました。



真っ暗な寝室の中で聞こえてくる妻の息づかいは、いつもよりも乱れていて、彼女の興奮が伝わってきます。



先輩の中川氏と後輩の大村君に悪戯されている光景を想像しているのが、私には手に取るようにわかりました。



胸を触っていた手をパジャマのズボンに移し、太腿に手の平を這わせていきます。






「脚もキレイだって褒めてたよ」



「や・・・ん・・・」






膝のあたりがピクピクと震え、私の手から逃れるように脚の位置をずらしますが、もちろん私の手が逃すはずもなく、むしろ太腿から少しずつ上へと指先をにじらせていきました。



柔らかく盛りあがった恥丘は、私が貴子の体の中でも特に気に入っている所です。



パジャマ越しに細いヘアに覆われたその部分に軽いマッサージのような刺激を与え、ときどきグッと恥骨に届くほどに力を加えます。






貴子の吐息がますます荒く乱れてくるのがわかります。



貴子は両脚を固く閉じていました。



そのことが「会社の同僚の触られている自分」を想像していることを物語っています。



わずかな嫉妬と、それ以上に大きな興奮が私を襲いました。






固く尖った乳首を転がしていた舌先を胸から離し、鎖骨から首筋へと移していきます。



耳の後ろが貴子の感じる部分なので、そこを舐めながら、私は小声で「三沢」と囁きました。



中川氏が貴子を呼ぶとき、今でも旧姓を呼び捨てにするのを知っていたからです。






「え・・・」






さすがに戸惑う貴子の声を無視して左の耳朶に息を吹きかけ、もう一度、「三沢・・・」と呼んでみました。



妻の反応は予想以上に大きなものでした。



体がビクビクと波打ち、イッてしまったのかと思うほどでした。






妄想の世界に浸っていく妻に、私は激しい興奮を覚えながら、一方で呆れるほど冷静に観察していました。



パジャマの上から、固く閉じた両脚のつけ根に中指を差し入れ、その指先で割れ目をなぞるように撫で、そうしながら耳元で囁きます。






「力を抜いて」






私の言葉は、今の貴子には先輩・中川氏の命令と聞こえているはずです。



貴子はためらいながら徐々に両脚の力を抜いていきました。






「三沢、かわいいよ」






旧姓を呼ばれるたびに、貴子は身を震わせて小さく吐息を漏らします。






「脚を開いて」



「・・・いや・・・」






貴子は身をよじってかぶりを振りました。



妻が羞恥に震える姿を久しぶりに見て、私の嗜虐心はいっそう燃え上がりました。



私の胸に顔を埋めた貴子の、もう一方の耳が私の顔のほうに向けられたのがわかりました。



すかさず耳に舌先を入れ、舐めながら息を吹きかけ、それから今度は、「三沢さん」と呼びかけました。



右側から後輩・大村君の登場、というわけです。






「ああ・・・」






はっきり喘ぎとわかる声を貴子が出しました。



大村君は、貴子のお気に入りの後輩なのです。






「脚を開いて」






もう一度、同じセリフを言ってみます。






「いや・・・」






貴子も同じように答えましたが、力を失った脚が少しずつ開いていくのがわかりました。



私は貴子の太腿に軽く手を添えてやるだけで充分でした。



先輩と後輩に触られる妄想を抱きながら、貴子は少しずつ両脚を開いていきました。



私はすかさず、パジャマのズボンの中に手を潜りこませました。



今度はショーツ越しに、貴子の恥丘を手の平に包みます。



指先は割れ目に届かないところに浮かせてあります。






「三沢さん、触ってあげますからね」






貴子の耳に吐息と一緒に囁いてから、指をゆっくりとショーツに食いこませていくと、そこはもうショーツの上からもはっきりわかるほどに濡れていました。



結婚してからこんなに濡れている貴子は初めてのことです。






「グショグショになってますよ、三沢さん」



「あああっ・・・」






貴子の喘ぎが大きくなりました。



クリトリスも、ショーツの上からでもわかるほど固くなっています。



私も興奮して、貴子を焦らしているだけの余裕がなくなりつつありました。



薄い布地の脇から指先を侵入させ、その部分に直接触れます。






(すごい)






そこはすでに洪水状態でした。



トロトロに熱くなり、ぬるぬるとした感触が指にまとわりついてきます。



固くなったクリトリスをこすり上げるたびに、貴子は全身を痙攣させるように震わせながら、ああ、ああっ、と声を出します。






私は体を起こし布団をまくり上げると、貴子のパジャマとショーツを脱がせ、妻を全裸にしました。



それから今度は再び左の耳に口を寄せ、「きれいだよ、三沢」と中川氏の口調で囁きます。



依然として部屋は真っ暗。



見えるはずもないのですが、そんなことは今は関係ありません。






妻は顔を背けて、羞恥に身を震わせるばかりです。



貴子の陰部へと手を伸ばします。



太腿を少し押してやるだけで、妻は簡単に両脚を大きく広げました。






「ほんとだ、すごく濡れてる。エッチだな、三沢は・・・」



「ああ・・・いやあ・・・」






ビショビショになった襞の内側を指の先でくすぐるように刺激すると、貴子の腰が自然にせり上がり、太腿がブルブル震えるのがわかります。



顔はのけぞり、息苦しそうに喘いでいました。



私は中指と人差し指を伸ばして『中川氏の陰茎』を作りました。



それを妻のクリトリスに押しつけ、溢れ出てくる愛の蜜をたっぷりと塗りつけます。






「ああ・・・ああ・・・」






妻の言葉にならない喘ぎ声も大きくなってきました。



私は二本指で作った『中川氏』を貴子の入口にあてがいました。



妻の腰は切なそうに震えて、それが挿し入れられるのを待っています。






「三沢、ほしいのか?」



「ああ、いや・・・」






かぶりを振る妻の首筋に這わしていた舌を顎から頬へと移していきます。






「欲しかったらキスしよう」



「え・・・」






妻の動きが止まります。






「三沢・・・キスしたら犯してやるぞ」






私の舌はもう貴子の唇のすぐ近くを舐めています。



少しでも妻が顔をずらせば唇を重ねることが可能な位置関係でした。






(さあ、どうする?)






自ら唇の陵辱を許して身を委ねるのか、それとも最後の一線で踏みとどまるのか、妻の貞節を信じる気持ちと、淫らに乱れていく妻の痴態を望む気持ちとが半々でした。



いや・・・半々だったのは最初の一瞬だけで、私は貴子が我を忘れて乱れる姿を期待していました。



そしてその気持ちの昂ぶりが、妻の秘部を愛撫する手に乗り移っていました。



さらに私はすでに貴子の夫ではなく、真面目で大人しく品のいい後輩を辱めている中川氏になりきっていたのです。



私が二本指で作った『中川氏』は貴子の入口を押し広げ、いつでも突き入れることができるように待機していました。



妻の頬が私の唾液に濡らされていきます。






一分、二分ほどだったでしょうか。



貴子は下唇を噛みしめて耐えていました。



あるいは妄想の世界からつかの間呼び戻され、夫である私に自分の肉欲を見せることをためらっていたのかもしれません。



暗闇の中、瞼を固く閉じて耐えている妻の気配がしています。



そのいじらしさに、虐めている私の中に妻に対する愛おしさが満ち、ここで中断しようかとさえ思い始めていた、その時、妻の陥落の瞬間はふいにやってきました。






「ああ・・・」と大きな喘ぎを漏らした妻の顔が角度を変え、その唇が私の唇に重ねられたのです。



妻の迷いに対する私の感動は、一瞬のうちに嗜虐の悦びに押し流されていきました。



私は妻の唇の隙間から舌を挿しこんで、淫らな妄想に墜ちていった妻の舌をねぶり回しながら、二本の指を淫裂の奥へと挿入しました。






「んんっ・・・!」






貴子は全身をのけぞらせて声をあげました。



唇を解放してやると、妻の喘ぎは一段と高まります。






「ああっ、ああっ、ああっ」






『中川氏』のピストン運動に合わせて、妻の唇からは絶え間なく喘ぎ声が出ています。



私は体を起こしました。



二本指のピストン運動を続けたまま、貴子の顔をこちらに向かせ、左耳に口を寄せていきます。






「三沢さん、中川さんに犯されてそんなに感じていいんですか?」



「あああ、いやあ・・・」






すすり泣いているような声を出して、貴子が全身を波打たせています。



先輩の中川さんに犯されている。



そしてそれを後輩の大村君に見られている。



そんな妄想に、妻は淫らに乱れ、悶えていました。






大村君の囁きを消そうと顔を背けて左耳を庇うと、右耳がこちらに現れます。



するとまた、その耳元に、「三沢・・・」と呼ぶ中川氏の声が吹きかけられるのです。



ここまで悶え乱れる妻の姿を私は今まで見たことがありませんでした。






「中川さん、やめて、って言ってごらん」



「えっ・・・ああ・・・」






規則正しくピストンの動作を繰り返しながら、さらに妻の被虐心を煽っていきます。



ためらう貴子に、再度、「言ってごらん、中川さん、やめて、って」と言うと、妻は乱れた呼吸で喘ぎながら、「中川さん・・・やめて・・・」と小さく言いました。






「もう一回」



「なか・・・がわさん・・・やめて・・・」



「もう一回」



「中川さん、やめて・・・あああっ!」






三回目にはっきりと言った直後、貴子は大きくのけぞってイキました。



かつて見たこともないほどに全身を震わせて・・・。



私が二本指の抽送を止めてからも、貴子の体は小さな痙攣を何度も繰り返していました。






一度イッた後の貴子は、従順そのものでした。



どんなセリフも、命じればためらうことなく口にしましたし、なんでも言う通りに従いました。






「三沢さん、ボクともキスしましょう」と囁けば唇を開き、舌を絡ませて濃厚なキスをします。



私がペニスを貴子の頬に突きつけながら、「三沢、大村のおちんちん舐めてやれよ」と言えば、素直に舌を出し、口に含みました。



おしゃぶりをさせながら、貴子の手を陰部に導き、「自分でしてごらん」と言えば、その通りにします。






「三沢さん、おしゃぶりしながらオナニーしてるの、中川さんが見てるよ。」



「んー、いやあ・・・」



「中川さんに見られて恥ずかしい?」



「はずかしい・・・」



「じゃあ、中川さん見ないで、って言って」



「中川さん・・・見ないで・・・」






そう言うと、見られている自分を想像するのでしょう。



興奮して体を震わせるのです。



貴子の秘部からは、クチュ、クチュ、と卑猥な音が聞こえてきます。






「三沢さん、何をさせられてるの?」



「・・・おしゃぶり・・・」



「何をおしゃぶりしてるの?」



「・・・おちんちん・・・」



「誰のおちんちん?」



「大村君の・・・」



「三沢さんにしゃぶってもらうの、いつも想像してたんですよ」



「ああ・・・いや・・・ん・・・」






いつしか、貴子の声は甘えるような喘ぎに変わっていました。






「入れてほしい?」



「・・・うん・・・」



「何を」



「これ・・・」



「これって?」



「おちんちん・・・」



「誰の?」



「大村君の・・・」



「お願いしたら入れてあげるよ、三沢さん」



「・・・入れて・・・」



「それじゃダメ」



「え・・・」



「ちゃんと、誰の何をどうしてほしいか、言って」



「・・・大村君の・・・おちんちん、入れて・・・」






私は心の中で快哉を叫びました。



「妻を他人に抱かせる」という私の欲望が覚醒した瞬間でした。



私は妻の体にのしかかっていきました。






「ボクが三沢さん、って呼んだら、大村君、って返事するんだよ」



「・・・うん・・・」






挿入の前に、もう一度キスをします。






「三沢さん」



「大村君・・・」






後輩の名を呼びながら、妻は私の舌に夢中でしゃぶりつきました。






「三沢さん、入れるよ」



「ああ・・・大村君・・・入れて・・・」






燃えるように熱くなった膣に、ペニスを挿入すると、それだけでまた貴子は身を反らして絶頂を感じたようでした。



私も少しでも激しく動いたらすぐに爆発してしまいそうで、ゆっくりとした動きしかできません。



それがまた焦らしているような効果を生んで、妻は自分で無意識に腰を動かしています。






「三沢さん、腰が動いてる」



「ああ・・・だって・・・」



「だって、何?」



「もっと・・・強くして・・・」



「中川さんに見られてますよ」



「・・・ああ・・・いやあ・・・」






最初に貴子を犯した二本指の『中川氏』を妻の鼻先に突きつけます。



貴子の奥深くまで挿しこまれ、今夜最初に貴子を絶頂に導いたそれは、まだ妻の愛の蜜で湿っていました。



その指で貴子の頬を撫で、唇に触れると、また貴子はビクッ、と体を震わせ、「ああ・・・」と切なげな声を漏らします。






「三沢さん、おしゃぶりしたいんでしょう?」






奥深くまで突き上げながらそう言うと、貴子は反射的に顔を背けます。



二本指で貴子の頬に触れ、動かさずにしたまま、私はさらに妻をいたぶりました。






「中川さんのおちんちんに犯されて、さっきはすごく感じてたじゃないですか」






ビクビクビクッ、とまた妻の体が大きく反応します。






「こうやって犯されながら・・・おしゃぶりしたいんでしょう?」






そんなことない、と言わんばかりに、貴子は首を振ります。



でも、その時も一瞬、唇が突きつけた指の先に触れるのです。






「見ててあげますよ」



「や・・・ああ・・・あああっ・・・!」






見られてる、と想像したのでしょう。



貴子は数回、激しく腰を振り立てて、何度めかの絶頂へと昇りつめます。



私は容赦なく腰を突き出して責め続けました。



嫉妬の怒りに似た、残忍な思いを感じていたのです。






しかし同時に、味わったことのない興奮を覚えていました。



貴子にいやらしい視線を向けていた先輩と後輩の表情に、頭の中に鮮明に浮かび上がっていました。



中川氏と大村君に犯されて、何度も何度もイカされている妻、貴子の姿を想像しました。






「ああ・・・もう・・・ダメ・・・」






貴子が泣くような声でそう言いました。



何度も昇りつめて力尽きたのか、と思いました。



が、そうではありませんでした。



貴子は唇を開いて、二本指を口に含んでいったのです。






(ああ、貴子・・・)






嫉妬と興奮で、気がおかしくなるかと思いました。



「もうダメ」と言ったのは、我慢がしきれなくなった、という意味だったのです。



イクたびに、淫らに変身していく妻の姿に、戸惑いなど感じている暇はありませんでした。



大きな興奮が波のように押し寄せてきて、私はさらに激しく妻を突き上げました。






「んんっ・・・あんっ・・・」



くわえたまま、くぐもった声で貴子は悶えました。



口から二本指を抜いても、舌を出して舐め続けます。






「三沢さん、今何してるのか説明して」



「ああ・・・大村君に・・・犯されながら・・・中川さんの・・・おちんちんを・・・舐めてるの・・・」






素直に答えながら、貴子は激しく舌を動かして夢中で舐めています。






「中川さんのおちんちん、舐めたかったの?」



「うん・・・」



「犯されながらしゃぶるの、興奮する?」



「ああ・・・うん・・・すごい・・・」






私ももう、我慢の限界でした。



妻の口から「すごい」と聞いた瞬間、妻の体の中に大量の精液をぶちまけて果てました。