俺はファーストフードの店長だが、前任の店舗はイベント会場が近く、催しのたびに他の店舗からバイトの応援をもらっていた。






またイベントがあるので、その日に合わせて各店に応援を要請していた。



隣の県の大型店(社員の研修店でもある)にも依頼した。



当日、「××さん(俺のこと)久しぶり」と笑顔で挨拶してくれたのは、俺が入社したときその研修店にいた大学生の女の子で、今はその店で接客トレーナーをしている綾ちゃんだった。



入社時研修のときは休憩時間に話したりしたので顔見知りだったし、その後研修でその店にいったときに会うことはあったが、俺も店長になって忙しくほぼ1年ぶりの再会だった。



始めてあった時は大学一回生だったが、今は4回生。



昨年、トレーナーの認定を受けたのは聞いていた。






久しぶりに会った彼女はすっかり大人びていた。



腰まで伸びた長い髪パッチリとした眼、長身でスリム、胸はないけど腰はキュッと締まっていて、小さいヒップは上向いていた。



制服に着替えた彼女はガリガリではない健康的な太腿と、膝下からスーッと伸びた脚が素敵だった。






当日は、戦争のような忙しさだった。



彼女は流石に選ばれてトレーナーになっただけあって、レジ6台分のドリンクの注文をこなしてくれた。



長い手足を一杯につかってスピーディーかつ正確に仕事をしていた。



閉店は22:00、通常なら30分もあれば終わるが、その日はどこもかしこも散らかり放題。



それでも応援者は電車もなくなるので帰ってもらった。






でも、彼女は「新店のヘルプで慣れっこだから遅くなっても大丈夫^^」といって、片付けとその後レジ閉め、精算(当然クーポン回収400枚とか)で俺を手伝ってくれた。








「今日はお疲れ様。経費で落ちるからタクシーで帰りなよ」といったが、彼女は「今日は遅くなるって言ってあるから。それよりお腹がすいた」と答えた。






店を2人で出て俺の車で深夜のファミレスへいって食事をした。



彼女はかつての新入社員の俺が店長になったことを喜んでくれていた。



昔の思い出話から、最近彼女の店の店長が変わり、トレーナーとして意見を述べても煙たがられていた。



彼女はお客様第一に考えて仕事をしているし、教える際にもそれを徹底しているが周りのサポートもなく、一人で頑張っている状態になっていて落ち込んでもいた。






「綾ちゃんは地区全体のトレーナーだから」と、俺が励ますとみるみる眼が潤んできてにっこり微笑んだ。






会計(もちろんおごり)を済ませ、「このまま送ってやるよ」といったら、彼女はうれしそうにして店を出たとたん、俺の腕に手を通して俺の方に頭を寄り添ってきた。






俺はびっくりしたが彼女がいじらしくそのまま車に向かった。



汗ばんだ額から彼女の体温が感じられた。



髪は甘い香水の香りがした。



俺の心臓はバクバクだった。



初めてあった時から、素敵な子とは思っていたが所詮高嶺の花で、自分と釣り合うとは考えていなかった。



そして車の前に来た。



そこでお互いが向かい合った。



彼女は泣きそうな顔で下を向いていた。






俺はたまらなくなりしなやかな彼女の身体を抱きしめた。



一瞬彼女はビクッとしたがゆっくり俺の背中に手を回してきた。



お互いの心臓がドクドクしているのが感じられた。



俺は意を決して「乗って」といって彼女を助手席に乗せ、そこから5分くらいのところのラブホの駐車場に入った。



彼女をおろし2人で入り口をくぐった。



パネルで選んだ部屋に入るまでお互い無言のままだった。



部屋に入ってすぐに俺は彼女に口づけした。



彼女の唇はマシュマロのようにやわらかだった。



彼女は俺に答えるようにぴったり身体を密着していた。






そのままベッドに倒れこみ俺は彼女を抱いた。



彼女のくっきりとした鎖骨に舌を這わせ、ゆっくり服を脱がせた。



彼女の白い肌は血管が透き通るようで吸い込まれそうだった。



細い腰を抱き寄せると、そのまま折れそうにのけぞった。



俺は夢心地のままいつまでもこうしていたいと思った。



そして彼女の全身をくまなく愛し続けた。



長身の彼女はいくら攻めても、深い海底にもぐっていくような感じがした。



彼女はか細い声で喘ぎ、ぎこちなく俺に抱かれた。






いくら攻めても攻めきれないようなのが彼女の身体だった。



改めてみると、彼女の裸身は余りにも美しく生きて動いているのが不思議なくらいだった。



俺は時間をかけて、あわてず前戯でフラフラになるぐらい攻め続けた。



小さいがきれいな乳首を舌で転がし、背中を上から下へキスして、小さく固いヒップを撫で、全身の半分はあろうかという脚を開いて足指を1本づつ舐めた。



彼女の白い脚に舌を這わせたが、余りに面積が広いので舌がしびれそうになった。






やがて俺と彼女は一つになった。



最初は体を離していたが、彼女がか細い声で「離れないで」というので胸を合わせて、体をぴったりとつけた。



彼女は既に男を知っていたようだったが、そんなことはどうでもよかった。



俺は彼女に愛のすべてを注ぎ込み、彼女は全身で受け止めてくれた。



シャワーを浴びてベッドに戻り、俺と彼女は愛を確認しあった。



その後のことはよく覚えていない。



目が覚めると彼女はスヤスヤと俺の横に寝ていた。