暫くは二人きりになるチャンスが無くて日にちだけが過ぎて行った。






恵子の中で出してしまったことを少し後悔し始めていた。



すると一週間くらい経った日の朝、恵子は親の目を盗んでオレのところにやってくると、そっと耳打ちした。






「今朝、生理きたよ」






ちょっと残念な気持ちもあったけど、正直、ホッとした気持ちのほうが強かったので、曖昧な笑みを返した。



でも、後になって妹はちゃんとオレの心の内がわかっていたのだと気付いて、感心した。






お互いに何も言わなくても暗黙の了解で、親には絶対にばれないように、親の前ではいつも通りの兄妹を演じた。



時々、親の居ないところで不用意に妹のことを見つめてしまっていて目が合ったりすると、妹はオレを指でツンと突いてきて注意を促したが、嬉しそうに声を出さずにクスリと笑った。



どうにも我慢できなくなって、親が寝静まってから恵子の部屋に忍んで行ったこともある。



そんな時は、すぐにベッドで抱き合っては舌を絡め合い、ベッドに膝立ちになって妹に口で含んでもらって溜まったものを吐き出した。



屹立が収まると、抱き合って妹の首筋に唇を這わしていくと、「お兄ちゃん、気持ちいいよぉ」と恵子は小声で言ってくれた。



親の目を気にせずにたっぷり時間を掛けて愛し合えるときは、お互いに全裸になってシックスナインから始めた。



妹の亀裂に下を這わせ始めると、恵子も直ぐにオレの腰を自分に引きつけるようにして、尖らせた舌でオレのモノを愛撫した。



妹がオレのモノを口に含むまでにそれほど時間はかからない。






「お兄ちゃん、おいしいよ」






そう言って喉の奥深くまでオレを咥えこむのだった。






恵子は自分も動けるようにお互いに横になった状態のシックスナインが好きで、直ぐにバキュームフェラを覚えるとオレに施してくれるようになった。



初めてのとき、オレはそれだけでイッてしまって、妹の口を汚してしまった。



でも、恵子は何の躊躇いもなくゴクリとオレの出したものを飲み干すと、「お兄ちゃん、よかった?」と聞いてくれた。



妹がどんどんテクニックを身に付けていって、悔しいけれど嬉しくもあり、オレは頷くしかなかった。






慣れてくると、シックスナインの後は抱き合ってディープキスを繰り返しながらゆっくりと恵子が燃え上がるのを待って、オレはゴムを装着すると恵子にオレの腰に跨らせて一気に貫いてやる。






「お兄ちゃん・・・、いい!」






小声で恵子が囁き、恵子はオレと手を合わせて指を組んだ状態で自分から腰を前後に動かした。






「あ、お兄ちゃん、奥に当たってる、あ、あ、あ」






下から恵子のおっぱいを揉んで乳首を摘まむように刺激すると・・・。






「あん、それ・・・いい、イッちゃうよ、それイッちゃうよぉ」






そう言いながら一層強く腰を押し付けてくると、恵子は大きく仰け反って絶頂を迎え、オレを跨いだまま上半身を前に倒してくるとオレに覆い被さって来た。



荒い息遣いのまま、オレに抱きついた妹は痙攣が止まらないようだった。






「お兄ちゃん、すごいよ」






オレは妹の中に入ったまま、恵子の息が整うのを待って上体を起こし、ゆっくりと恵子の身体を後ろに倒していくと今度はオレが妹の上になってゆっくりと腰を動かし始めた。






「あん、お兄ちゃん、すぐは駄目だよ。敏感になってるから、すぐにイッちゃうよぉ」






オレの耳元で囁くように言いながら、「うっ、うっ、うっ」と喉の奥で声を押し★そうとしながら堪えるが、やがて再びクライマックスを迎えると、「お兄ちゃん、いい、いい、いいーっ!」と叫んで、恵子は次の絶頂を迎えた。



それでも快感で朦朧とする妹をゆっくりと突き続けると、息を荒くしながら妹は、「お兄ちゃん、ちょっと待って・・・、そんなに続けたら・・・」と少し苦しそうに言う。



そう言われてもオレは容赦なく恵子の中で動き続けると・・・。






「あ、お兄ちゃん、ダメだって・・・、あー、ダメ、ダメ、ダメェ・・・」






そう言いながらも、再びオレにしっかりとしがみついて来る。






「お兄ちゃん、ホント・・・、マジ、ヤバイ。あ、やめて、やめて、やめてぇ、あーっ!イック!」






オレが射精するのと同時にガクガクと身体を震わせて妹は絶頂に達すると、口を半開きにして仰け反ったまま失神した。



目を覚ました妹に、「おい、涎が垂れてるぞ」と注意してやると、恵子は手の甲で口の端を拭い、甘えるようにオレの胸に顔を埋めてきた。






「お兄ちゃん・・・」



「ん?」






「私・・・、意識飛んじゃったよ・・・」



「うん」






「こんなの初めてだよ」



「うん」






「ちょっと、怖い・・・」



「うん」






恵子が不意に顔を上げると、「“うん”しか言わないね」と言うので、「う・・・、うん」と思わず言ってしまうと、「ほら、またぁ」と言ってケタケタ笑い始めた。






(可愛いヤツ)






恵子は、オレの中でもう“妹”ではなくて、“ひとりの女”だった。






オレたちは少しずつ子供の頃のように話をするようになっていった。






「お兄ちゃんのが出る前に私の中で、ブワッて大きく膨らむ瞬間が好きなの・・・」






「こら、女がそんなはしたないこと、口にするなよ」






「へへっ、ごめぇん。でも、お兄ちゃんには、何でも言えちゃうの」






そう言って笑う妹が可愛らしくて、オレは恵子を抱き締めた。






「お兄ちゃんもどうしたら一番気持ちいのか教えてね」






それ以来、恵子とはお互いに気持ちいところを教え合いっこした。



普通の恋人同士では、そんなことはできないだろうけれど、兄妹だからか、何でも話せた。



罪悪感に苛まれたことが無いわけではない。



恵子とこんなことになってしまって、いけないと思いながらも後戻りは出来なかった。






「なぁ、お兄ちゃんとこんなことになって後悔してないか?」






そう尋ねると、「どうして?」と聞き返してきた。






「いや、お兄ちゃん、見た目も良くないし・・・、お前だったらいくらでもモテるだろうし・・・」






「・・・私ね・・・、たぶん刷り込みがあったんじゃないかな」



「どういうこと?」






「鳥のヒナが卵から孵って、最初に見た動くものを母親だって思うでしょう?」



「うん」






「私が初めて見た男の人のモノってお兄ちゃんのだったから、私の中で男の人はお兄ちゃんになっちゃったのかもしれない」






斬新な説だと思ったが、返答に窮していると・・・。






「だから私、お兄ちゃんになら何でもしてあげられるよ」






耳元でそう囁かれて、オレはもうそれだけで後戻りなんかどうでもよくなってしまった。



妹の言葉にオレはイチコロだった・・・。






「ねぇ、お兄ちゃん、四つん這いになってみて」






オレは妹に言われるがままにベッドの上で膝をついて、促されるままに枕に顔を埋めた。



何をするのかと思っていたら、恵子は後ろからオレのモノを軽く手で包むと優しく竿に沿って指を這わせてきた。



とろけるような快感にオレは痛いほどに屹立し、快楽に身を委ねていると、臀部に妹の熱い息を感じた。



次の瞬間、恵子の柔らかい舌がオレの肛門の周りを這い、やがて舌先が菊門の中心へと押し当てられた。



恵子の手の中でオレのモノは先を濡らし、爆発寸前だった。






「お兄ちゃん、気持ちいい?」






声を掛けられて、ふと我に返るとオレは不覚にも涎で枕を濡らしていた。



オレの返事を待たずに恵子の舌先はオレの後ろの門をこじ開けて入ってこようとしていた。






「ああー」






思わずオレは快楽の声を漏らしてしまった。



それを聞いた妹は、今度は指を押し当てて軽く出し入れしてきた。



その瞬間、オレは妹の手の中で爆発し、ベッドのシーツを汚した。



恵子は指に付いたオレの精液をペロリと舐めると、オレを膝立ちにさせてパクリとオレを咥えこみ、チュウチュウと残った精液を吸い取るかのようにして綺麗にしてくれた。






恵子はアクメで気を失って以来、兄貴も失神させたいと思って果敢に攻めてくるが、男がエッチで気を失ったなんて聞いたことがない。



それでも、妹はただひたむきにオレを喜ばせようとしてくれていた。



分別ある大人同士なのに、オレたち兄妹は、人の道を踏み外してしまった。



でも、妹とこうなってから、オレたちは初めて本当に心が通じ合うようになった気がした。



無口だと思っていた恵子は意外と話し好きで、二人で外を歩いているのを知らない人が見たら、恋人同士にしか見えなかったと思う。



恵子はよく笑うようになって、笑えば笑うほど、綺麗になっていった。






「ねぇ、お兄ちゃん」






「ん?」






「どうして、お兄ちゃんのあそこはそんなに大きいの?」と言って頷いた。






オレが先に風呂に入って待っていると、恵子は服を脱ぎかけたところで、「あっち向いててよ」と言った。






「へいへい」






そう言いながら目の前に広がる景色を見ていたら、掛け湯をする音がして、妹が入ってきた。



明るい光の下で見る恵子の裸体は綺麗だった。



海へ行って焼いたりしていないので妹の肌はもともと白い上にシミやソバカスもない。



お湯に浸かる恵子の身体をしげしげと見つめていると、「お兄ちゃんのエッチ!」と言ってお湯を跳ね飛ばしてきた。






「こいつぅ」






お風呂の中で襲うふりをして、戯れ合うように恵子の背中から抱きついた。



キャアキャア言って笑う妹の上半身を羽交い絞めにすると脚を絡ませるようにして股を開かせると前に手を伸ばして亀裂をなぞり、合わさった襞を指で押し開いて、中指をグッと突き立てた。



お湯の中でも恵子の中が既に潤っているのがわかった。






「ああん」






恵子が悩ましげな声を上げ、身体が少し仰け反った。



そのまま中を掻き回してゆっくり時間を掛けて敏感な突起を揉みほぐすと、恵子は「あーっ」と細い声を上げながら昇天した。



恍惚の表情を浮かべながら息を整えた後、妹は身体を反転させてオレの足の間に入ると太ももを脇に抱えるようにしてオレの屹立したモノがお湯から顔を出すようにオレの腰を浮かせた。



潜望鏡のように目の前に浮かび上がった肉棒にチロチロと舌を這わせた後、恵子はそれをパクリと咥えこんだ。



恵子の柔らかく暖かい口の中で、オレは更に膨張した。






この数年で恵子はどんどん綺麗になって、そのことがオレを一層興奮させると同時に不安にもさせた。



上目遣いでオレの方を見ながら喉の奥までオレを呑み込んでいる妹の端正な顔を見ているだけでオレの硬さはどんどん増した。






「お兄ちゃん、このままイッてもいいよ」






一旦口から出してそう言ってくれたけれど、オレは夜までとっておきたくて、恵子の身体を抱き寄せるとキスをした。



お互いに唇を舐め合ったあと、恵子はオレと舌を絡めると、「おいしいっ」と言って、“へへへ”と笑って見せた。



二人で抱き合うようにして眺める夕日がロマンチックで綺麗だった。






海の幸で一杯の懐石を食べた後、仲居さんに布団を敷いてもらって二人並んで寝転がると僕は妹の身体を引き寄せた。



オレは妹に腕枕をしながら、目を覗き込んで訊いてみた。






「恵子はお兄ちゃんのどこがいいんだ?」



「えっ?・・・わかんないよ」






「わかんないのに、いつも抱かれてるのか?」



「なにそれ・・・、ひどい言い方・・・」






あの日まで家族としか思っていなかったのに、禁断の実を食べてしまったあの日から、妹はオレの心から離れなくなった。



ルックスにコンプレックスのあるオレは、恵子の一番好きな犬がブルテリアだと聞いたとき、“こんな兄貴でも・・・”と少しだけ期待してしまった。



オレは恵子に“好きだ”と言って欲しかった。






「お兄ちゃんは恵子のなんなんだ?」






“お兄ちゃんに決まってるじゃん”と自嘲するように、我ながらバカな質問をしたものだと思った。






でも、聡明な恵子は漸くオレが何を言わせたいのかを理解して・・・。






「そばにいてもらわなきゃ、困る人だよ」






そう答えると、オレの胸に顔を埋めた。



少し物足りない答えだったけど、オレは嬉しかった。



そして、恵子はやっぱり頭のいい娘なのだと改めて思った。






気がつくと恵子はオレの乳首に舌を這わせていた。



温泉の所為で少し逆上せていたのか、ほんの少し舐めるように飲んだお酒の所為か、赤い顔をオレに向けた妹が言った。






「私、お兄ちゃんのためなら★ねるよ」






(おい、おい、それは男のセリフだろう・・・)






心の中でそう思いながら、もうそれ以上は望むまいと思った。



妹の浴衣の帯を解いて前身頃を開くと、妹は下着を何も着けていなかった。



オレはそっと恵子の胸に唇を寄せて、子供のように妹の乳首を吸った。



妹はオレの頭の後ろにそっと手を当てて、母親が授乳をするように撫でてくれた。



昔はあんなに小さな胸だったのに、妹の胸はもう立派に大人のボリューム感を帯びていた。






「お兄ちゃんは、本当におっぱいが好きだね」






「そうかな」






「そうだよ」






少し口を大きく開けて妹の乳首を強めに吸うと、恵子は「ああん」と悩ましい声を出した。



オレは今度は妹に覆い被さって唇を吸い、見つめ合うと恵子は舌を伸ばしてきた。



ひとしきり舌を絡め合った後、オレは身体をずらして妹の股間に顔を近づけると膝の裏に手を入れて脚を折り曲げさせた。



煌々と明かりが照らす中、オレは恵子の亀裂に顔を近づけると指でそっと貝の合わせ目を開いた。



中からは愛液が溢れ出ていてキラキラと輝いて見えて、既に再び生え揃った陰毛を濡らしていた。



指を入れてそっと掻き回すようにすると、妹は顔を少し歪めて、「ううっ」と呻いた。



恵子が一番感じるところを掻くように擦った。






「あ、あ、あ、あ」






恵子の声がどんどん大きくなっていった。



空いている方の手で恵子の尖った突起の皮を剥いてやると舌先を尖らせて円を描くように舌を這わせてから口をすぼませて吸った。



その時、恵子はカッと目を開き、「お兄ちゃん、もう、我慢できない!」と言った。



清楚で本来大人しい恵子にそう言わせただけで、オレの興奮は高まり満足だった。



ゆっくりと恵子の中に入って突いていくと、恵子もどんどん高まって行く。






「あぁ・・・、もうダメ!お兄ちゃん、もっと強くして!イキたい!イキたい!イかせて!」






そう叫ぶと妹は驚くほど大きく身体を反らせて絶頂を迎えた。



恵子がオレの肉棒を締め付けたその瞬間、オレも恵子の中で果てた。



ドクドクと注ぎ込まれる熱いものを感じていたはずなのに、恵子はオレに抱きついてきて長い脚をオレの腰に巻きつけると、いつまでもオレの身体を離さなかった。






「恵子・・・、出ちゃったよ」






妹に叱られると思ったけれど、恵子は身体を小刻みに震わせて目を瞑ったまま、オレの耳元で、「今日は、いいよ」と言ってくれた。






「お兄ちゃんのこと愛してるよ。私もお兄ちゃんのが欲しかった」






その言葉を聞いたとき、オレは妹を一生守っていくと何度目かの誓いを立てた。



こんな兄貴には勿体無い妹だけど、傍に居て欲しいと言ってくれるのだから、お言葉に甘えようと決めた。






三十歳の誕生日に恵子はオレの子を宿した。