エスカレーター式の大学に外部受験で入ってきた彼女(ナオ)は、学内でもかなり目立つ美人で、学部のマドンナ的存在でした。



当然倍率も高かったのですが、同学科で授業もほぼ同じの俺はうまく競争をかわして、“準彼”というポジションについてました。



準彼というのは、彼女には本命はいない&こっちがいつも一方的に求愛している&オレには軽い遊びの女友達がいる(セックスありの子)という妙な状態で、こっちは冗談混じりだけど本気、彼女はこっちの本気にたぶん気付いている、という微妙な関係でした。






授業がある時はいつも一緒だったのですが、長い休みの間は別に付き合っているわけでもないから特に連絡も取らず。



そんなある晩、彼女から電話がありました。






ナオ「ショウ君、お久しぶり」






俺「おお、ナオちゃん、今ちょうど君のこと考えてたんだよ」






ナオ「何言ってるの、まったく。相変わらず遊んでいるんでしょ」






俺「んな訳ないでしょ、真面目にバイトしてますよ。で、何?デートのお誘い?」






ナオ「いえ、ちょっと相談に乗って欲しくって・・・」






俺「なんだよ、オレに相談ってことは勉強の話ってことだね」






ナオ「じゃなくってー、うーん、言いにくいんだけど・・・」








俺「なんだよ一体」






ナオ「明日、昔の友達とプール行くんだけど・・・ホテルのなんだよね」






俺「え、ホテルって?男?」






(おい、なんだよそれ!)






ナオ「うん、そうなんだよねー」






俺「で、なんの相談なのさ?」






この時点で心臓バクバク。






ナオ「ショウ君だったらさ、ホテルのプールに女の子を誘ってOKされたら、やっぱりそういう事もOKしてるって思う・・・よね?」






俺「ああ、まあ脈はあるくらいに思うわな」






しかし、なんちゅう相談をしてくるんだよ!






ナオ「そうだよねーやっぱり・・・。でね、急で悪いんだけど、明日ショウ君もプールに来てくれないかな?」






俺「へ?オレが?」






ナオ「うん、偶然会っちゃったって感じにして、ダブルデートみたいな方向に持ち込んじゃえないかなーって思って」






俺「ダブルって、オレにも彼女連れで来いってことっすね?」






ナオ「うん・・・無理かなー?私も覚悟出来てないわけじゃないんだけど・・・」






(覚悟って、ヤルっつーことか?おい?)






俺「わかった、なんとかする、行く」






ナオ「え、ホント?いいの?あー、やっぱりショウ君に相談してよかったー」






というわけで、オレも女友達(ミキ、肉体関係、ナオとは面識なし)に事情を説明して、オレの奢りで某ホテルに行くことになった。



で、時間を合わせてプールに行って、首尾よく偶然を装い彼女と会えたのですが、その後が全然ダメ。






男「え、学校の友達?」






ナオ「うん!すっごい偶然だよねー」






俺「おお、よりによってこんな所で会うかー!どもー、はじめまして」






男「ども、そちらの子、彼女ですか?」






俺「いやー、照れるなー、つーかそうなんです、はい」






男「へー、今日はお泊まりなんすか?」






(おい、何聞いてくるんだよ!)






俺「いやー・・・」






ミキ「そうでーす。そちらも?」






(おい、バカ!何聞いてんだよテメー!)






男「うん、予約はしてるんだけどね・・・。(ナオに向かい)大丈夫、なんだよね?」






ナオ「え!?う、うん」






(ガボーーーン・・・)






その後、4人でメシを食うことになったのだけど状況は変わらず。






ミキ「ナオちゃんって初めての夜なんでしょ?いいの、私達なんかと一緒で?彼氏もごめんねー」






ナオ「ううん、何かリラックス出来るからいいの」






男「うん、2人だけだと逆に緊張しちゃうもんね」(←と言いつつ少し迷惑そう)






ミキ「ね、ね、邪魔する気は全然ないんだけどさ、終わったら遊びに行ってもいい?」






男「え、遊びにって部屋に?」






ミキ「うん、あ?シーツ汚れちゃって恥ずかしいか!じゃウチらの部屋においでよ!」






ナオ「え、でも終わってからって・・・」






ミキ「一晩中ヤルわけじゃないんだからさ!おいでよ、せっかくだしさ!」






というわけで、夜の8時頃、それぞれの部屋に向かい、深夜0時にこっちの部屋に彼女達が遊びに来ることになった。



部屋で2人きりになると、ミキは急にしおらしくなってオレに謝り始めた。






ミキ「ごめんね、こんなつもりじゃなかったんだけど・・・」






俺「なんだよ、それ。お前、事情わかってるくせに何やってんだよ?」






ミキ「だってさ・・・ショウ、あたしの気持ちも少しは考えてよ(涙)」






泣かれるとオレも弱くて抱擁。



優しいキスからそのままなだれ込みセックス。






ミキ「ねえ、ナオちゃんも今頃、彼氏にやられちゃってるかな」






俺「・・・かもな」






ミキ「彼氏、絶対にアソコでっかいよね、水着パンパンだったよね」






俺「うん」






ミキ「(オレの触りながら)これの倍くらいあるよね。大丈夫かな?」






俺「倍はないだろ」






ミキ「ね、興奮してるでしょ?」






俺「してないよ」






ミキ「今頃ナオちゃんが、あのデカイの入れられて泣いてるんだよ?初めてのフェラで、大きく口開けて顎外れそうになってるんじゃない?そろそろ、あのデカイのが気持ちよくなり始めてる頃だよ」






俺「お前もあのデカイの入れて欲しいんだろ?あとであいつが来たらしゃぶらせてもらえよ」






俺もミキもSMっぽいプレイはしたことがなかったのだが、この時ばかりは時間を忘れて妄想&淫語プレイに燃えまくった。






ピンポーンという音で我に返ると、もう0時4分(不思議と時間を覚えている)。



ナオ達がドアの向こうにいる。



俺はなぜかわからないけど、裸のままで扉を開けた。



2人とも少しビックリしてたけど、別に騒ぎもせずに部屋に入ってきた。






俺「ごめん、何か燃えちゃってさあ、まだ終わってないんだけど、そこで見ててくれる?」






ミキも、こんなシチュエーションは初めてなのに不思議に落ち着いていて、シーツでカラダを隠しもせずにベッドで上半身を起こしていた。



俺は自分のペニスがナオと男に見られていることに異常に興奮していた。






(ナオは、さっきまで自分に入れてた男と比べてるよな)



(小せーとか思ってるんだろうな)



(この男も、“オレの半分”とか思ってるんだろうな)






ミキは俺の下半身がナオ達に向くようにして69のポーズになった。



俺の上に乗りながら、2人に見せるようにペニスを咥え、音を立てて吸う。



俺も指と舌で出来るだけ派手に音を立ててクンニを続けた。



ミキは自分がイキそうになると、いきなりアソコを俺の顔からずらし、胸の上に座って右手でオレのをシゴき始めた。






ミキ「どう、もう我慢の限界でしょ。ホラ、2人の目の前でイッちゃいなさいよ!」






その言葉とほとんど同時に俺は射精した。



屈辱感というよりも3人に祝福されているような人生最高の快感だった。



オレをイカせた後、ミキはすぐに69の体勢に戻り、オレがすっかり回復するまで丁寧にフェラを続けた。






ミキ「ねえ、後ろから入れて」






ミキの言葉に上体を起こすと、ソファーで全裸になっているナオが目に入ってきた。



男は上半身だけ裸でジーンズを膝まで下ろしている。



ナオは左手で男のペニスを撫でながらディープキスをしている。






やっぱりデカイ。



ズル剥けでカリが凄い。



さすがに長さは倍ってことはないけど、容積は絶対2倍ある。






俺はミキの上半身を伏せさせ、尻だけ上げさせてバックからブチ込んだ。



ミキが短い叫びを断続的に上げ続けながら感じまくっている。



俺の目の前でナオが男のペニスに奉仕している。



さっきまで処女だったくせに、ミキの痴態を見ていたためか動きが激しい。






男はナオの胸を揉みながらたまにこっちを見る。



ミキが仰向けにポーズを変えた。



(ミキは正常位じゃないとイケない)



両足を抱えて激しくピストンを始めると、ミキは目をつぶり、半分悲鳴のような泣き声を上げ続てイキまくる。






ナオは男に促されて上半身を上げ、男の上に跨がった。



右手をペニスに添えながら自分でゆっくりと体を沈めて挿入し始めた。



ナオが男の首に両手をまわして体を少しずつ上下させている。



演技か、本当に感じているのかはわからないけれど、ペニスが体に入るたびに小さい喘ぎ声を上げている。



俺はナオの体から目を離せずにいた。






男がナオの耳元で何か囁いた。



ナオはかぶりを振ったが、男は強引にナオの手を首から離し、ナオの体をグルリと俺の方に向けた。



ナオが恥ずかしがるのにも構わず男は左手で胸を揉みながら右手でクリトリスを刺激し、腰を振り続けた。



ナオは俺と目が合うたびに、「アァッ!ダメッ!見ないで!」と叫んだ。



俺と目を合わせながらナオが本気でイクのがわかった。






その晩は俺とミキがシャワーを浴びている間に2人は部屋に戻ってしまっていて、何も話をすることは出来なかった。



翌朝も別々にチェックアウトしていて、結局その夏はナオと一度も連絡を取らなかった。






ナオはその後、男とは割とすぐに別れて俺と付き合い始めた。



なぜかナオとミキはウマが合い、未だに夫婦で仲良くしている。



俺とナオが付き合い始めてからかなり時間が経つが、あの夜のことを話したことは本当に一度もない。



お互いに一度も忘れたことなどないのに・・・。






それと、もう卒業してかなり経つのに、まだナオの高校の同窓会が一度もない。



嫌でもあの男と顔を合わせることになるのが今から不安だ・・・。