私は平凡な人妻なんですが、アダルト業界の“有名な人”に似ているらしく、以前からもよくその人に間違われて声をかけられることがありました。
間違える人は、家に招いた主人の会社の人達や、ご近所に住む方、また時々訪ねてくる営業の人や宅配業者の人などですが、まず100%男性です。
その有名な人とは、『穂花』という名前のAV女優の人なんです。
私も最近になって初めて本人の写真を見ることが出来たのですが、申し訳ないくらいに本当にそっくりそのままなんです!
こう言うと自分のルックスを自慢しているようで、少し感じが悪く取られるかも知れませんが、かなり可愛くて綺麗な方ですので、私も(この人に似ていると言われるのならちょっと嬉しいかも)と思っていました。
でも、それだけでは済まないのです。
似ている方がアダルト業界の方ですので、間違われる私自身も、そういう対象やイメージで見られたり、接触されてきたりするのです。
歩く街によっては水商売のスカウトらしきコワモテの男性から執拗に誘われたり、それこそ「撮影のモデル」と称してAVに誘い込まれそうになったこともあります。
何より私自身が穂花さんの顔を見て(知って)以来、自分でも少し意識してしまうところが出てきてしまって・・・。
家に来てくれる宅配やクリーニング業者の男の人の視線をちょっとでも私の顔、そして胸などに感じると・・・。
(やっぱりこの人も?いやらしい!)
過敏に被害妄想を膨らませてしまって。
実際、そう思わされる根拠だってあるんです。
例えば、買い物先で高校生の男の子の私を見つめる熱い視線を感じたことがあると、すぐ次の日その男の子から『僕の童貞を貰って下さい』という内容のエッチな手紙をもらいました。
もちろん断る意思で私からは何の返事もしませんが、このくらいならまだ健全で可愛い方です。
すごくなると本当にストーカーになる人がいるんです。
ポストにはいやらしい内容が綴られた手紙が毎月2、3通は入っています。
『メス犬の穂花にバックからぶち込みたい!』
なんて文字を読まされた時は、すぐに家のカーテンを閉めました。
他にも自転車のグリップやサドルが男性の精液で汚されていたこととか、下着を盗まれたことも。
玄関先に『いつもありがとう』というメッセージが添えられた、恥ずかしくなるようなデザインの下着をラッピングされて置かれていたこともあるんです。
ストーカー達の熱心なラブコールにほとほと参ってしまいます。
たまに自分が本当にAV女優になったような錯覚すらしてくるんです。
アダルト業界に出ている女性を見ると、男の人はすぐにヤラせてくれると思うんでしょうね。
でも実際は全然違うと思うんですよ。
女性だからわかるっていうのかな?
AVに出演したからって、誰とでもエッチするわけないじゃないと思います。
こんな当たり前のことが分からないのが男性なんですよね。
こういうことがあってから、AV女優の人達がちょっと身近に感じるようになりました。
タイトルとURLをコピーしました
コメント