女装姿を不特定多数の人に見てもらう・・・。



僕はそのことに興奮を覚える。






初めてスカート姿で街を歩いた時は震えた。



自分とは異なる存在になれることは快感だった。



しかも、それが若い女性なら尚更だ。






僕は決して女らしくはないが、マスクで顔を隠せば大きな目が特徴的な可愛い顔になる。



マスクをした歯科助手が、みんな美人に見える現象と同じだ。



またパッドなどで体型を補正すれば、20代前半の女性に見えた。



と言うか、かなりスタイルが良い。






身長178センチ、バスト98センチのFカップ、ウェスト59センチ、ヒップ95センチ、股下85センチ。



僕のプロポーションは、ルパン三世の峰不二子を107%に拡大した状態だ。



ただ、原作の峰不二子のおっぱいの設定はKカップだった。



しかしKカップのバストは二次元でのみ成立する大きさなので、そこだけはFカップに修正していた。



まあ現実の世界で僕よりもスタイルの良い女性に出会ったことがないほどだ。






女として露出の多い僕は、男性たちからエロい視線を受け、ナンパされることも珍しくなかった。



そして僕の女装は徐々に露出が増えていった。



ミニスカートから露出した細く長い脚。



Vネックの胸元から覗く胸の谷間。



男たちのエロい視線が突き刺さる。



男の僕にはない筈の子宮が疼く・・・。



女として視姦されることは快感だった。






しかし、最近の僕はスカートを穿かなくなっていた。



それは露出をやめたわけではなく、さらなる露出をするためだった。



女性がウォーキングやヨガの時に穿くレギンスパンツ。



それが今のお気に入りだ。






本物の女性がレギンスパンツを穿くと、大陰唇の隙間に布が食い込む。



俗に言う『マンスジ』だ。



女性たちは様々な方法でその問題に対処していた。



おりものシートを下着に貼って食い込みを防止する。



レギンスの上に短パンを穿く。



裾の長いシャツで股間を隠す・・・。



女性にとって女性器の形状を人前に晒すことは恥辱だが、男性にとってそれを見ることは悦び以外の何物でもない。






しかし、女性器を持たない僕が割れ目にパンツを食い込ませることは不可能で、何らかの方法で女性器を再現する必要があった。



男性が女性器を再現する方法はいくつかある。






『性別適合手術』



俗に性転換手術と呼ばれる方法だが、僕は女性になりたいわけではないので、するつもりはない。






『シリコン製の偽女性器』



性転換パンツとも呼ばれるアダルトグッズだが、形状が不自然で女性というか人間の股間に見えない。






『タック』



睾丸を体内に押し込み、陰茎を股の下に圧着させる方法だが、これはビジュアル的に最も女性器の形状に近づくが、割れ目をテープや接着剤で塞ぐのでレギンスが食い込むことはない。






そこで僕は、『逆タック』とでも言うべき方法を思いついた。



逆タックとは睾丸で大陰唇の膨らみを再現する方法だ。



まずシームレスショーツを穿き、クロッチの左右からわざと睾丸をはみ出させる。



俗に言う『横チン』の状態だ。



このはみ出た陰嚢が大陰唇の膨らみとなり、ショーツに圧し潰された陰茎が恥丘の膨らみとなる。



ただ、それだけでは男性器の形状を完全に隠すことが困難なので、ショーツを重ね穿きしてコットンやパッドなどで女性器の形状に調整する必要がある。






女性の股間の画像を参考にしながら下腹部を滑らかな恥丘の形状にし、女性の外性器の形状に近付ける。



そして食い込ませたシームレスショーツの上から普通のパンティを穿いて割れ目を指で撫でると、パンティのクロッチ部分が陰嚢の間に挟まり、マンスジが完成する。



上手く出来れば、本物の女性の下腹部と見分けがつかない。






この上からレギンスパンツを穿くのだが、スポーツメーカーのレギンスは生地が厚いため、ユニ◯ロやG◯などのプチプラ商品が効果的だ。



レギンスパンツを穿いたら、ガニ股になって生地が股間に張り付くようにしてから立ち上がると、股間に『ω』の形をしたマンスジがくっきりと浮かび上がる。



勿論、お尻の割れ目にもレギンスを食い込ませることを忘れてはいけない。






鏡に映った僕の下半身は、『レギンスマンスジ』で画像検索した本物の女性と寸分違わぬ形状になっていた。






しかし、これで僕の女装は終わりではない。



意外なことに、マンスジに気付かない人が多いのだ。



歩きスマホをしている人、会話に夢中になっている人、単にボーっとしている人・・・。



努力が報われないことは辛い。






僕は自分に注意を向けるため、上半身の女装にも力を入れていた。



パッドと盛ブラで作った胸の谷間を露出したり、揺れるシリコンバストを装着したりして注目を集めるようにした。



特に揺れるバストは効果的だ。



男は揺れる物に弱いというのは事実だ。






体に張り付くハイネックシャツ、薄い色のレギンスパンツ、スニーカー、ダウンジャケット、キャップ・・・。



僕の見た目は、ジム帰りかウォーキング中の女性に見えるだろう。



男性とすれ違う。



僕の揺れる胸を見た男性の視線が下がる。



マンスジに気付いた男性の顔は驚き表情となり、股間を凝視した後、我に返って視線を逸らす。



やはりマンスジの破壊力はミニスカートの比ではない。



男性の中には僕とすれ違った後、わざわざ引き返してくる人までいた。






しかし、それでも僕のマンスジに気付かない人は多くいた。



世の中には歩きスマホをしている人が多く、パンツ姿にはミニスカートほどの注目度はなかった。



男性はパンツ姿の女性には、あまり興味がないのだ。






しかし、それは歩行者に限ったことで、車を運転している人は状況が違っていた。



基本的に車を運転している人は前を見ていて、乗用車に座った時の視線の高さが歩行者の股間の高さなので、僕のマンスジに気付く確率は高かった。



横目で僕のマンスジを見てくる人。



顔をこっちに向けてがっつり見てくる人。



ニヤニヤした表情で助手席の人と会話している人・・・。



特に信号や踏切で停車中の人の視線は容赦がなかった。



僕は見られていることに気付いていないふりをしながらマンスジを披露し続けた。



運転手の中には、僕に気付かれないように携帯で撮影してくる男もいた。






僕は、自分が男たちのオカズになると思うと興奮する。



しばらくは、この露出をやめることが出来そうにない。