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恥ずかしがりの嫁と俺の親友のマッサージ6









俺が酔いつぶれて寝ていると思った景子と浩介。二人は、俺に内緒で口でした。これまでとは違う、俺の見ていないところでの行為に、俺は激しく動揺した。でも、それ以上に興奮してしまったようで、パジャマの中で手も触れずに射精してしまった……。



「今日は、浩介としないの?」

何も知らない振りをして、景子にそう言う俺。

『しないよ。でも、して欲しいの?』

景子は、妖艶な笑みを浮かべて言う。一気に空気が変わった感じがする。

俺は、黙ってうなずく。

『じゃあ、行ってくるね。ちゃんと動画撮っとくね♡』

そう言って、景子は寝室を出て行った……。



俺は、どうしようか迷った。このまま、本当にここにいていいのか……。

景子は、浩介とセックスをするとき、集中できないから見ないでくれと言った。でも、本当に二人きりにしていいんだろうか? 景子は、俺を試しているような気もする。



そんな風に悩んでいると、和室の方からかすかに声が聞こえてきた。声と言うよりも、甲高い泣き声のような……。



結局俺は、寝室を出た。でも、二人の面前に行くためではなく、気配を○して様子をうかがうためにだ。



気配を○して廊下を歩き、和室の前に行く。薄い襖を通してなので、声も丸聞こえだ。



『ダメぇ、声出ちゃう! もっとゆっくりぃ……あ、アッ!』

「それなら、見てもらえば良いじゃん。こんなので撮らなくてもさ」

『ダメなの、んっ! あぁフゥ……恥ずかしいから……アッ!』

「イキまくるのが恥ずかしいの?」

『バカ……あっくん以外でイクわけないじゃん!』

「またまたw あいつの前でイキまくってたじゃんw」



『ふふw 浩介も、意外にウブなんだねw 女の演技も見抜けないようじゃ、いつか痛い目あうよw』

「はいはいw じゃあ、これどうしたの? 乳首だけじゃなくて、乳輪まで勃起してるじゃんw」

『なっ! そんなわけないじゃん!』

「動くぞ」

『ヒッ! あ、アッ! ダメぇ、ゆっくり、声出ちゃう! ンンあっ!』



俺は、襖の前で震えるほど興奮していた。乳輪が勃起するほどの快感? そんなのは聞いたことがない。襖の向こうでは、景子が声を○しながら、浩介と繋がっているはずだ。



「気持ち良いから声が出るんでしょ?」

浩介が、いじわるっぽく言う。

『違う……浩介のが、大きすぎるから、うぅ、だよ……あぁっ! ダメ……声、聞かれちゃう……』

もう、今さらとも思うが、それでも、声を必○で抑えようとする景子が嬉しかった。



「ほら、声出なくしてあげる」

『んんっ! んーっ! ンフゥ♡ んっ!』

パンパンとリズミカルに響く肉を打つ音に、くぐもった景子のうめき声。キスしながらしているのだと思う。

さっきから俺は、激しく興奮しているが、二人がちゃんと避妊をしているかの方が気になっていた。



もしかして、また生で繋がっているのではないか? そんな不安にさいなまれる。



「景子、イキそうでしょ? すっげぇ締まってきたw」

『違うぅ、浩介のが、あぁっ! ン、太い、からぁ……苦しいだけぇ、んふぅっ! 苦しいから、声出ちゃうだけだよぉ……ンふぅっ!』

景子が、途切れ途切れになりながら言う。



「苦しいんだ。じゃあ、止めるね」

浩介がそう言うと、パンパンというリズミカルな音が消えた。

『うぅ……ゆっくりなら平気だよ……』

「いや、いいよ、悪いしw」

『悪くないから……ゆっくり、ね?』

景子は可愛げのないことを言っているクセに、本当はしてもらいたいというのが見え見えだ。



「はいはいw」

『んっ! ンアッ! ンふぅぁっ! アッ! そう、ゆっくりぃ……アッ!』

景子は、控えめなあえぎ声をあげ続けている。



「ほら、それ貸してごらん。集中出来ないでしょw」

『う、うん……あ、あっ!』

「ほら、エロい顔になってるw」

『ダメぇっ! 顔は、撮らないでぇッ! んンッ! ダ、メぇ……』

「アレ? なんか、スゲぇ締まってきたw ほら、こっち見てごらん。エロい顔アイツに見せてやらないとw」

『イヤァ……ダメ、止めて、アッ! 撮っちゃ、あぁ、ダメっ!』

「ほら、イクとこ見せてやらないとw」

『そんなの、あぁっ! くぅ、ふぅアッ! ダメぇ、ホントに、あぁっ! ひっグゥッ!』

「ほら、イッちゃうって言いな! ゴメンなさいって!」



『あぁっ! あっくん、ごめんなさぁいぃっ! イ、イッちゃうッ! イクっ! んンふぅっ!!』

「スゲぇ、その顔エロ過ぎるよ」

『ダメぇ……撮っちゃ……』

「はいはいw ほら、消したよ。じゃあ、俺もイカせてもらうかな?」

浩介がそう言うと、またパンパンと強く肉を打つ音が聞こえてくる。

『ダメェェ……もう、アッ! アッ! アッ♡ 気持ちいいっ! 浩介ぇ、ダメぇ……こんな、ダメ、ダメになるよぉ……』

「何が? 何がダメになるの?」

『狂っちゃうぅっ! 浩介のに、あぁっ!イクぅぅ……』

「景子、イクっ! 好きだっ! イクっ!」

『うぅあぁっ! ヒィ、あぁ……好きぃ……』



そして、しばらく音がなくなる。でも、凄く集中すると、かすかに水っぽい音が響いてくる。多分、キスをしているのだと思う。



景子は、どういうつもりで浩介とセックスをしたのだろう? ちょっとしたイタズラみたいな感じで始まった、浩介とのエッチな行為。エスカレートして最後まで行ってしまったが、今の景子の気持ちはなんだろう?

浩介を挑発しすぎて、引くに引けなくなっているのか、それとも俺を嫉妬させるため? 俺の性癖を見抜いて、喜ばせるため?

もしかしたら、自分自身の楽しみのため?

そんなことを考えていたら、また声が聞こえてきた。

「また外れるとヤバいから、抜くね」

『うん……そうだね……』

「抜くよ」

『ン、あぁ』

「良かった、外れてなかったよ」

『ふふw』

この会話を聞いて、ちゃんとコンドームを着けていた事がわかり、凄くホッとした。

でも、アクシデントとはいえ、俺より先に景子と生でセックスをして、結果的に中出しをしてしまった浩介に、俺は激しく嫉妬しているし、敗北感すら持ってしまっている。

そして、それを考えていると、俺ははち切れそうなほど勃起している。



さっき、景子とセックスをするとき、急に立たなくなった。まるでEDのように、フニャフニャで固くならないペニスに、ショックを受けた。

でも、襖の向こうで、景子が俺以外の男とキスをしていると思うと、こんなにもいきり立つペニス。

俺は、景子が他の男に寝取られて、興奮してしまう性癖なのだと思う。



『じゃあ、もう行くね』

「え? さっきイッたでしょ? 2回もw」

『ホント、浩介ってイジワルだよね』

「嫌い?」

『ではないけど……でも、さっきのも演技だからね。全然イッてないからw あんなの信じちゃって、浩介って童貞みたいw』

「ド、ドーテーじゃねーし」

浩介が、ギャグっぽく言う。二人とも、楽しそうに笑っている。俺のいないところで、他の男と楽しげに笑う景子。そんな状況を、俺は楽しんでいる……。



『じゃあ、おやすみなさい。どーてーくんw』

「おやすみ、ありがとうな」



そう言って、出てきそうな気配になったので、慌てて寝室に戻った。足音を○すのが、凄く難しかった……。



寝室に戻ってくると、景子はベッドに潜り込んで、俺に抱きついてきた。

『ねぇ、聞こえてた?』

真っ直ぐに俺を見つめて、景子が言う。

「なにが?」

俺は、とぼけてみた。

『決まってるじゃんw 私が浩介に、イカされちゃった声だよ♡』

景子はそう言うと、俺のパジャマの上から、全力で勃起したペニスをもてあそび始めた。



『あれ? あっくんも調子いいんだねw いつもより固くて大っきいよ♡』

「あぁ、景子……」

俺は、思わずうめく。



『ねぇ、スマホで撮ってみたんだ。見たい?』

景子が、うわずった声で言う。景子も、相当興奮しているようだ。

俺は、言葉も出せずにうなずいた。



景子は、そんな俺のリアクションを見て、笑いながらスマホを取り出す。そして、動画を再生する。



映像は、とにかくブレブレだった。でも、当たり前だが、さっき襖の外で聞いていたやりとりそのままで、臨場感がハンパではなかった。



すると、さっきのやりとりのように、浩介が景子からスマホを取り上げた。

すると、急に映像がはっきりした。全裸で、仰向けで寝ている恭子。しっかりと、浩介のペニスが景子の膣に突き刺さっているのが見える。

そして、さっき見たやりとりが繰り返される。



景子は、見たことがないと思うくらいのトロトロの顔で、浩介に顔を撮らないでと哀願し続ける。



『うわぁ、私、こんな顔してたんだ……ゴメンね、あっくん以外に見せちゃダメな顔だよね?』

小首をかしげて、可愛らしく聞いてくる景子。景子は、完全に目覚めてしまった感がある。

俺を煽り、イジメるというか、言葉責めする喜びに……。



俺は、こらえきれずに景子に覆いかぶさった。

脱ぐのももどかしく、パジャマをずり下げ、景子のパジャマも下だけを脱がせた。



そして、そのままコンドームも着けずに挿入しようとした。俺はここ最近、そろそろ子供を作ろうと言う考えに変わっていた。浩介に孕まされてしまう前に……そんな思いからだ。



すると、景子はスマホの再生を止めて、俺を迎え入れる姿勢になる。軽く開かれた両足、それをかき分けながら、身体を重ねていく。

すぐに、ペニスが熱い肉に包まれた。



『ン、あぁっ! あっくん、愛してるぅ!』

すぐにそんな事を言ってくれる景子。愛おしくて仕方ない。俺は、景子にキスをしながら、腰を振り始めた。でも、さっきみたいに、なぜか俺のペニスは固さを急速に失っていく。

それでも、なんとか勢いで乗り切ろうと腰を振り続けたが、結局抜けてしまった……。



俺は、恥ずかしさで顔が真っ赤になるのを感じた。

「ゴメン……」

俺は謝ることしか出来なかった。



すると、景子が何も言わず、スマホを触り始めた。そして、さっきの動画を再生すると、

『私がイカされるの、見ててね♡』

と言いながら、俺にスマホを手渡した。それは一瞬で効果を発揮し、俺の柔らかくなっていたペニスを、一瞬で150%にした。



『ふふw すっごーい♡ じゃあ、上になるからね。ちゃん動画見ててね♡』

そう言うと、騎乗位で俺に繋がる景子。俺は景子に上になってもらいながら、景子が浩介にイカされている動画を見ていた。それは、俺にとっては理想の形のように思えた。実際、今まで感じたこともないくらいの快感が、俺を包み込んでいた。



『うぅあっ♡ あっくん、気持ち良いよぉ……やっぱり、あっくんがいい……好き、愛してる♡』

そんな嬉しいことを言いながら、ぎこちなく腰を振る景子。それでも俺は、スマホの動画を見続けていた。

そして、動画の景子と、俺の上で腰を振る景子を比較してしまった。今俺の上で腰を振る景子は、余裕がありすぎた。動画の中の景子みたいに、必○になってもいないし、感じすぎてパニックという感じでもない。



俺は、何一つ勝てないのかな? と、暗い気持ちになっていた。

すると、動画の中では、

『好きぃ……』

と、景子が浩介に言っていた。

俺はその言葉を聞いた途端、前触れもほとんどないままに、景子の中に射精していた。

『へへw いっぱい出たね♡ あっくん、愛してる……』

景子が、嬉しそうに笑ってそう言ってくれた。



そして、もうかなり遅い時間ということもあり、二人で抱き合うように眠った。



真夜中に、ふと目が覚めると景子がいなかったような気がした。トイレかと思って、俺はすぐに寝てしまったようだ。

翌朝目が覚めると、俺の腕枕で可愛らしく景子は寝ていた。多分、いないと思ったのは、気のせいとか夢だったんだと思う。



そして、朝は騒がしかった。浩介は、景子の手料理が大好きだ。

「いやぁ、味噌汁も美味いし、この卵焼きとか、スゲぇ美味いよ!」

朝から、バクバク食べる浩介。バイタリティーにあふれている感じだ。

『本当に、作り甲斐があるどーてーくんだよw』

楽しそうにふざける景子。



「だから、どーてーじゃねーわw」

浩介もそんな事を言い、景子と二人で笑いあっていた。

こんな感じで、にぎやかな朝を迎え、楽しい時間が過ぎた。



そんな楽しい朝食も終わり、

「じゃあ、そろそろ行くわ。景子、またね」

と、浩介は帰っていった。

もう、すっかりと呼び捨てで呼ぶのが当たり前になっている感じだ。



『あっくん、怒ってる?』

浩介がいなくなると、急に弱気な感じで、心配そうに聞いてきた。俺を煽り、挑発する景子とのギャップに、ちょっと笑えてきてしまう。でも、それで安心する俺もいる。

「全然怒ってないよ。なんか、物足りないくらいだよw」

さっきまでの焦りとか、嫉妬などなかったように、余裕があるフリをして答えた。

『本当に? 愛してる?』

まだ心配そうに聞いてくる景子。

俺は、そんな景子が可愛いと思いながら、愛してると答えた。

そして景子は、朝っぱらなのに抱いてくれと言い出し、俺は幸せな気持ちで寝室に向かった。



だけど、また同じ事を繰り返してしまった。いざ挿入しようとすると、急に固さを失う俺のペニス……。



「ゴメン……なんか、調子悪いみたい……」

俺は、本当に情けない気持ちで泣きたくなった。

『うぅん……どうしたらいい?』

景子も、心配そうな顔で聞いてくる。



「うん……景子は、アイツとどうしたいの?」

俺は、答えを聞くのが怖いと思いながらも、そう聞いた。

『……正直に言ってもいいの?』

景子は、真剣な口調で言う。



「あ、あぁ、そうして欲しい」

俺は、ドキドキしながらそう言った。何を言うんだろう? 不安で押しつぶされそうだ。でも、景子の言葉に、期待している俺もいる……。



『あと一回だけ、浩介君としてみたい……あっくんが完全にいないところで、二人きりで……撮影もなしで……』

「それは、どうして?」

俺は震える声で、そんな間抜けなことを聞いた。



『あっくんに見られてると思うから、興奮しちゃうんだと思う……あっくんに見られてなければ、きっと感じないはずだから……確かめてみたいの……あっくん以外で、イクはずないって……』

俺のことを真っ直ぐに見つめながら、景子が言う。



「昨日の浩介とのエッチ、やっぱりイッたんだ?」

俺は、わかっていながら、万一の可能性にかけて聞いてみた。

『うん……ゴメンね……』

泣きそうな声で謝る景子。俺は、景子が浩介にイカされた事を再確認して、ひどく落ち込んだ。

認めたくないと思ったが、それは景子も同じなんだと思うと、少しは気が紛れた。



景子は、自分が浩介にイカされた事が、俺に見られているからだったと証明するために、俺の視線がまったくないところで浩介に抱かれることを希望した。

そして俺は、それを承諾した……。



そしてその日が来た。俺は、不安でいっぱいだった。もし、そのシチュエーションでも、景子が浩介にイカされてしまったら、景子はどう思うのだろう。

あらためて運命の人に出会ったと思ってしまうのだろうか?

その時、景子はどんな行動を取るのだろう?



景子を本当に失うかも知れない……そんな事を思い始めると、嫉妬や焦燥感を覚える。

でも、そんなのるかそるかの大ばくちに、震えるほど興奮する俺がいる。



そして、その日は来た。日曜の昼前、景子は浩介の家に行く。

そして、夕方に帰ってくる。俺が把握しているのはそれだけだ。



俺は真実を知りたいと思っていた。

すべてが終わった後、恵子の口から報告される事実……それは、いつわりの事実かも知れない。



俺は、結局浩介にお願いをしてしまった。景子と、思う通りに遠慮なくセックスをしていいので、内緒でカメラ撮影をしてくれと……。

「マジで? それはかまわないけど、本気で行くぜ? 見ても嫌な思いするだけだと思うけど……」

そんな心配をしてくれる浩介。でもそれは、俺の視線の影響に関係なく、景子がイキまくるはずだという自信のあらわれに思えた。



そして景子は部屋を出るとき、

『じゃあ、すぐに確かめて、なるべく早く帰ってくるからね!』

と、明るく言って出ていった。



そして、一人家で待つ俺……。

夕方になり、そろそろ帰ってくるかな? と思いながら、時間ばかりが過ぎていく。夜の8時を過ぎた頃、もう、いても立ってもいられなくなる。悪い想像ばかりが大きくなり、何度も景子に電話をしようと思ってしまう。

でも、必○で我慢をした。絶望でおかしくなりそうなのに、もう何時間も勃起したままだった。



このまま景子が帰ってこないかも知れない……そう思えば思うほど、性的興奮が高まる。俺は、もう元には戻れない性癖になってしまったのを自覚した。



9時、10時、俺は食事はおろか、水すら飲む気が起きなくなった。それなのに、勃起だけは収まってくれない。



そして、景子は結局深夜1時過ぎに帰ってきた。

『ゴメンね、遅くなっちゃった……』

俺は、時間は遅いにしても、とにかく帰ってきてくれたことに心底安堵して、景子を強く抱きしめた。



『あっくん、本当にゴメンなさい。でも、もう終わったから……もう、次はないから……』

景子は、申し訳なさそうに言う。

「……どうだったの?」

俺は、聞きたいことは他にも山ほどあるクセに、そんな言葉しか出てこなかった。

『うん……全然気持ち良くなかったよ。やっぱりあの時は、あっくんが見てるからだったみたい。へへw ゴメンね、心配させちゃった?』

「あぁ、遅かったから……」

『ゴメンね。浩介君も、ムキになって何回も……ゴ、ゴメンなさい……』

景子は、途中で失言に気がついて、言葉を止めて謝った。でも、何回もやられたにせよ、全然気持ち良くなかったという景子の言葉は、○ぬほど嬉しかった。



「そっか、安心したよ。ねぇ、今からいいかな?」

俺は、すぐにでも景子を抱きたい気持ちだった。

『ゴメン……ムキになって何度もされたから、ちょっと擦れて痛いんだ……お口で良い?』

そんな事を言う景子。俺は、一瞬口でも良いと言いかけたが、それは、男として最低だと気がつき、止めた。



そして、景子はシャワーを手早く浴び、俺と一緒に寝た。

眠りに落ちるまで、何度も俺に謝る景子。でも、もう次はないとか、俺がやれと言っても、もう絶対にしないとか言ってくれた。



よほど疲れていたのか、すぐに寝息を立てる景子。俺は、景子は浩介とどんなセックスをしたのだろう? という疑問で、なかなか寝付かれなかった……。



そして朝になると、昨日のことなどなかったように、いつもと変わらない景子がいた。

俺は、馬鹿な好奇心のために、景子を失うところだった。結局、景子は俺を選んでくれた。でも、奇跡みたいなものだとも思う。もう、こんな馬鹿なことはしないと心に誓った。



そして、会社に行き、いつもみたいに働いていると、浩介から電話があった。

「昨日はありがとな。言われた通り撮影したけど、どうする? 見ない方がいいと思うけど……あ、でも、景子ちゃんは間違いなくお前を愛してるぜ!」

浩介は、妙に歯切れが悪く、凄く言いづらそうな感じだった。俺は、かまわないから見せてくれと答える。



「わかった。動画見た後で、俺がどうしたらいいのか決めてくれ。俺は、景子ちゃんの言ったことを尊重したいけど、お前の言う通りにするから……」

最後まで、歯切れが悪い浩介だった。一体、どんな動画なんだろう? 想像すると吐きそうになってくる。



景子の意思を尊重? 何を言ったのだろう?



そして俺は、浩介からのメールをひたすら待った。それは、15分ほどで届き、リンクの通知をクリックした。

そして、クラウドストレージからダウンロードを始めた俺は、会社から外出する根回しを始めた。



自分の携帯をタイマーにして、電話がかかってきたフリをする。そして、客先から呼ばれたという話にして、ダウンロードしたノートPCごと外出した。



俺は、真っ直ぐに個室ビデオ店に入り、ノートPCで動画を再生し始めた。



動画は、まずリビング一面を写しだした。ソファがあり、テーブルがある。多分、テレビのラックか何かにカメラを仕込んだ感じだ。



すぐにドアが開き、浩介が入ってくる。

「汚いけど、まぁ、入ってよw」

楽しげな浩介。その声に導かれるように、景子が入ってくる。当たり前だが、昨日出ていったときと同じ格好だ。

『へぇ~、綺麗にしてるじゃん! って、昔からそうかw 大学の時も部屋綺麗にしてたもんねw』

「そうだっけ?」

『浩介の部屋に入るの、なんか懐かしい』

「たかだか2~3回じゃん。覚えてないだろ?」

『覚えてるに決まってるw あんな事されたんだからw それに、2~3回じゃないよ。20回は入ったでしょ?』

「い、いや、ゴメン……ホントにゴメン。酔ってたから……」

『へぇ、そうなんだ……酔ってなかったら、しなかったの?』

「そ、それは……アイツに悪いし……」

『じゃあ、酔っ払って、好きでもない女とやったんだね……』

「違う! それは違うって! マジだったよ……」

『へへw それならいいよw』

「え? いいの?」

『いいのw 二人だけの秘密♡』

俺は、想像もしていない角度からパンチをもらったような感じだ。大学時代に、景子は浩介の部屋に行ったことがある? しかも、セックスまでした? とても信じられない。







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