日曜の夜、私と直樹はビールを飲みながら妻を待っていた。昼間、智ちゃんと食事に出かけた妻の話しを聞くためだ。母屋での家事を済ませた妻が私達が待つ離れに帰ってきた。
「私もビールをいただくわ」
ビールに口をつけた妻が話し出した。
「今日ね。智ちゃんと食事をして、直樹さんの家でお茶をしてきたの・・・私もなかなか話しを切り出しにくかったけど、レスについて智ちゃんに聞いてみたの・・・直樹さんにとってショックかもしれないけど・・・お正月過ぎに、生理があまりにも不順だし、体調も悪かったので産婦人科に行ったんだって・・・検査をした結果、智ちゃんは妊娠しにくい身体だと分かったんだって・・・妊娠する確率はゼロに近いって・・・智ちゃんもかなりショックだったらしいわ。子供を欲しがってる直樹さんに言えなくて、セックスを避けてたんだって・・・」
いつものリビングに重い空気が流れていた。
「俺、帰るよ。帰って、智子と話し合ってくる」
「そうしろよ。一人で大丈夫か?愛も行かそうか?」
「いや、二人で話し合うよ。二人で解決する問題なんだから・・・明日、電話する」
直樹は帰って行った。相変わらず重い空気が流れていた。その空気を撥ね返すように冗談を言ってみた。
「直樹、今日は愛を抱かなかったなぁ?」
「当たり前でしょう」
笑顔の妻を見て、一気に空気が入れ替わった気がした。
「この間、直樹と岡本君で遊んだ4Pは凄かったな。愛はどうだった?」
「言わないで・・・恥かしいから・・・3Pは2度経験してるけど、4Pは初めてだったから・・・」
「当分、直樹は遊びに来れないかもな。新しい遊びを考えようか?」
「あなたにお任せします。でも、無茶はさせないで・・・世間体も考えて下さいね。」
妻に釘をさされました。翌日、直樹から電話がありました。智ちゃんと話し合った結果、二人の愛情を確認しあって確率はゼロに近くても子作りに挑戦していくって事でレスは解消したようです。
岡本君からも電話がありました。私達夫婦や直樹の事は、恵美さんには秘密にしてるようですが、セックスの最中に恵美さんを説得してるようです。スワップは嫌だけど相互観賞だけならと、好感触らしいです。まだ、時間はかかりそうですが、その時には、私達夫婦に協力をお願いされました。
私はまた違った刺激が欲しくなり、仕事関係の知り合いに、私の妻だと告げずに写真やビデオを見せて貸し出しを計画しておりました。その時は、妻に危機が迫ってくるとは考えてもいませんでした。突然にその日はやってきました。
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