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三里さん








三里さん1



中田(仮名)といいます。会社での、大好きな後輩とのエピソードを書いてみます。

よろしくお願いします。



うちは下請けで製本工程を請け負ったり、店舗内装資材を扱ってます。

 

 











ある日、扱ってる商品で前衛的なデザインの派手なポスターがあったんだけど、でっかくEJACURATIONって書いてある。

英語で射精のこと。特に意味もなくデザイン的に書いた感じ。

絵自体は意味ありげではあるけど何にもエロくない。



それを見た新人の三里さん(ミサトさん仮名・20歳)、入社したてで、何でも質問して吸収してやろうって気持ちだったんだと思うけど、



「これ何て読むんですか?」



うーん、知らずに聞いてきてるのかな…。知ってたら聞くわけないか。

どうする?まあいいや普通に答えてしまえ。



「イジェキュレイション、だよ」

「??…いじぇ…、どういう意味ですか?」←やっぱ意味まで聞くよね…

「やっぱ知らない?うーん、…別に知らなくてもいいんじゃない?」

「えーっ、気になりますよ…」

「(しょうがないな)射精って意味だよ」

「シャセー?…??」・・うわ、理解してくれなかった!

「(できるだけ淡々と)射精とは、男性性器から精液が放出されることデス」

「え、え?…あ、射精!…あ、あー、そうなんですか…(困)」

「もっと分かりやすく説明した方がいい?つまり、おちんちn」

「ややや、いいです、すみませんでした…」



気まずそうに耳をほんのり赤くしてうつむいてしまった。かわいすぎる…。

うわーやばい、言葉責めでいじめてみたい!

どんどんエロい方向に行きそうな展開だけど、現実はそう甘くない。

バタバタと忙しい職場なので、電話や来客で会話は中断。







三村三里さんは、とても小さくてスタイルがいいメガネっ子。

最近はSサイズモデルなんてのがいるらしいけど、そんなイメージ。



俺より8歳年下の三里さんは20歳のとき中途入社してきた。

俺のいる営業所は、所長である俺と数人の女子アルバイトで忙しい日々をなんとかやりくりしてきたから、待望の正社員戦力として期待して迎え入れた。



俺はもう、面接の時点で完全な一目ぼれ。



小さくてかわいくてスタイルがよくて…小動物のような愛らしさと、キリッとしたまじめさが同居した、俺にとってど真ん中ストライクの女の子だった。



話をしてても、真剣に仕事に取り組みたいという姿勢が感じられたので、その場で採用を正式決定することに。



前にいた会社では、なぜか結構いじめられてたみたい。

「セクハラでもされてたの?」と聞くと(この質問自体がセクハラだな)

「セクハラの方がまだマシですっ」

まあ深くは聞くまい。話してる限りでは社会のきびしさが分からない甘ちゃんって感じじゃないから、よほどひどい環境だったんだろう。かわいそうに…。



「うちもかなり忙しいけど大丈夫かな?正直、徹夜になるときもあるよ」

「がんばります!仕事自体は好きですから。どんどんこきつかって下さい!」

うわー、なんていい子なんだ…。

「よし、じゃあもうこの場で採用決定。三村さんの都合で来れる日からでいいから。今から本部に行って、入社手続きしてもらって」

「ハイ!ありがとうございます!」



というわけで、翌週から、俺と三里さん2人中心での仕事が始まった。

もう、教えることいっぱいあるから、いつも一緒にいる。

こんなかわいい子がずっと、ちょこちょこと後をついてくる。はりきらないわけがないよ。



あ、見た目をもうちょっと説明するよ。

三里さんは身長152cm、体重41kg。体重は、会話の中で身長・体重の話題になったとき、聞くまでもなく自己申告してきた。

え~、やだぁ内緒ですよぉ~、なんてベタベタなことは言わない。というか言えないんだよな、嘘つくのが苦手で。



おっとりしてるようでいて、いざというときは芯がしっかりしてる。ちょっと天然で鈍感だけどまじめでとってもいい子なんだ。

鈍感でエロ無知だからセクハラはあまり気にしないらしいけど、たまに理解してしまうと、上の会話のようなかわいい恥ずかしがり方する。



全体的にスラッとしてて、推定C~Dカップ。←これはさすがに俺の想像。

分かりにくいと思うけど、三村翔子と仲里依紗を足して2で割って、ちっちゃなカラダにぎゅっと詰め込んだ感じかな。

とにかくかわいいけど、ちょっと意固地なのがたまにキズか。

残念ながらこの時点では彼氏がいるんだけど。



俺の見た目はまあ、普通の中肉中背で、当時28歳。

顔の系統はサッカーの中田系。目が細いむっつりスケベです。



三里さんに関するエロ直前の萌えエピソードなど、また改めて紹介していきます。





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三里さん2・胸チラ三里さん



中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さんの話です。



三里さん(20)はとってもまじめな女の子だけど、何と言うか、無防備というか、隙だらけというか。



うちの営業所は倉庫も兼ねていて、出荷業務も多いんだけど、たまに大きな荷物があると梱包も一苦労。

まじめで一生懸命な三里さんが、梱包用のプチプチ(幅1200㎜)を床に広げようとしている。

小さな体で床にしゃがんだり四つんばいになって、ちょこまかと動き回るわけで。

その様子だけでもたまらなく萌えるんだけど。



その姿勢だと…胸が見える!



小さな体に小さなシャツを着てるんだけど、体が細いせいかシャツが浮いてるんだよね。

正面から見るとブラジャーがモロで、程よい大きさのおっぱいが…。

気づいてないのかなあ、正面で立ってる俺を見上げながら、

「こんな感じですかね?」とニコニコ。

「うんもう、ばっちり!最高!ありがとう!」←これ本心です。

「あはは、中田さん大げさですよぉ」←いやホントに最高だから。



で、後ろに回ると、Tシャツのときなんかは腰パンが見える。白が多いけど、たまに黒とか薄いグリーンの。

上下そろえることは少ないみたい。観察しすぎだな俺…。

きれいなおしりと腰周り、背骨、産毛まで堪能しました。



胸チラどころか乳首まで見えてしまったときは、忙しい中トイレにこもってしまった…。

ごめんね三里さん。俺は変態です。





ところで職場では服装は自由なんだけど、動き回ることも多いからスカートは自粛してもらってる。

なのにこの子、天然なのかこだわりなのか、たまーにスカート穿いてきてしまう。

いやまあ個人的には大歓迎だけど、仕事はまじめにこなしたいからね。泣く泣く注意はするんだけど。



「三里さん、パンツ見えるからスカートはやめとけって言ってるだろー?」

「すみません、朝ぼーっとして何も考えてないことが多くて…」

「ぼーっとしてパンツ穿き忘れたりしたら大変だよ」

「そそそそれはないですよぉ、さすがに私でも!」←何このあわてぶり。まさか?

「はは、まあ個人的には見えててもいいんだけどね」

「えーっ。そうなんですかー。まあ仕事上で、中田さんぐらいだったらそんなに気にならないですけど…ここ他に男の方いないですし」



えっ、それってどういう意味?

俺のことオトコとして意識してないのかな…。まあ男としてはヘタレだからな…。

そうだとしても、気を許してくれてるってことだからいいのかなあ。



「中田さんにだったら私…、恥ずかしいけど、全部見て欲しいです…」



などと脳内変換してみる。うはー。



あーでもこの子彼氏いるんだよなあ…。はあ。

(※ちなみにスカートを穿いて来るホントの理由は後になって知ることになる。嘘が苦手な三里さんでもなるべく言いたくなかったみたい。それはまた別のエピソードで。)





また、ある日、三里さんが大きな荷物を運ぼうとしてるのを手助けしたとき、体勢の関係で脇の下が見えてしまった。



………生えてた。



いや、何日か処理してない?処理が甘いっていう程度のことなんだけど。

夏なのに、そういう無頓着なところが大好きです。



何とも思ってない人のなら引いてしまうかも知れないけど、三里さんの脇毛!!と思ったらもう興奮して。

あそこの毛はどうなんだろうとか想像してしまって。



直後、これもオカズにしてしまった。三里さんごめんなさい。俺は変態です。



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三里さん3・へそチラ三里さん



中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さん(20)の話です。



作中ではもちろん仮名なんだけど、三里さんを下の名前で呼んでるのは、同姓の三村さんが社全体で何人かいるから。

叱るときとか、たまには「ミムラー!!」って呼ぶこともあるよ。

ちゃん付けは、仕事が馴れ合いになりそうで好きじゃない。

俺は変態だけど、これでも仕事はまじめにやってるよ。一応所長だし。

ちなみに中田さんも本社に1人いるんだけど、俺のことは中田さんって呼ばせてる。

肩書きで呼び合う習慣が社内にないし、三里さんと名前で呼び合うようになったら、

うれしさと恥ずかしさで俺、毎日萌え○にしちゃうから。

どうしても区別したいときだけ、「中田所長」「所長」です。



三里さんはとってもまじめで、仕事はきっちり!っていう姿勢の子で、文字通り姿勢もきっちり。

小さな体で背筋をピンと伸ばして腰掛け、パソコンに向かってキーボードを叩く姿には見とれるよ。

ときどき「あっれ」とか「やっ、んー」とか発するのもイイ(萌)

「チッ」とかは言わないよ(笑)



でもさすがに長時間の入力作業で疲れてくると、お尻を前にずらして背もたれに寄りかかり、ふう、と息をつく三里さん。



それを観察してたら、両手を上に思い切り伸ばして、うーん!と背伸びをし始めた。

そしたらね、短めのTシャツの裾が上に引き上がって、おなかとおへそが丸見えに!

ちょっと離れたところからじーっと見てたら、三里さんと目が合った。



背伸びした姿勢のまま、メガネの奥の目を細めてニコッとしたあと、俺が目をそらさないので不思議そうにキョトンとした表情。

そこで俺もシャツの裾を捲り上げて自分のおへそを見せながら、三里さんのおへその方に視線を送った。



鈍感な三里さんもようやく気づいて、あわてておへそを隠す。

何ていうか、カミナリ様におへそを取られないように、両手で押さえる感じ。かわいい。

三里さんは恥ずかしいとか気まずいことがあると、耳が赤くなる。とてもかわいい。







さらに後日。

倉庫の棚から、荷物を出そうとする三里さん。

背の低い三里さんにとって、届くか届かないかギリギリの高さのところ。

思い切り背伸びして少しずつ引っ張り出して、ようやく取り出せそうというところに、俺が通りかかっちゃった。



この日も短めのTシャツを着た三里さん、例によっておへそが見えてしまってるんだ。

俺に気づいて、前回のことがあった後だからおへそを隠そうとするんだけど、

手を離したら、棚からずらした荷物が落ちてきてしまう!軽いものだから危険はないんだけど。



「あーうー、えーっと、えーっと」ってあわててる。

それがあまりにもかわいくて、見ていたかったんだけど、そうもいかないよな。



荷物下ろすのを手伝ってあげるか、見なかったフリして立ち去ればいいんだけど、頭が萌えて

おかしくなってしまった俺は駆け寄って、三里さんのシャツの裾を下に引っ張ってあげた!



「はい、もう大丈夫!」

「ちょっ、中田さん!シャツが伸びるー、伸びるー!」

つっこむとこそこかよ。

結局荷物は落っこちました。(商品でも壊れものでもないので特に問題なし)



これはさすがに怒られた。

「もー、普通に手伝って下さいよ~」

耳を真っ赤にした三里さんは、ニコニコしながら怒ってました。





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三里さん4・三里さんいろいろ



中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さん(20)の話です。

大好きなんだけど、三里さんには彼氏がいるのと、俺が以前に社内恋愛の破局で戦力を失なった経験してるので、本気で口説けない。

ふられるのもこわい。ヘタレです…。





おとなしくてまじめで一生懸命だけど、天然、鈍感が災いして、思いがけずちょっとエッチな空気を流してしまう三里さん。

そしてそれに気づかない。自分で気づいたときは、耳が真っ赤になります。とてもカワイイ。



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俺は「生乳」を、なまにゅうと読むもんだとずっと思ってて、立ち話の中で連発してた。



「牛乳はやっぱ、なまにゅうが」、「なまにゅうじゃないとね」、「なまにゅうは脂肪分が」

「中田さん、それ、せいにゅうですよ」

「えっ、せいにゅう?そうなの?ずっとなまにゅうって思ってたけど」

「それだと、湯桶(ユトウ)読みになっちゃいますよ。」←国語とか漢字が割と得意。

「何だそれ」

「生をナマって読むなら、なまちちって言わないと熟語として変則的で・・」

「…え、何て言ったの?」←もちろんわざと聞きなおす。

「だから、なまちちですよ」

「…なまちち……」



一瞬の沈黙のあと、ハッとした表情の三里さん。

何事もなかったかのように後ろを向いて、胸の前で手を組んで小走りで去っていきました。





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ある日の会話。

「三里さん、例の部材、納入決定したから、倉庫の空きスペース確認しといてくれってさ」

「数がなかなか決まらなかったやつですよね、結局何個になったんですか?」

「2万個だって。入るかな。箱数でいうと多分20か30箱ぐらい」

「うわー、2万個ですか。結構おっきいですよね、ニマンコ、うーん、入るかなあ……ニマンコ……ブツブツ……奥に入れてもいいですか?」

「(相変わらず面白いなこの子)…半分は即出荷予定だから、倉庫在庫は実質1万だよ」

「あ、そうなんですか。すぐ出そうですかぁ?」

「(ニヤニヤ)うん、客先にすぐイッちゃうよ」

「じゃあ、1マンコは入れたり出したりしないで、最初から外に出しといた方がいいですね」

「外に出しとけば安心だな」

「…??安心ていうか、普通、最初から外に出しますよ」



雑談中ならともかく、仕事の会話だからまじめそのもの。

少し誇張して再現してみたけど、大体こんな感じ。





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またある日の会話。

「三里さん、2階のパソコンにCDRが入ってるはずだから、出して持ってきてくれる?」

「ハーイ」パタパタ…。

数分経過。

「すみません、遅くなりました」

「どうかした?」

「ケースがすぐに見当たらなくて…」

「それくらい別にいいのに」

「あ、でも前に、こういうのは裸で持ち歩くなって中田さんに注意されたから…」

「ああ、それは、三里さんが裸だったから、『裸で歩くな』って意味で言ったんだよ(笑)」

「私そのとき服着てましたよ?」



当たり前だ。





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仕事の描写が少ないので分かりにくいと思うんだけど、俺も彼女も仕事に対してはまじめにやってるよ。

仕事中はほとんど無駄な話はしないんだけど、こうやって書いてたら俺が仕事してないように見えてきた(笑)。一応、所長だって!



そういうわけで仕事上での信頼は得ているし、俺のノリに慣れてきてくれたのか、三里さんもHで意味ありげな会話をわざと楽しんでるフシが見えるようになってきた。



内気でおとなしい女の子が、無意識にでも意識的にでも、Hな言葉をおずおずと話すのはほんとにかわいい。





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残業の夜食でコンビニおにぎりを食べてたとき。

アルバイトさんは原則残業なしなので、本社から応援が来ることもあるけど、残業のときは基本的に2人で夜食。



「三里さんは食べ物の好き嫌いってあるの?」

「うーん。そんなにないつもりですけどね。あ、こなぐすりが苦手です」

「……ふうん。(それ食べ物の話じゃねーよ)まあ好きな奴はいないと思うけどね」

「飲み込めないです、苦ーいのがノドの奥に入ってきて、口いっぱいに広がるし。オエってなっちゃいます…」

「……そっか。(口内射精の感想かよ)じゃあ、アレも飲めないね」

「あ、ハイ…」

あれ、流された。アレの意味が分かったのか分からなかったのか、上の空で会話をしていただけなのか。

耳が赤くなってないから、多分わかってないな。さて仕事仕事。



「中田さん、食べるの早いですよね~」

「できる奴は食事に時間かけないらしいよ。三里さんはゆっくり食べなよ」

「え、え、私仕事ができてないってことですかぁ…(悲)」

「わ、違う違う。三里さんぐらいの働き者はなかなかいないよ。本気で頼りにしてるから今ここにいるんじゃん」

「そうですか…!よかった。私、口が小さいから、なかなか大きいのが入らなくて」

「うんうん。(わざとそういう言い方してんのか?)…無理しなくていいから。お口に入る分だけでいいから、ゆっくりね」・・と俺も意味深な言い方してみる。

「ふぁい、そうしまふ、もぐもぐ」とか言いながらちょっと無理してほおばってる。



三里さんの耳がちょっと赤くなって、なぜか2秒ぐらい、目が合ったまま無言になってしまった。

「……アレを口に入れるのも苦手だろ」・・聞くなよ。

「……ふぁい…、得意じゃないえふ…」・・答えるなよ。



三里さんの耳が真っ赤になった。

めずらしく、いや初めて?三里さんが自分からちょっと積極的に、Hな会話を展開してきた。

よく言えば信頼されてる、悪く言えば、俺がヘタレだから男として警戒されてないんだが。

三里さんに彼氏がいなかったら、フラグとして受け止められるのに!



エロ小説の展開に行くヒマはどっちみちないよ。はい仕事仕事。





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三里さん5・トイレの三里さん





中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さん(20)の話です。



三里さんは、おとなしくてまじめで恥ずかしがり屋で、でも天然で鈍感で無防備で

無頓着なので、その言動に萌えることがよくあります。



俺は彼女を口説く勇気がないヘタレなんで、回りくどく意地悪な発言してしまうん

だけど、幸いにもどうやら彼女はそれをセクハラともストレスとも思ってないらしい。

その辺の本音はあとになって聞いたけど、その話はまたいつか別の機会に。







営業所の奥の廊下、給湯室の横がトイレ。

小さなオフィスだけどトイレは一応男女別々。



一服しようと給湯室(喫煙場所でもある)に行くと、女子トイレのドアが開いたまま

なのが見えた。



誰も入ってない時は、換気のために開けとくこともあるけど、三里さんのスリッパ

(なぜか蛇柄)が置いてあるんだ。

三里さんが入ってるってこと。



女子トイレはドアを開けると一畳もないくらいのスペースと簡易な洗面台があって、

奥側に個室が1つだけという小さな構造。

(いや別に女子トイレの構造知ってても変じゃないよね)



三里さんは個室のドアはもちろん閉めてるけど、入口ドアは開けっ放しでおしっこ

してたんだ。

おいおい聞こえたらどうすんの…。聞きたいけど!



近づいて聞き耳立てようかと一瞬考えてたら、三里さんが出てきた。



「三里さん、ドアは閉めた方がいいよ」

「え?あ、すみません!」



「聞こえちゃうよ?」

多分俺はこの一言が余計なんだな…。



「わー!恥ずかしい…。すみません、聞こえちゃいましたか…?」

無視するか流すかしてもいいのに…受け答えしてしまう三里さん。



恥じらい方がたまらなくかわいいので、やっぱり意地悪したくなった。



おしっこの音、とか言わせてみたくて、

「何が?」 と聞いてみた。



たまには三里さんも、もう!セクハラですよぉ!って怒るなり無視するなり、愛

想笑いだけでやり過ごすこともあるんだけど、このときの答えは想定外だったよ。



「声…」



「え?え?…なんで声?」・・まさかこんな子が会社のトイレでオn

「がまんしてた後とか!あのー、おしっこするとき、つい声出ちゃうんですよぅ」

「!!!」



うわー、多分恥ずかしくて早口で言い訳っぽくなっちゃったんだろうけど、余計恥

ずかしいこと言ってるよ。

…言わせたの俺か。すまん、やりすぎたか…オロオロ。



「あ、ああ、そうなんだ」

「んふーとかって、声出ちゃうことないですか…?ないですよね…」



…やっぱ、やばいです。

恥ずかしそうにモジモジしながらうつむいて、んふぅって言うんだよ。

おしっこって言葉には抵抗ないのか?



「オナニーしてたって言われるかと思ったよ」



て言いたいのは、もちろんこらえて、



「あ、ああ、うんまあ、でも、音も、聞こえたらあれだしね」

「あ、あ、そそそうですね、すみません気をつけますぅ…」



もう、下半身丸出しで眉間にしわ寄せて、口は半開き、おしっこチョロチョロ出しな

がら、んふぅ…って切ない声をもらす三里さんの姿がリアルに想像できて、俺のち

んちんはやばい状態に…。



で、無意識に足がモゾモゾ動いてしまった。

三里さんそれに気づいたわけじゃないだろうけど、



「あ、すみません、中田さんもおしっこしに来たんですよね…」



おしっこおしっこ言うなー!

普段は恥ずかしがり屋で純情そうなキャラのくせに、こういうことは平気で言うん

だよな。

じゃあ誘導して言わせたりするなよって話だけど。



ホントはタバコを吸いに来ただけなんだけど、この勢いでトイレで抜いちゃおうと

思ったよ。結果的には抜けなかったけど。



「そうそう、俺もおしっこ。声聞こえないように気をつけるよ~」

「あ!中田さんもやっぱり声出ちゃいますか!?」←なぜ嬉しそうに…?。



出さねーよ!いや出ない事もないか。

トイレでちんちん見たら、今の会話のせいでやっぱり濡れてた。



…しばらくの間妄想の中では大変なことになったけど、現実的には今回はここまで。

俺も彼女も、仕事は一応まじめにやってるので。



1回注意するとその後は確実に守る子なので、三里さんがトイレのドアを閉め忘れ

ることは、もう二度となかった。

別に、残念とか思ってないよ。…思ってないよ。



彼女もこう見えて、仕事ではしっかりやってくれるから、ドジっ子じゃないよ。

とっても頼りになります。



こういうエピソードが、毎日起こるわけじゃないから!

仕事上の会話以外はナシって日の方が多いから!



ただ、こんなことがあるたびに晩ご飯の品数が増えます。





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三里さん6・徹夜明けの三里さん



中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さん(22)の話です。

今回だいぶ進展がありました。



思い出日記としては外せないけど、長い・萌えない・エロくないの三拍子なので。

楽しい?読み物としては、次の「三里さん7・ノーパン三里さん」へ。

エロい三里さんが見たい場合は「三里さん完・覚醒の三里さん」へどうぞ。







三里さんのミスが原因で徹夜することになってしまった。

入社して一年数ヶ月、だいぶしっかりしてきたけど、仕事って慣れた頃が怖かったりする。



発覚したのは三里さんが帰ったあとの夜8時ごろ。

明日は土曜で三里さんは休み、俺は午前中だけ発送作業の予定だった。



ケータイで緊急呼び出し。

徹夜はたまーにあるけど、三里さんのミスでは初めて。



明日発送予定のパンフ数千部について重大な誤字があったこと。

三里さんの入力確認ミスであること。

徹夜で修正作業をしなければならないことを簡単に説明。



「あ、あの、すみませ」

「今どこ?」

「○○駅です…」

(ここまで30分てとこかな…)

「20分で来てくれる?」←30分かかってもいいんだけど、事の重大さを知って欲しいからあえて。



「う…、でも、あの」

「何?家族が危篤とか以外だったら、とにかく早く来て」←ホントはこんなこと言いたくないって。



「ハ、ハイ、分かりました…行きます…っ」





>>

約30分後、息切らして三里さん到着。

「すみません、遅くなりました…」



いつもは地味目な三里さんが明るいグリーンのワンピースを着てた。

会社では後ろで縛ってる髪を下ろしてる。



一旦帰ったあと着替えて出かけたんだろうな。



こんな状況じゃなければほっとけないくらいかわいい。

デートだったのかな…。さすがにかわいそうか。でも仕事は仕事…。



さっそく作業開始。この場合、パンフの誤字部分に手作業でシールを貼ってくしか方法がない。

ひたすら手を動かす地味な内職仕事だよ。



「あ、あの、ホントにすみませんでした…」

「半分以上は、最終チェックを怠った本社の担当営業クンの責任だから。

今あっちでもやってもらってるよ」



「でも、中田さんはこの仕事まったく無関係だったのに…」

「部下の仕事を把握してなかったのが俺の責任。

三里さんのミスは俺のミスで、会社のミスだから」



2人で向かい合ってチマチマと作業しながらの会話だよ。



「でも今回は私ホントに、その」

「今まで俺の方がいろいろやらかしてるよ。

そのたびに三里さんのフォローですごい助かってるよ。とにかくがんばろうよ」



気持ちは1人で引き受けてあげたいぐらいだけど、それじゃ彼女のためにならない。

それにどのみち1人じゃ間に合わないよ。





>>

とにかく黙々と作業、無言の時間が過ぎていった。

と、三里さんのケータイがなる。

着メロはマーチングマーチ(マーチったらチッタカター、のアレ)!



気にしながらも作業の手を止めない三里さん。着信音はなかなかやまない。



「いいよ出ても」

「すみません…!」



今日デートだったとか彼女は何も言わないし、俺も聞かないけど、まあ暗黙の了解で。

聞くまでもなく電話は彼氏からだなって断定しといた。



オフィスと倉庫をつなぐ入口の陰にかくれて、三里さんは電話に出た。

よく聞こえないけど、軽く言い争ってるのはわかる。



「…だから…、…仕事が…、さっきも言ったし…!もう…!…うん、……わかったよ…」



どんよりした表情で戻ってきて一言あやまると、無言で作業再開。

俺も何も聞かない。…俺の知らない三里さんがいる。

公私混同が好きじゃない三里さんは、聞かれない限りプライベートなことはあまり話さない。



俺もセクハラ発言はするくせに、「彼氏どんな人?」とか「彼氏と最近どうなの?」

なんていう普通(?)のことは聞いたことがない。



みっともない嫉妬で自分がぐちゃぐちゃになりそうなヘタレだからさ。



女子スタッフのうわさ話の漏れ聞こえで、彼氏がいることは知った。

あと学生時代のバイト先の上司らしいこと、9歳離れてること(俺より年上だ)。

知ってるのはこれだけだった。





>>

10分もしないうちに、またマーチングマーチが鳴り始めた。

しばらく無視した三里さんは、電話に出ずにプチッと切ってしまった。



「…いいの?」

「……いいです、すみません…」



「事情は説明した?」

「全然わかってくれないです…」



「今度かかってきたら出てもいいから、もう一回きちんと話つけなよ」

「…ハイ…」



今度は数十分後、やっぱり電話はかかってきた。

電話に出て、さっきと同じ場所で、さっきより大きな声。

三里さんの大きな声はめったに聞けない。



「…もういいじゃん…!……××君が…、…だから私は…、……なんだってば…!

…うん、…うん。……ごめんね…。でも……もう………だから、うん、……じゃあね…」



ケータイの電源を切りながら戻ってきた三里さん…。

なんだか怒ってるようにも泣いてるようにも見えた。



…ちょっと間をあけてあげようかな。はらも減ったし。



「三里さん、コンビニ行って適当におにぎりとお茶買って来てよ」

「あ、ハイ。…あ!あの、私、おごりますよ」



「(明るめに!)え、ほんと?やっほう。…じゃあ、甘えついでにさ。

向こうのローソン行っておでん買って来てよ。近くのファミマにはないから」



「え、そうでしたっけ?」←ほんとはあるよ。遠くまで気晴らしに行って来いってことだよ。



「うん、タネはまかせるから、じっくり考えて買って来て」

「??……わかりました、行ってきます」



三里さんが出かけてる間に本社に電話して作業の進み具合を確認。

営業クンが言うには、もし無理なら、間に合わない分は大幅値下げを条件に、

後日発送にしてもらえるよう何とか交渉してみるとのこと。



状況が好転するわけじゃないけど、ちょっとはペースを落とせるかな…。





>>

俺の思惑どおり時間をかけて、三里さんが帰って来た。

ちょっとは頭冷やせたかな、表情がさっきよりは明るい。



「帰りにファミマの方見たら、おでんののぼり出てましたよ?」

「え、そうだった?ごめんな~、遠くまで」



「もう、夜は結構冷えるのに…。でも少しは気晴らしに……あ」

「何?実はさぼってたとか」



「……気つかってくれたんですよね?」

「(いつもは鈍感なくせに…)…知らん。ただの嫌がらせだよ。すまんかった」



「いえ、ありがとうございます」

↑気づいてくれなかったら実際嫌がらせになりかねなかったな…。



彼女が買って来たおでんは、容器いっぱいの厚揚げオンリーだった。意味がわからない。





>>

おにぎりと厚揚げ食べながらちょっと一息。



「これこれこうだから、間に合わなくても大丈夫かも知れないってさ」

「そうですか…。でも私のせいですから。全部やるつもりでとにかくやります!」



「うん、そっか。さすが。でも今はちょっと休憩しよう」

「はい」



うーん、と伸びをしてたら三里さんが思い出したように、

「あ、中田さん、私肩もみします」



え、いいよと言いつつお願いすることに。

もみもみされて気持ちよかった。



三里さんに触れられても、今日は妄想にひたる気にはなれなかった。



しばらく無言でマッサージしてくれたけど。

そのうち頭の上から、スン、スンと鼻をすするような音が聞こえてきた。

…泣いてるのかな…?



「三里さんありがと、もういいよ」

「…ハイ」





作業を再開した三里さんはやっぱり涙目になってたけど、俺は何も言えなかった。

2人とも黙って手を動かし続けた。



ずっとうつむいてやってたんだけど、ふと顔を上げたら…。

三里さんは作業しながら無言で泣いてた。ポロポロポタポタ泣いてた。



何て言ってあげればいいのかわからない…。

「…三里さん、顔でも洗ってきなよ」

「…いえ、大丈夫です。何でも…ないです」←泣いてるのに口調はしっかり。



「バカ!それじゃ商品が濡れちゃうだろ。トイレで全部吐き出してきてよ」

「…ハ、ハイ、すみません…!」



トイレに駆けて行った三里さんの声は聞こえなかったけど、多分思い切り泣いてたと思う。



デート中断で彼氏とケンカか。

仕事のためにドタキャンとか、珍しいことではないけど…。



三里さんはまだ若いし、理由が自分のミスだもんな。

しかも入社以来初めて、周りの人間と会社に直接迷惑かける失敗。で、徹夜仕事。



俺も立場上やさしいことだけ言えるわけじゃないし。

そりゃこたえるだろうな…。あれでも十分強い態度だよ三里さん。俺の方が弱いよ…。



しばらくして、少し目を腫らした三里さんが帰ってきた。

「すみません、どうもありがとうございました」 笑顔でペコリ。



俺も笑顔で「うん」とだけ言って、またまた作業再開。



ここまで休憩はしてきたけど、仮眠とかはしてない。

なんとか完遂の目途は立ちそうだけど、この地味な作業を夜通しって、さすがに眠いよ…。





>>

だいぶ空が明るくなってたから、5時とか6時だったと思う。

ようやく作業が終わりに近づく中、三里さんが本当に何の前ぶれもなく、ポツリと言った。



「…彼と別れました」



「え……?」



いっぺんに目が覚めた。

俺は思わず一瞬手が止まってしまったけど、三里さんは作業ペースをゆるめることなく、ぽつぽつと話を始めた。

俺はほとんど黙って聞いてた。



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



「今日、ていうかもう昨日ですね。…会って別れ話するつもりでした」



……三里さんはだいぶ前から、彼とは別れたいと思ってたみたいだ。

初めての彼氏だから誰かと比較はできないと言ってたけど。



変に自信家な彼にずっと違和感を感じてたらしい。

淡白で一方的なセックスに疑問を感じていたことも、遠まわしな表現で話してくれた。



途中から遠距離になった彼が、数ヶ月前さらに遠くへ転勤になった。

会う回数は減っていったけど、その分会うのが苦痛になっていった。



それに反して彼の方は、結婚をほのめかすようになってたらしい。



別れを経験したことがない三里さんは、どうやって終わりにすればいいか分からない。

大嫌いになったわけじゃない…。でもずっと一緒なんて考えられない。



彼の転勤が決まった時も、切り出すきっかけをつかめなかった。

そして昨日、出張を兼ねてこの町に来ているという彼から呼び出された。



会うのは一ヶ月ぶり。

明日は休みだから確実に泊まりになってしまうな、と思ったら、少し気が重くなった。



言われた駅に着き、歩きながら、会う場所を確認しようと電話をした。

すると彼は、泊まってるホテルの部屋で待っていると言う。

会ってすぐ…?



そんな空気を漂わせる彼に嫌気が差して、三里さんの足は止まってしまった。

分かった、と返事をして電話を切ったものの、そこから先に歩き出すことができなかった。



「なんかもうその時に、もうダメだなって、思いました…。

あの、そのー、するのはいいんですけど…。もう私、物みたいな感じがしたので…。

それで、今会ったらすぐ、別れようって言おうと決めました…。そしたらケータイが鳴って」



彼からだと思い、表示をよく見ずに出てしまった。

「はい、もしもーし」←いつになく気の抜けた声で。



「中田だけど。三村さん?」←苗字で呼ばれるのは、大体悪いことが起こったとき…。



「え、え、あれ?中田さん!?」

(俺の名前は、彼氏と字面が似てるらしい)



仕事でミスして、怒られて、呼び出し食らって。

別れを告げようと決意したばかりの相手が、何も知らずに今ホテルで待っていて。



でもここから仕事モードにならなきゃ。すぐに引き返す。



彼に電話して、

「ごめん仕事入った。もう会えない。今日だけじゃなくて、ずっと会わない」



そんなようなことをなるべく一方的に話して、電車に乗る前にケータイの電源を切った。

(このときだけじゃなく、彼女は電車ではいつもそうしてるってさ)



電車の中でずっと混乱してた。初めての大きなミス、初めての彼との別れ。

ミスしたことへの反省と自己嫌悪。楽しかった頃の彼との思い出。



だけど、こんなときに徹夜で仕事かあ、って思ったら、開き直れてなぜか少しホッとした。



徹夜仕事は何度かやったから慣れてはいるけど、辛いのは分かってる。

しかも今日は自分の責任で、みんなを巻き込むことになるし…。



でもだからこそ今はとにかくがんばれる!自分で取り返す!それしかない!



「えっとまあ、…いろんなこと考えながら、駅から必○で走ってきたんですよ」



で、その後、仕事中に電話で口論などがあり。

トイレで泣きながらケータイの電源を入れると、彼からのメールがたまってた。



未練とか、謝りたいとかやり直したいとか。

彼なりの誠意は伝わってきたけど、三里さんの気持ちは変わらなかった。



彼女は自分の思いと本音を全部、メールで吐き出した。

それがトドメとなったのか、そのあと彼からの連絡は今のところない。





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ここまで三里さんが話してくれたところでちょうど作業は終了。朝7時にはなってたかな?

あとは梱包と発送。予定通り朝発送できる!間に合った!



「間に合ってよかったです…。本当に、どうもすみませんでした…」

「一応本社にも電話して、報告しといて。まだいると思うよ」



「ハイ。向こうにもほんとに申し訳ないことしました…」

「大丈夫。営業クンには全部おめーのせいだ!って言っといてやったから。逆にお礼言われるよ」



「えーっ。なんかかわいそうですよぉ」



「いや実際、最終チェック責任はあいつだもん。

それに同じ会社でも、部署同士って、なんか責任のなすりつけ合いになるとこあるんだよ。

そうなったら、俺が三里さんを守るのは当然」



「…ありがとうございます」

「でもミスはミスだから!それは謝って、ちゃんと反省して対策立てるように!」



「ハイ!すみませんでした…!」

ぼろぼろだけど、すがすがしい笑顔だったよ!



でも正直なところ…。

先輩ぶってえらそうなこと言いながら、俺は愕然としてた。

女の子ってこんなに強いものなの?



三里さんは内気で人見知りでおとなしくて…。

そんな彼女が初めての別れ話を抱えたまま、自分の感情を一生懸命押し○して。

突然やってきた危機を乗り越えた。



自業自得とはいえ、泣きながら、打ち明け話をしながら、彼女の仕事はゆるまなかった。



もともと仕事に対する姿勢は定評があったけどね。

改めて俺は、彼女の存在の大きさを実感して、心の底から尊敬した。



俺なんかより強いよ。かなわないよ。





>>

さてそれから。

発送準備をして完了。業者が集荷に来るまであと1時間くらい。



「あー、終わったー!さてと、あとはぼーっと待つだけだから、三里さんは帰っていいよ」

「とんでもないです…!私も責任もって、最後まで見届けます…」



「そう言ってくれると思った。でも、寝て待っててもいいよ」

「大丈夫ですよ。逆に頭が冴えて、なんかもうビンビンですから」←ビンビンて何だ?



正直俺1人なら仮眠するところだけど。

三里さんがそばにいるし、もったいないから起きてる。(なんかそんな歌あったな)





>>

「…………さっきさ…、何で話してくれたの?」



「…とんでもない迷惑かけた上に、恥ずかしいトコ見せちゃったじゃないですか…。

話さないわけにはいかないし、それに…。中田さんのことは信頼してますから。

何も聞かないでいてくれたのは、嬉しかったです」



「聞かなかったんじゃなくて、あの時の状況じゃ誰だって聞けないよ」

「じゃ、今聞いてもいいですよ?」



「えっでも、ほとんど話してくれたからなあ。でも、うーん、彼は納得してくれたのかな」

「…多分」



「俺だったら、こんなに突然終わりが来たら、ストーカーになっちゃいそうだな…。変態だから」

「あはは、ホントそうですね」



「うわ、否定してくれないよ」

「だって中田さん、ときどき変なこと言いますからね。意味がわからないこともありますけど。

あれセクハラですよね。やめた方がいいですよ」



「(ガーン!)うわ、ごごごめn」

「私以外には」



「え…?」

「ああいうの、他の人にやったら問題になるかも…。中田さんクビになっちゃいますよ(笑)」



「え、え、でも…三里さんは?」

「気にしません。中田さんがいなかったら、私もここにいないですよ」



「でも、…ごめん、いつも俺調子に乗って…つい」



「いいですよ。前の職場でのパワハラといじめに比べれば、逆に楽しいくらいですよ。

中田さんはちょっとくらいHなこと言ったって、仕事では頼りになるし。

私なんかを頼ってくれるからやりがいありますよ」



「三里さん俺…」



「私も鈍いから気にならないですよ。

ちょっと楽しいセクハラくらい、したくなったら全部、私にして下さい。

他の人には絶対ダメですよ?あ、あと、程度にもよりますよ(笑)!」



俺もう泣きそうだった。いや多分泣いてた。

この子、いつのまにこんなに強くなったの?



俺のこと、ここまで信頼してくれてたの?

あんなの、ただのゆがんだ愛情表現だよ。だから他の人にするわけない…。







>>

…ひとつ確かめたいことがあった。

椅子に座ってた俺は立ち上がって、三里さんと向かい合った。



「程度によるっていうけど…この程度だったら…?」



三里さんの小さな顔を両手で両側から包むようにして…下ろしている髪を、耳にかけた。

彼女は無言のまま、まったく逃げようとしなかった。



今日初めて見る彼女の耳は、真っ赤になってた。



恥ずかしいとき、気まずいとき、真っ赤になってしまう三里さんの耳。

ドキドキしたときもそうなることを、今初めて知った。



両手をそのまま三里さんの肩に置いた。

俺泣いてた。三里さんも泣いてた。三里さんが目をつぶった。



鼻水の味がしたらどうしようかと思ったけど、どうでもいいやって思った。



俺にとっては、前にいつしたのか思い出せないくらい久しぶりのキス。



最高にかわいくて、どうしようもなく大好きで。

いつもそばにいるのに手が届かないと思ってた女の子と。





>>

…えーと、この勢いで、このままここで?

…いやせめて倉庫で、いやいや。あ、今ゴム持ってないや…

などなどということが、一瞬も頭をよぎらなかったと言えばうそになるけど!



実は、「体」がまったく反応しなかったんだ。ピクリとも。

会話と妄想だけでやばいことになった日もあったのに。



自分が、実は三里さんにずっと甘えてたんだってことに、今さら気づいて情けなくなったんだ。

三里さんは、俺がいなかったら自分はどうにもならない、と思うほど俺を信頼してくれてる。



それを思えば俺のいたずら心なんて小さなことだと言ってくれた。



ちがうよ三里さん、それは俺の方だよ!

今初めて、三里さんがいなくなった職場を想像して、また泣きそうになったよ…。



そんなこと考えられない。俺の方が、三里さんの存在に甘えてたんだよ…。



三里さんがいたから、三里さんに頼りにされたいから、俺はがんばれたんだ。

俺は絶対に、彼女を裏切っちゃいけないと思った。



小さな三里さんを抱きしめて、ありがとう、とだけ言った。

三里さんは、いえ、こちらこそ、と小さな声で答えてくれた。



初めてのキスは、涙でしょっぱい味がした?

いやよくおぼえてない。



三里さんはそんな、しゃれてるんだか、くさいだけなんだかわからないことは言わなかった。



「中田さん、タバコクサイ…」←ある意味くさいか…



あれー…。台無し?…いやこれは三里さんの照れかくしだよ。

体を離して、俺は10本近く残ってたマルボロをポケットからゴミ箱に投げ捨てた。

それ以来一本も吸ってないよ。





>>

商品の発送が終わった後、その日は帰った。とにかく疲れてたから。

俺がもうちょっと元気だったら、そのまま今日デートに誘えたかな?とも思ったけど。



でも三里さんも、こんなにいろんなことがあった日は記憶にないって言ってた。

休ませてあげたいし、これからも毎日会えるから、何もあせることないよ。



帰り際に、三里さんの方から(!)キスしてくれた。ちょっとだけ背伸びして。



「これからもよろしくお願いします…!」と。





>>

さて、これで俺は幸せなのかって言うとなかなかそうは行かないんだけど。

前に社内恋愛で失敗して(詳細は省略)ぼろぼろになったことがあるから。



このことと、三里さんに彼氏がいることを、ヘタレで彼女を口説けない言い訳にしてたけど。

三里さんが「片思いの後輩」から「優秀な部下で彼女」に変わった今。

これからのことを真剣に考えないといけないんだ。



今までも仕事上は割り切って接してきたつもりだけど、これからは自信ない。

どうしよう…。





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三里さん7・ノーパン三里さん



中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さん(22)が彼女になってくれました。





そう言えば、スカート自粛の職場で、三里さんがたまにスカートを穿いてきた理由。



元彼がデートのあと帰してくれず、予定外の泊まりになったとき。

朝そのままデートの服装で出社してたんだそうだ。



つまりスカートの日は、セックスした後だったってことだよ…。

知ったのが今でよかった…。



しかも諸事情により(どんな事情でこうなる?)、ノーパンで出社したと!

午前中ノーパンで仕事したことが1回だけあったらしい!

これはその時知りたかったかも!



「もう遅刻ギリギリで…。買いに行く余裕もまったくなくて…。

長めのスカートでまだよかったですけど。すっごいドキドキしました…」



よくこんなこと話してくれたな…。

遅刻よりノーパンをとったプロ根性にある意味脱帽。



何だよそれ、いつだよ、どの日だよ!またやってよ!

って問い詰めたらやっぱり怒られました…。



耳を真っ赤にした三里さん。

彼女はハッキリ言わないけど、仕事中ちょっと興奮してたみたいです。







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三里さん8・三里さんもしたい?



中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さん(22)が彼女になってくれました。

でもウキウキしてばかりもいられません。





公私混同が嫌いな三里さんと、過去の社内恋愛がトラウマになってる俺。

仕事上どうやって一線を引いて、どうやって三里さんとの仲を進展させていけばいいのか。



気持ちの問題だから考えても答えは出ないから、三里さんに正直に相談した。

三里さんはいつでも敬語。



「私もわかんないですけど。仕事に持ち込まないためには、えーと。

このまま!このままでいいんじゃないですか…?」



まず二人のことも、三里さんが彼と別れたのも秘密。

三里さんはうそがきらいだから、よほどしつこく聞かれたらあきらめるけど。



仕事中の態度も今までどおり。職場でこそこそケンカもイチャイチャも禁止。

不自然に時間を合わせて一緒に帰るのもなし。



「で、今までと何がかわるの?」

「あれ?うんまあ、何も変わらないですね…」



「…まあ確かに毎日会えるから、ぜいたくは言わないけど」

「メールと電話はいつでもいいですよ」



「外では会えないの?」

「んー、どうしましょうか…。しばらくはちょっと」



「それ、付き合ってるって言わないんじゃ…」

「言わないですね…」



「??…三里さんはどうしたいの?」



「私、実は、ホントにこのままもありかなって思います。

お互いが信頼しあってて仕事もがんばれるし、信頼が愛情になったのもこのあいだ確認できて。

すごくうれしかったので。もう充分しあわせですよ」



うわー、俺もすごいうれしい。でも、でもだよ。やっぱアレが!



「あのー、三里さん。あっちの方は、えっと…何か進展はないの?」



「あーやっぱり(笑)、えっとですね…。

私もちょっと、心の準備と言うか、気持ちの整理というか…。

すみませんけど、しばらくは、職場のセクハラ程度で何とかガマンを…」



「え、何言ってるの?あっちって、何のことだと思ったの?」

「うわ…?あー、やや、えっと、………エッチしたいって……ことじゃ、ないんですか…?

違うんですか…!?」



「いや、そのとおりだけど」

「うわー…、わざわざ言わせたんですかぁ…。ヒドイ(笑)」



「これもセクハラ?」

「…いえ、ぜんっぜん余裕ですよ…っ!許します…!

でもホント、こういうこと言うのは、私にだけですからね…?」



「わかってるよ、ありがと」



「ハイ。それでその、…そのことですけど……、どうしてもやりたk、ん!ん!

…えっとそのどうしようもなくなったら、正直に相談するということでどうですか?。

何か変ですけど。…お互いやっぱ大人ですもんね…。」



「お互いってことは、三里さんもガマンできない時があr」

「知りません!(笑)」





耳が赤くなったときの三里さんはとてもかわいい。





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三里さん9・大人のおもちゃと三里さん



中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さん(22)が彼女になってくれました。

でもまじめな三里さんは敬語は変わらず、仕事中も今までどおり。進展はあるの?





ごくたまに営業所にやってくる、大人のおもちゃのダイレクトメール。

昔の営業マンがアダルトショップに営業かけた時の名残り。



いつもはゴミ箱直行だったけど、たまたま三里さんの目に止まってしまった。

そんなあるドひまな日のこと。



「これ何ですか?」←外見では正体は分からない。

「捨てといて」



「え、見ずに捨てちゃうんですか?」

「ただのDMだから、開けてもいいけど、要らないものだよ」



「はあ、そうなんですか」

最近は三里さんいじめ(セクハラ?)を控えていた俺だけど。

彼女は忠告(?)を無視して、隣の席でそそくさと封を切り始めた。



中を見て正体を知り、無言で封筒に入れ直してゴミ箱に捨て、何食わぬ顔で仕事を再開する。

そんな展開を予想していたんだけど。



…あれ、結構熱心に見てやがる。



「はー、こういうものだったんですね…」



見ているのは、コスプレ用ナース服とか、やらしい網タイツなんかのラインナップ。



「三里さんこういうの興味あるの…?」

「それはまあ…、あ、て言うか、まったく知らない世界なので…」



良かった。三里さんが元彼とこういうプレイしてたなんて、俺は知りたくない。



「教えてあげようか?」 流れで聞いてみた。



「ややや、いいですよぉ。何か深く知っちゃいけないような気が…。

って、え、中田さんこういうのするんですか!?」



「いや全くない。言ってみただけ」

「はぁ、そうなんですか。………」



ん?何で微妙に残念そうなの?実は教えて欲しかったのかな…。

いやそれ以前に、まだ三里さんと何もしてないのに…。





で、ページをめくると、これぞおもちゃの王道というべき、バイブとローターの写真。

ドーンと。



「うわっ…」

これはさすがに三里さんには刺激が強いかな…。



三里さんモジモジしてる。

と言っても、興奮してるとかじゃないと思うけど。



椅子に座って背筋を伸ばして、手の平で両方の太ももを前後にゴシゴシする動作。

これは三里さんのいつもの照れかくしのポーズ。



そりゃー、気まずいだろうなあ…。

この状態でバイブ見ながらどんな会話したって、セクハラ展開にしかならないよ。



例によって耳が真っ赤だよ(笑)



でも無言で席を立つのもかえって気まずいだろうし。

こんなときに限ってヒマで、電話とか来客とか、空気が変わるきっかけがない。



しょうがない、いじめてやるか(笑)、というのが俺の悪いクセなんだけど。

でも今回はさすがに素材が直球すぎるよ、てことで自粛しようと思って黙ってた。



そしたらなんと、三里さんから話題を提供してきた。

こんなパターン、今までなかったはずだけど…。



「こういうのって…、どんなとこで作ってるんですかね…」

「あ、ああ、これねー。看板もない秘密工場で作ってるって聞いたことはあるけど」



「世の中いろんな仕事があるんですね」

「あ、ああ、そうだね」



「……中田さんは、こういうのも詳しいんですか?」



三里さんどうしたのかな!

…なんだかいつもの立場が逆転したみたいで今日は俺の方が気まずい。



やばい、ドキドキする。

三里さんはいつもこんな気持ちだったのかなあ、今更ながら自己嫌悪…。



「あー、えっと、実際に使ったことはなくて…」←ホントはあるけど…。

「えっ。これって女の人用じゃないんですか…?」



三里さん、やっぱり何かずれてる気がする…。



でもめずらしく何でこんなに積極的なのかな…。仕事がひまだから退屈で?

今日はいじめないつもりだったけど、逆転して様子を見てみようかな…。



「女性用なんだけど、男が女に対して使う、と言えばいいのかな…」

「…はあ…」



「三里さんこういうの、分かるの?」

「う…。…えーと、そのぅ、まあ何となくですけど…」←三里さんは嘘つけない性格。



「何に使うもの?」

「えーっ、それはー、そのー…。中田さん、それはさすがに意地悪ですよ…!!」



「ごめんごめん。知ってるけど言えないってことだよな」

「……まあ、…そんなとこです…」



「そっかー、三里さんみたいな子でも、こんなの使って1人Hするんだ」



「使ってしたことはないです…!!」



「あ」



「あ…」



やば、結局やっちゃったよ…。

誘導尋問ってこんなに見事にはまるものなの?



「いやぁもう…!」 三里さんちょっと涙目だ…。

「三里さんごめん、言いすぎた…」



「ううー、…ハズカシイィ……」

「あー、えっと、みんなしてることだから、ほら、大丈夫だよ」←何が大丈夫なの?



「してても普通内緒にしますよう…!」

「ごめん…」



「中田さん、絶対、ぜっっったい、内緒ですからね!」

「わかってるよ、誰かに言う理由もないし、俺が口固いの知ってるよね」



「…ハイ、それは信用してますけど…」

ふざけることはあっても根が誠実なのは、仕事を通じて三里さんも分かってくれてる。



「やっぱ、開けなきゃよかったろ?」

「いえ、そんなんじゃなくて…。ただハズカシかっただけで」



「ごめんな」

「中田さんは悪くないですよ、取り乱しちゃってすみません…」



気持ちを和らげてあげようと思って明るく言ってみる。

「ま、ほら、俺だって毎日してるし、大丈夫だよ!」←だから何が大丈夫なの?



「えーっ、毎日…。毎日ですかぁ…!?」



あれ普通に、いや普通以上に食いついてきてくれた。

逆効果にならなくてホッとしたけどびっくり。



「あれ、多いのかな…」←三里さんのせいでもある。

「ややや、よくわかんないですけど。

…男の人ってそんなに、その、するものなんですかね…」



こういうこと聞くって事は、元彼ともエッチな話しなかったのかな。してて欲しくないけど。



「当然個人差があるとは思うけどね。どれくらいだと思ってたの?」

「3日に1回くらいかと」



「それって三里さんのペース?」

「その話はもうしません!(笑)」



「ごめんごめん」

「でも毎日ってことは中田さん、今日帰ったあとも……コホン」



耳を真っ赤にした三里さんがいつもの俺みたいな意地悪なことを言う。



「その話はもうしないよ!(笑)」





恥ずかしさを共有できたおかげで、すっかり打ち解けてくれた。

やっぱり笑顔が最高にかわいい。



でもこのとき、何かがプツンと切れた気がした。

三里さんの中のエッチな好奇心を押さえていた何か。







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三里さん10・三里さん覚醒前



中田です。会社の後輩、三里(ミサト)さん(22)が彼女になってくれました。

でも職場でイチャイチャできないし、デートも全然できない。まだアレもしてない!



そんなんでどうやって進展していけばいいんだー。

でも、イチャイチャ禁止と言っても、仕事合間の雑談の許容範囲はだいぶ広がった。



まじめで内気でおとなしかった三里さんにも大胆発言があったりして。

ドキドキするよ。





>>ある日の会話。



「ゆうべ、寝てるとき暖房効きすぎちゃって。寝ぼけて脱いじゃってました」

「まさか、全r」

「ややや、そこまでは(笑)」



「寝ぼけてそのまま会社に来たりして」

「ないですよ!ちゃんとパンツ穿きましたよ」



全裸じゃないけどパンツは脱いでた…。なんで?

あ、耳が赤くなった。









>>またある日。



「中田さんに英語の意味聞いて、気まずくなったことありましたよね」

「イジェキュレイション。よく覚えてるよ俺も(笑)」



「あれ、何でしたっけ」

「うわ、また聞くのかよ」



「そんな過激なことでしたっけ?気になっちゃって…」

「射精だよ」

「あ、あー、射精!そうでした。ちょっとスッキリしました…」



俺がもやもやしてきた…。







>>つづき。



「射精の意味、説明までしたの、覚えてる?」

「あ、うー、えっとですね…。ゴニョゴニョからゴニョゴニョが…放出される…」



…何でここまできて恥ずかしがる…。



「ま、まあ、よくわかってるじゃん」←どこが?

「…見たことはないですけど」



「うわわ、…何、み、見てみたいの…?」

「え、あの、興味は…ありますけど…。えーと…。

でも普通見せるものじゃないですよね…」



こっち見ながら言うなー!もうやばいよー。



「三里さん、一緒にトイレきて!」

「え、何でですか?」



「え、だって見たいって」

「ここは会社で、今は仕事中です!」←真顔で言われた!



何この寸止め小悪魔。キャラ変わってないか…?



「でも、いつかその、……見てみたいです…」



…1人でトイレ行ってきました。









>>またある日。



「会社のトイレがウォシュレットになりましたね」

「あー、あれね、俺はあまり好きじゃないけど」



「えー、そうなんですか?あれ気持ちいいですよ」

「そうかな。どこがどう気持ちいいの?」



「??…うわまた、意地悪してません…?」←ばれてる…。

「いや別に無理して答えてくれなくても」



「とにかく、その…、気持ちいい…です…」



結局耳を赤くして答えてくれる、そんな三里さんが好き。









>>そしてまたある日。



「中田さん1人暮らしで、ごはんちゃんとしてます?」

「そこそこがんばってるつもり」



「お鍋、いいですよ、野菜がたくさん摂れますよ」

「でも1人で鍋やる気になれないなー」



「2人ならどうですか?」



「2人でも少ないよ、鍋はやっぱり何人かでワイワイ…。……ん?」

「お鍋やりませんか?」



「あ、あ、えっと、2人で…?」

「2人で」



「俺んちで…?」

「中田さんちで」



わわ、ついに来た…。どうする?どうする?

待ってたはずなのに、なぜかあわてて拒否しようとする俺。



「ダダダメだよ、部屋汚いし!」

「そうじして下さい」



「うわ、でも、あの俺、うちではいつも全裸だし!」←なんだよそれ…。

「服着て下さい!」



「あの、うちウォシュレットじゃないから気持ちよくないし!」

「中田さんが気持ちよくして下さい…!」



耳どころか顔も真っ赤…。マンガなら煙も出てるよ。

女の子にそこまで言わせた俺もバカ!



「ごめん…。俺だけガマンすればって思ってたけど。三里さんも大人だもんな」



「いえ、すみません、私が変な制約ばかりつけたから…。

でも、…私もその…やっぱり。中田さんち、行きたいです…」



「俺、全裸だけどいい?」

「えーっ、あれホントだったんですかぁ?…ちゃんと服着てくださいよう」



「うそうそ!でも間をとって(?)、三里さんがノーパンっていうのはどう?」

「やらないです!ちゃんとパンツ穿いていきます…!」





でも替えのパンツ持って、きてくれたよ!







次で最後にします。

最後はエロありで終わりにしたいと思います。





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三里さん完結・覚醒の三里さん



中田です。ここまで三里(ミサト)さんとの思い出をまとめてきました。

書きながらいろんなことがあふれてきて、まとまらなくて長くなってしまったけど。



三里さんは笑えるくらいに、エッチな子に変わってきた。というより。

きっかけがなかっただけで、ホントはエロ好奇心のかたまりなんだと思うよ…。



職場でのまじめな仕事ぶりをよく知ってるからなおさらギャップ萌え。

最後に、三里さんのエッチな様子をいくつかまとめて、終わりにするよ。



そう言えば。敬語萌えっていう言葉をつい最近知った(笑)。





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<<初めてのセックス>>



うちで鍋やったあと。



「さて、片付けも終わったし」

「じゃ、私、帰りますね…」



「うん、送ってくよ………ってそんなバカなー!」

「あはは、……あ、あの中田さん、私あの、…」



「大丈夫だよ……ん、ほら」

「んっ、ふ…あ、…」



キスした!三里さんの抵抗は形だけだった。

唇も、舌も、三里さんのやわらかな味がしたよ。



あまりに敏感な様子の三里さんを見て気になって、ふと思い立った。

意外性も見せたくて、いきなりスカートの中に手を入れてみたんだ。



パンストだと思ったけど普通のストッキングだったから、パンツにそのまま触れた。

…パンツは全体が濡れるぐらいになってて、腿の内側までじっとり湿ってるのが分かった。

すごい、高熱でもあるんじゃないかってぐらい熱くてさ。



汗とも思えない。これは今のキスで濡れたんじゃなくて……さっきからずっと?



「あ、あの、私…!こんなにまでなったことなくて…!なんか怖くて恥ずかしくて…。

ああ、もう、わかんないです…!私変ですか?変ですよねこんなの…!」



ちょっと泣きそうになってるよ…。



「三里さんが素直になってきた証拠だよ。俺うれしいよ。

三里さんなりに、今までガマンしてたんだよな…」



「…あは、あの、何か私…。私こんなにエッチになっちゃった、って。怖くて。

でも違いますよね…?中田さんとだから、こうなっちゃった…。

中田さんと、その、したいって!私の体が言ってるんですよね…」



「そうだよ、俺の体も、三里さんのこと呼んでるよ。ほら」

ジーンズ越しの固いちんちんに手を添えてあげた。



「三里さんだからだよ」

「…うれしいって思えるなんて、…思ってなかったです…」



「一緒にお風呂入ろっか」

「…あ、…ハ、ハイ…。…うわぁ、どうしよ…」←ほっぺたぺしぺししてる。



実はしっかり沸かしてあったお風呂。

いかにも定番だけど、俺が先で、三里さんがあとから。

「もう!そっち向いてて下さい!」ももちろんあったよ(笑)



せまい浴槽の中で、初めて、裸で向かい合う。

照れ笑いを必○にこらえながら、抱き合って、何回もキスした。



キスしながら初めて三里さんの乳首に触れたときの反応が忘れられないよ。



「ん…?んーーーーっ!」

と同時に彼女は勢いよく立ち上がって、裸をさらしてしまった。



俺の目の前には三里さんの、控えめな毛の集まりが…。

ハッと気づいて、すぐにザバッとしゃがみこんで、両手で顔を隠してしまった。



2人で笑ったら緊張も少しはほぐれて、遠慮がちにお互いの体を洗いっこした。



勃起した俺のちんちんを見て三里さんは、

「あ、まだ私のこと呼んでますよね。良かった…」





大きめのバスタオルに2人でくるまって、ベッドに移動。

そのあいだにも、三里さんはまたぬるぬるになってた。



もうほとんど前戯はいらないなって思ったよ。

キスだけして、三里さんを見つめたら、いいよって目で言ってくれた。



挿入する前後から、俺泣いてた。セックスで初めて泣いた。

三里さんも泣いてた。



「…ん…んっ、…フッ…あ、ああ、…や、や、……」

三里さんらしい控えめな喘ぎ声。



ベッドがきしむ音、粘膜がこすれ合う音、鼻をすする音、息づかい。いろいろ聞こえた。

涙と鼻水とよだれと、精液と愛液と汗。いろいろ混ざり合った。



終わったあと、にっこり笑って見詰め合ってキスして。

俺はそのとき、意外にも初めて「好き」って言った。



言ってみて初めて、今まで言ってなかったことに気づいた。

三里さんも初めて言ってくれた。



「好きです。ずっと。これからもよろしくお願いします」





…その夜は4回もした。

ごめんね三里さん。やっぱり俺は変態です。







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<<呼び方>>



エッチしてるときでさえ、三里さんは呼び捨てにさせてくれない!

職場でまちがって呼び捨てするとまずいので、あえて線をひいてるからだけど。



「ハッ…、ハッ…、好きだよ、ミサト!」

「ん、もう、中田さん!ダ…ダメですよぉ…ん、ん…」



「ごめん、三里さん、気持ちいい…?」

「あ、あ、ハイ…。気持ち…いい…です…。あ、や…んんー!!!」



「三里さんイキそうなの?」

「もう!ハズカシイ…ですよう…!あ、あ、でも!ん!んんーーーー!」



「ハア、ハア、イッちゃった?」

「…そんなの知らないです…!」



「ミサト…」

「だからダメって」

「…さん。どう?結果報告して!」



「ハイ、すみません…。イッちゃいました…。もう、やだ(笑)ハズカシイ…」







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>>初めてのフェラチオ<<



三里さんは、フェラってのはイラマチオのことだと思ってたらしい。まあ似てるけど。

無理やり奥まで突っ込まれて、時には吐くまでやらされたりして。



口でするのはキライって思い込んでたのは元彼の影響だったわけで。



「ゆっくりでいいならがんばれるかも…」

俺の足元にちょこんと正座した三里さんに、ゆっくり好きなようにやらせてみた。



「私、口がちっちゃいからその、中田さんの入んないかも…」

「全部入れなくてもいいんだよ。手も使っていいし…」



「こんな感じですかね?」

おずおず、ペロ、ちゅぷちゅぷ、ちゅる、みゅるる…



「あー、そう、ウ!うん、すごいかわいい」

テクニックっていうより、三里さんが俺のちんちんを舐めてくれてるっていう視覚効果。

これだけでもたまったものじゃないよ…。



「入らない分は手でしごいたり、玉をもみもみするのもいいよ?」

「…こうれすか?…んー!何か出てう?」←がまん汁です…。



ちゅぱちゅぱ、しこしこ、さわさわ…。



「あの、そろそろやばい…」

「…出ひゃいまふか…?」

しゃべるときは一瞬口を離していいよって……それがかわいいから言わない(笑)



「やば、三里さん離して!」

「いいでふ!ころままで!」 ちゅぷ、ちゅぷじゅぷ…!



「え、うそ、あ、あ、もう!」 ドクン!びゅる、びゅるる…。

「ふわ…!?んふう…ん…ん…んん!」



ドクっドク…、びゅびゅ、ピュッピュッ…ピュ。

わわ何これ止まらないよ…。ピュク、ピュビュ…。



三里さんの小さな口の中が、超大量の精液でいっぱいに…。

ちゅぽん、と唇を離した瞬間から、とぽとぽと溢れ落ちてきた。



「はわわ、こえ、どうふれば…」

両手の平を空中でおどらせてあわてふためいてる。



「わー、ティッシュティッシュ…」

ティッシュを何枚もとって振り向いたら、もう全部こぼしちゃってた…。



「うえー」

あふれ出した精液は、口元、鎖骨、おっぱい、おへそ、おまんこまで流れて。

三里さんの小さな体は精液まみれになった。



お風呂お風呂!シャワーで流してあげた。

口に残った分は飲み込んでくれたみたい。



「無理しなくていいのに。まずかったろ?」

「こなぐすりよりはおいしいです」



「そんなもんか(笑)」

「これ達成感がありますね!中田さんをやっつけた感じが楽しいです」



なんだそれ(笑)とか言いながら、そのままお風呂でもう1回やっつけられた(笑)

さらに部屋で1回…。3回めは少ないから?全部飲んでくれた。



この日は挿入ナシ。三里さんはずっと笑顔だった。かわいかった…。



それ以来、聞くだけでムズムズする名セリフ。



「やっつけてもいいですか…?」







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<<三里さんは射精が見たい>>



三里さんは内気でおとなしくて、まじめで恥ずかしがり屋で。

職場でも意固地なくらい一生懸命で。



そんな三里さんが、エロ方面の何かに目覚めた気がする…。



AVなんかだとよくあるけど。

イク瞬間にゴムを外して、おっぱいとかおなかにかける。



三里さんはどうもそれが好きらしい。

ゴムの中に出すと、終わった気がしないんだって。



「最後に中田さんがその…、あれ出して、あ、出てる!わー、ってなって。

それ見てる瞬間が好きです…。自分がその…イク…より好きかも…。変ですかね?」



フェラのときは、口の中でびゅくびゅくしてる瞬間、達成感があると(笑)

三里さんも結構変態…?



で、三里さんは恥ずかしがり屋で、見せてほしい、かけてほしい、ってなかなか言えない。

フィニッシュ時に遠まわしとか、ゆっくり言うのを待ってたら、出ちゃうよな。



かと言って、「今日は最後にこうやって、どこどこにかけるから!」

なんて打ち合わせしてたらそれこそAVだよ(笑)



そんなわけで、そこは俺がコントロールするわけです。

そのためには言葉が重要なんだけど、文字にしてみるとこれがまた恥ずかしい(笑)

言葉責めはもともとすきだけど。

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「三里さんイクよ、おっぱいにかけるよ!どぴゅって出るトコみて…!」

「あ、あ、ハイ…!お願いします…!あっあー…!スゴイ…!こんなに…」

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「ああ、イキそう、三里さん、手出して!あー、ほらいっぱい出るよ!あっあっ」 どくどく!

「わ、わ、出てるー…!スゴーイ、いっぱい…。わわ、まだ出てる…」

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「三里さん、口開けて、舌出して!」

「あ、あ、こうえすか?えーーーーー」

「イクよ、イク!口ん中いっぱい出すから…!あっあー、ん!ん!」 びゅる!びゅくドピュ!

「んんー…、あふ…。ん…む。」 ちゃぷ、ペロペロ、にゅるる…。

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↑↑ちょっと大げさかな?でも最近こんな感じなんだけど…。これどうなの?

三里さんも変態?それとも全部俺のせい?



あ、あと、ひとつだけ、三里さんからの暗黙のサインがある。それは…。

『セックス(フェラ)のとき私がメガネをしたままだったら、最後は顔にかけて下さい』





…三里さん、フォーエバー。





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<<エピローグ>>



三里さんとセックスするようになって、かえって仕事に集中できた。

まだ付き合いを公表できないでいるけど、そのおかげで緊張感が保てる。



今のところ仕事と恋愛は好循環で、俺の心配は余計だったと思う。

三里さんは2人で出かけるのを避けたがるけど、俺もそれでいい。



どこに行くか、何して遊ぶかじゃなくて。大事なのは誰といるか、だから。





2人とも結婚願望はまだ薄いけど、ずっと一緒にいるつもり。

終わったあと、汗と精液にまみれた三里さんが、涙目で見つめてよく言ってくれる。



「これからもずっと。よろしくお願いします」





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<<おまけ>>



「もしもし、三里さん、テレフォンセックスしてみたいんだけど」

「えーっ、やややですよ!」



「でもずっと忙しくて三里さんうちに来ないし」

「えー、えーと…、1人でなんとか…」



「三里さんも1人でしてたりしt」

「してません…!」 プチ、ツーツー。



・・・・・・・・・



「もしもし、すみません突然切っちゃって…。あ、あの、ちょっとだけなら…」

「!…、ごめん、無理言うつもりは…」



「…ちょっとは興味ありますけど…。これ、すっごい恥ずかしいですよね…?」

「俺もほとんど知らんけど、見えないから音と声でどうのこうの」



「わわわ、無理です無理無理!…ハズカシずぎます…っ!」

「でも見えないんだから」



「無理ですよう…!1人でした方がまだ…」

「やっぱ1人でしてたn」 プチ、ツーツー。



・・・・・・・・・



メール:差出人 三村三里

件名:さっきはすみません



>今は協力できません。

今度2人で練習しましょう。

私も勉強しておきます。



おやすみなさい。



・・・・・・・・・



勉強ってどこで?

 



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三里さん追加ネタ00



中田です。本編でもいろいろ書いたつもりだけど、やっぱり物足りなくて。

三里さんのおまけエピソードをもう少し紹介します。



・・・・・・・・・・

>>タバコ、それとも。

(タバコ値上げ騒ぎで思い出した話)



初めてのキスのとき、「中田さん、タバコ臭い…」

この一言できっぱり禁煙した俺。



まあ、この言葉は三里さんの照れ隠しで、もともと彼女はタバコに寛容なタイプ。

それに甘えるつもりはないけど、今でも吸ってみたくなることはある。



「吸いたいなー。タバコ吸ってる俺と、おっぱい吸ってる俺、どっちがいい?」



我ながらアホな質問だけどさ(笑)これに対して三里さんは、



「えー、んーっとですね…、んーっと」



ここは笑うかバカにする所だよ!なぜ悩む。そしてなぜ真剣に悩む。

そして三里さんの答えは、



「時々値上がりしますけど…いいですか…?」



あれ、なに脱ごうとしてるの?…え、それ値上がりするの?







・・・・・・・・・・

>>隠語



控えめで恥ずかしがり屋の三里さんは、自分から求めることがなかなかできない。

それでも、俺が襲ってくる素振りが見えないと、独特の言い回しで意思表示してくる。



してる最中も、直接的な表現が苦手で、言うことがなんかおもしろい(笑)





したいとき

→「私呼ばれたりしてませんか…?」←多分ちんちんに聞いてる。



濡れちゃった

→「中田さん、あの…、呼んでますよ…?」←誰が?とは聞かないでおく。



指で触って欲しい

→「あの、ま、まずは細い方で…お願いします…」←指、くらい言えよ(笑)



フェラでイカせたいとき

→「コレ…やっつけてもいいですか…?」←聞くだけでムクってなる名台詞。



前戯としてのフェラ

→「ちょっと育ててみますね…」←お口の中ですくすく育つよ。



フル勃起を見て

→「ちょっ、中田さん育ちすぎです…!」←誰のせいだよ…。



入れてほしい

→「あ、あの……どうぞ……」←お入り下さい?





まあ、がんばって普通に言ってくれるときもあるけどね。

こんな三里さんだけど、おっぱい、乳首、クリトリス、おしっこ、イク、なんかの言葉。

これはなぜか割と平気で言うんだ。



恥じらいの基準がわからない。でも萌えるからいいや(笑)







・・・・・・・・・・

>>早口言葉



言葉攻めは好きだけど、おまんこ、って無理に言わせる気はあまりないんだ。

でも面白そうだから、有名な「にゃんこ、こにゃんこ、まごにゃんこ」に挑戦させてみた!



「にゃんここみゃ、あれ?にゃんここにゃんこにゃごマンコ、え?え?…みゃんこにゃ…

ああもう!マンコ・コマンコ・マゴマンコ、マンコ・コマンコ・マゴマンコ!」



開き直って連呼しやがった!これには萌えなかった(笑)









・・・・・・・・・・

>>メガネ



セックス(フェラ)のとき、三里さんがメガネをかけたままだったらそれは、

『最後は顔にかけて欲しい』というサイン。



これは意外と、なかなか気づかなかった(笑)

メガネの有り無しは、ただの気まぐれだと思ってた。



普通に、あ、今日はメガネっ子萌えだ、なんて思ってただけなんだ(笑)



三里さんは射精の瞬間を見るのが好きなんだけど。

自分から、見せて、とか、どこどこにかけて、とはなかなか言えない。



だから最後は俺が決めて、あるときおっぱいに思い切り出したんだけど。



「すごい、あったかい…。でもあの…、もうちょっと近くで…見たい…かも……」

とポツリ。



メガネの奥の目をうるませてそんなこと言ってくる。



おっぱいより近いっていったら顔射だよ?そうか、そうだったんだ…。

「顔にかけて欲しかったんだね」とは言わないよ、察したんだよ(笑)



そう言えば、メガネのときは髪の毛も縛ってたなあ。

髪の毛になるべくかからないように準備してたんだ。気づかなくてごめん(笑)



ナチュラルで顔射好きになるって…AV見たことないって言うけどホントかよ(笑)









・・・・・・・・・・

>>公私の分け方。



プライベートの雰囲気を職場に持ち込まないというルールで付き合ってる。

でもその逆はOK。つまり仕事をプライベートに持ち込むことがある。



俺の部屋で打ち合わせをしたり、ソフトの勉強したり。



職場でイチャイチャしたいのをガマンしてる俺は(三里さんも?)ここぞとばかりに(?)

擬似職場恋愛を楽しむわけで。





……あのー、これ数パターン、書こうと思ったんですがやっぱやめます。

あまりのバカップルぶりが恥ずかしすぎて(笑)

ちんちん入ったまま裸であえいでいる三里さんに、納期の確認させたりとか。



「ん、ハっ…や、や、水曜日までに…○○の在庫…確認…んんー!、中田さあん…!」



「はっ、あ、あ、中田さん…早めに見積もり出して、もらわないと…、間に合わな……イ

イ、イ、イキそ…う、んんー!早く、出して下さい…!いっぱい…」



バカだこれ!これ以上はとても書けない。



こんな打ち合わせは翌日すっかり忘れてます。









・・・・・・・・・・

>>最後に



最後に……。長くなると思って本編では省略していた、最高のフェラチオの思い出。

本番じゃないんか!と突っ込みつつ、多分一番エロかったと記憶してる三里さんの様子。



これをできるだけエロく描写して、この投稿の締めにしたいと思う。







内気でおとなしくて恥ずかしがり屋で控えめで……純情エロな三里さん。

唯一フェラチオだけは、積極的にしかけてくることがある。



射精に導く達成感は、何か仕事にも通じるものがあるんだろうか(笑)

リミッターが外れるほど夢中になったこともあった。



しばらく忙しかった時期のこと。

二ヶ月ぶりくらいに三里さんがうちに来たある日、お風呂で。



あとから入ってきた三里さんは、メガネをかけていた。

普段お風呂でメガネはかけない。これは……「顔射して」のサイン…!



ちんちんをチラリと見て、

「あは、おちんちん育ってきてますね…」



勃起のことを「育つ」と言うのは、三里さん独特の言い回しだけど…それより!

おちんちんってはっきり口にした!



そう言えばさっき珍しくビール飲んでた!

ほろ酔い三里さんのエロモードは初体験…。



「これ、やっつけても…いいですか…?」



上目遣いでそんなこと言われて、一気にMAX…!



「わわ、中田さん、ちょっ、育ちすぎですよ…!」

「三里さんのせいだよ…!」



「私のせいで…?……うれしいです…」 ゆっくり近づく唇。



ちゅ…ちゅちゅっ…にゅぷぷ…、ちゅぷ。

「ん、あふ……はむぅ…んふ、はっ、はう…」



小さな口からときどき、ちんちんが外れてビクン!と跳ねる。

にっこり笑って口に納め直す三里さん。



半分くらいまでだけど、三里さんの小さな口の中で、小さな舌に撫でられる。

れろれろ、にゅぷっ、ちゃぷ、ちゅるるる…!三里さん、俺どれだけ持つかな…。



めくり上がりそうな上下の唇に包まれたカリ首。

その先の尿道口からは、かなりの量のガマン汁が出てたはず。



ぷはっ!と離した三里さんの唇とちんちんの間に、ねっとりとした透明の液体がつながる。

それをまたちんちんに舐りつけるように、三里さんは愛撫を続けてくれた。



「あむ、んん…はふう…気持ひ…いい…でうか……?」

「う、うん…!最高に…いいよ」



いつ射精してもおかしくない快感の中、ふと曇りがちな彼女のメガネが気になったんだ。

愛おしそうにちんちんにしゃぶりつく三里さんを一瞬視界から外して、浴室ドアに手を伸ばした。



これで曇りは少しよくなるはず。

冷たい空気が入ってくるけど、2人の火照った体は冷めなかったよ。



そして、誰に見られるわけでもないけど、ほんの少しだけやってきた開放感。

それが三里さんの羞恥心を刺激したみたいだ。



「…んん、何か恥ずかしい…」

口を離しながらも手は添えたまま、指をくねらせながらメガネ越しに俺の目を見つめた。



「誰も見てないよ」

「でも、…中田さんが見てます…」



ここまできても、三里さんは恥じらいをなくさない。

見つめれば目を逸らすし、目が合えば耳と頬を染める。



「見ちゃだめ?」

「いえ…、見て下さい……見てて下さい…!」



「うん…ずっと見てるよ」

「ずっと…?ホントにずっと…見ててくれますか…?」



「俺、三里さんのこと、これからもずっと見てるよ」

「あは、うれしいです…。クスン…。んふ、これ、そろそろやっつけちゃいますね(笑)」





どうしよう、この、フェラチオ中とは思えない書いてて恥ずかしい会話…。

完全な2人の世界。

気持ちいいフェラはあったけど、こんな切ないフェラって…?…泣きそうになった。



さっきまでよりもさらに愛情のこもった、三里さんの唇と舌の動き…。

涙目で俺を見つめながら、動きはどんどん早くなる。



じゅぷ、レロちゅる!みゅるみゅる、ちゅちゅちゅ…!ニュル、ちゅぷちゅぷちゅぷ…!



「三里さん、イキそう…!」

「…ふぁい、出ひて、くらさい…!」



ちんちんから口を離して、思い切りしごき始めた彼女の手に手を添えて、一緒にしごいた。



「ああ、もう……!」

「全部、私に出して!…私も中田さん見てますから…!」



「イクよ…!」

「中田さんの、全部、見せて下さい…!全部…。あ、あ、ああ…!」



ドクン………!びゅく、びゅくびゅくっ!びゅるるる…っ!



「あ、あ、すごい…」

初弾は三里さんの顔も頭も飛び越えて、後ろのタイル壁まで達した。

もちろんそれだけでとどまらないよ。俺のちんちんは十数回も脈動した。



びゅっ、ドクドクッ、ピュッピュッ、ぴゅる、ぴゅるる…!ぴゅ…、ぴゅく…。



「…いっぱい出てる…!ふわあ、こんなに?わ、まだ出る…。

すごい…。わー!また出た…中田さんの…すごい…うれしい……」



高ぶった感情、最高の快感とともに発射された精液の量はハンパじゃなかった…。

三里さんの顔、口元を埋め尽くしただけじゃ飽き足らず、おっぱいを染めた。

おへそにまで達して窪みにたまってた。



片方のレンズを精液が覆いつくしたメガネ。外してあげると、三里さんは泣いてた。

そして両手で俺のちんちんを包んで…。



「ん……ちゅ、んふう…あむ…あふ…」

ペロ、ペロペロ、にゅるう…、ちゅ、ちゅ、ちゅ、…。ちゅうううぅぅ…。



どうせすぐこのままシャワーを浴びるのに、三里さんは丁寧に、本当に丁寧に…。

…って、あれ?まさか?何この感じ…。また、きてる…?



やばいやばい、射精して2分も立たずにまたイキそうになるって…。

精液がなくなってもイクことがあるってのは聞いたことあるけど、こんなにすぐ?



あわてて三里さんを抱き起こして、夢中でキスした。

自分の精液も一緒だったけど全然かまわなかった。全部一緒に三里さんを愛した。



俺も三里さんも泣きながらキスした。



シャワーもほどほどに、ベッドに移動してその夜は…。

何回したんだろ。覚えてない。さっき考えてた射精なしの絶頂も初めて経験した。



初めて生で挿入もした。三里さんに射精を見せるために(笑)中出しはしないけどね。



出さないけどイクっていうのは俺も初めてで、三里さんもびっくりしてたけど。

ビクビクいってるちんちんを見て、なんだかおかしくて2人で笑った。



俺は30歳越えたとこだけど、性的な体力は今が一番充実してる。

もちろん、相手が三里さんだから。



結婚っていう言葉でくくりたくないけど、どんな形でも、ずっと一緒にいられる。

俺はこの子をこれからもずっと見てるって誓った。三里さんも俺のこと見てくれる。



とまあ、こんなこと言ってるけど、職場では相変わらず(笑)

エロい話として書いてるけど、仕事での信頼関係はとても大きいよ。



まじめに働くし、失敗があれば叱るし、意見が食い違えば上司の俺が押さえつけることもある。

セクハラもあればくだらない雑談もある。疲れてイライラしてればケンカもする。



でも何があっても、信頼と愛情は変わらないと信じられる。



裸で抱き合って寝ようとしてたら三里さんが言った。



「お風呂で中田さんが…その、…イッちゃったとき…。私も、えっと…その」

「イッちゃったの?」



「ハイ…。私、自分では全然、触ってもいなかったんですけど…。

中田さんのすっごいの見てたら(笑)、…体が、なんか、びくびくって…」



「そっか、一緒にイケたんだ」



「自分で触ってもないのに、その…イクって…初めてでした…」

「あれ、自分で触ってイッたことはあるんだ。やっぱり三里さんもオナニーしてr」



「もう!知りません(笑)!」





この期に及んでもオナニーは恥ずかしい三里さん(笑)



すぐ耳が赤くなる三里さん。努力家で一生懸命な三里さん。

結局テレフォンセックスが恥ずかしくて途中でやめちゃう三里さん。

俺の前でだけエッチな三里さん。ずっと一緒にいるって言ってくれた三里さん。



三里さんフォーエバー!







・・・・・・・・・・

>>あとがき



この思い出は(現在進行形ですが)、三里さんの了解のもとに書いてます。

2人以外の登場人物を極力排除して、多少フェイクを入れるという条件で。



書きながら思いがどんどんあふれて来て、三里さんの徹夜明けの告白を書いたあたりかな?

その辺からのろけ中心のノリになってしまいました。



最初は会社の萌えキャラをおもしろおかしく書くつもりで、付き合うようになってからの

べったべたな愛情表現までは予定してなかったんですけど。



ただ、三里さんは恥ずかしいからと言って読む気はないので、読むことはありません。

どこに投稿したかも知りません。



いつか読むときがくるかも知れませんが、そのときは俺も一緒に読みます。

そして、読みながらイチャイチャすると思います(笑)



三里さんのがんばりもあって仕事は、業務拡張しそうです。

これからも一緒にがんばっていきます。



ありがとうございました。





あ、何かおもしろエロいことがあったり、思い出したりしたら、また書くかもしれません(笑)

 








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