実際は40歳を越えているが、里恵はまだ30歳と言っても誰も疑わない。



本人も20代から大いに気遣って維持をしてきた美貌とスタイル。



皇居前のパレスホテルが建替えでこの1月末に営業を終了したが、その前に一度、彼女の誘いで楽しむことにしたのだ。



美味しいと評判の高いパレスホテルの中国料理。



それを楽しむという口実で部屋まで予約したのは里恵のほうだ。






「来ないと他の人と泊まっちゃうから」






一種の恫喝である。



当日、現れた彼女は上品な紺のビジネススーツ姿。



長くもなく短くもないタイトスカートが、なおさら彼女の肢体の素晴らしさを物語る。



身長は160センチもないはずだが、一見細身の肢体は、よく見ると凹凸がきちんとあり、それを隠す衣装が紺のビジネススーツなのだ。



こんないい女が未だ独身なのは大いに謎・・・。



顔立ちは、多少幼さを残すが、きりっとした少年系の美女で、内田有紀などと比しても決して引けは取らないと思う。



そして里恵は、上品で、貞節な印象を与える女だ。






部屋のドアが閉まった途端、彼女は体をぶつけてきた。



自ら紺の上着を脱ぎ、ソファに放る。



白のブラウスに微かに下着の影が見えた。



そのまま唇を重ねる。



意外に下手で、ときどき歯を当ててくる。



しかし顔を左右に傾け、彼女の口腔に舌を差し込み、彼女の舌を探すのも、なかなかの快感だ。



そして、ねっとりとした感触を与える彼女の舌。



この舌で絡み取られるようなフェラチオの快感は、過去1、2を争う。






腕の中でモジモジと肢体を揺する里恵。



ストッキングの合わせ目は、すでに濡れに濡れているはずだ。



ちなみに愛液は、思いのほかサラッとしていて粘度は低い。



しかしその量は多く、いつもパンティのクロッチを超え、ストッキングまで濡らしてしまうのだ。



一度は、膝まで垂れ流れていたこともある。






私は自らパンツのファスナーを開け、まだ半立ちの男根を外に出しながら、そのまま椅子に腰掛ける。



いつもは自分は着衣のまま、里恵の衣服を果物の皮を剥くように1枚ずつ剥がすのだが、今日は先にフェラチオを要求した。



進んで跪き男根を咥え始めた里恵は、いつもより吸引が強く、男根が痛いほどだ。



そしていつもより丁寧に陰茎の先頚部、つまりカリや陰茎の裏筋、そして突端の割れ目を舌先で愛撫する。



里恵の、フェラチオを懸命にする表情は抜群に美しい。



見ているだけでビンビンになる。



美女は得だと思うのはこういう時だ。






「ねえ、もう挿れていい?」






「まだ早いよ」






「我慢できないもん・・・ちょっとだけ」






「もっと気持ちよくしてよ」






「自分だけずるいよ、クリトリスにキスして」






「里恵もそんなエロいこと言うんだ」






「だって・・・」






そんな会話をしながらも、挑発するように1枚ずつ衣服を脱ぎ捨てる里恵。



上半身が裸になり、タイトスカートを下に落とすと、ストッキングとパンティだけになった。



別にストッキングフェチではないが、その美しい肢体を見ているだけで陰茎には新たな血液が強く送り込まれ、ビリビリするほどなのだ。



恥ずかしいのか、椅子に座る私に背を向けてストッキングを脱ぎ、パンティの脇に指を入れた。






「そのままこっちに来て」






少し不満げな表情をした里恵が振り返り、そのまま2歩3歩と近づいてくる。






「最後まで脱がないで、それで挿れたい」






「え?どうするの?」






彼女の左手の指でクロッチの部分を摘ませ、椅子に座っている私の勃起した陰茎を右手で持たせると、中腰の彼女を跨がらせた。



不安定なので腰骨を左右から支えてやる。






「おまんこをちんぽの先で開いて、そのままクリトリスを擦りなよ」






「嫌だ~」






そう言いながら、陰茎の先で陰唇を器用に左右に分けてクリトリスを刺激する里恵。



もう声が抑えられなくて、腰をガクガク震えさせながら快感に身を任せている。






「ほんと好きだよね~」






「いや、いや、いやぁ~ん!!」






目の前でCカップの乳房が上下左右に揺れている。



乳首を押し込んだり摘んだりしてから口に含んでやる。



彼女は、もう止まらないように、陰茎の先で自分のクリトリスを摩擦し、また細かく突き、ますます激しく体を痙攣させている。






「い、ぃ、いぐぅうぅうう~~~」






激しく痙攣する里恵の肢体、腹筋もぎゅんぎゅんと痙攣した。



絶頂に達した瞬間だ。



もう自立していられない彼女。



腰を支えて一気に腰を突き上げると、ズブッ!と音が鳴るような勢いで、小刻みに痙攣する膣に男根が突き刺さった。



イッているおまんこに突き刺す快感は極上だ。






「あぐ、あぐぐぐぅ~・・・」






里恵の声はもう言葉にはなっていない。



微かに陰茎の先に子宮口を感じた。



そのまま射精した。






どくん、どくん、どくん、どくん・・・。






最高の射精だった。



思い出すだけで射精しそうになる。