生まれて初めて女の子にアナルを舐めてもらう快感に身を任せ、俺は先ほどよりも著しく大きく、激しく逞しく男性器を天に反り立てていた。






(もうだめだ。ここでまた俺は射精してしまう・・・)






俺は精液を出すことを止めることはできない。



ただただこの快感に身を任せて、またしても恥ずかしいほどの量を放出してしまうのだ。



と、思った瞬間だった。



俺は甘かった。



そんなに事は簡単には運ばなかったのだ。



由香は俺よりも一枚も二枚も上手で、そのテクニックは凄まじかった。



舐めるだけで終わりではなかったのだ・・・!






ググ。






一瞬何が何だか判らなかった。






ヌヌヌヌ、ヌルン。






それはいつもは男である俺が“挿れる側”だったから。



まさか自分が“挿れられる側”になるだなんて思わなかったから。






コツン。






「うああ!」






俺のアナルに指を刺したまま、由香はにっこり笑ってこう言った。






「ここ、ケンちゃんの前立腺。気持ちいいでしょ?」



「こ、こんなことも前に付き合っていた彼氏とは・・・してたのか・・・?」






「うん。彼の大学合格祝いの時に初めてしてあげたの。最初は私の方が抵抗あって、ね」



「ううああ、なんだこれ?どこ触ってるんだ?どうなってるんだ、俺のカラダ・・・」






「えへ。勉強したんだよ、私。たぶんそこらの風俗嬢よりヤバいかも?」



「ヤバいヤバいヤバいヤバい!やめてやめて!頭がおかしくなる!あああぁ・・・」






「好きだよケンちゃん・・・イッていいんだよ?」



「だめだめダメダメ!ヤバヤバヤバ!何かがッ!何かがッ!」






俺は由香にアナルの中にある素晴らしい箇所を指の腹で何度も何度も擦られた。



コリコリコリコリ。



それも絶妙な力加減、絶妙な指の角度で。



声が枯れる。



喉が枯れる。



目がチカチカする。



チンポには手を触れていないのに、痙攣したかのような快感の波が脳を揺さぶる。






「クセになるみたいでね。彼と別れた後も『やってくれ』ってしつこかった」



「彼の学校にいって、教室でコレ、やってあげたこともあったよ?」



「市民プールの更衣室でやった時は、辺り一面白く汚して大変だった」



「家でやるとほら、お布団汚しちゃうから。コレは外でヤルことが多かったんだ」



「ケンちゃん、お布団汚しちゃうかもだけど、ごめんね」



「好きだよ、・・・ケンちゃん」






その瞬間だった。



おかしくなるほどの脳内麻薬が全身に向かって放出される。



頭の中が真っ白になった。



次の瞬間、俺のチンポからドックドックと精液が溢れ出ていた。



チンポには一切触っていないのに、次から次へと精液が溢れて止まらない。



おかしいのはその状態だ。



普通男は射精したらその快感はスーッと引いて冷静になれるのが普通なのに、その時は快感が10数秒、もしくは数10秒と続き、その間もだらしなく俺のチンポから精液が溢れ出ていた。



まるで壊れてしまった蛇口のように、コポコポと俺の子種汁が俺の陰毛、ヘソ、腹とそこらを汚し、白い水溜りを作った。






どっくん。



どっくん。



俺のチンポが壊れてしまった。



精液が止まらない。



あぁぁああぁあああ。






急に寒気がした。



経験したことのないほどのあまりの快感の副作用か。



頭が痛む。



少しの吐き気と少しの目眩。



しかしカラダを休ませる間もなく由香は俺の肛門に指した指をクイクイッと折り曲げて、押してはいけない快感のスイッチをONにする。






「ッ!?」






「ごめんね、ケンちゃん。もっともっと気持ちよくしてあげる」






これだけ連続で射精しているというのに俺のチンポは再び膨らみ出した。



数秒と経たずに硬度と角度も臨戦体勢を取り戻す。



カリがピンと張り詰める。



鈴口が膨らむ。



俺はおかしいくらいに勃起していた。






いつの間にかパンティだけ脱いだ由香はスカートを捲り、俺の上に跨がってきた。



俺はそれに応えるように腰の位置を調整する。



スカートの中に由香の頼りなげな陰毛がチラリ。



そこから糸がスーッとキラリ。



俺のチンポに垂れて白い糸が俺と由香の性器を結びつける。



運命の赤い糸ならぬ、白い糸。






しかしそれはそんなロマンチックなものではなく、由香が分泌した愛液だった。



淫らな液は俺を迎え入れるために膣から溢れて、俺の陰毛に性器にとヌルヌル垂れる。



由香も興奮していたのだ。



そのまま俺のチンポに指を沿え、優しく自分の中へ導いていった。






ヌルンと吸い込まれるように挿入した。



でも中はものすごくキツい。



燃えるように熱く、トロけるようにヌルヌルで、内部はザラザラの襞が多数蠢いていた。



数回射精した後の敏感になった俺のチンポには刺激的過ぎる快感だった。






騎乗位のまま由香は腰を上下に動かす。



由香のショートヘアーが揺れる。



数度ピストンを繰り返した後、そのままグッと腰を落として俺の陰毛に擦れるように、今度は前後に摩擦運動を始めた。



グッチョグッチョといやらしい音が部屋に響く。



クリトリスが擦れるのか、声を押し★して動きがたまに鈍くなる。



その不器用な動きがまた俺をより一層興奮させる。






由香の顔は真っ赤だった。



恥ずかしそうに上目遣いで甘えてくるその姿を見たら俺もたまらなくなって由香のシャツを捲り上げる。



ブラジャーを剥ぎとるように遠くに投げ捨てると、年齢の割には抑えめな、小さな胸がホロンとこぼれた。



まるで中学生のような乳首に吸い付く。



力強く抱き締めて由香の尻を鷲掴みにして前後に揺する。






「当時の彼氏にもッ!この乳首を舐めさせたのかッ!?」






「うんッうんッ!舐めさせたよッ、いっぱいいっぱい舐めさせたよッ!」






俺はさっきのお返しとばかりに由香の尻穴に指を宛てがい、弄った。






「当時の彼氏にもッ!肛門弄られたのかッ!?」



「好きなの!お尻も好きなの!」






「変態めッ!変態めッ!」



「ごめんなさい!ごめんなさい!ケンちゃん!ケンちゃん!」






由香の愛液はヌルヌルと彼女の尻穴の方まで垂れてきており、そのおかげか俺の指はズボっと彼女の後ろの穴に入ってしまった。



その瞬間、俺のチンポを収納している由香の膣がキュッと締まる。



液が溢れる。



肛門と膣は繋がっていたのだ。



俺の指を入れたことで膣圧が上がった由香のそこは、俺の亀頭の一番敏感な部分を焼け付くような熱さで締め上げる。



ヌルヌルの肉リングがチンポをしごく。



お互いの声が裏返る。



高まる。



心臓が早鐘のように鳴る。






「お、俺ッ・・・俺ッ、もう・・・ッ」



「ケンちゃんあのね・・・?」






「・・・?」



「中で、出していいからね?」






「てッそんなッ、安全日じゃないだろ由香ッ!?」






由香は自分の意思かそれとも本能か、その膣内がさらに蠢いた気がした。



まるでそれは膣を使った手コキのような、まるでそれは膣を使ったフェラチオのような、いやらしくも愛情のこもったその膣肉が俺のチンポに喋りかけてくる。






「ケンちゃんも・・・中出ししたいもんね?私の中にナマで出したいもんね?」






「あぁッ!出したいッ!由香の中に俺の精子出したいッ!」






もう理性なんてなかった。



俺もここまできたら中に出したかった。



もちろん由香の中には昔の彼氏の精液が残っているわけないのだけれども、それをかき出すかのごとく、力強くピストンを繰り返す。






「出すぞッ!出すぞッ!」






「ケンちゃんケンちゃん」






「由香ぁあーーーッ!!」






俺のチンポと由香のマンコが溶け合った。



細胞のひとつひとつがバラバラになり、すべてが混ざってヌルンと溶ける。



俺のすべてと由香のすべてが繋がりひとつになる。



カラダが溶け合いひとつになる。



ココロも溶け合いひとつになる。



俺の先端から快感が弾けた。






ドッビュ!ッピュ!ピュゥウーー!!ピュウーーーッ!!






ナマで挿れたまま、中で出す。



生まれて初めての経験だった。



何度も何度も子宮の奥を叩きつけるかのように力強く噴射される俺の精液。






「あぁ熱い・・・熱いよォ」



「由香ァ・・・由香ァ・・・」






「ケンちゃん、ごめんね!ケンちゃん、ごめんね!」



「もう俺以外のやつとしたら許さねぇ!許さねぇ!だからだから今日から俺専用のマンコだからな!由香は俺の専用マンコだからな!」






「ケンちゃんケンちゃん・・・」



「由香ァ・・・由香ァ・・・。中出しって気持ちいいな」






「中出しって気持ちいいね」



「好きだよ」






「うん、私も好きだよ」






ちゅ。



ちゅ。



ちゅ。






夕日のオレンジ色に染まったアパートの部屋で俺たちは何度も何度もキスをした。



唇がおかしくなるくらいにキスをして、また盛り上がってきたらセックスをして、お腹が空いたらご飯を食べて。



眠くなったら寝て、また起きて、セックスをして。






このまま俺は由香と結婚するのかなと思っていた。



由香がどう思っていたかは知らないが、少なくとも俺はそう思っていた。



カラダの相性が抜群だったし、由香は性格も良かったのだ。






来る日も来る日も飽きもせずにセックスを繰り返していた俺たちだったが、大学4年生になったある日、大喧嘩をして別れてしまった。



きっかけは俺が就職活動をしないでフラフラしていたこと。



今思えば、フリーター志望の男なんて、結婚相手として見られるわけないよな。



あの頃の俺は幼かった。



別れた後、アパートでひとり泣いた。



将来結婚するだろうと思っていた相手を失ってしまったことで、俺の心にはポッカリと穴が開いてしまったようだった。






それから俺は心を入れ替えたように就職活動を始めた。



努力の結果、第一志望の会社には入れなかったが、なんとか地元の3流企業に内定をもらって、春から晴れてサラリーマンとしての生活を始めた・・・。



と、言いたいところだが、実際はそんなにうまくいかなかった。



すべての会社に俺は落ちた。



周りが就職活動を始めていた時でも、ダラダラと怠惰な生活を過ごしていた代償は大きく、彼らとの差は歴然としていた。



気がついた時には周りの友人連中全員が無事就職していた。



自分だけが無職だった。






その後コンビニのバイト、交通調査量を調べるバイト、引っ越し屋のポスティングのバイトなど幾つかのバイトをしたが、正社員に繋がるようなものはひとつもなく、(このまま俺の人生終わるかな)と思った矢先、新しいバイト先で由香に出会った。






鈴◯由香。



大学の時に付き合った彼女と同姓同名だった。






でも見た目は全然違っていた。



今度の由香はどこにでもいそうな女の子。



連れて歩いても他の男たちに自慢できるような女の子ではなかったが、ともかく話が合った。



波長が合った。



一緒にいて落ち着いた。



こんな俺のことを好きと言ってくれた。






何年かぶりにセックスをした。



普通のセックスだった。



普通のセックスだったけど、久しぶりに女性と心を通わせた気がして、嬉しくて、行為が終わった後トイレで一人泣いたのはここだけの秘密だ。






前回と同じ失敗はしないと誓った俺はそれまでの俺とは違った。



何社も何社も面接で落とされたが諦めずに就職活動を続けた。



ハローワークにも何度も通ったが、何もしてこなかった俺を採用してくれる会社はなかなかなかった。



でも諦めなかった。



何十枚も履歴書を書いてペンだこができそうになった。



でも諦めなかった。



由香が「頑張って」と支えてくれたから、俺は頑張れたんだ。






そんな俺にもついに春が来た。



この4月から初めてサラリーマンになる。



工務店相手の住設機器の卸しの会社で就職が決まったのだ。



たまたま面接してくれた社長さんと意気投合したのが幸いした。



嬉しくて嬉しくて、その夜ふたりで抱き合って眠った。



セックスはしなかったけど俺たちは満足だった。






(今度こそは由香を大事にする)と心に誓った。






由香。



あの時の由香。



元気にしてるか?



あの時はごめんな。



あの時の俺はお前とセックスすることしか頭になかったのかもしれない。



だから将来についてのことも話し合うことなく、俺たちは終わってしまったんだろうな。






あの時、俺は由香の昔の彼氏の話を聞きながらセックスするのが大好きな変態野郎だった。



そんな俺も、来月お父さんになるんだ。



へへ、笑っちゃうだろ?






あの時、由香がしてくれた話の中で、一番印象に残ってる話がある。






「私の前付き合っていた彼氏ね、名前、ケンちゃんって言うの。同じ名前だったから意識したのかな?あんだけ大喧嘩したのにね、なんでかまた惹かれちゃった。でも時々昔のケンちゃんと比べる私がいるの」



「・・・あの頃のケンと今のケン、どっちがチンポ大きい?」






「えへ。まぁ・・・イイジャナイデスカ。そんな話は」



「うわ!ひっで!お世辞でも俺の方がデカイって言えよ!」






「・・・正直言うと、昔の彼氏の方が大きかった」



「うわぁ・・・マジか・・・」






「でもね、でも私は今のケンちゃんのチンポが好きなの。すっごくすっごく大好きで大好きなの!!もう生涯今後ずっとケンちゃんのチンポ以外知りたくないよ?お婆ちゃんになっても挿れて欲しい。愛して欲しい。そんな風に思うのは今のケンちゃんだから。今のケンちゃんだけ。それだけは信じてねケンちゃん・・・」






コーヒーの香りが広がる。






「ケンちゃんアイスコーヒー。氷多めだよ。はい」






お腹が大きくなった由香がコップを二個持ってくる。






「カフェインはお腹の赤ちゃんに悪いんじゃないのか?」






「うん。だからほら、私はノンカフェインの」






「なるほどなるほど」






由香の大きくなったお腹を撫でながら耳を当てる。






「あ、今蹴ったぞ!」



「でしょ?もういつもこんな調子。あなたに似て元気な男の子よ」






「由香に似た女の子かもしれないよ?」



「オテンバってこと?」






顔を近づけて頬にキスをする。



見つめ合う。



妊娠のせいかセックスの回数はこんなにも減ってしまったけど、こんなにも愛しいのはなぜだろう?



こんなにも幸せなのはなぜだろう?



これからも、きっと、ずっとずっと。






由香。



由香。



ありがとう。



ありがとう。



大好きだよ。