彼との少しエッチな思い出というか、のろけ話を投稿します、すみません。






ある日、“裸エプロン”について、彼氏が友達と話しているのが聞こえてきました。






「男の永遠のロマン」とかっていう、よく聞くフレーズも。






私が近づいていくと彼と友達は慌てて話をやめたけど、途中まで会話は聞こえていました。






彼の留守中、彼のアパートを掃除してあげたとき、本棚の奥にエッチなDVDが数枚、押し込んであるのを発見しました。



その内の2枚は、『エッチな若奥様が~』みたいなもので、裸エプロンの女の子がパッケージに写っていました。



髪型と顔が私に似ているのに気付いて、ふわあ!って嬉しいような変な笑いが込み上げてきましたが、見なかったことにして元に戻しました。






彼は年下で、奥手で無口な方なんですが、私もエッチに関してはあまり積極的な方ではありません。



ちなみに年は、22歳と20歳です。



もちろん、やり始めたらそれなりに盛り上がりはします。



私もイキます。



でもどっちも恥ずかしがり屋なので、普通に舐めて入れて、ハイ終わったねみたいな感じで。






「裸エプロンってよく聞くけど、あれ何なの?してる人って本当にいるのかな?」






というようなことを、それとなく聞いてみたことがあります。






彼は、「う、う、うん、好きなやつは多いんじゃない」と。






「◯◯君はどうなの?」と聞いても、もごもごと曖昧な返事でした。






彼も1人でするときは、普段の私とのエッチとは全く違うことを考えているんだろうなと思うと、ちょっと寂しくなりました。






私は思い切ってこれを実行することにしました。



彼が仕事で忙しくてしばらく会えないことがあり、そんなにエッチじゃないつもりの私も、ちょっと欲求不満になっている時期でした。



私でさえこうなんだから、彼は溜まりに溜まっているだろうと考え、やってみることにしました。



そう、裸エプロンを。






彼の仕事が一段落ついたと聞いたある日、彼の部屋で彼を待ちました。



裸エプロンで。



私が彼の部屋に勝手に入ることは珍しくないので、今日、部屋にいるよ~ってことは彼には言ってません。



ドキドキしながら彼を待ちました。






(玄関でそのまま襲われたら!)






なんて想像すると、少し濡れてました。



でも少し後悔もし始めてました。






(私、変態じゃん!)とか(本当にやったら嫌われるんじゃないの!)とか、急にネガティブな思考ばかりになりました。






やっぱやめよう!と思い始めたとき、部屋の外、アパートの通路に足音が聞こえました。



彼の話し声が聞こえたので、(あ、帰ってきた!もう戻れない、やるしかない)と思ったんですが・・・。






え、話し声?



何で声が聞こえるの?



あー、誰かと一緒なんだ!



こんなの予想してなかったよ~






私は大慌てで服を着ようとしましたが、部屋のドアがガチャッと開いたのでエプロンを脱ぐことしか出来ず、素っ裸で押し入れに隠れました。



もう恥ずかしさでいっぱいで、息を★して押し入れの外の物音に耳を澄ましていると、彼は1人で帰って来た様子でした。



よく考えたら、さっきの彼の話し声は、携帯で誰かと話してたんだと気付きました。



私も平常心じゃなかったんだと思います。



誰かを部屋に入れようとしてると勝手に思い込んで、つい隠れてしまったのでした。



自分の早とちりと、今の自分の状況・・・あまりのバカな状況に涙が出ました。



でも、涙は出るのに、自分は押し入れから出るに出られません。






押し入れのほんの少しの隙間から、物影(彼)が動いてるのが見えます。



部屋の真ん中には、さっき脱ぎ捨てたエプロン。



ベッドの上には私のバッグと、脱いで丁寧に畳んだ服。



そして下着も!



でも、私はいません。



彼はお風呂を見に行ったりもしたようですが、もちろんお風呂に私はいません。



彼は何が何だか分からないようです。






あまりの静けさに、泣いてた私が少し鼻をすすっただけで音が聞こえたみたいです。



彼が「ひっ!」と驚く様子が伝わってきました。



押し入れを開けられて素っ裸の状況を見られたら、なんて言えばいいのか?



混乱して、まったく頭がまわりません。






すると彼は、「うんっんっ」と咳払いをしたあと、「あ、コンビニ行っとかなきゃ」と小さく呟いて、部屋から出ていきました。






(あれ?でも、気付かなかったのかな?)






ほっとして押し入れから出ると、私は急いで服を着ました。



すると携帯に彼から電話が。






「私ちゃんが部屋に来てる様子だったけど、いないってことは、ちょっと出かけてるのかな?俺も今コンビニに来たけど、先に戻ったら待っててね」






普段口数の少ない彼が、なるべく私にしゃべらせないように一方的に話して電話を切りました。



私はそこで気付きました。



彼の優しさでした。



理由はともかく、私が裸で押し入れに隠れていること、困っていることを彼は察していました。






脱いだ服や玄関の私の靴に、彼が気付かないわけがありません。



それをわざわざ独り言を呟いてまでして、一旦外に出てくれたわけです。



私は1人でぼろぼろと泣いてしまいました。



彼が私のプライドを守ろうとしてくれたのがわかったからです。






彼が部屋に戻って来たとき、私はまだ泣いていました。



コンビニに行ったことになってるはずの彼は何も持っていませんでした。



私は彼に抱きつきました。



(もちろんこの時点では普通に服を着てます)






「どうしたの?心配いらないよ」と彼は笑いました。






さっき、『理由はともかく』と書きましたが、彼は理由もすべて見抜いていました。



私が裸エプロンに興味あるような発言をしたこと、DVDの位置がちょっとずれてたこと、脱ぎ捨てたエプロンが見覚えのない妙におしゃれなものだったこと・・・。






私は大好きな彼のために、改めて裸エプロンになりました。



彼に嗜められました。






「俺、本当にこんなの好きじゃない」って。






私「でも、そういうDVD持ってるじゃん!」






彼「あれは妥協。ほんとに好きなやつってDVDでもなかなかないから」






私「じゃあほんとに好きなのって何?」






翌日、一緒にサスペンダーを買いに行きました。



裸で着けると乳首が痛いです・・・。