俺以前トラックを転がしてたんだが、いつも渋滞する交差点で週に2~3回はヤクルトの販売員が居た。



信号が赤になると商品を手に持って停車中の車に廻ってくる。



俺はそこで右折するのだが、大概は青4~5回分待たなくてはならなかった。



ヤクルトのノルマも結構厳しいらしい。



何年かは50代くらいのオバサンが売ってたが、俺が見る限りそれほど成績が良いようには思えなかった。



俺はジョアが好きだったので時々買っていたが・・・。






ところが、人が変わって若い(と言っても30代)わりと見栄えの良い人に替わってから信号の間にちょくちょく売れるようになった。



俺も、その人が居ると必ず買うようになった。



買うときに二言三言会話を交わすようになった(俺だけではないが)。






「暑いですね今日はどちらまで?」






「津です」






「お気をつけて・・」






仕事仲間にも評判が良くて、中にはファンになったと言い出す奴さえいた。



その人(Fさんにしときます)はヤクルトの若手には珍しく(失礼)髪は染めずに上品で真面目そうな感じで笑顔が似合う。



ただ、なんとなく影がある。



全体の雰囲気はハロプロの演歌系?の前田有紀に似てると思う(雑誌の立ち読みで見ただけなのではっきり判らない)。





雨が降っている日、普段なら居ないはずだがFさんは珍しく交差点にいた。






「雨ですのに?」



「今日あんまり捌けてないんですよ」






・・・と、俺がジョアを受け取ろうとしたとき、路側を2ケツの原チャが突っ込んできた。



Fさんは慌ててよけたが、後ろに乗っていたガキの膝が接触してコケてしまった。



原チャはそのまま信号無視で逃げてしまった。



俺はナンバーを読もうとしたが、そもそもナンバープレート自体が無かった。



ハザードを点け、すぐにクルマから降りてFさんを助け起こした。



幸い怪我はなく、「警察に」と言う俺を「別に良いです」と制止した。






でも気が済まなかったので俺はCBでトラック仲間に原チャの特徴を言って、見つけたら連絡をくれるように頼んだ。






「アリガトウございます、本当に大丈夫ですから、お仕事遅れないでくださいね」






俺は自分でも不思議なくらい腹を立てていたが、言われるまま仕事に戻った。






営業所に戻るとさっきの事が話題になっていた。



同僚の一人が心当たりがあると言う。






「もしかしたら、うちのチームの後輩かもしれんワ」






その同僚と探していると派手な単車が数台止めてある喫茶店の前に目当ての原チャがあった。



入っていくと数人が立ち上がって同僚に向かって挨拶した。



その中に見覚えのある派手なメッシュ頭の奴がいた。



間違いないコイツだ!



話をするとさすがに先輩の前だったので素直に非を認め、Fさんに謝らせることにした。






2日後、交差点にFさんが居るのを確認して運転していた奴も連れて謝らせた。



Fさんはかえって恐縮したが、そのガキどもに商品を渡して「気を付けてくださいね」と一言だけ言った。



そのことがあってから、Fさんは今までに増して親しげに話してくれるようになった。



(気のせいではないと思う)






それからしばらくして、非番の日。



パチンコで負けてむしゃくしゃしながら出てくると駐車場にFさんが居た。






「ここでも?」



「ええ、時々。最近成績良くないんです」






「でも、あそこ良く売れてますやん・・」



「そうなんですけど、本当はルートの売上の方が大事なんです」






「そうなんですか」



「ええ、私まだ入って短いですし、前の人の引き継いだんですけど何件か横取りされたりして・・」






「悪い人いるんですねぇ」



「Bさん(会社名が私の呼び名だった)みたいに大型とかあったらいいんですけど、何も資格とか無いですし」






「そんなこと無いですよ、車乗るほか何も出来ませんし、でも大型は気持ちええですよ」



「へぇ、そうなんですか?」






「ええ、運転席高いでしょ、高速とか走ってたら最高ですワ、ふだんでも載りたいくらいです」



「そうか、そうですよね。気持ちよさそうですね(笑)」






「いっぺん、乗せたげましょうか?」



「え?」






別にそのときは何をどうしようといった思惑があったわけではなく、なんとなく言ったのだが、意外にもFさんは乗り気で聞き返してきた。






「でも会社の車なんでしょ?無理ですよね・・・」



「え?あぁ大丈夫ですよ。Fさん休みの日に乗せたげますよ、途中で拾いますから」






「え・・でも」



「但し、行き先は何処になるかは会社次第ですけど。それで良いですか?」






「そうですね・・・」



「あ、そうか子供さんとか旦那さん・・・?」






「それは大丈夫です。“今は”独身ですし・・・」



「じゃ決まり、いつお休みですか?」






数日後、俺は営業所を出ていつもと違う道を使い、待ち合わせの場所に行った。



Fさんの手を引っ張り上げて、前日にピカピカにしたコクピットの助手席に座らせた。



(当然、会社の連中にも誰にも今日のことは言ってない)






「高いんですね、ほんと気分よさそう」






Fさんは無邪気にそう言って微笑んだ。






「じゃ、出発しますよ」



「え?いえもう良いです。見せてもらえましたから。お仕事邪魔でしょ?」






「なに言ってるんですか、走らんと判りませんよ、それに今日は七尾までですし」



「七尾?」






「能登です。すっごい良いとこです。道も走りやすいし」



「そんな遠いんですか?日帰りですか?」






ちょっと不安そうな表情をした。






「片道5時間くらいです、向こうでちょっと待ってもらいますけど、充分日帰りです」






「そうなんですか・・でも」






「しんどかったら休憩入れますし、まぁドライブ気分で行きましょうよ」






しばらく考えて・・・。






「じゃ、行きましょうか。お願いします」






俺は、今日いつもより時間に余裕をもたせる為に出発時間を2時間早目にした。



名神の多賀で遅めの朝食を摂ったが、Fさんは「何か作ってくれば良かったですね」と言い、売店でお菓子を買ったりしてすっかりピクニック気分だ。



俺もなんとなく気分がウキウキしていた。



いつもの無線も今日はOFFだ。






北陸道~能登道を使って現地に近づいた所でFさんを温泉施設に降ろして待ってもらい、俺は一人で荷主のところに行った。



道も空いていたので予定より早く着きすぎたので一言イヤミを言われたが、今日は何を言われても平気である。



急いで温泉施設に戻るとFさんが濡れた髪のまま待っていた。






「気持ちよかったですよ、Bさんも入れば?私ももう一回入ろうかな・・」






促されるまま私も温泉に浸かり、仕事で来ていることを忘れそうだった。



すっかりリフレッシュしてお湯から上がると、せっかくだから能登の美味しいモノを食べようと話がまとまり、施設の人に良い店を聞いて新鮮な魚介類をお腹いっぱい堪能した。



俺の頭から完全に仕事の事など吹き飛んでいた。



・・・がしかし、クルマは空とはいえ営業所に戻らなくてはならないので、夕方前には能登を後にした。



それでも前半の貯金が効いていつもと変わらない時間だったが。






帰り道米原の手前から渋滞に引っ掛かった。



Fさんはすっかり満足したのか夕日が落ちる頃にはうとうとし始め、やっと名神に入った頃には助手席に横になるようにして眠ってしまった。



なんと無防備なのか、でも無邪気な寝顔が、かえって俺のスケベ心を刺激した。



手を伸ばせば届くところにFさんの頭がある。



俺は恐る恐る髪の毛に触れた。



特に反応が無かったので更に2~3度髪を撫でた。



すると急にFさんが俺のその手を捕まえて、ぎゅっと握ってきた。



ドッキーン!として謝ろうとしたが声が出ずにいると、Fさんは俺の手を払いのけず、逆に髪に押し付けるように力を込めた。



俺の股間が反応し始めた事は言うまでもない。






Fさんは握っていた手を離すと俺の左の太腿に手を置き、軽く握るように指先に力を入れた。



当然お互いオトナなのでこれが何のサインかという事はわかっていたが、運転中の俺にはこれ以上のことは出来るわけがなかったので、頭の中でこの後の展開をどうしようか必★で考えていた。



するとFさんはそんな俺の気持ちを知ってか知らずか、太腿の手を更に伸ばして付け根の方に差し込むと、優しく包み込むようにしながら既に硬くなっているモノを握ってきた。



思わず蛇行運転になって後ろからクラクションを鳴らされた。



そこまで二人とも全く無言だったが、お互いの思惑が溢れ出して息が詰まりそうだった。



俺は自分の手をFさんの手に重ねてさらに押し付けるようにしたが、今の状況ではこれが俺の精一杯だった。






Fさんは段々とこちらににじり寄ってきて、股間を覗き込むような位置まで頭が移動した。



そして突き出したズボンからゴソゴソとファスナーの摘みを探り出し。



ジジ、ジジジ・・・と下げ始めた。






もうヤバイ。






幾らなんでも運転できるような状況ではなくなってきたので、すぐ手前まで来ていた多賀に入ることにした。



そうしている間にもFさんはファスナーから手を突っ込んでパンツ上からナデナデするので腰から力が抜けてしまいそうだった。



それにしても見た目の真面目さと違い、Fさんの積極さに少なからず驚いた。



SA(サービスエリア)に入ると、俺は出来るだけ他のトラックから離れた。



しかも外灯の光の暗い場所を選んで停車した。



そして初めて声を出した。






「Fさん?」






するとFさんはこちらを見上げて“シッ!”と言うように口元に指を当てた。



そしてベルトを外てからパンツの中に手を差し込んで来た。



30歳になったばかりの俺のモノは既に先端からネバネバしたものを滲ませていた。



Fさんは親指と人差指で摘まんでニチャニチャと亀頭を弄んだ。



ズーンと肛門辺りが痺れるような感覚があり、背骨を伝って脳髄にまで快感が伝わっていった。



俺はズボンに手をかけ自分で膝まで下げ、催促するように少し腰を前に出した。



Fさんの細くて綺麗な指が根元を軽く掴むといきなり“にゅるり”という舌の感触がした。



薄暗い中でFさんの頭だけがゆっくりと上下の動いている。



根元から亀頭まで、また亀頭から根元と、舌と唇が動くたびなんとも言えない快感が走る。



俺の風俗の経験(お恥ずかしい)に比べるとテクニックは稚拙だが、今の状況、俺の気持ち、Fさんの一生懸命さが気持ちよさを倍増させる。



唾液と我慢汁が混ざった“ちゅぷちゅぷ”という卑猥な音がさらに感度を高める。






「うう・・」






思わず声が洩れた。






「ん?」Fさんが見上げる。






「はい」私が肯く。






Fさんの動きが速くなった。



俺はこのまま出していいのかどうか迷ったが、もう我慢が出来なかったので・・・。






「・・・うぐ!」






腰が小刻みに痙攣した。



Fさんは根元をぎゅっと握って最後の一滴を搾り出すようにしてからやっと口を離し、後ろを向いてティッシュで口を拭ってからこちらを向いた。



運転席に青臭い匂いが広がっていった。






「ごめんなさい、お行儀悪かったですね、気分悪くされたんじゃないですか?」






「とんでもない、悪いどころか気持ちよすぎて・・」






思わず本音が出た。



Fさんは少し恥ずかしそうに微笑んだ。



その表情が少女のように愛しく思えて、抱き締めようと手を伸ばそうとしたとき・・・。






「ごめんなさい、ちょっとトイレ良いですか?」






俺も一緒に車を降り、トイレを済ませ、軽くうどんを啜って再び車に乗り込んだ。






さて・・・。



せっかくのエッチな雰囲気がトイレ休憩でがらりと入れ替わってしまった。



一応俺だけは一回済ませたわけだが、気持ちはまだモヤモヤしていた。



FさんもOKだとは思ったが、どういう風に状況を元に戻そうか?



名神を京都南か茨木で降りればホテル街だが時間的にそこまで余裕はない。



・・・とすれば、やはりこのキャビンの中という事だが、いきなり押し倒すのは気が引けるし、いつまでもSAに居るわけにはいかない。



焦ると余計に考えがまとまらないもので、俺は一言も喋らないで考え続けていた。






結局、その沈黙で逆にFさんに俺の気持ちが伝わったようで、Fさんは俺の様子をじっと見つめていた。



それに気づいて俺もFさんを見た。



別に何をどうしたわけではなく、お互いの眼でお互いの気持ちが通じ、どちらとも無く寄り添って俺はFさんの肩を抱き、自然と唇を重ねた。



最初は触れるくらい、少し強めに、俺が舌でFさんの唇をペロリとすると彼女はいきなり吸い付くように強く、そして舌同士を絡める。



さっきまで俺のモノをいやらしい音を立てて吸っていた口に俺の舌をねじ込んでいる。



そう思うだけで俺の股間は痛いくらい硬直していた。






俺は服の上からFさんの胸を揉む。



掌に少し余るくらいのちょうど良いサイズ。



ジャケットを脱がせシャツのボタンを外し、上品なレースの刺繍があるレモン色のブラに手を差し込む。



少しだけ緩んだ柔らかい感触。



なんとも言えず触り心地がいい。



更に手を奥に入れるとコリコリとしたものに触れた。



Fさんは初めて「ゥゥん・・」と声を漏らした。



堪らなくなって、強引にブラを上に持ち上げると白い乳房の上の赤味の強い乳首を口に含んだ。



Fさんは反り返るように身をよじらせた。






「はぁう・・・」大きな吐息。






俺はズボンからシャツを全部手繰りだすと、Fさんの胸を完全に肌蹴させてからブラのホックを外そうと手を背中に回してゴソゴソした。






「??あ、ゴメン。これ前なの・・」






Fさんはそう言うと自分でフロントホックを外した。



熟れているが綺麗な形の二つの丘、俺は鷲掴みにして思わず力が入った。



Fさんは痛がらずにしがみつくように俺の首に腕を巻きつけてきた。



再びキスをしてからまた乳首を吸うと、空いた手を段々と下にさげていく。



ズボンのホックを弾いてファスナーを開け、急ぐ気持ちを抑えてムチムチした脚からズボンを抜き取った。



やはりレモン色のレースのパンツ、だがその部分は既に湿り気を含んでシミになっていた。






俺はパンツの上からそのシミの部分に触れてみた。



クニュと少しめり込んで指先に粘り気のある液体がついた。



Fさんの太腿の付け根が細かくピクピクした。



俺はのぼせて鼻血が出そうなくらい興奮していた。






俺はFさんをシートに横にさせると、パンツに手を掛けゆっくりと脱がせ始めた。



すぐに陰毛が現れたがそれほど濃くはなく、土手からI字型に下に向かっている。



そして窪みに細かい三角のヒダ、小豆大のクリ、複雑な弧を描いた薄めの唇。



内側は充血の赤、外は濃い目のグレー。



でもなぜかすごく綺麗なものに見えた。



そして愛液はアナルに向かって滴れている。






エッチだ!






太腿の途中まで下ろした時にFさんはちょっと身体をずらして自分で左足を抜いた。



キャビンのサイドは黒スモーク、フロントは下半分がミラースモークなので座席に横になれば外からは見えないが、Fさんはさっきにも増していよいよ積極的だ。



俺は圧倒されないようにと、いきなり股間に顔を埋めた。



陰毛から微かに温泉の香りがした。



そしてヘソの下には目立たないが妊娠線があった。



それがかえってリアルないやらしさに思えて、俺は夢中でじゅくじゅくしたFさんの唇を舐め回した。



舌の付け根が攣りそうなくらいクネクネと動かした。






「ン、ン、ン、ン、・・ハゥ・・ゥゥゥ、ク!」






Fさんは押し★したような喘ぎ声を漏らした。



その我慢するような少し困ったような表情が更に俺の股間を充血させた。



もう堪らない・・・。






「挿れます・・」






「ハァァァ・・オ・ネ・ガ・イ・・・」






俺はベルトを外すのももどかしく、急いでズボンとパンツを下げると今までに経験した事が無いくらいいきり立っているモノをFさんのいやらしい穴に突き立てた。






「アゥ・ゥハァ・・」






悲鳴のような吐息がFさんの口から洩れた。



俺は憑りつかれたように夢中で腰をガンガン振った。






「ハァハァハァハァハァハァハァハァ、ァァン、ハァハァハァハァハァハァハァハァ・・・」






クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュグチュクチュクチュクチュクチュ・・・。






Fさんの吐息と、繋がっている部分からの卑猥な音だけがキャビン内に響く。






「◯◯さん、キ・ツ・ク・・モット、オ・ネ・ガ・イ・・・」






Fさんは眉を八の字にしながら訴えるように俺を見つめる。



一回抜いているにも関わらず、俺に限界が来るのに10分もかからなかった。






「もう。もう。いいですか?」






Fさんは激しく顔を縦に振った。






「・・・んん!!」



「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ・・・ぁあ」






俺はぐったりとFさんに覆い被さった。



すると、Fさんも大きく胸を波打たせていたが、まだ繋がっているその部分の中が“ビビビッビ”と痙攣しているのがわかった。



こんな女性は初めてだった。






Fさんが正気に戻るのにかなり長い時間がかかった。






「ごめんね、はしたないよね私、ビックリしたでしょ?」






後始末をしているとFさんがはにかむように言った。






「いえいえとんでもない、それより俺なんかで良かったんで・・・」






Fさんは俺の口に手を当てて言葉を遮ると、甘えるようにチュッとキスをした。






それから約一週間、俺はFさんのハイツに入り浸って暇さえあればヤリまくった。



仕事もFさんちから出勤した。



程なく二人の関係がみんなにも知れ渡り、半年後には再婚話も出ていたが、Fさんが前の亭主に残してきた小5の男の子が居て、しかも亭主がぶらぶら遊んでいるので亭主の実家に預けられていたその子を引き取る、なんて具体的な話になった。



しかし、どうもその子に俺が嫌われたみたいで、話が延び延びになっていたところに運が悪いことに会社が不渡りを出して大手に吸収合併されることになり、13人居たドライバーも4人しか残れない事になって俺が失業してしまった。



結局、再婚話も立ち消えになり関係は自然消滅したが、その間の1年弱の期間は俺にとっても忘れられないものになっています。






Fさんはまだ同じ場所に一人で住んでいるのは知っているが、何年かに一度偶然町で出会ったときに一言二言喋る程度だ。



俺は結婚したが、当然嫁には内緒だ。






以上。