俺:29歳(♂)、ワニ顔。



相手:23歳(♀)、写メ無し。






休日出勤で仕事帰りのときのこと。



そのまま帰るのもアレだなと思ってたら、帰りの電車で『これから◯◯で飲める人いる?』という最近珍しい即会い系の募集を発見。



◯◯は、ちょうど通り道。



迷わずメールを送る。






しばし、待っているとケータイにメール着信。






面接が決まった。



久しぶりの即会い系GET!



写メ交換してないけど、まあいいか。



トントン拍子で面接が決まったけれど、今日はヤルか、普通に飲むか。



どうしよう。



がっついていない時に限って、面接の機会が舞い込むんだよな。



・・・などと、考えていたら相手が待ち合わせ場所に着いたようだ。






相手の指定する場所に向かうと、そこには小さい青山テルマが立っていた。






(よし、今日は普通に飲んで帰ろう)








テルマと居酒屋へ向かう。



テルマは森ガール風の出で立ちで、年相応の格好(ファッションはよくわからんけど)なのだが、年齢のわりにとても社交的で落ち着いていて、ちゃんとしてる感が感じられる。



たぶん普通のOLじゃない感じ。



赤ちょうちんが好きなようで、そこも好感が持てる。






しかし、20代前半の女子と話すのは随分久しぶりだ。



ジェネレーションにギャップはないか不安になり、テルマに問うてみた。






俺「君は、セーラームーン世代?おじゃ魔女世代?」






テルマ「バリバリのセーラームーン世代ですよ」






さらに好感度が上がった。






テルマの希望もあり、駅近くの赤ちょうちんへ入る。



お互いビールを頼み、乾杯する。



酒が入るとテルマも打ち解けていき、次第に自分の事を話し始める。



詳しくは解らないがどうやら業界の人らしい。



韓流ブームを年寄りのように憂えていた。



大人びた印象は職業柄なんだろうか。



俺も大人らしいところを見せなくてはと、ホッピーセットを注文し、テルマの前で偽ビールを作る。



さすがにホッピーは知らなかったようで、感心するテルマ。






「ホッピーを入れるときは、気が抜けるから混ぜちゃいけないんだ。これはホッピービバレッジの推奨する飲み方なんだ」と、又聞きのうんちくを垂れる。






飲み始めて1時間ほど経つと、お互い酔いが回り、話題は下の方へ流れる。



そしてテルマが過去の男性遍歴を語り出す。



どうやら直近まで付き合っていた彼氏が、一回り年のはなれたAV男優で、別れた今も肉体関係は続いているらしい。



元彼がAV男優だなんて、なかなか興味深い。






顔が青山テルマだけど、AV男優に仕込まれた23歳。



はたして、どんな具合なのか?



これはテルマとおセックス決めるしかねーーか?!






酒で助走がついたので、さっさと店を出る。






俺「今日は朝まで一緒にいようよ」






テルマ「えー、無理!私、実家だから泊まりとか無理だから」






押せばなんとかいけそうな雰囲気だ。






俺「じゃあ、君の実家の近くで飲もう。そしたら、遅くなっても大丈夫」






自分でも惚れ惚れする機転の利いた返し。






「えー!?」とは言っていたが、結局、テルマの実家の最寄り駅へ向かうことになった。






移動したものの、休日ということもあり、開いているお店がない。



ならばとホテルに誘うと、テルマは渋々といった感じで了承してくれた。



そのわりには、進んでホテルの方へ案内しているようにも見えるが、きっとテルマも酔っていたんだろう。






商店街の裏通りにある汚いラブホテルへ入る。



入るなり、テルマを抱っこしてベッドへ連れて行く。



なんせ、彼女は泊まれないからね。



ご家族を心配させるわけにはいかないから、さっさと済ませなきゃね。



そんな下衆なことを思いつつ、テルマに覆い被さりキスをする。



テルマも舌を絡ませてきて応戦する。



このテルマ、ノリノリである。






すこしほぐれたところで、教科書通りにキスを首筋に移動させる。



首筋はあまり感じないのか、ピクリとも動かないテルマ。



さらに鎖骨のあたりに舌を這わすが特に反応なし。



不思議に思い、顔をあげるとテルマ、爆睡してやんの。






起きそうもなかったので、そのまま寝ることにした。






数時間後、目を覚ます。



頭が痛い。



息が酒臭い。



テルマは、相変わらず隣で爆睡している。



時計を見ると朝の六時。



外はすでに明るくなっている。



慌ててテルマを起こし、帰り支度をするよう促す。



人の心配をよそにダラダラと起きだすテルマ。






テルマ「もういいよ、朝になってるし。うちの親、別に朝帰りくらい気にしないよ」






俺「お前が帰るって言ったんじゃないのかよ」






呆れる俺にテルマが言う。






テルマ「そんなことより、昨日の続きしない?w」






エロ漫画みたいなセリフ吐くじゃねーか!とこちらも火がつき、再度、テルマに覆い被さる。



そして、キス。



朝六時のキスは口の中がカラカラで舌が滑らかに動かない。



キスをしたあとは、これまた教科書通りに首筋にキス。



テルマの吐息が漏れる。



テルマの肌は、若いだけあってとても張りがある。



張りというか、むしろ硬い。



20代後半以降の女性の、よくこねられたモチのような肌が好きな俺としては、触っていてもイマイチ楽しくない。



おっぱいも硬い、尻も硬い、太ももも硬い。






(これが若さか・・・)






それでも、一通りのペッティングを済ます。






そして攻守交替、テルマにフェラしてもらう。



AV男優仕込みの超絶テクなフェラを期待したのだが、至って普通。



むしろ、すこし痛い。



元彼は相当な遅漏のようだ。






仕方ないので、挿入。



中の具合は締まりがあっていい感じ。



ただ、セックスに関しても普通。



エロワードを発するわけでもなく、長瀬愛ばりに騎乗位するわけでもない。



AV男優というのは、プライベートでは逆に普通のセックスをするものなのかもしれないなーなどと、妙に冷静になったところで、果てた。



テルマも一応は、満足したのかしばらく余韻に浸ったあと帰り支度を始め、ホテルを出た。



出勤中のサラリーマンの波を逆行して駅に向かった。